2010年09月21日

伝記

ランク
1位

ココ・アヴァン・シャネル 特別版 [DVD]

オドレイ・トトゥ , ブノワ・ポールブールド , アレッサンドロ・ニボラ , マリー・ジラン , エマニュエル・ドゥボス ,

(まだレビューはありません)







ランク
2位

アイム・ノット・ゼア [DVD]

クリスチャン・ベイル , ケイト・ブランシェット , リチャード・ギア , ヒース・レジャー , ベン・ウィショー ,

レビュー数
16
レビュー平均得点
3.0

○ 6人のディランをレイヤードしていくライフミクスチャームービー
レビュー内容: ボブ・ディランという人物を、6人の役者が6人の別人という設定で演じるライフミクスチャームービー。現在66歳のディランは1962年にフォーク歌手としてデビューし、その後ロック、カントリー、キリスト教布教ソングなど何度か方向性を変えながら現在も世界の音楽シーンで活躍し続けている。ミュージシャンのみならず映画俳優までもこなす彼は一体どういう人物なのか。



主演の6人は別々に登場し、その関係性は明確に描かれず、なおかつ登場のタイミングが入れ替わり立ち代りで時系列がめちゃくちゃに交錯するので非常に複雑な展開なのだが、本質的にはただディラン1人を描いている点が非常に興味深い。

配役も癖が強い。アメリカを放浪するフォークソングの天才少年を演じたマーカス・カール・フランクリンはなんと黒人の子役。映画俳優時代のディランは『ブロークバックマウンテン』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたヒース・レジャー(残念ながら2008年にお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りします)が演じており、その俳優は映画の中で伝説のフォーク歌手を描く映画に出演中という設定。そのフォーク歌手自体もまたディランと思しき人物であり、クリスチャン・ベイルが演じている。ベイルはキリスト教布教ソングを歌う牧師のディランの役も演じているため、ディランをよく知らない人からみたら何を描いているのかさっぱり分からないような支離滅裂なストーリーだ。



一番目を惹いたのはロック時代。フォーク歌手でデビューして売れてきたのに、急にエレキギターを持って、ビートルズに追従するかのようなロックを歌い出す。反体制的なプロテストソングを期待するファンに総スカンを喰うが、レイバンのウェイファーラーをしてスカしまくる彼は一気にロックスターとなり、アンディ・ウォーホールとその仲間たちが作る60年代ポップカルチャーを牽引していくこととなる。時代の寵児とはまさしくオレのことだ言わんばかりの自信に満ち溢れた彼を演じたのが、なんと女優のケイト・ブランジェット!!まさかこの役を女優が演じるなんて全然想像もしていなかったので、完璧なディランハマリ度に衝撃を受けた(正直最後まで男だと思っていたぐらい)。『エリザベス』、『アビエイター』などの大作でアカデミー賞の常連となり女優としての一級のキャリアを確立している彼女だが、本作でもまたまたアカデミー賞にノミネートされている。結局取れなかったが、一体なぜ受賞できないんだと叫びたくなるほどにオレのハートは完全に奪われてしまった(笑)。



監督のトッド・ヘインズはこの6人をレイヤードしていくストーリーによって、ディランという人が人種・性別を超えた表現者であるということを示唆しているのかも知れない。だがそんなイメージも彼にとってはほんの一時のものなんじゃないかな。「僕はそこにいない」。このタイトルが物語るとおり、我々の期待するような彼は、既にどこか別の場所へ行ってしまっているのだった。

○ ディランのエピソード越しに聞こえる、「あなたはどこにいるのか」という問い掛け
レビュー内容:  知り合いが観る前からやたら力説していた映画だったが、やっと見ることができた。見終わって考えてみると、この映画でのディランのエピソードは素材に留まっていて、あくまでも映画のテーマは別にあるように思えた。それは、この映画を見る人たちに対する「あなたの生活にあなたはいるのか? いるとしてもいないとしても、あなたの心はどこにあり、どこに向かっていくのか?」という問い掛けだ。



 黒人少年はウディ・ガスリーの生き方をトレースすることに心血を注ぎ、「あなたの時代を生きなさい」と諭される。俳優と画家の夫婦は、自分の目指した理想を見失っていく。フォークシンガーは自分の誠実さに殉じて道を変えるし、放浪者は汚れをかぶって日々をしのいでいく。詩人は言葉を浮かべ続け、ディランのアイコンに最も近いケイト・ブランシェット演じる役は、自分を求心的に掘り下げて自滅する。計六人の主役たちがそれぞれ自分について少なからず惑いながらも、ディランのイメージを確かに分有していることがディラン自身の幅の広さや変化する能力の高さを示しているが、重要なのは、この映画はディランのドキュメンタリーでもなければバイオグラフィーでもないということだ。映画の冒頭に「inspired by Bob Dylan」とテロップが出されている通り、この映画はディランのエピソードを使った上での、映画監督自身による、個人個人が生きていること・生きていくことへの問い掛けなのだと思う。その問い掛けはディランの歌が問いかける仕方と似ているが、ディランとは違う歌を歌っている。最後のシークエンスでリチャード・ギアが独白している部分が、問いかけた言葉への監督の答えなのだと思う。同時に放浪者が、今のディランのありようと重なって見える。



 ディランに関わる出来事を知りたい人は、関連の書籍を読んだり複数あるドキュメンタリーを見るほうが絶対にいい。ディラン好きを揶揄するシークエンスがあることも、ディラン好きの人たちの逆鱗に触れた理由なのではないかと思う。ディランをひたすら好きな人よりも映画好き・芸術好きの人のほうに薦めたほうがいいかもしれない映画。



 

○ 8 1/2好きは必見!
レビュー内容: ケイト・ブランシェット(素晴らしい!!)のエピソードが、

露骨に「8 1/2」として撮っているところがとても面白かった。


○ うーん
レビュー内容:  みなさん結構評価厳しいですね。僕は結構好きなんですけど。



 正直言って面白い映画では無かったですね、確かに。脚本にあまりヒネリもないし、なんか劇中にちりばめられたディランの細かいエピソードや台詞に対して「ああ、コレはアレね」と答合わせをしているような気分に何度かなりました。結構長くてダレますし。



 でも出ている俳優さんの演技はどれも素晴らしく、どのディランもとても魅力的でした。その点を僕は高く評価したいです。俳優に対してね。個人的にはクリスチャン・ベイルとヒース・レジャーが・・・いや、やっぱり全員好きですね。俳優の演技力のおかげで最後まで見ることが出来ました。

○ ディランファンとしては面白かった
レビュー内容: ディランのファンなので面白く感じました。

しかし、逆に言うとディランについての伝記的な知識無くこの映画を観たら

ちょっと理解できないかも。

伝記的知識があるから、この場面はこういう風にズラしてるんだなとか考えて

面白いんだけど、それが無いと意味不明な場面の羅列にしか見えないかもしれません。










ランク
3位

ココ・シャネル [DVD]

シャーリー・マクレーン , バルボラ・ボブローヴァ , マルコム・マクダウェル ,

レビュー数
15
レビュー平均得点
4.5

○ シャーリーとバルボア
レビュー内容: 一応シャーリー・マクレーンンが主役として上に名が載っているが

若いシャネルを演じるのはバルボラ・ボブローヴァという女優さんで

タイトルの画を見るとシャーリー1人しか写っていないが

時間にしたらバルボアの演ずる方が長いし、シャネルのお針子から成功するまでの

重要部分を占めているのでバルボラがちょっとかわいそう。



シャーリー・マクレーンファンとして映画を観てみたが、

バルボラ・ボブローヴがシャーリーに顔かたち、瞳がとってもよく似ていて

他の出演映画も観てみたくなったほどである。



映画は恋愛映画的な流れにもなっていてそこの所も以外に面白く観られた。

そしてシャネルが生きた近代から現代のファッションの移り変わりやファッションショーが

映画に彩を与えて、又全体にはおちついた画調で上品な映画に仕上がっていて

私の好きな映画の一つにあげたい。


○ 此れは正にシャネルの映画です。否,ポール・ポワレの登場にも御注目下さい。
レビュー内容: 「女性をコルセットから解放した」否,より正しくは「上流階級の女性をコルセットから解放した」とすべきか。否,シャネルではなく,其の意味で此の映画の2番目の或いはもう一人の主役たるべき「ポール・ポワレ」其の人の事です。映画の中,2度程登場する少々奇っ怪な出で立ちの男。彼こそが,当時の上流階級ファッションの革命的第一人者だった,筈でした。しかし,時流はシャネルに。そして後世に名を残せたのも。彼女はアイデアを創案するより寧ろ展開なり拡げる才覚に長けていたとみるべきでしょうか。或いは獅子座生まれ故の幸運でしょうか。



話は代わって,映画の終盤近く,車を運転するボーイ・カペル。二人分のクリスマス食事の準備をするシャネル。交互のカット(バック)に過去の二人のシーンも交わって。と,其のシャネルへ電話が掛かる…。判っていながらも少しほろッとしてしまうシーンです。彼女も,一人のふつうの女の子でありたい,と本当は願っていたのでしょう。


○ シャネルを知ってからどうぞ
レビュー内容: 知らぬ人はないであろう有名ブランドの創設者ココ・シャネルの物語。

数々の私生活での不幸を乗り越えて成功の道を駆け上る人生は圧巻。素晴らしい仕事は愛と苦悩あってのことなのでしょう。

英語であることは違和感がいなめないのですが俳優の演技もそれなりにいいですね。

ただラストシーンのシャーリー・マクレーンの演技は圧巻なのだが

そこの存在感がありすぎてそこまでシャネルを演じた若い女優さんと同じ人物に見えないのが残念。

ああ、やっぱこれはシャーリー・マクレーンだって、劇中から現世に戻されてしまいました。

しかし、それはそれほど演技が素晴らしかったという事なので若い人は全く気にならないでしょう。

あとシャネルの成功のとっかかりになるエピソードが多数でてくるのでデザイナーとしての功績や作品は多少勉強してから観ることをお勧めします。

○ シャネルの成功するまでの人生
レビュー内容: ココ・シャネルの成功の過程を

主に私生活の面に重点をおいて描かれた内容でした。



ココ・シャネルの生まれや恋愛、仕事などを知ることが出来て、

とても興味深く観ることが出来ました。



そしてシャネル本人のプライドの高さが

服の権威的な雰囲気につながっているような気がしました。



他にもタンゴを踊るシーンはとてもスリルがあり見ごたえがあるし、

戦争が終わった時のみんなが喜ぶシーンにはグッとくるものがありました。



また彼女の愛した恋人が戦争から帰ってきて海辺で寝ているシーンがありますが、

彼が最初に出会った頃とは違って戦争を経験してきて疲れて老け込んでいます。



そんな彼を愛おしそうに見つめるシャネルは本当に愛していると

いった感じのリラックスして嬉しそうな表情を見せますが、

そこが私が特に注目して欲しいシーンです。


○ 数あるシャネル映画の中でも最高傑作!(だと思う)
レビュー内容: 2009年の夏に公開され、すぐ映画館で観に行ったシャネラーの私。

『これ、本当にノンフィクション!?』と思うくらいロマンティック!

やっぱり歴史に名を残す人は、ひと味もふた味も違うわ・・・と思った。



キャスティングが個人的にかなりツボでした。美男美女ぞろい。

そしてベテラン陣の貫禄が、作品により深みを出していた。

観終わった後、ますますココ・シャネルという人物を知りたくなったし、

このDVDが発売されたらソッコー買おう!と決めていました。



シャネルに関する映画はほとんど観ましたが、個人的にはこの作品が一番感動的でした。

なんとなく、まだパトロンや男をコントロールできるほどではない純粋な頃のシャネル、っていう感じでGOOD。

そう感じるのは、おそらくシャネル役が清楚なバルボラ・ボブローヴァだったからだと思う。

作品に華を添えている音楽も素敵です。






ランク
4位

別れの曲 [DVD]

ウォルフガング・リーベンアイナー , シビル・シュミッツ , ハンナ・ヴァーグ , ユリア・セルダ ,

レビュー数
4
レビュー平均得点
4.5

○ この作品にまた出会えて嬉しいです
レビュー内容: 1986年にNHK教育でドイツ語版を見ました。それ以降テレビ放送や映像ソフト化がされなかったのでこの作品をもう二度と見ることはできないと思っていました。ですから今回のDVD化でまたこの作品に出会えたことはすごく嬉しいです。NHKでカットされていたシーンもありましたし、画質や音質もNHKの時よりきれいで良かったです。

ただ残念なのは字幕の内容がNHKのものと違っていたことです。NHKの字幕の内容でずっと覚えていたので、DVDの字幕ではあれ?と思うシーンがたくさんあり、かなり違和感を感じました。NHKで放送された時と同じ字幕で制作できなかったのでしょうか?DVDのパッケージが微妙に違っていて2種類あるみたいですが、もう1つの方だとNHKと同じ内容の字幕なのでしょうか?

あともう1つ残念だったのがリストがショパンの英雄ポロネーズを弾く前のシーンがカットされていた所です。DVDではいきなりピアノを弾き始めていましたが、本当はリストが階段を上がっていってピアノに置かれていた楽譜を見てから英雄ポロネーズを弾き始めたはずです。どうしてこのシーンがカットされてしまったのでしょう?これらがなければ完璧だったのに残念です。

でも二度と見れないとあきらめていたこの作品がDVD化されてまた出会えたことはすごく嬉しいです。DVD化をきっかけに、この作品の知名度が上がることを願っています。丁寧に作られた質の高い作品だと思います。


○ 大むかしの名画の復活
レビュー内容: 「別れの曲」で検索してみると、この名画がいくつもヒットしますよね。

私も大むかし見て、すばらしくいいなあと思いました。



当時はたしかフランス語でしたが、入手したのはドイツ語です。

当時のしきたりとして、俳優を変えて、二か国語で撮影したとか。

見直してみて、やはり歴史に残る名画だなあと感じた次第です。






○ お薦め作品
レビュー内容: 大林監督、中田喜直氏他に、多大な影響を与えた映画の1つです。

DVDには、大林監督からのメッセージもおさめられていて、監督のこの映画への熱い想いが伝わってきます。

副題「ショパンをめぐる二人の女性」のコンスタンティアとジョルジュ・サンド、リストとショパン・・・登場人物も魅力的。

戦前の映画には、善い作品が沢山あるので、これからも沢山紹介していただきたいです。

○ 再見できる喜び
レビュー内容: 当時、トーキー黎明期では吹き替えではなく、フランス語版はフランス人の俳優が演じていた。

この映画はドイツ版とフランス版が製作された。ドイツ版もフランス版ももう20年位前にNHK教育で放映されたが、その後VHS,LD.DVDと発売がなかっただけに今回のリリースは嬉しい。

このDVDはオリジナルのドイツ版である。

NHK放送時には欠落していたシーンもこのDVDでは切れてないし、画質もいい。

本国ドイツでも発売されていない一枚だけに今回のリリースは嬉しい事この上ない。






ランク
5位

愛情物語 [DVD]

ビクトリア・ショー , タイロン・パワー , ジェームズ・ウィットモア , キム・ノヴァク ,

レビュー数
3
レビュー平均得点
4.5

○ タイロン・パワー、キム・ノヴァク、そしてカーメン・キャバレロ
レビュー内容: 音を中心にして、映画のことを考えると、ショパンの曲がこんなに、いつまでも残る作品はありません。



失意も希望も喜びも悲しみも。それは音なんです。



音ではない風は、人をおびえさせました。それからは、天使がいつもついている。



志願して前線にいた父は、戦後にようやく息子とうちとけます。(ただし敵は日本です。やれやれ。)



いずれ、天使が天使をして天使たらしめます。





退場は、あざやかに……。





薬剤師資格を放っぽり出したデューチンと同様、影でピアノを弾いているキャバレロも医学の道とは別に音楽をやりました。



キャバレロの録音もまた、映画とは独立して明るい音色です。

○ 懐かしい名画の感想
レビュー内容: 若い時に感銘を受けた映画で、近所のレンタル店にもないので、探していたところ

Amazonで発見し購入しました。昔の印象どおり音楽を通した家族、人間関係を描いた

名作だと、再感銘をうけました。最近の映画はあまり心に残るものが少ないので、昔

の名作、がもっと簡単に安価に手に入ればと思っています。観て居られない方は是非

お勧めします。

○ 実在のピアニストの悲劇
レビュー内容: 当時タイロン・パワーとキム・ノヴァクといえば絶世の美男美女でした。

この二人が実在のピアニストの悲劇を演じて女性達の紅涙を絞りました。

夫婦の愛情、親子の愛情を描いた典型的なメロドラマ仕立てと言えます。



主人公はピアニストととして成功しますが最愛の妻を亡くし、第二次大戦でひたすら海軍で戦います。

戦後忘れ形見の息子を通して立ち直り、再び演奏活動も成功していきます。

愛する女性を得て再婚を考えますが自身が白血病にかかっていることを知ります。



全編に流れるカルメン・キャヴァレロのピアノ演奏がすばらしいです。

大好きだったキム・ノヴァクが前半で登場しなくなるのがちょっと残念でした。




ランク
6位

ガンジー(1枚組) [Blu-ray]

ベン・キングズレー , ジョン・ギールグッド , キャンディス・バーゲン , エドワード・フォックス ,

レビュー数
2
レビュー平均得点
5.0

○ 真の政治の力とは何か
レビュー内容:  裁かれる側が、裁く側より優れた人物であるとき、どう裁けば良いのか? 裁判長は大いなる戸惑いを覚えた。「彼が、何時の汽車で来る」だけの一本の電報で、駅はガンディーを迎える群集で溢れた。インド独立を話し合う会議に渡英した乞食のような姿の宿敵ガンディは温かく迎えられた。ヒンズーとイスラムとの融和を説く邪魔者ガンディーは、狭小なヒンズー教徒の凶弾に倒れる。最期に、暗殺者に「あなたを赦す」の手の動きを残した。

 作り話ではなく実在した人物。真の政治の力とは何か、本物の人間性とリアルな英知であることが清冽な印象として残ります。

 これは、見るに価する名作だと思います。

○ とてもわかりやすいです。
レビュー内容: ガンジーという人間と、その活動について本当にわかりやすく描いていて、勉強になる作品です。



彼がインド独立を志す最初のきっかけから、死の瞬間まで、丁寧にゆっくりと描かれていて、ガンジーの言ったと云われている名言もセリフとしてでてきます。

ノンフィクションモノで、且つ、政治関係の映画となると、割と淡々とした作りと、難解な内容で、娯楽としては楽しめない印象がありますが、この作品は、映画としてのエンターテイメントの部分がちゃんとあり、ストーリーの起伏があるので、終始、退屈はせずに3時間という上映時間もさほど長くは感じませんでした。そして、感動させよう、泣かせようなどといった、わざとらしい演出がありませんので、疲れることもありませんでした。



・撮影当初、「ガンジーの再来だ」と現地人にいわれたほど、本人の容姿からしぐさまで極限まで模倣した、ベン・キングスレーの演技。

・CGを使っていない、リアルな戦闘シーンや、群集のシーン(エキストラの数はギネスに認定されました。)

・インドの美しい風景



以上の点は、特筆すべき、本当に素晴らしい部分でした。



是非、ご覧になってみてください。鑑賞後、必ず何かを得る、素晴らしい作品です。






ランク
7位

マルコムX [DVD]

デンゼル・ワシントン , アンジェラ・バセット ,

レビュー数
4
レビュー平均得点
4.0

○ アメリカを知る上でも見ておきたい最重要作品。
レビュー内容: マルコムXって、その風貌や名前からして怪しげな人物だと思っていました。キング牧師とは対照的に、暴力的手段も辞さずに黒人解放運動を指導した、くらいの。それが、この映画を見たら認識が180度変わりました。結局のところ、彼は利用されただけなんですね。



そもそも父が黒人解放運動家で、マルコムが子どもの頃に殺害されてしまう。マルコムは当然のようにチンピラの道を歩むわけですが、窃盗の罪で服役中、そそのかされて急進的な教団に傾倒してしまう。頭が良くて、度胸もあって、カリスマ性があったから、出所後は教団のスポークスパーソンに据えられてしまった。ところが、教団のいかがわしさに気づき、メッカへの巡礼を経て考え方も融和されたら、今度は教団から敵対視され命を狙われるはめになってしまう。。。時代に翻弄されたその悲劇的な人生を見ていたら、何とも心が痛みました。



映画作品としては素晴らしいと思います。3時間半近い長編かつセンシティブなテーマを扱っているにもかかわらず、重苦しさは感じさせません。それどころか、色鮮やかなスーツに身を包みダンスホールを躍動するシーンは圧巻。当時の記録映像も交えながら、最後はネルソン・マンデラ氏が登場してメッセージを発するなど、人種差別について考えさせられる作品となっています。アメリカを知る上でも見ておきたい最重要作品の一つだと思います。

○ リスペクト フォー マルコム
レビュー内容: 大統領選挙ではオバマ氏が候補となっている昨今であるが、黒人の参政権自体40数年という歴史の浅いものであるんだなぁと改めて感じさせる。

非行時代、刑務所、教団、旅、解放運動、死という激動の人生を一本の映画にまとめるというのは至難の業だと感じた。マルコムの思想変化が急激で、3時間では物足りなささへ感じる。まぁ、そういったテンポの早さが映画のエンターテイメント性を高めているとも言えるが。



黒人運動にしても女性運動にしても、被抑圧者が主体となった運動というのは非常にリアリティがあって運動自体も見えやすい。

現代のグローバルな規模の抑圧構造では、被抑圧者の民意が解放運動の域に醸成されるまで一体何年かかるのだろうか。

○ ドキュメンタリー的作品か。歴史を知るための教養的作品。
レビュー内容: マルコムXという時代の寵児となった、ある黒人の生涯を描きます。

黒人の解放を訴えた人物なのですが、荒れていた前半生、宗教家として、民族解放を訴えた後半生、そして暗殺される最後まで余すところなく、描きます。

そのため、やや展開が重いところもありますが、前半と後半がよく対比されています。

文献等を読むと、かなり、過激な論戦を張った、黒人至上主義の人物とされていますが、映画では、高潔な真っ直ぐすぎる人物として描かれています。

真実は分かりませんが、敬意を払われる一面のある人物だったのかなぁ...と思います。

最終的に、この人物は、腐敗した黒人解放運動グループに暗殺されます。解放グループも殆どは腐敗し、純粋な人間は、煙たがられる...空しさを感じました。


○ 私たちの知らない黒人社会の歴史。
レビュー内容: タイトルだけでは何の話かさっぱりわからない人が多いのでは?

世代によるのかもしれないけど、私は全然知りませんでした。

ただ、スパイク・リーとデンゼルの映画が面白くないわけがないと思って観ました。



映画としてよく出来ていると思います。

他にもこの時代の黒人社会の映画はたくさんありますが、今目の前で起こっている事実のような臨場感と、

デンゼル=マルコムの存在感に圧倒されます。

エンドロールでマルコム本人の映像が流れますが、デンゼルがいかに役に入り込んでいるか、

きっと事細かく研究して演じたのだろうということに驚かされます。



実際の話なんですよね。

私たちは色々なことを知らないのだなぁと痛感します。

知らないではもう済まされない、知るべき映画だと思います。



ランク
8位

カラヴァッジョ~天才画家の光と影~【完全版】 [DVD]

アレッシオ・ボーニ , クレール・ケーム , ジョルディ・モリャ ,

(まだレビューはありません)







ランク
9位

チェ ダブルパック (「28歳の革命」&「39歳別れの手紙」) [DVD]

ベニチオ・デル・トロ , デミアン・ビチル , カタリーナ・サンディノ・モレノ , ジュリア・オーモンド ,

レビュー数
26
レビュー平均得点
3.5

○ 彼の行動の背景が見えるといいのだが
レビュー内容: チェ・ゲバラのキューバ革命の成功(28歳の革命)と

ボリビア解放での死(39歳別れの手紙)を

描いている。



闘いの中の彼を追いかけ続けている、

という印象を受ける。



なぜ、彼がそのような行動を取るのか、

というところが知りたくなるのだが、

それが見えてこない。

その知識がなかったので、

その辺りの背景がわかるといいのに、

と感じた。

○ 「チェ 28歳の革命」「チェ 39歳 別れの手紙」を観た!!
レビュー内容: あなたはどんな人間ですか。







ひとに急にそんな質問を投げかけられたら、僕は戸惑う。







僕はどんな人間なんだろうか。







僕は自分がどんな人間なのか分からない。







その時、その質問は何を求めているのか。







もしかしたら、その人が求める自分の姿を語ろうとするのかもしれない。







職業はそんなときに役に立つ。







「大工を10年ほどやって、今は子供一人いてね」なんて言ったら、「ああそういう人なんだ」って思ってくれるかもしれない。







「銀行員で地方を転々としてます」







「教師をしてます」







「フリーターやりながら、バンドやっていて、将来はミュージシャンになりたいんです」







なんて、カテゴリーづけすると、なんか安心する、その人のことを理解したみたいな気になる。また、話をしている本人もこう言えばなんとなくそれ以上言わなくても済むみたいな気持ちもあると思います。







でも、それって全然理解したことにならない。

















昔、職業が革命家だった人がいました。







チェ・ゲバラという人です。







キューバ革命の達成の際、中心的な働きをして活躍した英雄です。







彼はキューバ新政府の閣僚になりますが、姿を消します。







そして、ボリビアに渡り、また革命に向けて精力的に働きますが、その努力は報われずに射殺されてしまいます。







坂本龍馬もそうですが、時代の変革の時期にこのような人が生まれ、活躍し、そして最後に殺されます。







闘い続けることが存在価値のような人です。

















彼らの職業は何でしょう。







誰も彼らを職業で語った人はいないのではないでしょうか。







大企業がボンボン潰れる世の中で、この企業で働いていますなんて肩書きは何の意味も持ちません。働いてきた企業を辞めた瞬間、自分の存在意義を見失う人もいると思います。

















あなたはどんな人ですか。




○ 「モーターサイクルダイアリーズ」と「ゴッドファーザー2」と合わせて見ると良い
レビュー内容:  この作品は、チェ・ゲバラが南米大陸縦断旅行を行った「モーターサイクルダイアリーズ」と、アル・パチーノが演じるマイケル・コルレオーネが、キューバ革命に遭遇する「ゴッドファーザー2」と合わせて見ると、より面白く見ることができます。

 「自分探し」の旅に出たゲバラが、その旅で得た結論が革命家になることでした。喘息に苦しみながらそれに耐え、戦場で武器を持って戦い、医師として治療にあたり、司令官として部下を率いて、ついにキューバ革命を成功させます。何をして良いのか判らなかった良家のお坊ちゃまが、無鉄砲な旅からラテンアメリカの過酷な現実を知り、それを変えようと革命家になります。

 一方、父を守るため不本意ながらもマフィアのボスとなったマイケル・コルレオーネは、、経済使節団の一員としてキューバへ行きます。精糖・鉱山・電話・輸送事業などでキューバの経済を支配する大企業のアメリカ人経営者たちと一緒に、バチスタと会見します。マイケルはホテル経営者として出席します。その中に首都ハバナの高級カジノホテルを数多く所有するハイマン・ロス(「演技の鬼」と呼ばれ、多くの俳優を育てたリー・ストラスバーグが演じている)も同席します。実はロスはマイケルと同様のマフィアの大ボスです。彼はバチスタ政権と癒着して莫大な補助金を受け取り、免税措置でカジノホテルの収益を米国へ持ち去っています。キューバの地図を描いたケーキを切り分けながらロスは、「キューバは天国だ」と得意げに語ります。ゲバラやカストロたちが敵としたのは、バチスタだけでなく、ロスのようなキューバを食い物にしているアメリカ人たちもでした。

 「天国」はゲバラたちによって崩壊しました。マイケルは革命成功で混乱に陥るハバナから命からがら脱出します。ロスは革命政府が公表した秘密文書で、マフィアのボスであることがばれて、世界中を逃げ回り、最後は暗殺されます。これが「ゴッドファーザー2」に描かれています。

 この3つの映画を合わせて見ることをお勧めします。

○ チェの「初志貫徹」を観て襟を正す
レビュー内容: 「チェが好きか」と聞かれれば「i don't know...」。「この2作品が好きか」と聞かれれば「yes」。チェと自分との価値観の違いは別にして、一人の人間が信念を貫いて生きて行く姿には心打たれる。誰かが「正義の反対は悪ではなく、また別の正義」と言ったが、この2作品を観ているとその言葉が頭から離れない。独裁政権が正しいとはもちろん思っていない。ただ、信念を貫くための行為が他人を殺めることに及ぶのは、やはりどうしても正しいとは思えない。。。と真面目に話してしまうほど、この2作品はドキュメンタリー的秀作である。それにしてもデル・トロは男臭くカッコいい。

○ 闘いの中にしか彼の安息の場はない。
レビュー内容: 「28歳の革命」

カストロのもと英雄的活躍によってキューバ革命を成功に導く話です。

トントン拍子に事が運んでしまうので、架空のヒーロー映画のようであまりグッと来る

ものは感じません。

ただ、兵士に読み書きを学ばせ、負傷兵は簡単に見捨てず、農民には敬意を払うのを見て、

単なる過激な武装勢力の親玉とは違う人だという事は理解できました。



「39歳別れの手紙」

革命成功で得られる筈のモノも顧みず、ボリビア解放に身を投じ命を落とすまでの話で、

明らかにこちらがメインです。

カストロはそばにおらず、隠密行動を余儀なくされ、持病も思わしくない。

国連演説の場も、ボリビア共産党の支援も、農民の協力も、無線機の故障により仲間との

連絡手段もない。

そんな悪条件の中、次第に追い詰められながらも毅然と指揮を取る姿は、キューバの時

より人間臭く、むしろ英雄的でした。

一方「かつてアメリカが最も恐れた男」も、捕えられ銃殺されてしまう時は他の兵士と

何ら変わりない。その呆気なさがリアルでした。



「全編を通して」

過度な演出がなく淡々と彼の行動を描いています。映画というよりは、従軍記者として

随行している感覚でした。

チェ・ゲバラに興味のある方はぜひ。

ただし必ず両方観て欲しいです。

でないと、ゲバラにも、この映画の核心にも触れる事はできないと思います。







ランク
10位

ココ・アヴァン・シャネル特別版 [DVD]

オドレイ・トトゥ , ブノワ・ポールブールド , アレッサンドロ・ニボラ , マリー・ジラン , エマニュエル・ドゥボス ,

レビュー数
18
レビュー平均得点
3.5

○ シャネルをほとんど知らない男性のレビュー
レビュー内容: 予備知識も一切無く視聴しました。

最初は孤児院からスタートしますがあれよという間に時が経ってナイトクラブの歌い手へ、

全体的に細かい状況説明は無く一場面が終わればどんどん時間軸が進んで状況が移り変わっていくという

作りになっており、一生の出来事をつづった伝記映画というよりもココ・シャネルという女性自身のイメージを

伝えるための映画という印象でした。

他者に染まらず自尊心が高いココ・シャネルが男性上位の社会の中でどのようにして生きてきたかを、

2人の男性との恋愛を絡めながら徐々に描いて最後に『シャネル』へと成る、中々見ごたえがありました。



まあオドレイ・トトゥの名演技が無ければ正直途中で飽きたと思いますが。

○ ★3.6。
レビュー内容: オドレイトトゥに★5。
だからレビューします。
でも作品じたいは★3.6。なんじゃそりゃ。
CHANELのファンであり、オドレイトトゥの大ファンである私は、絶対見なきゃとかなり早い段階からチェックしてたのですが、いざ見るとなんだか期待し過ぎた感があり、若干残念な気持ちになりました。オドレイトトゥはかなり好演したと思います。成長しましたね。しかし脚本というか、映像というか、物足りないものはヒシヒシ感じました。
彼女の出ていた、愛してる愛してない、ほど、客層は狭くありませんが、ストーリー的にはまだ愛してる愛してないの方がいいかもしれません。
もったいないですね。

○ フランスにいた「元始、女性は太陽だった。今、女性は月である」の時代に第一線で活躍し続けた「もうひとりの平塚雷鳥」。
レビュー内容: ココ・シャネル。世界的なデザイナーとして頂点を極めた女性の半生記。

しかし、そのスタートは決して幸せではなかった。

母親は病死し、浮気者の父親はココと姉を孤児院に預けて顧みなかった。



長じて孤児院を出た彼女は姉と共に酒場で歌を歌って生計を立てていた。

芸能界に憧れていたのだ。しかし、姉はそんな彼女を裏切るように男に流れた。

男に頼り男に流されたために不幸な一生を終えた母を見ていたはずなのに!。



酒場で知り合っていた将校のエチエンヌ・バルサンの自宅に転がり込んで、居候の日々。

しかし、バルザンはココには親切にしてくれた。ココには他の女性にはない不思議な魅力が

あったのかもしれない。



そんなココにも生涯の恋が訪れる。

バルザンの友達にイギリス人青年実業家アーサー・カペルがいたのだ。

彼に愛され、一度は結婚することさえ考えたココだったのだが・・・・

アーサーは石炭王の娘を妻とする政略結婚を選んでしまう。



自分も母や姉と何ら違いはなかった。男に愛されることを望み、男に依存する人生。

そんなものに振り回されることの愚かさをずっと見てきたというのに!

「自分は生涯、誰の妻にもならない」

バルザンの屋敷に集まる女性たちにあつらえてやった帽子が好評を得たことで、

ココはパリに自分の店を持つことを始めた。



女性の社会的地位の低かった時代。偏見や差別の視線を撥ね退けるには

心の弱さを隠した鎧を身に纏わねばならなかったことだろう。



「元始、女性は太陽であった。今、女性は月である」と言ったのは

日本の女性の地位向上に尽くした作家・思想家の平塚雷鳥である。

その雷鳥が生まれたのが1886年。ココが生まれたのは1883年である。

そして1971年。2人は奇しくも同じ年に亡くなっている。

重なる2人の人生。



フランスと日本。立場は違えども世の女性を代表する形で戦い続けた

「もうひとりの平塚雷鳥」伝。

○ つまんなかったですよ
レビュー内容: サイテーですね。

観る人を楽しませようとか感動させようとかそういった努力が全くない。

ダラダラダラダラ進むだけ。

ユーモアも涙も驚きも山場もドラマもまるでなし。

こんなものが作品として成り立つんですか?

見る側を馬鹿にしてませんかね?

それに、もう少しセクシーな俳優を使ったらどうですか?

○ 自分の感性を躊躇いなく言い放つ心の強さ。そして曲がらない意志からくる行動に感銘を受ける
レビュー内容:  シャネルという今や世界的ファッションブランドの創立者、ココ・シャネルの成功前の人生を描いた映画。シャネルなんて買ったことのない自分だったけれども、そんなことは関係なく彼女の波乱万丈な人生にただただ感銘を受けた。



 当時の流行のファッションは派手に、煌びやかに、目立つように、人目を引くように、そして女らしく優雅なものが主流だった。そんな時代の流れに流されず、ココ・シャネルは自分の信念の貫き通し、自分のセンスを曲げることなく表現し続けた。周りの人間たちからそれは質素だとか、女らしくないと言われ続けながらも、彼女は自分の考えを変えることはなく、常に凛とした自分を保ち続けた。ココ・シャネルという女性の心の強さ、芯の通ったその姿勢、堂々たる人生の歩み方に感動を隠せない。そして彼女の恋の物語も並行して描かれ、その悲しい結末と、それに対する彼女の取った威厳に溢れる強い意志からの行動に心を動かされ、生きていくということへの力をもらえる。





 ココ・シャネルを演じるのはオドレイ・トトゥ(『アメリ』『ダ・ヴィンチ・コード』)。『アメリ』の頃は可愛げのある印象だったけれども、この映画でのオドレイ・トトゥは大人びた表情と重鎮たる演技で見事にココ・シャネルの人生を演じている。つり上がった眉毛はココ・シャネルの意志の強さを表現し、大きな瞳から放たれる力強い眼光はココ・シャネルの鋭い感性を感じさせる。アイドルから女優に変わったのだと遅ればせながら今ひしひしと感じているばかりだ。


posted by はやぶさ じろう at 19:00| 外国映画

史劇






ランク
1位

霜花店(サンファジョム) 運命、その愛 [DVD]

チョ・インソン , チュ・ジンモ , ソン・ジヒョ , イム・ジュファン ,

レビュー数
9
レビュー平均得点
3.5

○ 同性愛を否定?
レビュー内容: この映画は、女を愛する事が出来ない国王が、引き起こす悲劇を描いています。国王に関係する多くの人達が悲劇を迎えます。終いには国王自身も悲劇を迎えます。国王が何故、女を愛せないのか解りませんが、それが原因で人の気持ちが解らずに、傲慢な振る舞いを平気で行います。意見を言える家臣もいません。なんて都合の良いお話でしょう。これでは、悲劇が起こって当たり前。しかし、男は女を愛し、女は男を愛する。こんな当たり前の事が出来なくなったら、世の中どおなるんでしょうか?話は変わりますが、国王の命により、王妃と家臣が夜を共にするようになりますが、国王の目を盗んで互いを求めていく様は、背徳感やSEXの快感を求めていく様子が、上手く表現出来ています。

○ 愛の真実
レビュー内容: 同性愛を題材とした映画は、今まで数多く作られてきましたが、今回のこの映画は最高でしたね。

王妃を愛することのできない王は、お気に入りの家臣と毎夜共にし、ある日王妃との営みをするように家臣に申しつける。

王の頼みは断りきれず、王妃との関係はいつしか愛情に変わり深い繋がりとなり、いつしか王に隠れて逢引きをするようになる、、、。

そして、三人の深い悲しみと憎悪にむかっていくのですが、、、、。

ラストに王が家臣に、そなたは今まで一度でもわしを、愛したことがあるのか!と、刃をつきさしがら放つこの言葉と王の

切ない表情、、、、。

この、三人の演技のうまさ、最高ですね。

韓国映画の同性愛をとりあげた作品はこれで二本みましたが、(後悔なんてしない)いずれも素晴らしいできあがりですた。

イギリス映画のモーリスも(同性愛が禁じられていた時代の青年の苦悩を描いた作品モーリス HDニューマスター版 [DVD]アナザー・カントリー HDニューマスター版 [DVD]後悔なんてしない デラックス版 [DVD]素晴らしいできでしたがこのサンファジョムもひけをとらない素晴らしい作品にできあがっていると思います。

○ 華麗な王朝の美しさを堪能…
レビュー内容: 作品自体を知らなかったので、こちらのレビューを参考にして購入しました。…が、あまりにもストーリーが私のツボにハマり、どこがカットされているのか気になり… ディレクターズ・カット版も購入しました。(韓国版と同内容らしく、メイキング等の特典付きの3枚組)よくありがちな ごそっと10分抜いたのではなく、所々で少しずつカットされただけなので、特に差し障りはありません。内容は他のレビュアーの方が書いてある通りですので、割愛させていただきますが… 王役のチュ・ジンモの演技は真に迫っていて、他の役者陣より群を抜いて素晴らしかったです! ただ、美少年を集めてつくった親衛隊の割に… チョ・インソンは(ファンの方には失礼ですが)美青年とは言いがたく…髭剃り跡が青く浮いていて、どうなんだろう… って感じでした。だったら部下役のイム・ジュファンやシム・ジホに演って欲しかったかも…。同性愛の相手役なんですから、強さの他にも美しさもなければ… ☆が足りないのはその点くらいですが。 特筆すべきは吹替えの声優さん達の豪華さ!鈴村さんの声はピッタリでした。(チュ・ジンモさんの声も素敵ですが…) ラスト近く、王が「余を一時たりとも愛したことはなかったか」の問いに「ありません」と断言した真意は、観た人それぞれの解釈にゆだねられるところだと思います。王妃に対する愛と、王に対する愛は別もので… ホンニムが言切れる直前に王妃から、王に向けた顔が全てを物語っていました… そして、エンディングの二人が草原で馬を駆るシーンは切な過ぎです! たぶん このラストがなかったら、こんなに胸打たれる作品にはならなかっただろうと思います。監督の手腕の素晴らしさは映像美だけではなく、演出にも突出しています。(ディレクターズカット版には収録されていた主演3人による音声解説はつけて欲しかった一つではあります… より深く世界に浸れます…)

○ 確かにすばらしいけど…
レビュー内容: 3人の愛の物語・・・なら、もう少しそれぞれの心の気味合いを描いてほしかったような

気もします。歴史絵巻的なのか、人間性の映画なのか、はっきりしなかったような。



ラブシーンは、これだけ売れている人がここまで!!というほどで、役者根性には、

敬服しましたが、表現がそのものズバリで、引いてしまったのも事実です。



チュ・ジンモさんが、際立って素晴らしかったので、締まった映像にはなっています。


○ 「本物の愛」は王妃か,王か,究極の三角関係
レビュー内容: 高麗時代末期に元から嫁いできた王妃(ソン・ジヒョssi)は,王(チュ・ジンモssi)が同性愛者であったために世継ぎを産むことができませんでした。元から世継ぎ問題を責められた王は,彼が愛した親衛隊長のホンニム(チョ・インソンssi)に代役を務めさせようとしますが,悲劇はここから始まります。禁じられた愛と歴史の狂風にまきこまれた三人の一大叙事詩です。

王妃のヌードと親衛隊長ホンニムとの絡み,そして,ホンニムと国王の同性愛にどこまで踏み込むのか,そんな話題が注目を集めた作品なのですが,単なる話題先行だけではありません。ふんだんにSEXシーンを取り入れ,随所にハラハラ感を演出し,全体的に見ごたえのある映画に仕上げられていて,視聴後は何とも言えない切ない余韻が残りました。





おまけ1:題名となっている「霜花店」ですが,劇中で王妃がホンニムに霜花餅を差し出すシーンからつけられたものだと思います。「霜花」には二つの意味があります。一つには朝鮮に昔から伝わる民謡「霜花店」の内容によるもので,「霜花」を売る店で繰り広げられる,儒教の道理に背く行為,いわゆる不倫を唄ったものと,もう一つは,元の女性たちは愛する人に霜花餅を渡すという風習があり,王妃も故郷の女たちのように愛する人に霜花餅を渡したかったという,二つの「霜花」にまつわるエピソードを考慮してつけられたものだと思います。



おまけ2:話題となりました同性愛の激しさですが,「後悔なんてしない」で見た,イ・ハンssiとイ・ヨンフンssiの方が演技的にも映像的にも優れていたと思います。現代と高麗時代という設定の違いはあるものの,本作でのチョ・インソンssiとチュ・ジンモssiの絡みは,どうみても下手な演技にしか見えませんでした。








ランク
2位

エリザベート ロミー・シュナイダーのプリンセス・シシー [DVD]

ロミー・シュナイダー , カール=ハインツ・ベーム , マグダ・シュナイダー , グスタフ・クヌート , ウッター・フランツ ,

レビュー数
5
レビュー平均得点
4.5

○ シンデラレ・ストーリーの王道
レビュー内容: R・シュナイダーが17歳の時に、皇妃エリザベート(シシー)を演じて、一躍国民的な人気を得た作品です。

当初私は、後にR・シュナイダーが演じた、ヴィスコンティの「ルートヴィッヒ」での成熟した大人のエリザベートの姿しか知りませんでした。

近年「エリザベート」というミュージカルが日本でも大ヒットして、エリザベートブームが起きてから関心をもち始め、エリザベート物を収集した物の一つです。

本作のR・シュナイダーの若さと、溌剌とした清々しさと美しさに、感嘆します。

じゃじゃ馬で、率直な可愛いシシーの魅力と、後の夫となる皇帝フランツ・ヨーゼフの貴公子ぶりは素敵でした。

オーストリアの宮廷を舞台にした恋物語なので、衣装や宮廷内の室内装飾も美しく、楽しめます。

シシーの両親や幼い兄弟達の温かな家族愛が微笑ましく、シシーとフランツとの屈託のない恋愛の王道ともいうべき、シンデレラ・ストーリーは観る者を癒してくれると思います。

他のレビュアーの方が書かれている通り、結婚式のシーンがもっと多ければ★5個にしたかったと思います。

後にA・ドロンとの婚約破棄など、悲劇的な運命をたどり若くして亡くなった、R・シュナイダーの事を思うと、この作品の中での屈託のない笑顔に胸が痛くなりました。

最近BSで三部作が放映されたのは、この作品やR・シュナイダーをを多くの人が知るきっかけとなるので、本当に喜ばしい限りです。

続編はエリザベートの甘い新婚生活と、子供の誕生、姑との子育てをめぐる確執、オーストリア、ハンガリーとの複雑な政治情勢も描かれます。

○ お薦め作品
レビュー内容: ドイツ・オーストリアで、クリスマスの時期に度々放送されるシシー三部作の第1部です。

魅力的な登場人物、オーストリア各地の美しい風景、民族衣装・宮廷衣裳、家具(当時の家具を使用)等、見所満載。

ドイツ語を勉強している方は、格調高いドイツ語会話も楽しむことが出来ると思います。字幕の日本語訳も、気品ある

ドイツ語会話にふさわしく、上品で映像にあっています。残りの作品も発売が待たれます。

○ DVD発売を切望していたロミー・シュナイダー主演の「プリンセス・シシー」
レビュー内容:  10年以上前に須永朝彦著「黄昏のウィーン」を読んで若き美貌のロミー・シュナイダー主演の独墺合作映画「プリンセス・シシー」3部作(1955〜)の存在を知って以来、10年以上ずっとDVDの発売を切望しておりました。NHKBS映画劇場にも何度も放映依頼の電話要望もしていました。今回、思いがけない東宝からのDVDの新発売で入手でき、無常の感激に浸っております。内容は若きオーストリア・ハンガリー帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ1世とバイエルン王国皇女の若き美貌のエリザベート(愛称シシー)との出会いと結婚に至るよくある恋愛映画ですが、若き日の元気溌剌の可愛い「ロミー・シュナイダー」を観られるだけでも価値があります。今後も、実際のエリザベートは長男ルドルフの死や自身の暗殺等不幸の後半生ですが「プリンセス・シシー」の続編2部作と彼女主演の「制服の処女」リメイク版(1958)のDVDも是非発売して頂きたい。

○ いろんな意味で感慨深い
レビュー内容: この作品は1955年度のものなのですが、この年はドイツとの合邦の永久禁止を条件に戦勝国による4ヶ国支配を脱し、オーストリアが主権回復した年でもあります。またこの作品が西ドイツとの合作ということも何らかの政治的意図があるように感じさせます。



二人が結婚したのはこの作品のほぼ100年前ですが、その当時からシンデレラ・ストーリーの典型としてこの結婚は語られ、その後の2度の世界大戦により幸福に満ちたロイヤルウェディングが本当におとぎ話の世界の中だけになってしまったことを懐古しているようにも感じます。

この作品の中でも義母ゾフィーに指摘されていたように実際のエリザベートは歯にコンプレックスがあったらしく口を開けて笑っている彼女の写真はほとんど残っていないのですが、ロミー・シュナイダー演じるエリザベートが非常に愛らしくよく笑うのはこうした世情を配慮した演出だと思います。

また本作でエリザベートを演じたロミー・シュナイダー自身も、エリザベート同様に結婚後は世間が思うほど幸せでもなくまた早すぎる死を惜しまれたことは、まるで二重写しのようで運命の皮肉を感じさせます。



作品自体はラデツキー将軍やコミカルな警護役の少佐などの脇役陣もしっかりとキャラ立ちしていて楽しめます。ただ、教会での結婚式でのエンディングがあっさりしすぎて拍子抜けしないでもないので、☆1つ減らしました。

○ 初々しいロミーはかわいくて・・・・
レビュー内容: ロミー・シュナイダーを国民的スターにした作品。

ファンの私としては、待ちに待ったDVD化でした。(半分、あきらめてました・・・・)。



初々しく、凛々しく、そして愛らしいロミー・シュナイダーが観られます。

ロミーが後に、ルキノ・ビスコンティ監督作品で大人になったエリザベートの役をやるのですが、それはまさに神々しく、美しい。

その序章とも感じるこのロミー・シュナイダーは見る価値があります。



衣装も素敵で観ていても楽しいです。



ただ、話が分りずらい箇所もあるんですが、カットされていたりしているのかな?と感じるところもあります。

それを差し引いても、ロミーファン必見の作品。










ランク
3位

グラディエーター ≪初Blu-ray化!!≫

ラッセル・クロウ , ホアキン・フェニックス , コニー・ニールセン ,

レビュー数
16
レビュー平均得点
4.0

○ なぜ戦うのか、死と言う普遍を考える
レビュー内容: 作品的には大きな映画館で見た方が良いでしょう。

それほど壮大です。

かなり残虐バイオレンス(闘いのシーン等)があるので、ご注意あれ。



なぜ、人は戦うのかという普遍な問いに答えているようです。

利己的と利他的、羨望と嫉妬そして尊厳やモラルといった人間の性状とも

いうべき内面的心脳問題を映し出しているように思いました。



死は普遍ですが、その死の迎え方、死の捉え方、死の意味を考えるにもよいかもしれません。

死を美化する必要性はないと思います、ただ主人公の死に至る道程は

美しいし素晴らしく思えます。


○ 素晴らしい出来に。
レビュー内容: DVD版でも結構出来の良かったこの作品。

blu-rayでは画質は鮮明で色合いや深みが良くはっきりと。

音はdts-hd masterで凄い音響に。

明らかにDVDとはレベルの違う出来で凄いです。

やはり映画はblu-rayになってしまいますね。

ロングバージョンの本編でいっそう面白くなっています。

○ 漢泣き映画の一つ
レビュー内容: もはや画質云々抜きにして最高だと思える漢泣き映画の一つであろうこの作品。

男臭い映画だが女性にも是非とも観てもらいたい作品でもある。

やはり名作は何年たっても色褪せない。何度も繰り返し観たが全く飽きない。

見所は沢山あり主演のラッセルクロウとホアキンフェニックスのハマり具合と言い全編を彩る音楽や迫力あるコロシアムの戦闘場面そして感動のラストシーン…
何度観てもラストは泣けるし良い場面だと思う。

購入するならばロングバージョンも入って画質も良いブルーレイ版が良いと思います。

間違い無く名作です。

○ GLADIATOR
レビュー内容:  内容の面白さはもちろん、リドリー・スコットによるこだわりの映像美、大迫力の戦闘シーン、ラッセル・クロウの迫真の演技、

ハンス・ジマーによる壮大で重厚なスコア、。文句のつけようがありません。こんな超大作で感動的な映画はまずないです。

この感動を一生忘れたくないと思い、10年前映画館で4回観ました。今度はブルーレイで感動がよみがえります。もうたまりません。

○ やはり名作
レビュー内容: 私は昔からこの作品が好きで何度も見ていました。

私は画質が綺麗になったと思います。

服の汚れ具合も綺麗に見えます。

改めて見てやはり良いですね。

名作です。








ランク
4位

十戒 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

チャールトン・ヘストン , ユル・ブリナー , アン・バクスター , エドワード・G・ロビンソン ,

レビュー数
5
レビュー平均得点
5.0

○ ヘブライ人の救世主、モーゼを描いた一大スペクタクル
レビュー内容: 舞台は三千年前のエジプト。エジプト人がファラオと呼ばれる王のもと

ヘブライ人奴隷を酷使し、国を統治していました。

そんな中ヘブライ人の子として産まれたモーゼは

川に流され、エジプト人王子として育てられます。



彼は本当のエジプト人王子、ラムセスと対立しつつ

ファラオに指名される直前まで成長しますが

その時、彼は自分の本当の生い立ちを知ります。

そこから、彼の救世主としての苦難の日々が始まるのでした。



製作年は1956年とのことですが、圧倒的なスケールに驚かされます。

エキストラを25000人も動員したそうで、それらや巨大なセットにより

エジプトの権力と技術、そして酷使された奴隷の悲惨さが伝わってきます。



使用者と奴隷。これがエジプト人とヘブライ人という

人種の違いによるもののみであることが、その理不尽さを際立たせます。

そしてそれに立ち向かった救世主モーゼ。

彼の生涯は、まさにヘブライ人を救うための旅でした。



本作は紅海が割れる名シーンで名高いですが

それだけでなく、一人の英雄のドラマとして珠玉の出来です。

そのスケール、映像は技術が進歩した現代映画と比べてもまったくひけをとりません。

このような一大スペクタクルの前には、現実的かどうかは気にならないと思います。

「ベン・ハー」や「アラビアのロレンス」を好きな方には、特におすすめします。

○ 奇跡は
レビュー内容: くまなく現実の中を探し求めても、客観的にはそうそうみつかるものではありません。



ところが、高い確率で、濃縮された時空を形成している「場」があります。



それが、聖書的表現の世界なのですが、その読み解きには、さまざまな立場の先達たちの苦労があったのです。



また、タルムードの世界が傍らにあります。



答えは、今、そこでは、私たち自身のこころに糸口があります。

○ 映画らしい映画を見たという充実感。
レビュー内容: 映画を見る楽しさには2方面の楽しさがあると思う。1つは画面そのものの見事さ、もう1つは内容の感動。

一般的に私が感じるのは前者はハリウッド映画、後者はヨーロッパ映画に多い傾向だと感じる。

名作と言われる映画は当然高度に両方の要素を兼ね備えた映画である。

十戒は完璧にこの要素を満たしている映画といえる。もし苦言を呈する人がいたら、むしろどこをどう直せばより完璧になるのかその指摘に興味が湧くと思う。

私は映画は好きだが、名作といわれる作品の鑑賞をほとんど網羅しているようなマニアではないので鑑賞力は低いかもしれない。しかし、普通に名作といわれている作品でも大体は映画館かレンタルビデオで鑑賞すれば満足する。が、本当の名作は手元に置きたくなる。所有する喜びを味わいたくなる。いつも見るわけではないのに、いつでも見られるという安心感が欲しくなる。

この十戒 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] はマスターフィルムの退色補正もされていて、原作の色がどういうものだったのかあらためて確認できたことは大変感動的なことだった。このような歴史的価値が高まったDVDがこの値段で買える事は素晴らしいことだと思う。

○ ミケランジェロのモーゼ像に似ていたヘストンが起用された
レビュー内容: CGがない時代に、この大スペクタル映画は70代以上の人たちがリアルタイムで映画館で見て、驚愕した。亡き父もその一人。私もさんざん、親に付き合わされて繰り返し見てきた映画の一つ。

今の特撮の基準で見たら若い人たちには、「大したことないじゃない」となるだろうが、旧約聖書の「出エジプト記」を、非常にわかりやすく描いている。

ハリウッドの巨匠セシル・B・デミル監督の最後の作品であり、10年近くの歳月をかけ、今の貨幣価値にしたら「タイタニック」と同じくらいの巨費を投じた、娯楽作。

まだ無名だったチャールトン・ヘストン、ユル・ブリンナーと大スターが共演。ラムセス役のユル・ブリンナーは、ハンサムで魅力的だった。モーゼ(チャールトン・ヘストン)の赤ん坊時代は、ヘストンの実の息子。

アン・バクスター(イヴのすべて)などの金色に輝く衣装も、美術もみごたえあり。

特に紅海に道ができて、大勢の人々や動物達がわたるシーンは、映画史上に残る名シーン。どれだけのエキストラ、人海戦術を使ったことだろうか?

キリスト教徒でなくても、聖書を斜め読みするような感覚で、見て損はない映画。

この映画が気にいったら、その後のチャールトン・ヘストンの代表作であり、傑作「ベン・ハー」もおすすめ。逆に「ベン・ハー」が面白かった人なら、たぶんこの作品もOKだと思う。


○ 絵画のように美しい映像とともに不朽の名作
レビュー内容: このような作品は二度と出てこないと思えるくらい時が過ぎても価値が変わらない作品です。

価値の普遍性ということで真のクラシック作品と呼べるものと思います。何時見ても素晴ら

しいと思う作品です。シーンの一つ一つがとても丁寧に作られており、まさに完璧です。

DVDは便利なもので、ものは試しにどこでも良いですからポーズをかけてみますと、これが実

に素晴らしいことに静止画として見た場合でもまるで一幅の絵画のような美しさなのです。

これがなんとまるでラファエロの宗教絵画のようなんですね。不朽の名作とはこういう映画

のことなのでしょう。コレクションには必ず加えておきたい作品です。


ランク
5位

スパルタカス 【ブルーレイ&DVDセット 2500円】 [Blu-ray]

カーク・ダグラス , ローレンス・オリヴィエ , ピーター・ユスティノフ , ジーン・シモンズ , チャールズ・ロートン ,

(まだレビューはありません)



ランク
6位

エリザベート2 若き皇后 [DVD]

ロミー・シュナイダー

レビュー数
1
レビュー平均得点
4.0

○ 王室が身近に感じられます
レビュー内容: 前作での皇帝フランツとの結婚式後の、エリザベート皇后の新婚生活を描いています。

公務で忙しいフランツと新妻のエリザベートは、なかなか一緒に過ごせません。

やがて、子供を授かるエリザベート。子供が生まれると、姑である大公妃と育児をめぐって諍いが起こるという、私達にも非常に身近なテーマが中心に描かれた作品です。

子育てをめぐる嫁姑の争いの際に、夫フランツへの「妻と母親のどちらが大事?」という台詞が笑わせてくれます。

実家に帰ってしまったり、実家の父に甘えたり、自由闊達でまだ若すぎる皇后の等身大の悩む姿が微笑ましい限りです。

宮廷生活を中心に描いていますが、ホームドラマ的要素が多分に含まれています。

悪人が一人もでてこない事にもほっとするかもしれません。

まだ若すぎる皇后が、夫や両親の愛情を支えにして、皇妃として少しずつ成長していく姿が可愛らしくなごみます。

エリザベートの衣装も一層豪華になり、皇帝フランツも凛々しく清々しい姿で、目を楽しませてくれました。

映画ラスト近くの、ハンガリー国王、戴冠式の様子は大変見ごたえもあり、衣装、調度品、小道具に至るまで素晴らしかったです。


ランク
7位

エリザベート3 運命の歳月 [DVD]

ロミー・シュナイダー

(まだレビューはありません)




ランク
8位

エリザベス:ゴールデン・エイジ 【VALUE PRICE 1800円】 [DVD]

クライヴ・オーウェン , ジェフリー・ラッシュ , ケイト・ブランシェット , サマンサ・モートン ,

レビュー数
2
レビュー平均得点
4.5

○ Elizabeth I の現代的解釈ということでしょうか。
レビュー内容: 作品としては,「いいとこどり」の感がある。歴史上の著名な女性たちのカリスマ性を集大成し,残忍な史実も,本人の意向ではなく,国家体制がそうさせたことになっている。エリザベス一世の人間らしさが描かれ,さらにその人間らしさを超えてゆく力が美化され,イギリスも美化されている。それでこそ「ゴールデンエイジ」である。歴史の真実はよく知らないが,一つのドラマとしてはわかりやすい作りだ。ショートヘヤーにカツラの付け替え,「ベス」という女性の「女王の私的生活代理」としての役割と同じ色のドレスの着用など,楽しめる部分も多い。

○ 再販の嬉しい1本!
レビュー内容: エリザベスを描いた作品では、ヘレン・ミレン主演のものが

歴史ドラマとしては重厚な感じがします。が、娯楽作品としての

エリザベスは、このケイト・ブランシェット主演の方が「華」が

あっていいと思います。「華」だけでなく、エリザベス演じる

主演演技の見事さ・迫力に拍手の1本。



女王の持つ荘厳で激しい気性を見事に表現していると思う。

史実を扱う映画が好きな僕ですが、このエリザベスに限っては

前述のヘレン版より砕けてはいるが本作の方が断然好みです。

無敵艦隊との戦いの一連の流れが、個人的には少々描写が

物足りないが、ケイトブランシェットの演技の素晴らしさだけで、

今回是非購入したいと思います。



しかし…

再販はゴールデンエイジだけ? 前作「エリザベス」の再販は

ないのでしょうか?? …切に“同時再販”を願います。










ランク
9位

ガンジー コレクターズ・エディション [DVD]

エドワード・フォックス , キャンディス・バーゲン , トレヴァー・ハワード , ジョン・ギールガッド , ベン・キングズレー ,

レビュー数
11
レビュー平均得点
4.5

○ アカデミー作品賞。っていうか、…
レビュー内容: アカデミー作品賞にしなくちゃいけない映画。今も直、世界のあちこちで行われている紛争や戦争の指導者達がガンジーのような人でそのような思想を持ち合わせているのなら、戦争や争いでなくなる人がすべてとは言わないまでも限りなく減るのではないでしょうか(とくに宗教紛争は最悪、女子供容赦ない上、武器を持たない一般人が残虐行為をするので殴り殺し…)。今を生きる我々は彼のようにならなくてはいけない、いや、なるべきであると教えてくれる映画であります。戦争とは人の殺し合い、愛する人や家族が殺されガンジーのように振る舞える人はそういないでしょうね、復讐は復讐を産み今のアラブとイスラエルやアメリカなどにテロを仕掛ける過激派組織のようになってしまうのが人間といえば人間ななのかもしれませんね…。。

○ マハトマの軌跡。
レビュー内容: この映画は、公開時にスクリーンで見て、25年後にDVDで見た。

公開時は、大きなスクリーンで、ワイドな画面とあの音楽に包まれて

幸福な「ガンジー」体験ができた。



DVDで見直すと、やはり細かいところに感心する。

最初に、「人の生涯のすべてを描き尽くすことはできない。

できることはその人の精神に忠実に記録し、

心のありかに迫ろうと努めることだ」と字幕で出る。

謙虚で力強い声明だ。



40万人が集まったという葬儀のシーン。特典映像でベンも語っているが、

CGではなく実写の大群衆を撮影した最後の映画、ということだ。

棺の上の遺体のガンジーは、ベン本人が演じている。



人々が洗濯するガンジス川の場面で始まり、

ガンジーの遺骨を流し、赤い花で覆われる川面を映しての終わる映画は

どのシーンを取ってみても完璧。



残念なのは、素晴らしいサウンドトラックを収めたCDが

ないことくらい。





このDVDには充実の特典映像がついている。

主役ベン・キングスレーのインタビュー。

彼はキャスティングのこと、役作りのこと、糸つむぎのことなどを、 

知的に、ある時はユーモラスに語る。



面白いのは、ガンジー本人のニュース映像が見れること。

イギリスに渡った時の映像。映画のなかと全く同じシチュエーション、

実際のミラベン(ガンジーに付き添った女性)も登場している。



死の断食を敢行した時、体重わずか39キロになってしまったガンジーの映像もある。



マーガレット(キャンディス・バーゲン)が撮影した写真も見たかったが

それはなかった。


○ 映画に込められたガンジーの「魂」
レビュー内容: 一度でなく、何度でも。

ガンジーに会いたくなったらこの映画を。



この映画を観るまで、マハトマ・ガンジーについて正直あまり知りませんでした。

なぜ彼があの格好をし、なぜ糸を紡いでいるのか、まったく知りませんでした。

そんな私でさえ、この映画を観る事によって、

ガンジーの偉大な魂に触れる事ができたのです。



エキストラの人々が、主演のベン・キングスレーを

本物のガンジーのように迎えている姿がとても印象的でした。

映画の中で今そこにガンジーが生きているようなのです。

いや、この映画は、まさに彼を甦らせているのです。



ガンジーの魂はこの映画に表現されることで、

時代を越え、国を越え、人種を越え、

いつでも新鮮なままで広く伝えられてゆくのだと思います。

この映画が再生される度にカンジーは甦ることでしょう。



狂信的ヒンズー教徒により暗殺された際に、

彼は額に手を当てる動作(イスラム教で「あなたを許す」という意味)

をとったといいます。



この映画を通して、ガンジーの偉大な「魂」に是非触れてみて下さい。

一人にでも多く、彼の魂=意志が広まりますように。

○ 世界的偉人を知るためのきっかけとして
レビュー内容: ガンジーがこれまでどのような活動をされてきたのかが、

この映画を観ると、はっきりしてくると感じます。



多くの人を動かすのは、

ガンジーの行動力と、伝える力などによるものと思いました。

そして、「必要なもの以外何も持たない」という姿勢にも、

感慨深い気持ちになります。



自分の信念を正しく維持するには、

日頃から、正しいと思うことを

忠実に行なわなければならないと

改めて感じさせます。

○ 見た後にたくさん「考えさせられる」映画です
レビュー内容: 3時間、あっという間。大作だがきめ細かい作りで無駄な場面もブレもない。映画自体よりも、ここから色んな事を考えさせられる。「本当にこんなに聖人なのか?もっと人間くさいところはないのか?」「“非暴力主義”はガンジーの普遍の真理なのか?たまたま、あの時のインドとイギリスの状況から判断しチョイスした戦略だったのでは?実際、チベットで中国が行っている民族浄化に対して非暴力を貫いても地球上からチベット民族が消えるだけでは?」「イギリスとインドの不思議な関係。特典の当時のニュース映像を見ても、さほどガンジーを悪くいっていない。そして、扱いも概してマイルドに見える?何故?そして、今、あれほどの事をされて未だに英連邦?」「非暴力主義とは日本人の好きそうなフレーズだが、これには大変なポリシーや勇気、そして、その非道を国内外に訴える広報戦略も不可欠である」。自分にとっては国際政治やインドを考える上で非常に貴重な映画だった。




ランク
10位

エリザベス 【ブルーレイ&DVDセット 2500円】 [Blu-ray]

ケイト・ブランシェット , ジェフリー・ラッシュ , ジョセフ・ファインズ , クリストファー・エクルストン , リチャード・アッテンボロー ,

(まだレビューはありません)


posted by はやぶさ じろう at 08:00| DVD総合

2010年09月20日

西部劇





ランク
1位

ダンス・ウィズ・ウルブス [DVD]

ケビン・コスナー , メアリー・マクドネル , グレアム・グリーン , ロドニー・A・グラント , モーリー・チェイキン ,

レビュー数
4
レビュー平均得点
5.0

○ 失われていくものへの賛歌
レビュー内容: どの時代にも滅びいくものがあるが、内部的な理由と外部的なものがある。本作は、後者であり、映画はそうしたものへの暖かさを感じる。

比較的長いのが、見終わるのが惜しいと思ってしまうなかなかの傑作。見るとしたら、真冬に観賞すると、一段と身にしみる。




○ 自然界の名優たちに乾杯!
レビュー内容:
 自然描写と動物たち(特に狼とバッファロー)の動きがじつに素晴らしく



 ドキュメンタリーを見ているような感覚に襲われました。 



 大自然に生きる「名優」たちと彼らの魅力を最大限に生かしたスタッフ陣に



 心からの敬意を払いたいです。

○ 敬意を込めて「インディアン」と呼びたい
レビュー内容: 一時、「アメリカインディアンの教え」という本が流行りました。この作品で彼らは

環境問題・温暖化・食糧問題などを抱える現代人に、人としての生き方そのものを

問いかけてきます。こうしたメディアでそれを喚起できてることも踏まえると、なかなか

現代の文明社会そのものを否定するのも難しいのですが、仮に世界が彼らのような

生き方をすれば、地球はもっと健康な状態になるんだろうなぁって思います。

今や誰もが携帯電話を持たない生活が考えられないような風潮の中、文明そのものを

知らない彼らが、決して不便や退屈を感じて生きてはいなかったであろうことに、

今後の人類の進むべき方向のヒントがあるように思います。

エンド間際、“風になびく髪”が“狼と踊る男”を見送るシーンに、男性同士の友情って

ステキだなぁ…って、胸が熱くなる思いでした。“風になびく髪”…大好きです。



追記:メニュー画面での字幕選択では6種類だけ表示されますが、実際には8種類あって、

プレイヤー側の操作で8番目の項目を選択すれば日本語吹き替え版用の字幕が選択できます。

この場合、ラコタ語部分や英語のスーパー部分(冒頭のシーンとか)で日本語字幕が

表示されます。

○ 異文化交流で深まる絆
レビュー内容: 異質な文化背景を持つ人と人の交流は,時として嫌悪につながり排他的な争いに発展する。しかし,心と心が通い合うとき,異質であるからこそお互いにわかり合って強い絆となる。この映画に描かれているのはその両者。3時間は決して長くない。広大なアメリカの自然を美しく残してくれた。主役であり監督のケビン・コスナーが最高に輝いていた時期の作品。







ランク
2位

ウエスタン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

ヘンリー・フォンダ , クラウディア・カルディナーレ , ジェイソン・ロバーズ ,

レビュー数
11
レビュー平均得点
5.0

○ 西部劇との決別
レビュー内容: レオーネが念願のアメリカで撮った、最後の西部劇(ギャング達は西部劇ではないし、製作のノーボディはノーカウント)

フォードが愛したモニュメントバレーを、まるでレオーネ自身が首を回して見回してるかのような、ゆったりとした長い長いパン一つで収めたシーンや

ジルが駅から街に入って行くワンカット撮影は、観客に世界を体感させる旨の演出であり、またレオーネのプライベートフィルムを見ているかのよう。

狂おしいまでの長回しに、愛すべき西部の世界を永遠にフィルムに焼き付けたいという想いを感じる。

盛り上げるのはお馴染みモリコーネの楽曲。こちらもスローテンポな曲が多い。

今作のラストカットは「続夕陽」と非常に酷似しているが、意味合いは全く違う。

颯爽と去っていくイーストウッドとは対照的にブロンソンは、情けなく事切れた友の死体を抱え、資材が散乱し雑然とした荒野にトボトボと消えていく。

鉄道の開通と共にヒーローの時代は終わり、これからは労働者の時代が始まる。

男達に酒を届けるジルは、かなり遠くから望遠ズームされて映されている。

あれはレオーネ自身の主観と自分は見受けている。あの輪の中に、女性を排斥してヒーローを描いてきたレオーネはカメラを持って入れないのだ。



今作辺りからレオーネは、それまでの単純娯楽作とは違い、様々な解釈が可能な深い意味合いを持った味わい深い映画を撮っていく。

今作のラストは、それまでの自分のスタイル=痛快娯楽西部劇との決別なのである。

世間的な知名度や評価はイマイチだが、自信をもってお薦めする傑作西部劇。

○ これは!
レビュー内容: 『ワンス・アプオン・ア・タイム・イン・アメリカ』のセルジオ・レオーネ監督による『ワンス・アプオン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト』、つまり西部劇の集大成とも呼べる名作ですね。そしてこれは、ほんとうに名作の名に相応しい映画だとあらためて感心。



なにしろレオーネ監督の演出が素晴らしい。冒頭の長い長い前置きのある決闘のシーンは決闘そのものはあっという間に終わってしまうという余韻とアクションとのコントラストが心憎い。ヒロイン、流れ者、悪漢、小悪党らの主要人物たちが、これまた長い長い時間をかけて交差していくプロットもいやがうえにも作品に重厚さを加えています。どのシーンをとっても画的に美しく、加えてほどよい緊張とスリルが持続します。また、エンニオ・モルリコーネによる音楽が適材適所に配されていて、映画的情緒を盛り上げているさまも見事。西部を舞台にしたオペラともいえるようなスケールと品格が全編を貫いています。



元をただせば個人的な復讐劇というスケールの小さな骨子を、西部開拓に不可欠な鉄道の利権争いという背景で肉付けし、見応えのある叙事詩に仕上げているあたりもうまい。それにつけてもこの配役の妙は何なのでしょう。アメリカの良識であるヘンリー・フォンダが悪役とは!しかし、これはフォンダにしてみれば名演中の名演。黒ずくめの冷酷なガンマンを不気味に好演。しかし、さすがはフォンダ、ただの悪役ではなくどこかロマンティックな風格を漂わせます。対するは、男気の塊、チャールズ・ブロンソン。いつもの映画と変わらぬ演技で変わらぬ存在感を見せつけます。ひげの無いブロンソンもいいね。この二人の間に割って入るクラウディア・カルディナーレとジェーソン・ロバーズも魅力的。カルディナーレの強がりぶりは返ってそれがチャーミングですし、小悪党ロバーズのやせ我慢しながらの男ぶりも好ましい。しかも、嬉しいことに超脇役にジャック・イーラムやウッディ・ストロードを起用しているあたり、西部劇ファンとしてはたまらないプレゼントですね。



三時間弱にもおよぶ長尺ですが、もっと観ていたいと思うくらい素晴らしい作品。レオーネ監督はだてに長い映画を作るわけではないことに納得。久しぶりに観て、今更ながら「これは!」と思える傑作です。

○ レオーネの頂点
レビュー内容: 先ず他の人も言ってますが、オープニング。 ここまで見事なものはない。「夕陽のガンマン」、「続 夕陽のガンマン」(のオープニング)で試行錯誤していただけあって、絵画の様な美しさを放っている。

内容は他愛ない復讐モノだが、キャラクターの描き方が実に丁寧で一切無駄がない。 どのキャラクターを主役にしても良いはずだ。

そして、エンニオ・モリコーネの音楽。 僕は「続 夕陽のガンマン」の音楽を一番だと思っていたのだが、今では今作が最高傑作だと声を大にして言いたい。 音楽が場面を、キャラクターを、映画の空気を、説明している。 まさに、音楽無しに語れない作品。

レオーネのアメリカ西部劇に対するオマージュも面白い。 ネタはばらさないので、自分で探すのが一興。


最後に、この映画は「レオーネらしさ」溢れるレオーネの最高傑作。 全編を埋め尽くさんばかりのレオーネ美学を是非!

何故この名作が一般認知されてないんだ…(泣)

○ レオーネの最高傑作、西部劇の「古典」
レビュー内容: アメリカではイメージギャップがでかすぎて不評だったヘンリー・フォンダの強烈な悪役ぶりが圧巻で、彼の最高傑作と断言できる名演。もちろん、映画は連繋プレーだから、ジェーソン・ロバーツ、クラウディア・カルディナーレ、そしてブロンソンの、どれも個性的に過ぎるほどに個性的な名演があっての作品。カルディナーレは、この作品で、単なるグラマー女優などではない、奥行きのあるイタリアの大女優であることが分かる。音楽は、現代のプッチーニと言いたくなる名匠モリコーネ。有名なハモニカのメロディーは「マカロニ・ウエスタン」名曲の集大成とも言える名作だが、むしろメインテーマが圧倒的で、イタリア・オペラの名曲に並べても全く遜色のない「クラッシク」。後年、レオーネの葬儀において聖チェチーリア教会で、モリコーネ自身がオルガンで奏でた印象深い作品でもある。で、映画だが、上記の名曲と共に展開される静かだが、圧倒的な迫力の逃げも隠れもしない「決闘西部劇」。色んな過去の西部劇の名場面をモチーフに取り入れながら、古典絵画のようなしっかりした構図のカットの連続は、単なる娯楽映画の域を遥かに越えている。クライマックスのためにあるような映画ではあるが、それにもたれかからない多面的な面白さがあって、それも上記の名優たちのなせる業だ。レオーネの最高傑作であることは間違いなく、唯一比肩できるのは、彼の「夕陽のギャングたち」だけだと思う。イーストウッド人気で他の諸作がより有名だが、本作品を見れば、恐らく全員この作品を推すと思う。結局、マカロニウエスタン最後の作品だが、その集大成的存在で且つ、全西部劇の集大成と思える。

○ 体感型ウエスタン・ムービー
レビュー内容: 面白すぎる◎
都会からやって来た美しく強かな女、ジル。
正義のヒーローみたいな雰囲気の極悪人、フランク。
人間味溢れる粋な悪党、シャイアン。
そして、あまりにもミステリアスすぎる主人公、ハーモニカ。
魅力的なキャラクターたちが織り成す、雄大な物語。
セルジオ・レオーネ監督独特のリズムが最高。
じぃ〜っくり、ゆったぁ〜り物語を観せながらも、クライマックスの決闘には恐ろしい程に観る者の感情を盛り上げてくれる。
そして、観た後には、何だか元気が湧く。
エンニオ・モリコーネの音楽も最高だし。
これはイイよ☆


ランク
3位

ダンス・ウィズ・ウルブス [Blu-ray]

ケビン・コスナー , メアリー・マクドネル , グレアム・グリーン , ロドニー・A・グラント , モーリー・チェイキン ,

(まだレビューはありません)







ランク
4位

デッドマン スペシャル・エディション [DVD]

ジョニー・デップ , ロバート・ミッチャム , ランス・ヘンリクセン , ジョン・ハート , ガブリエル・バーン ,

レビュー数
7
レビュー平均得点
4.5

○ neither maybe nor not-maybe
レビュー内容: 明日来たると共に新たに生まれ

明日去れると共に新たに死す。



日々に生まれ日々に死す。



maybe or not-maybe, that shall never be a question

○ 脚本も音楽も脇役もいい。
レビュー内容: 全編モノクローム作品であり、題名からして「暗い」イメージがあって、今まで見たことがなかった。

だが、映画の冒頭からこの不思議な世界観に引き込まれた。

まず、映像が美しい。音楽もいい。脚本も秀逸。脇役もいい。

異色作品で、J・デップ本人がお気に入りの作品ということだけは知っていたが、こんなに良いとは正直想像していなかった。登場人物の設定も面白い。徹底的に乾いた演出だが、ところどころ笑わせられる。

R・ミッチャム、J・ハートも渋いし笑わせてくれた。

会計士W・ブレイク(J・デップ)が、新しい職に就くために、西部の終着駅の町にやってくる。時は西部開拓時代、荒くれ者の町に降り立つブレイクは風変りな格好のやさ男。訪ねた先の工場の社長が、R・ミッチャム。重役がJ・ハート。ブレイクは、ひょんなことから極悪非道人にされ、賞金がかかった「お尋ね者」にされてしまう。

胸を撃たれたブレイクの命を助けるネイティヴ・アメリカン「Nobody」の存在感と演技が素晴らしい。

彼は不思議な男、彼(ネイティヴ・アメリカン)が持つ「生と死」への達観、自然と霊と魂に対する感覚がラストまで美しく語られる。

前半と後半のJ・デップの表情が全く違う、いい演技をしている。徐々に弱っていき、「死」に近づきつつあるブレイクの顔に、「Nobody」がネイティヴ・アメリカンの化粧をほどこすと、一夜明けた後は生まれ変わったように、「何か」が彼の魂に宿る。

一番美しいと感じたのは、森の中、一頭の撃たれて死んだ小鹿にJ・デップが身を寄りそい、体を横たえるシーン。

ラストシーンも非常に美しい。

J・デップの母は、ネイティブ・アメリカン。自分自身の血のルーツであるネイティヴ・アメリカン達への、尊敬の念と愛が感じられた。


○ 芸術系の作品です
レビュー内容: 妖艶な個性派俳優、ジョニー・デップを主役に据えた、ジャームッシュ監督の「死」を題材とした芸術系の映画です。



この作品はモノクローム映画なのですが、黒と白の、たったの二色だからこそ作り出せる、乾いた空気感や映像美をもっています。

即興でつけられた音楽も素晴らしく、虚無感や絶望感、悲壮感などを抱いた登場人物たちの心の内を、激しく、時に静かに表現しています。川のせせらぎや、木の葉の揺れる音、火の燃える音といった、自然の音もBGMになっているといえます。

ジョニー・デップが持つ雰囲気、容姿、静かで落ち着いた繊細な演技も素晴らしく、「死」を美しく妖しく表しています。



暗く重いテーマのはずなのに、小さな笑いが所々にあるので、それをあまり感じずに軽い心持ちで鑑賞できました。



是非、ご覧になってみて下さい。

○ 2年に1回くらい見たくなる
レビュー内容:  さあぁ、今回こそは、最期まで居眠りをせずにみるぞぉーと思っていても、きっと、どこかで必ず、眠ってしまう。疲れているせいなのか、ニール・ヤングがギターをかき鳴らさないちょうど切れ間だったのかはわからぬが・・・。

 でも、好きなんですよね。ジョニー・デップもへんてこな格子柄のスーツで現れて、ロバート・ミッチャムも熊に向かって話すし、めちゃくちゃなんだけど、実は映像はとてもシャープ。(ロビー・ミュラーのカメラはさえ渡る)

 「ダウン・バイ・ロー」と「ストレンジャー・ザン・パラダイス」と「デッド・マン」の3本は、いつになっても、いや、いくつになっても、きっと、ときどき見続けていく、そんな3本です。

 

○ ラストジャーニー
レビュー内容: 軽く見れる作品だが内容はそれなりに深くもとれる。またモノクロでこその映画だと思う。
私は特に小鹿とのシーンとラストらへんのシーンが好きで、映像的にも美しい。
死に向かう男の数日が、最後になって分かる。
★4なのは凄い興奮があるというほどではないため。




ランク
5位

許されざる者 [Blu-ray]

クリント・イーストウッド , ジーン・ハックマン , モーガン・フリーマン , リチャード・ハリス ,

レビュー数
2
レビュー平均得点
5.0

○ 観るべし!
レビュー内容: ぼくは、いわゆる「西部劇」とシャーロックホームズ、それに水木しげるの妖怪漫画に、「スポ根」モノのテレビ漫画という四本立てで子供時代を過ごした。なかでも「西部劇」については、ハリウッドのものから「マカロニ」まで、およそ機会があればなんでも観たし、サウンドトラックも小遣いを貯めては収集していた。しかし、その後残念なことに、ハリウッドはほとんど「西部劇」で勝負しなくなった。『許されざる者』は、かつてマカロニ時代にぼくのヒーローであったC・イーストウッドが主演と製作をともに担った久しぶりの西部劇大作だ。筋立て、キャスト、音響効果、カメラワーク、脚本、全てがいい。筋肉質。まばゆい陽光、乾いた大地、夜の闇、雷雨の中をゆくイーストウッド−老いた凄腕ガンマン、という役−の苦みばしった顔。これこそハードボイルドである。脇を固める俳優陣、女優陣がまた、すこぶるよろしい。イーストウッド相棒役には重厚なM・フリーマン、敵役の強面保安官にG・ハックマン、落ちぶれた英国人ガンマン(イングリッシュ・ボブ)にR・ハリスなどなど、とにかくよろしい。イーストウッドは、S・コネリーとともに、老境に入りますます魅力を放つ俳優の代表格。とにかく観るべし、の映画である。

○ 充実してました
レビュー内容: ブルーレイで初めて観たのでDVDがどうだったのかは知りませんが、画質はかなり良かったです。

多少は粒子がざらついていますが、おそらくDVDと比べれば格段にきれいになっていると思います。

廉価版が出たのを機に買い替えを考えている人は買って損はないでしょう。

特典も充実していました。暗い映画の割にメイキングは朗らかで観ていて楽しく、

クリント・イーストウッドのドキュメンタリーでは、彼が関わった作品が

かなり昔のものから1つ1つ丁寧に紹介されていて見ごたえがありました。




ランク
6位

真昼の用心棒 [DVD]

フランコ・ネロ , ジョージ・ヒルトン , ニーノ・カステルヌォーヴォ , ジョン・マクダグラス , リナ・フランケッティ ,

レビュー数
2
レビュー平均得点
3.0

○ 画面サイズに残念
レビュー内容: 発売前にはこちらで16:9と書かれていたと思ったのですが、

結局は以前発売していたモノと全く同じでした。

バージョンアップされていることを期待したのですがね・・・。

こちらでもいつの間にか2.35:1と書かれているし。

以前発売していたモノをお持ちの方は買い換える必要一切無しです。

○ うおおっ!ついに来た!
レビュー内容: マカロニウエスタンの中でも、異色中の異色である本作がついに再販だ!

吹き替え付きかは知らないけど、とりあえず低価格で発売をしてくれた事には素直に感謝!
再販してくれるだけでも嬉しいので。

アクロバティックな銃撃を披露するフランコ・ネロ、かっこいいぜ!

「シェルブールの雨傘」が有名なニーノ・カステルヌオーヴォのドSっぷりにも要注目!







ランク
7位

夕陽のガンマン アルティメット・エディション [DVD]

クリント・イーストウッド , リー・ヴァン・クリーフ , ジャン・マリア・ヴォロンテ ,

レビュー数
10
レビュー平均得点
4.5

○ これが夕陽のガンマンだ!
レビュー内容: ドル箱3部作と呼ばれる2作目ですが3作目の続夕陽と関連性はありません。

続夕陽も素晴らしい作品ですが、タイトルの翻訳が作品と合ってない…
この作品こそ夕陽のガンマンです

2人の賞金稼ぎが協力し合って総額20000$以上の強盗一味の命を狙うクールな作品です

この作品で注目すべきはリー・ヴァン・クリフ演じるモーティマー大佐

普段は静けさを漂わせる男ですが最後の決闘時に見せた表情は胸を打ちました

続夕陽よりバトルシーンは多く、荒野の用心棒よりストーリーはオリジナリティが高いので両作品を見た人にもオススメします

○ こりゃ、かっこいい!
レビュー内容: レオーネにしては抑え気味の本編。プロットも入り組んでいないぶん淡白に感じられるかもしれません。しかし、その分登場人物たちのかっこよさが際立っている作品です。



趣味のいいいでたちでいかにもプロフェッショナルのガンマンとおぼしきモルティモア大佐。ポンチョ姿の流れ者モンコ。双方とも立派な賞金稼ぎです。ともに10000ドルの賞金のかかった極悪人インディオをターゲットにしたときから、二人の運命が交差します。大佐の計画どおり動くふりをしてなんとか出し抜こうとするモンコ。その上をいく大佐。そして、さらにその上をいく凶暴な策士インディオ。このあたりの丁々発止がおもしろい。それぞれを、クリント・イーストウッドが飄々と、リー・ヴァン・クリーフが渋く、ジャン・マリア・ボロンテが冷酷に好演。



特に、リー・ヴァン・クリーフがかっこいい。生き抜くための要領を知り尽くした大人の男の魅力が炸裂。これまで、傍役しか与えられてこなかったクリーフですが、この映画でおいしいところを持っていき、ようやく開花。レオーネ監督は『荒野の用心棒』でのイーストウッドのときもしかり、本当に先見の明がある人です。パイプが、口ひげが、ベルトバックル横に傾いたホルスターの位置が、彼のトレードマークになったのはこのとき。こりゃもう、『荒野の用心棒』のイーストウッド、『ウェスタン』のチャールズ・ブロンソンと並ぶマカロニウェスタンが生んだスターの華々しい誕生の瞬間です。この役の候補に挙がっていたヘンリー・フォンダ、ロバート・ライアン、リー・マービンらが演じる大佐も見てみたかったですが、やっぱりリー・ヴァン・クリーフにこの役がいってよかった。人間辛抱すれば、かならずいいことが訪れるということです。



下手な水増しにたよらず、登場人物がじっくり描けている点、映画として魅力的な仕上がり。また、決闘シーンや山場も適材適所に配置されており、全体としてバランスがいいのもこの作品の強みです。もちろんイーストウッドはお茶目で魅力的ですし、エンニオ・モリコーネの音楽も耳についてはなれないほど効果的です。ほんとに、こりゃかっこいい映画。

○ 2カ所の不自然な切れ目
レビュー内容: 最初にレンタルで観てから、ものすごく面白かったので購入しました。本商品は2枚組で、日本語吹き替えが入っているのと、特典映像でイーストウッド自身が出演しているなど、いろいろ楽しめるものとなっています。ただ、本編に2箇所ほど場面の繋ぎ目のところで、レンタルの時には気がつかなかったような不自然な切れ目があり、やや違和感を感じました。なぜかよく分からないのですが、何回も同じ所なので、私の再生機のせいではないと思いますが・・・。本編だけなら、一枚組のほうが音も良いような気がしました。

○ 怪優リー・ヴァン・クリーフ
レビュー内容: 夕陽のガンマンはリー・ヴァン・クリーフ、続夕陽のガンマンはイーライ・ウォラックが実の主役だと思っている。それなのにクリント・イーストウッドの存在感はぴか一である。こういう俳優(映画)も珍しい。この映画のリー・ヴァン・クリーフは実に格好よろしい。最後に一銭もとらずに去る姿は実に格好よろしおます。その逆に賞金のかかった悪者の死体を乗せた荷車(それも何人も載せている)を御して去っていくクリント・イーストウッドの姿はすごいです。まあアメリカの西部劇にはなかった切り口であったことは確かですわな・・・。

○ NO.76「ゆ」のつく元気になった洋画
レビュー内容: <元気コメント>

 渋柿は嫌いである。

 だが、男の人生にとって渋さは一つの終着点であると思う。

 いい見本があるとつい意識してしまう。 







ランク
8位

セルジオ・レオーネ生誕80周年記念 夕陽コレクターズBOX (日本語吹替完声版) [DVD]

レビュー数
15
レビュー平均得点
4.0

○ 見事な代役をつとめた多田野曜平さんに感謝
レビュー内容: このBOXの楽しみは何と言っても日本語吹替完声版でしょう!夕陽のガンマン・シリーズは以前のアルティメット・エディションも購入してましたから欠落部分のシーンはわかっていました。そうでなければイーストウッドのセリフは多田野曜平さんが山田康雄さんに今どっちがアテてるんだ!?て判別が困難なほどソックリで擬似再現に成功しています。ウチのおふくろには絶対に区別がつきません!(笑)。多田野曜平さんは山田康雄さんのテアトル・エコーでの後輩で生前に面識もあったそうです。納谷悟朗さんの声の衰えに批難が集中してますがそれは氏自信が一番解っているはず。三十年以上の歳月を越え敢えて再録に挑んだ納谷さんにいじらしさと心意気を感じました。氏が健在で現役でいる限りリー・ヴァン・クリーフとチャールトン・ヘストンとジョン・ウェインとロバート・ライアン銭形警部に沖田十三そしてショッカーの首領の声は納谷悟朗さんでなければならないのです!続・夕陽のガンマン地獄の決闘なんてブルーレイ・ソフトは日本語が不完全なままです(178分のうち半分ぐらい字幕オリジナル音声に切り替わる)このDVD・BOXにプレミアが着いてしまう前に購入をお勧めします。

○ オリジナル声優の落差に涙
レビュー内容: 完声版、と名うって販売する以上、購入者は吹き替えを目当てで手にする人が大半だと思います。しかし、それだからこそ声優の声の衰えに失望大です。特に納谷悟朗はひどい。彼の実績は素晴らしいし、コンバットの頃から吹き替えに馴染んできた者にとって、憧れの声だったのですが。夕陽や続夕陽の冒頭あたり、いきなりすっとんきょうな老人声(年老いた銭形警部?)が出てきたと思ったら画面が変わった瞬間とてつもなくニヒルで深い声に。この違和感。映画の雰囲気にも馴染まず楽しめません。悲しくなります。制作者の熱意やこだわりは解らなくは無いですが、やはり吹き替えで楽しんでもらいたいということならば、オリジナルキャストにこだわらず、あくまで声質にこだわって欲しかった。それにしても、かつてのいろんな名吹き替えのオリジナルテープが存在しない現状にもやるせない気持ちです。

○ 時の流れの残酷さ・・・・
レビュー内容: 吹替えの件でコメントします。

やはり心配していた通りの結果でした。

テレビ放映時、カットされていた部分を同じ配役で新規吹替えですが、

夕陽のギャングが最初に発売された時に感じた事、

かつてのテレビ放映時の頃の小林清志さんのアクが強く張りのある声質とは

違い、かなり老け役的な声質に「あれ〜?・・・」と感じたものでした。

そういった思いが今回のコレクターズにもあった訳で、

ズバリ的中してしまった衝撃があります。

納谷悟朗さんにおけるリーバン・クリーフの追加録音。

あの端正で張りのあった声質が無残な形で新規録音されてます。

両氏の声に他にも随所、随所、不満と突っこみどころがありますが、

やはり時のながれには叶いません。

それでもノーカット吹替え完成版と云った今回のような企画は大賛成です。

なんとなく10年遅かった企画でしたね。

○ 力作。でも旧アルティメットも手放せない!
レビュー内容: 「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン」のテレビ初放送時、主要ボイスキャストは40歳前後で脂ののりきった演技でした。それから36年後の追加収録ですから、声量や演技の変化は不問にしたいと思います。いま作っておかなければ残せない完声版の製作スタッフに、まず感謝と敬意を表します。また「続・夕陽のガンマン」でトゥーコが縛り首になる前後のシークエンス、酔どれ大尉との会話などがテレビ初回放送時に復元されているのは感動ものでした。



しかし演出の疑問も若干あります。「夕陽のガンマン」の最後の決闘での「あんたも油断してたようだな」の部分的編集、「続・夕陽のガンマン」での最後のせりふの再録音など細かい修正がありました。可能な部分は全部旧版のままにしておいて欲しかった。日本語版にトコトンこだわる皆さんは、旧アルティメットも絶対手元に残しておきましょう。



追記)

「夕陽のガンマン」には、山路和弘・有川弘版の5.1ch日本語音声も収録されています。

○ 敢えて物申す。
レビュー内容: いくら生誕80周年記念で日本語吹替完全収録だからって何か今さら感だけが残るような気がする。

真のレオーネファンなら『荒野の用心棒』も含んだ米版BOX買ってまっせ。



吹替に特別にこだわりがある人は買いなんでしょうけどそれ以外のファンの方だったら用事は無いでしょう。

はっきり言って今度のFOXジャパンのしてる事は単なるぼったくりとしか思えません。







ランク
9位

シェーン [DVD] FRT-094

アラン・ラッド , ジーン・アーサー , ヴァン・ヘフリン , ブランドン・デ・ワイルド ,

レビュー数
15
レビュー平均得点
4.0

○ ひどかった
レビュー内容: ケースから出すのに硬くてDVDが取り出せない。何とか出そうとしているうちにDVDが割れてしまい見ずじまいでゴミ箱へ。残念でした

○ デジタルリストア版にして欲しいNO1作品!!
レビュー内容: 2度のアカデミー監督賞を受賞しているジョージ・スティーヴンス監督作品。



スティーヴァンス監督といえば、『陽のあたる場所』『ジャイアンツ』『アンネの日記』『偉大な生涯の物語』

など映画史に残る傑作を生み出している名匠。



それだけに本作は他の西部劇とは一線を画している。



LD版が発売された時に、VHS版では見えない場面が話題となったが、

本作こそデジタルレストア版にして欲しいNo1作品。



主役のアラン・ラッドは当時大根役者と言われたが、本作により一躍有名に!

その後、低迷により自殺に至る結末はあるが、彼曰く「アカデミー男優賞を受賞するかどうかは役者の力量ではなく監督の手腕によるものだ。」ということだ。



それだけに本作のスティーヴァンス監督は素晴らしい。

最後の数秒のシーンをどう観るかは、観客の主観に委ねられている。

○ 少年に観察され、惚れられ、そして去っていくガンマン。
レビュー内容: 「シェーン、カムバック!」

これを 叫んだ少年の心がわかる。

少年はシェーンと自称する不思議なガンマンを観察しつづけた。

シェーンは、少年の父とそのグループが対峙している敵との闘争に冷静に介入。そして、勝つ。

またしても彼は犯罪者の大物になったのか。

彼は去らないといけない。少年の叫びを背にして彼は去っていく。

素敵な男が泣く映画である。


○ シェーンは、子供の頃の僕にとっても間違いなくヒーローの一人でした。
レビュー内容: 古典的名作の枠を越えて、傑作と呼ぶに相応しい作品です。シンプルなストーリーの中にも映画に必要な全てが描き尽くされています。正に映画の教科書と言っても良いかも知れない。アラン・ラッド以外に知っている俳優と言ったら、ジャック・パランス位しか居ないけれど、それでも、間違いなく20世紀最高傑作の内の一本です。



時代考証も、細かい処まで非常に丁寧に仕上げてあると思います。ホロを外した状態の幌馬車というのが出てくる西部劇というのも数少ないと思うし、短気な南部出身の開拓仲間が、ジャック・パランスの挑発に乗って、撃ち殺されるシーンの閑散とした町並みと、雨でグチョグチョにぬかるんだ通りのリアリティ。雄大でのどかと思える大自然の中でも、当時の開拓の人々は、日々必死になって生きていたんだと伺わせます。

後からやって来た開拓者を追い出そうと、様々な嫌がらせを仕掛けてくる頑固で昏迷な老人の側にも、それなりの哲学とか通りとかがあって、人を殺す、法を犯す事には最後まで抵抗を持っています。シェーンが仄かな思いを寄せる開拓者の妻は、絶世の美人というわけでは無いけれども、夫と子供を思っている、誠実で母性愛に溢れた典型的なプロテスタントです。

全てを飲み込んで進むラストシーンで、シェーンは悪玉の老人に向かって語り出します。

「あんたは、あまりにも長生きし過ぎた。あんたも俺も去り行く側の人間だ。だけれども俺は、自分がどうやって去り行くべきかを知っている」と…。



因みに、この映画が製作されたのが1953年。あの名作、「ローマの休日」と共に、アカデミー賞の作品賞にノミネートされています。黒澤明の「七人の侍」も「用心棒」も、それから「椿三十郎」も、この作品の後に製作されているので、影響を受けていたのは、むしろ黒澤明の方だったと言えるでしょう。

○ パブリック・ドメインのソフト
レビュー内容: 映画そのものは名作であり、申し分ない。ただし、この作品は日本では何故か「正式ソフト」がない。同時期の「ローマの休日」と同じなのに。(パラマウント作品)そして買ってみたら、画質は悪いし、冒頭の映画会社のマークもカットされ、肝心の音楽の冒頭部分も同時にカットとなり、がっかりしたことを覚えている。以後、この手のソフトに手を出すのをためらっている。正式ルートからのソフトが出ないか、待ちの状態である。







ランク
10位

砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード 特別版 [DVD]

ジェイソン・ロバーズ , ステラ・スティーブンス , デヴィッド・ワーナー ,

レビュー数
7
レビュー平均得点
5.0

○ ステラ・スティーブンス!
レビュー内容: ジェイソン・ロバーズという人を余り好きになれないので、残念ですが、なかなか良い映画でした。ガルシアの首のウォーレン・オーツの雰囲気をちょっと思い出します。



砂漠で水場を見つけ、ゼロから財をなす・・・アメリカ人の開拓者魂は、すごいと思います。



牧師があんなふうにイカサマに生きていけるのも、キリスト教が幅を利かせているから、だと思うし、駅馬車のお客が気取っているのも、自由平等の国、と言いながら、昔から格差意識があるのがアメリカの社会なんだ・・・と思います。



で、主人公が惚れる娼婦のヒルディを演じている女優さんが素敵なので、誰かなー、と思ったら・・・なんと、ステラ・スティーブンスなんですね!60年代にキュートな映画にいろいろ出ていた女優さんです!懐かしいなー。彼女が素敵な歳のとり方をしているので、この映画が愛情深いものになったと思います。



ステラ・スティーブンス、コニー・スティーブンス、バーバラ・イーデンの3人が、当時の3大キューティー・ブロンドです!私のなかでは。

○ サム・ペキンパーによる西部劇への鎮魂歌的作品
レビュー内容: これは本当に掘り出し物でした。



まずオープニングタイトルにやられました。

特に本ストーリに切り替わる前のタイトルが超カッコよく、ラス・メイヤー的タイトル好きにはたまらないものがありました。



映像、音楽、登場人物すべてにおいてよかったです。

特に美しい砂漠のシーン、後半部分がよかったです。

難を言えば時々不自然なコメディ調のシーンがあり(特に町中のシーン)それが全く面白くない上に妙に浮いていて全体の調和を乱す結果に。(主演女優ステラ・スティーブンスの特典インタビューによるとペキンパー自身はコメディ映画を取っていたつもりだったとか。)



70年代に制作されたもので一見、西武劇のようですが美しい映像、時間の捉え方、登場人物の距離感、ソフトロック調のしっとりしたフォークソングなど私の大好きな70年代のB級ヒッピー的もしくはロードムービー的なにおいがする作品です。



映画の最後の方で車が登場、馬社会から車社会への移行、そして主人公のお葬式とともに西部劇時代の終わりを告げます。

サム・ペキンパーの西部劇への鎮魂歌ともとれる作品です。

全体に流れるトーンは静かな明るさがあっていわゆるペキンパー的な緊張感とか神経にくる恐怖感とかなく(一番最初のオープニングシーンと街の登記所の職員がハエを殺すシーンぐらい。)今まで見たペキンパーの作品とは異質な感じがしました。



過去の作品でもまだまだ掘り出し物ってあるんだなとうれしくなります。

○ ヒルディ〜
レビュー内容: ペキンパー大好き!ヒルディよかったぁ。黒の綿ストッキングや主人公が女の脚を語るシーンなどペキンパーのフェチが垣間見られたのでございます。もちろん本編の泣ける内容も素敵!日本では絶対無理(製作がね)な映画ですねぇ。

○ 荒野を漂う一人の男
レビュー内容: サム・ペキンパーと言えば血が噴出すところをスローモーションで見せるバイオレンス映画が多いですが

今回はまったりとした話 復讐する物語だけど男が待ち続けるという話

荒野を歩く男の物語砂漠で必要なのは銃などではなく水だと言っている所が面白い

ギターとあの愉快な音楽が心地よかった

○ 砂漠の流れ者・・・。
レビュー内容:  この映画を観ると何か勇気づけられるような、人に優しくなれるような、あったかい気持ちになれるような・・・。きっと主人公ケイブル・ホーグの人懐こい笑顔や、隣人たち(?)への友情、娼婦ヒルディへの一途な想い、砂漠やらすべてのものへの愛情が観るものに伝染してくるからなのでしょう。うまく言葉では表せませんが、何というか愛に溢れているといったらいいのでしょうか?でもそんな甘ったるい映画じゃないし・・・。この映画、ペキンパーのうちに秘めた心情が、普段見せている顔の裏返しでおもいっきり現れた作品なのではと思います。特典映像としてステラ・スティーブンスのインタビューが付いています。ペキンパーを語るところが特に興味深かったです。評論家による音声解説、TV放映時の日本語吹替え(小原乃梨子さん!)も付いています。


posted by はやぶさ じろう at 14:00| 外国映画

2010年09月19日

ドキュメンタリー





ランク
1位

ファッションが教えてくれること [DVD]

アナ・ウィンター

レビュー数
4
レビュー平均得点
4.0

○ アナウインターの話ではなく・・・
レビュー内容: 邦題の「ファッションが教えてくれたこと」って、題名見たとき

アナのファッション哲学を期待していました。

しかし、ふたをあけたらば

アナの右腕がいかにアナを支え、ファッション誌においての

新年号・九月ヴォーグを作っているかの話でした。

確かに右腕(名前忘れちゃいました)アナとは、全然違う考え方、

言わば「より一般人?日本人に近い人」だなと思いました。

だから、余計アナの躊躇しない精神が際立ちます。



それくらいなもんで、アナの哲学は感じれないちょっと

私には物足りない感じでしたね。

「プラダを着た悪魔」の方が、より哲学を感じる。

映画ドキュメンタリーというよりも、

かるーいNHK「仕事の流儀(こちらのほうがうまい)」です。



あ!邦題つけるなら、「ヴォーグ九月号が出来る迄」

○ 仕事、私
レビュー内容: 表現とビジネス、両方を兼ね備えたファッション誌を世にだすのは本当に大変そう。



強い風当たり、足を引きずり降ろそうとしている人間の陰口、

強い強い個性集団を従え上に立つにはかなりの精神力、タフさが要求されるのだなと、かたらないアナにそれらを見て、自分を反省。



自分が甘えモードに入った時みると、背筋がのびます。

また自分の提案が通らなかった時にみると、DVD内に私がいて少し客観的になれ、冷静になれます。




○ タイトルが・・・
レビュー内容: 他の方もおっしゃっているように品の無い、センスの無いタイトル。



VOGUE 9月号がなんたるかを知らない方はそもそもスルーしてもいいんじゃないか。。。

なので元のタイトルのままで充分。

なんだかこのタイトルのせいでアナ様が安っぽくなってしまう気さえします。



内容はとても良かったです。

○ ありえない程センスがない邦題。
レビュー内容: September Issue 本編そのものは、良い出来だと思います。映画で見える側面がアナ・ウィンタースの全てではないでしょうが、ファッション誌制作の舞台裏なども見れて、興味深かった。

問題は邦題のネーミング。この邦題のネーミングって、アラサーとかの、自分では中流と思い込んでる下流日本人女性向けですか?そういう階層の人間が飛び付きそうなネーミングですよね?
わざわざこんな悪趣味なセンスゼロの邦題のネーミングを付けなくでも、
September Issue のままで良かったんではないですかね?
アメリカ版VOGUEでSeptember Issue の意味合いが分からない自称中流層な人々は別に放っておけばいいかと。

ぶち壊しですよね、この邦題。







ランク
2位

bruno 完全ノーカット豪華版 [DVD]

サシャ・バロン・コーエン

レビュー数
19
レビュー平均得点
4.5

○ 一線を越えた!?
レビュー内容: 今までも数々のクダロイ(クダラナイけど面白い)作品を観てきましたが・・・

これぞ"K点"を遥かに超えた作品ではないでしょうか???

場面も出て来るアイテムも強烈!!!

未見の方は地雷を踏んでみませんか(爆)

ボカシが残念な為、一つ減点の☆☆☆☆です〜。

○ 秀逸
レビュー内容: この作品は面白い!

特に日本と海外のコミカルな性描写の描き方の違いにはびっくりしますね。

何と言うかカラっとしてる。

こういう笑いは余り日本にはないのでとても新鮮に見ることが出来ました。

後は一般の人達の何も知らされていない自然な演技、思わず吹き出しちゃいました。

気軽に観てもらいたい作品ですね。




○ 謎の感動
レビュー内容: ばかばかしくも失笑が失笑を超えて、見終わった時にはただただ

面白いものをみた(笑)

という感想でした。

過激なシーンに圧倒されつつもシュールな空気につつまれてて、個人的につぼでした。

ブルーノがまじめな顔してるだけで笑えました。

同性愛を中心として(というか楯にして?)さまざまな問題や環境に切り込む手口はテーマを重すぎず、むしろ和らげながら描いていたと思います。

ラストには謎の感動が(笑)

○ 頭をやわらかくしたい方に。。
レビュー内容: とりあえずはじけてますし、ぶっ飛んでます。

僕の頭では想像も付かない程で、途中付いていけない部分もありました。



…でもなんだか面白かった。痛快だった。

あまりにも別世界過ぎて、関心と感動覚えるくらいです。そこの魅力に今気が付きました。



お話は単純だけど、そこに辿り着くまでの発想がまた凄い。

今作を観てなんか、いい意味で脳みそ柔らかくなった気がする。



どんな時でもめげない。これって大切ですよね。

○ サシャ・バロン・コーエンの演技に注目
レビュー内容: ブルーノを演じる、サシャ・バロン・コーエンはコメディアンだそうですが、その演技力はさすがゴールデングローブ賞主演男優賞受賞(ポラット)しただけの事はあるなと感心しました!!

タブーへ殴りこみ続ける事のエネルギーが、ちゃんと笑いになっていますし、ブルーノというキッチュなキャラクターがリアルに感じられます。

ホントにリアルにいたら相当周りは迷惑しますが。。(笑)

そこがエンターテイメントなんですよね。

終始笑っちゃいました。

今後もサシャ・バロン・コーエンに注目したいです☆






ランク
3位

牛の鈴音(うしのすずおと) [DVD]

チェ・ウォンギュン , イ・サムスン ,

レビュー数
4
レビュー平均得点
5.0

○ どこにでもありそうだが気付かず通り過ぎてしまう感動はたくさんある
レビュー内容: 綺麗な映像でひたすら人生にこだわりぬくおじいさんと、それに不満をもらすおばあさんと

牛の話

おじいさんは機械と農薬ではなく牛と自分の足で米を作る

牛はよぼよぼで足はぼろぼろでも機械を使うと少し収穫が無駄になってしまうらしい

そんな粗末な道具は効率が良くても使わないのだ

人がどうかでなく自分がどうかという大切なテーマがフィルムから染み出てくる

そして最後は小さな感動で映画は終わる

最近はこの手の映画は多い

一昔前は相手の砦を爆破させヒロインと抱き合ってというのが感動のパターンであったが

今は違う

それこそ近所の頑固で苦手だったおばあさんなどとふとしたきっかけで

話す機会があり

ある日会社から帰るとドアノブに収穫したてのサツマイモがつられていた

誰からかは言うまでもない

これが今の感動だ

かつて大昔にこう発言した男がいた

本物の暴力の怖さって言うのはドンパチすることじゃない

テーブルの食器を投げあうような日常に内在するところにあるんだ

その男、北野武につき

○ ドキュメンタリー風ですが映画です
レビュー内容: 有るがままを捉えたドキュメンタリーとは違って,完全に演出された“映画”ですね。

主演は79歳になる農夫のチェ・ウォンギュンと76歳の妻イ・サムスン,そして30年以上農耕牛として共に働いてきた老牛です。

ウォンギュン爺さんはとにかく頑固者で,農薬は毒だとか,稲を機械で植えたり収穫するのは邪道だとかいって農機具は使わず,昔ながらに農耕牛を使い手間暇かけて効率の悪い農作業をするもですから,サムスン婆さんはそんな爺さんと老牛に対して豊富なボキャブラリーでぼやきまくります。と,こう書きますとコメディみたいですが全然違います。

この映画は韓国で300万人もの動員をしたそうですが,老夫婦と老牛のお話だけでそんなに数字が稼げるとは思えません。ではこの映画の魅力は一体どこにあったのでしょうか,そこには「下り愛はあっても上り愛はない」という韓国固有の文化が織り込まれていたからだと思います。

この言葉は,自分の子どもへの愛は無条件に注げても,親への愛は中々注げないという意味なのですが,これを映像にするとこんな感じになるのかと泣けてきました。

口では。サムスン婆さんは,「お爺ちゃんが死なないと私の苦労も終わらない」と言っていますが,後半「お爺ちゃんが死んだら私も生きていけない。子どもたちの所へ行っても変に気をつかうばかりだから」とポツリと本音をこぼします。作物を収穫すればせっせと子どもたちに仕送りする老夫婦ですが,子どもから孝行してもらえないことをよく知っているのです。

日本でも韓国同様にヒットするかどうかは疑問ですが,ウルッとくる映画ではあります。



残念だったのは,「牛の鈴音」(原題はウォナンソリ「牛鈴の音」)という題名が示す通り,老牛の首につけられた鈴の音が殊更に強調されていることです。しかも実際に現場で生音を収録した感じの音色ではなく,妙に脚色された音で,明らかに鈴が鳴らないようなシーンでも鈴の音は聞こえてくるのです。ここまでする必要は全くないと思うのですが…。


○ 今を味わう心の豊かさ
レビュー内容:  口蹄疫の感染が確認され、その後被害が拡大した宮崎県で、終息宣言が出されようとしている。疫病の蔓延を助長している背景にメスを入れないかぎり、ウイルスの感染拡大はこれからも起こるだろう。



 「スピードと効率」を重視する、大量生産方式が畜産業界にも導入され、狭い場所に牛や豚、鶏を押し込めて育てる「密飼い」が主流になっている。運動不足やストレス、不衛生な飼育環境が病気を拡大させる温床になっているのだ。更に健康リスクの回避、成長促進のために抗生物質が飼料に添加され、人体への影響も危惧されている。



 経営効率を上げるために、乳牛の平均寿命は5年〜6年と言われている。この映画で79歳の農夫と一緒に働く牛は、40年も生きているのだ。「スピードと効率」に背を向けたチェ爺さんの生き方が、牛の寿命に反映しているのだと思う。



 2009年にわずか7館で封切られたドキュメンタリー映画が、累計で約300万人を動員するヒット作になったのは、「家族の絆」や「大量生産社会・大量消費社会」を考えなおす糸口を与えてくれたからだろう。



 「スピードと効率」という価値観は確かに生活の豊かさをもたらしたが、同時に環境汚染や自殺、過労死などの問題も引き起こしているのだ。「スローライフ」という考え方が提唱されるのも、多くの人々が心の豊かさを求めている証拠なのかもしれない。



 健康やお金も幸せの基本だが、今この時間を「味わう」ことも、幸せではないのか。何かに思い煩うことなく、ゆっくりと今を味わえる時間があるのも、幸せのバロメーターのひとつだと思うのだ。「牛の鈴音」は、私達の足元を見つめ直すための警鐘なのだろう。

○ 半年以上待ち続けました!やっと家でも見られる!!!!
レビュー内容: 韓国の地方の農村で 30年以上も生きていた年老いた耕作牛と

共に農業を営む老夫婦の日常を描いたドキュメンタリー映画です。

ドキュメンタリーなのに殆どナレーションも無い。

人気俳優も出演しないから、当然、出演者は老夫婦と村の住人で皆、素人で演出も無し。



もし作品紹介の説明がこれだけだと 何だか見る気が出なさそうですが、

騙されたと思って、先ずは何も考えずに見て下さい! 



韓国では人口5千万人中 300万人が鑑賞したそうです。



09年末から日本国内でも、アート・芸術系の映画館で上映されましたが

その時は東京・大阪・兵庫のみで全10館も有りませんでした。

私は見に行く機会を得られましたが、見た後は涙が出続けました。

その後も 配給元のHPで近くの上映会場を探す度に見に行きますが、

やはり涙が出ます。一体、何がこの映画の魅力でしょうか?



多分、見ないと答えは出ないと思います。

何度も見ている私も未だに上手く表現出来ません・・。



経済効率を第一に、古き物を淘汰してきた日本の社会、

そして先進国の仲間入りを果たした韓国、

しかしそれで人々は豊かになったのでしょうか? 

果たして、人が生きるのに何が必要なのでしょう?



オリジナルのタイトルの意味は "OLD PARTNER "

(私の稚拙な訳なら『古き仲間』でしょうか )だそうですが





年老いた牛と共に、ゆっくりとした時間を流れる老夫婦の姿を通して

我々現代人が何を失ってしまったのか、じわじわと自覚させてくれる魅力有る作品です。





何故、日本国内の大手が配給しないのか、とても疑問です。



支離滅裂な文章ですが、近くに上映劇場の無い方はDVDでご覧下さい。


















ランク
4位

マイケル・ジャクソンMEGA BOX ビッグ・インタビュー [DVD]

マイケル・ジャクソン

レビュー数
7
レビュー平均得点
2.0

○ 残念ながらあまりおススメしません
レビュー内容: みなさんが書いてある通り物凄く雑な作りです。

どの映像もファンならYouTubeで1度は見たことのある映像だと思います。

商品説明に貴重なインタビュー映像でファン必見とあったので購入しましたが見てみると???って感じです。



確かに貴重な映像だと思いますが、画像が悪いし、一体いつのインタビューなのかもわかりません。

ただ映像を次から次につなげただけといった感じです。

一般の人が家庭用のビデオで撮影したような映像も多くて、かなり見づらいところもありました。

あまりにダラダラと長まわししているので飛ばして見たぐらい。。。

パッケージのマイケルの写真が格好いいので、これらの映像があるのかと思ったら全くありません。



2枚組にした意味もあまりないと思います。後半は重複映像なので。



せっかくのオプラ・ウィンフリーとのインタビューもアカペラの部分はカットされているのでがっかり!!



2枚ついていたマイケルのポストカードでお茶を濁されたかな!?






○ 作りは雑でも・・・
レビュー内容: みなさんのおっしゃる通り とても雑な仕上がりですが

全編リアルなマイケルが映っているし 見たことがない映像もあったので

私的には良かったです。

画像が悪くてもマイケルは素敵です・・・

○ 画質の悪さと内容にがっかり
レビュー内容: マイケルのDVDは殆ど購入してますが ちょっとこれはヒドいかも・・・

画質が悪すぎてがっかりしましたが、一枚目からYOUTUBEで観たな〜って思ってさらにがっかり。

もちろん発売前から大きな期待はしてませんでしたが、昔の映像であれ

マイケルファンの私としてはYOUTUBEでも拝見出来ない映像を期待していたのに・・・

一緒に観ていた身内が「家庭用のホームビデオで撮った映像なのかな?」と。

内容も本当に雑な感じ。

マイケルへの思いみたいなのが全く感じられない商品です。


○ 横伸び…
レビュー内容: 皆さんご指摘の画質の粗さ・作りの雑さ・解説間違い・内容重複はもちろんですが、私が一番気になるのは画像のサイズです。
画面サイズ自体は4:3なのですが、画像がすべて横伸びしてます。うちのテレビ(SHARPのAQUOS)のせいかもしれませんが、どうしても調整できません。アメリカのテレビ信号設定による映像だからでしょうか?
前から観てみたかった映像がけっこう入ってて内容的にはまずまず嬉しいのに、肝心のMichaelが太目なのが気になって集中できず、とても残念です…

○ 画質が汚く、雑な仕上がり。
レビュー内容: これは昔のインタビュー集であって、マイケルジャクソンエステートが公認したものでないため、あまり期待はしていませんでした。

しかし、届いたDVDの中身をみて、予想よりもはるかに雑な編集のためガックリしました。

前のレヴューアーが書かれているようにDisc1と2にプライベートホームビデオの同じ内容のものが入っています。

最初は、何かの間違いかと思ってしまいました。

プライベートホームビデオの内容は、スーパーを貸し切ったときやマコーレカルキンらと遊んでいるやつです。

Disc1の後半にはオプラウィンフリーの1993当時のインタビュー(抜粋)が入っていたのでほんのちょっとうれしかったのですが、画質が汚すぎます。You Tubeで高画質にしてUPしている方のを観る方がまだましです。

しかも、抜粋なので全部観れない、Who is itをアカペラで歌うところからブチっと切れてます。

このアカペラで歌うところがいいのに〜と思って悲しくなりました。

パッケージにも誤りがあり、「マーティンバシールのインタビュー(抜粋)」とあるのは間違いで、たぶん「オプラウィンフリーの1993当時のインタビュー(抜粋)」が正しいのだと思います。いわくつきのマーティンバシールのインタビューは入ってなかったように思います。

どうせなら、内容はプラウィンフリーのインタビューを高画質処理、Full Versionしたものと、プライベートホームビデオのFull Versionだけで、安く販売してもらっても良かったかなと思います。







ランク
5位

オーシャンズ ファミリー・エディション [DVD]

ジャック・ペラン , ランスロ・ペラン ,

レビュー数
11
レビュー平均得点
3.5

○ 前半だけでよかった
レビュー内容: 前半は、海の生き物たちのダイナミックな営みを紹介し、後半は文明の発達を批判しており、生物多様性が失われようとしている、本物の自然がなくなるのを覚悟しなければならないのだろうかと問うものとなっています。

テレビ番組でよくある、生き物の知られざる生態を知ることができたり、誕生や親子の愛など感動できるシーンを追った映像作品だと期待してしまいました。

前半はよいです。海の生き物の呼吸、波の音がリアルで、その場にいるような錯覚さえしました。(水の中ですが)イグアナが岩の上で勢ぞろいしていたり、群れをなして泳ぐクラゲやイワシ、猛スピードで泳ぐイルカの群れ、えさを求めて海に飛び込むアホウドリ、ウミガメの誕生、……。

宮沢りえのナレーションもマッチしていますし。

後半から、無性に気分が重くなってきて、観るのが嫌になってきました。人類は絶妙のバランスで保たれている海の中の生態系を破壊しているのは確かですが、それを問題提起し、危機感を生るのが狙いだったなら、前半部分だけでも十分伝わるのではないでしょうか。

○ コンセプトの無さがミスコンセプトを誘う映画
レビュー内容: 全体のコンセプトが全く見えない。

海洋生物の生態を無視した編集で何を伝えるつもりなのだろうか?



1.カツオの群れが高速で移動しているシーンに続くのはイルカの群れが捕食のために水上を飛び跳ねているシーン。普通に見ればカツオはイルカから逃げているようにしか見えない。イルカがカツオのような大型魚類を補食するとは知らなかったので見入ってしまったが、実はこの二つのシーンは全く関係の無いものだった。



2.アシカが深い海から海面を目指して上昇している、海面に達したアシカの頭が移る次のシーンはなんと波打ち際、このシーンをつなげることに何の意味があるのだろうか?



このような連続性のないシーンが延々と展開されている。巨額の費用と膨大な時間を使っているのなら対象の生態を熟知した上でそこからメッセージを送るべきなのに、子供が見たらイルカはカツオを食べると思い込んでしまうようなミスコンセプトを送り出している。

中身が無いなら観光雑誌のようなひたすらきれいな画面を並べてくれればそれなりに満足するのに、全体は濁った色調で、はっとするような画面も出てこない。 おざなりに作られた前半から、とってつけたような動物愛護とエコロジーのお説教につながり、見ただけ時間の無駄だった。



今度はナショナルジオグラフィックスのDVDを見て、口直しをしなければ。


○ BGM(バックグラウンドムービー)
レビュー内容:  確かに何カ所か難点がある作品。

せっかくの海、普段覗くことのできない深い海の底、

もう少し美しい色合いを期待していたけど、そこは減点対象。

必要以上に人間の意思?を感じさせる流れも減点対象。

最新の映像機器で自然のままの姿と色合い、それだけでよかったのに。

 考え事をしたい時ミュートの状態で映像を流しています。

またなんとなくぼーっとしたい時はそれに自分のお気に入りの曲を流します。

クラシックはもちろん、ハードロックとの組み合わせが意外と良いのです。

BGM(バックグラウンドムービー)+BGM(バックグラウンドミュージック)の組み合わせは

ちょっとした癒しの空間と時間を作ってくれます。

 宮沢りえさんのナレーション、声もとてもいいです。ただ一度通してみたら、

あとはしっかり見るというより、何となく流れていると心地よい、そんな映像です。

○ いいものはいい!
レビュー内容: 私はそんな宗教チックな映画とは思いませんでした。こちらのレビュー見てむちゃくちゃ買うのを悩みましたが、私はdeepblueよりこちらのが画像が綺麗で見やすかったです。ナレーションも宮沢りえさん凄く合っていて癒やされました。何も考えず、ただただぼーっと見るには素晴らしい映画です。ほんとに涼しくなる映像です。最近こういう感じの映画に親子でハマっているので、せっかくデッキがブルーレイなので、次はお試しのBBCのグレートネイチャーのブルーレイを買って鑑賞しようと思います。

○ 海洋世界!
レビュー内容:  海洋ドキュメンタリー作品の中では、一番と言って良いほど壮大なスケールに仕上がっている今作。海を生きる様々な生き物の生態を知ることが出来るのはもちろんのこと、見ているだけでも涼しく感じるので、猛暑が続く今の時期には、正にピッタリ!映像もとてもきれいなので、自分だけの水族館といった感じもします。とても癒されます!!







ランク
6位

オーシャンズ コレクターズ・エディション [Blu-ray]

ジャック・ペラン , ランスロ・ペラン ,

レビュー数
14
レビュー平均得点
3.0

○ 海の美しさと生命の多様性について映したのか、海洋汚染について映したのか、構成が中途半端。
レビュー内容: 「アース」の海洋版くらいにしか鑑賞前は思っていませんでした。

渡辺謙さんに対抗して宮沢りえさんをナレーションに起用したのでしょうか。



「地球の海の中にもうひとつの宇宙があった」

全編を通して簡単に言うなら、そういうことになります。内容は。

思えば、地上に暮らす我々人類は左右にはある程度自由に移動できても、上下には自由には動けないのですよね。

だから、海中に生きる生物たちが上下にも左右にも、いや360度を全方向自由自在に動き回る光景を見るに、

まるで「空を飛んでいる」かのような錯覚すら覚えるのである。ホントの自由って正にこういうことなんでしょうね。



人間は海中の生物たちに比して、全然自由ではないんですね〜(笑)。



上記とは別に構成が単調に思います。さらにごく短い時間に入る「海洋汚染」と「人間たちによって殺される生き物たち」のカットが

他のシーンと構成上マッチせずどうにも滑らかではありません。



ナレーションがりえさんと別の外国人男性と2人の併用にした意味も分かりません。

りえさんにもっと喋らせればいいのにさ。



やたらと綺麗だ。感動的だ。と店頭で押し売り的にPRされておりますが、蓋を開けて見れば決して絶賛出来る様な出来栄えに非ず。

心に残るようなものでさえも・・・・・実は1つもなかったというオチになると思います。残念。

○ 新鮮味ナシ
レビュー内容: 長い年月と巨額の費用をかけて製作された作品ですが・・・

目新しさが感じられません。

TV番組内で放映され似たような映像集ばかりで新鮮味がありませんでした。

同じお金を出すのであれば水族館へ行って観た方が感動すると思います。

○ ドキュメンタリー映画?
レビュー内容: 違いますよね。

CG・特撮を用いて意図的に改変された映像。

『ディープブルー』『アース』を見たときの感動は一切感じず

気持ち悪い思想を押し付けるだけの映像と化していて

見終わった後気分が悪くなりました。。。

○ ただのプロパガンダ
レビュー内容: 映像も、リアリティのある音も、ただ自然を映してる部分はとてもよかったと思います。

が、しかし特定の、気色の悪い宗教がかった思想を全体に散りばめ、

観たあとは下卑たプロパガンダという印象しか残りませんでした。



さらに出演者は監督とその息子らしいです。

そこまでまとめると監督の公開自慰行為、といったところでしょうか。

駄作です。

○ 良かったですよ
レビュー内容: 映画館で見てから、ブルーレイが出たら絶対に買おうと待っていました。映像はとても綺麗で迫力もあり、本当に魚と泳いでいる感覚になります。すごい撮影技術ですね。確かに見たくないシーンもありましたが、特にサメのヒレだけ切って生きたまま海に捨ててしまうシーンとか、汚染された海とかありましたが、事実だから仕方ないでしょう。見終わった時には自然を大切にしなければ、と強く思いました。







ランク
7位

いのちの食べかた [DVD]

レビュー数
46
レビュー平均得点
4.0

○ これと女工哀歌観ました。女工哀歌の方が面白かったかも・・
レビュー内容: 女工哀歌【作品概要】

“これは、あなたの服を作っている少女達の話”

これは現代の「蟹工船」である!!



◆中国の、とあるジーンズ工場に潜入し、「中国製」という名目の下で私たちが安く服を買える理由(現代の労働問題やグローバル社会)に迫るドキュメンタリーの傑作!



【ストーリー概要】

誰もが1本は持っているジーンズの生産過程に注目し、世界の衣料品の大半を生産する中国の工場を密着取材したドキュメンタリー。

今や“世界の工場”と呼ばれるようになった中国の舞台裏に迫るため、工場で働く10代の少女たちの日常生活を追う。

監督は、ドキュメンタリー作家として活躍するアメリカ人監督ミカ・X・ペレド。急速なグローバル化への疑問と同時に、過酷な生活の中でも夢や希望を失わず、健気に働く少女たちの姿をとらえ、重い題材を時にコミカルな視点で描いている。


○ 是非見てもらいたい作品です。
レビュー内容: 今までに観たことないような心に響く作品です。

これを観ると、食べ物を粗末にすることも残すこともできなくなると思います。

当たり前のことなのに忘れがちな大切なことを、思い出させてくれ、考えさせてくれる作品だと思います。

是非たくさんの方に観てもらいたいです。


○ 意図は、わかる。ただ、私には退屈すぎた。
レビュー内容: ベルトコンベアーを流れる数千のひよこたち。広大な畑で延々と続く収穫作業。精液を搾り取られる牛たち。

そして作業の合間に無言でご飯を食べる作業員たち。



この映画にセリフやナレーションはありません。ただ、私たちが普段口にしているものがどのようなプロセスを経て口にたどり着いているのかを、淡々と映した「記録映像」です。シーンによっては、しばらく見ないと一体何をしているのかわからない作業もあります。



正直、最初の30分までは、「ああ、こんな風にニワトリとかって育てられているんだな」とか色々考えることもありましたが、それ以降は2倍速で流し見、という感じでした。



映画という視点で見るのが間違っているのかもしれませんが、映画館で見せるのであれば、もうひとひねりないと寝落ちしてたと思います。教育的視点で考えれば将来のために知っておくべきことだと思いますが、もう二度と見ない映画です。退屈。アートギャラリーの一部とかで流れてそうな映像ですね。



「24」みたいに、映像を4つ同時進行とかで見せてくれたらもっと面白く見れるかも。でも、面白くしたくはなかったんですよね、わかってるんですけど…(汗)。

○ 目をそむけている現実
レビュー内容: パッケージデザインが洒落ているので表面的な印象を抱かされ、なかなか触手が伸びなかった。

が、観てみると中身は一切の装飾が無く、予想外に良い。いや、素晴らしい作品である。



何の説明も、コメントも、データも、音楽も無く淡々と現場の風景(普段は覆い隠されている現実)が映し出されてゆく。

飽きさせることのないだけの力を持った現実の映像。



見て見ぬ振りでは卑怯すぎる。現実を直視して行動しなくてはならない。

肉を食らう人間が、子ブタが可愛いだとか、ひよ子が可哀そう、なんて言うのを聞くと呆れてしまう。

自ら屠殺を出来ない人間(最低でもそれを直視することの出来ない人間)は、肉を食らう資格は無い。



焼き肉屋で牛の解体ショーを行ったら、寿司屋で行われるマグロ解体ショー並みの行列が出来なくてはならないはずである。

皆が現実を直視しているのなら。

○ まさにOur Daily Breadでした。
レビュー内容: 「いのちの食べかた」も良いのですが、

Our Daily Breadと原題そのままで良い気がしました。

肉も魚も野菜もみんな出てきます。

もちろん全ていのちですから…



淡々と作られては消費されていく食べ物。

いのちです。

でも、タベモノです。

タベモノはいのちです。



私事ではありますが、

野菜を切るときにも時折、

悲しい気持ちになるヴィーガンです。

全ての人がヴィーガンになって欲しい。

せめてベジタリアンに…

どうしても無理なら肉食を今の半分以下に…

願っているヴィーガンです。



だからではありませんが、

全ての人にこの現実を見て欲しい。

食べ物を食べる人であれば、

知っていた方がいいと思います。








ランク
8位

アース [Blu-ray]

地球

レビュー数
34
レビュー平均得点
4.0

○ 映像美
レビュー内容: 作品はとても素晴らしいです、芸術だと思います。 ふつうに自然を見ても



こんな映像は目に飛び込んできません(観察力が足りないだけかもしれませんが)



逆にこんな視点で地球が壊れていく作品を作って頂ければ、ダイレクトに温暖化に



関心を示す人が増える気がするのですが。



 

○ 地球の奇跡とダイナミズムを90分に凝縮。HDの威力炸裂です。
レビュー内容: 地球の成り立ちなど科学的なことはさておき、本作では「太陽」と「水」によるこの惑星の奇跡とダイナミズムを映し出している。製作に5年かかったそうであり、これは一般の映画会社じゃ作れないドキュメンタリーだ。製作は「プラネットアース」と同じBBCが手掛けており、まさに圧倒的迫力で魅せるが、内容はブルーレイ御用達みたいな作品だ。DVD版は観ていないが、HDで観る「アース」は物凄い美しさ。パトリック・スチュワートのナレーションとジョージ・フェントン+ベルリン交響楽団の雄大なスコアも付くが、音を一切消してもその効果は変わらない。これこそ「映像力で魅せる1枚」だといえるだろう。要はBGVとしても素晴らしいということだ。地球の営みは太陽と水で作られる。このメカニズムが地球上全ての生き物に連鎖反応を与えて、我々も日々を生きている。本作を観ていると人間ひとりの存在など「チリ」にも及ばないミクロなものだということも理解できる。一見世界を牛耳っている経済活動も、丸い惑星全体から見れば微々たるものだ。地震や台風も地球の営みの一環であり、人間たちには選択の余地がない。だから宗教とか神様が登場するのだが、神=太陽・水を指しているのだとすれば合点がいく。地球温暖化もそうだが、この営み自体に人間が手を加えようとすれば、必ず反動があるということだ。本作は出来れば学校でも教材に使って欲しい。この素晴らしい惑星を守るための道徳的理解も教えられるはずだ。特典映像が予告編しかないのが残念だが、ブルーレイ究極の1枚として、HD環境が揃っている家には必携だと思う。特典がない点を加味して星は4つです。

○ すごいカメラワーク
レビュー内容: よく撮ったなあと感心するばかり。



移りもきれい。テーマも明確。



子供に自然の厳しさとか、教育を教えてあげるのにいい作品でした。

○ 感動巨編
レビュー内容: 以前にディープブルーを見たことがあり、その際に非常に感動したことを思い出し視聴しました。



夜中寝る前に一人で見て、いい眠りにつくためのヒーリングムービーとして利用しよう考え購入しましたが、一度見てみると、思惑は大外れでテレビに夢中になり、見終わったあと自然に涙が流れていました。その後二周目に突入したことは言うまでもありません。笑



過酷な生存競争、赤ちゃん動物達のかわいい姿、見たこともない様な綺麗な映像。



何度みても飽きません。



幸運な惑星に生まれたことを感謝しました。

○ フルハイビジョン+ブルーレイの真価発揮
レビュー内容: 動物だの自然だの地球温暖化だのに対してさほど興味がなくても,

とりあえずテレビの前に釘付けになります。

どうやって撮ったの〜?と思うような迫力の映像の数々。

動物だけでなく,エンジェルフォールや砂漠,オーロラ,針葉樹林など,見飽きないです。

特に,ブルーレイの映像を見たことがない人に,

こんな感じ,とデモンストレーションするのに最適です。

だいたい「おぉ〜」と感動してくれます。

うちに遊びに来た友達で,トイレも我慢して見入っている人もいました(一時停止すればいいんだが)。

普通の本編再生モードのほかに,BGVとして,効果音+ミュージック(解説なし)というバージョンも入っていますが,

どうしても画面を見つめてしまうので,BGVは自分の場合,使わなそうです。







ランク
9位

未来の食卓 [DVD]

バルジャック村のみなさん

レビュー数
4
レビュー平均得点
4.5

○ 子に毒を与えてはいませんか?
レビュー内容: 日本でも多くの農家は、出荷用とは別に自分達の食べる野菜を作っているものである。

見かけの美しい農協基準の(農薬たっぷりの)野菜は出荷用であり、

自分達は虫喰いの不格好な基準外の(農薬最小限の)野菜を食べている。

国産物だからって決して安心なんて出来無いのである。



子供手当なんてものに税金を使う前に、子供の安全確保に取り組んで貰いたい。

義務教育の給食が、安全でないなんてことがあってはいけない。



子を持つ親には必ず観てもらいたい作品である。

我が子に毒を与えてはいませんか?


○ 風土や食がかわれば、ひともやさしく豊かになれる。
レビュー内容: 風土に同化した街、窓辺の陰影、子供も子供もいきいきと真剣に取り組む姿を、哀愁のある音楽がやさしく包み込む。挿入される会議の場面が不要なぐらい、風景や暮らしに感情移入し溶け込んでしまいそうな映画である。

子供たちの歌も秀逸。勇気のでる歌なので日本語でもみんなで歌いたい!



癌や白血病などの生活習慣病の発症や進行には住環境や食などの風土の関与が大きいと思います。

家系や遺伝子変異、喫煙などと、とかく病を宿命や産業のせいにしがちである。

この映画では、農薬や食品添加物を排除した生きた食物を精製せず、まるごといただくことの大切さを再確認できる。



エコヴィレッジなどの自給自足の共同体を体験しなくても、学校給食から家庭の食を変えていくことは日本でもすぐにできると思う。

子供の学歴や将来の出世のために塾に通い、その合間にファーストフードやお菓子を買うお金を与え、コンピューターゲームなどヴァーチャルな関係にしか興味がもてなくなるような、便利さ追求と競争重視の社会では、大人になっても自分中心で他人を思いやりや自分で考えて行動できなくなってしまう。



会社や学校、家庭での無理や我慢からくるストレスは鬱や心身症、生活習慣病につながります。

食を中心とした環境、風土を見直して、ノルマや効率重視の営利主義からはなれたスローライフを心掛けることが大切である。

その土地の素材で家庭で愛情をこめて造った料理やお弁当をたべている家庭では、多動や暴力、浮気や離婚も少ないと思います。

本当においしく体にいいものを自らがわかって選べる嗅覚や舌を、子供のうちから養うことは大切です。



日本でもネオ二コチノイドなどの農薬排除、オーガニック農業からさらに無農薬、無堆肥、無肥料の農業への転換を目指した農業が全国に広がり、動物性食品中心の食事を見直し医者の要らない緑豊かな日本になっていくことを祈ります。










○ 健康社会へのリーダシップが問われる時代に
レビュー内容: 南フランスの小さな農村の村長が、子どもや高齢者の給食を有機農業に転換すると宣言します。

科学的エビデンスも弱く、反対者も多い中で、無謀に見える施政方針。

多くの住民たちが戸惑う中で、子どもたちが、給食の調理人が、村人たちが少しずつ変化し始める。



一方、農薬の調合をする度に鼻血を出し、それでも有機農業への転換に気乗りのしない農業者が登場します。

視界を遮るほどの白煙をあげる農薬散布車の中には、感染や放射線から身を守る防護服を彷彿とさせる彼の姿があります。

おそらくエビデンスや経済性を盾に彼は最後まで方針を変えないでしょう。しかし、私たちは彼を責められないはずです。

タバコの有害性のエビデンスがこれほどまでに揃わない時代に、なぜ医師や施政者は禁煙化をすすめなかったのでしょうか?

それは健康社会を目指そうというリーダーシップを発揮することへの尻込みをしたからです。



この映画の原題「子どもたちが我々大人を告発する」は、未来を守るための決断を迫る厳しさがあります。

しかし、説明を尽くして説得しようという雰囲気には欠ける映画ではあります。

日本のドキュメンタリーのような厳密なものを期待する向きには応えてくれないでしょう。

牧歌的な子どもたちの笑顔、それを永遠に守っていきたいとあなたは思うか、あくまでもそこが中心です。



長野県の教育委員長だった大塚貢氏がこの映画をわざわざ東京まで見に行って感銘を受けていました。

子どもたちの不良行為や不登校で崩壊寸前の真田町に赴任した大塚氏は父兄や教師の反対を押し切り、給食を安全な食材の完全米飯食に変えました。

結果、見事に子供たちは落ち着き、大塚氏が辞した後もその成果は続いているそうです。

映画を見て、大塚氏は更に食の大事さへ確信を深めています。

そういう火種を伝えていく映画だと思います。



多くの人に見てもらいたいので、最高評価とさせていただきました。








○ 「オーガニックとは?」「自然のまま!」
レビュー内容:  

2006年に学校給食を全てオーガニックにした南フランスのバルジャック村の

経緯やユネスコ会議の進行を丁寧に撮ったドキュメンタリーです。



自然のままの食事が、これほど難しいとは。そう思わせる映画です。

見所は多いが、特に印象的だったのはこちら。

・桃園等で散布した農薬が霧状に舞い、背後の風景が見えない

・農民が自ら、自分たちが食べる分を農薬漬けにせず個別に作ると言ってしまう

・自分たちで栽培したイチゴを食べて「おいしい」と笑う

・とはいえ、フライドポテトも好きな子どももいる



ただ、全編通じて「オーガニックは良いこと、まず始めてみよう」との機運が

強い。このため、生活習慣病との因果関係や、オーガニック農法が「業」として

成立するのか、等で疑問が残った。危機感を煽る分には良い表現かもしれないが。







ランク
10位

ディープ・ブルー −スタンダード・エディション− [DVD]

ドキュメンタリー映画

レビュー数
29
レビュー平均得点
4.0

○ 眠れない夜にぴったり
レビュー内容: 自然の雄大な景色…



自然の厳しさや激しさ…



動物や魚の大群…



癒されようと思って購入しましたが、

予想以上にとても癒されました。

癒されすぎて全部を1回で見ることができず

3回くらいに分けて見ました。



疲れて眠れない大人にぴったりです。

○ デジタルリマスタにならないかなー
レビュー内容: 以前から、ジムのモニタで見ていて、自宅で見たくて購入しました(安いし)。コンテンツはとても良いです、でもアナログ画像のようで、大画面で見るのは非常にキツイ。デシタルリマスタになれば、まともに見れるようになるでしょうか。

○ 映像作品に於いての完成度は満点
レビュー内容: ディープブルー‥

映像の素晴らしさは満点‥いや、点に表せない程の完成度である。さすが、制作日数に見合った作品だろう。
この作品を初めて購入する方は見ていただきたい。
「ディープブルー」は"海"一筋に絞った映像作品でありドキュメンタリーにありがちな専門的観点からの見解等、本作では小難しい事は一切述べられていない。これは映像で海、生命を感じる作品であるため知識の取り入れを目的に購入するなら控えるべき。

さて、ここまで新規購入者に宛てた多面的な観点からくる縷説を述べてきた。ここからは個人的な感想なので悪しからず‥


まず驚いたのは(他の方もレビューに記述してましたが)全ての項目(本作は海中生物を軸に様々なテーマ、所謂〜編のように分類されている)に当てはまるのですが、撮影者の存在を全く感じさせずにありのままの様子が捉えられている事である。
撮影が難しいであろう肉食動物の補食シーン、当に弱肉強食を描いているかのようだ。

OP映像から内容を物語るかのような海の表情、そしてそれに対抗するかのように海を勇ましく泳ぐイルカの姿。本作の映像の素晴らしさは他の追随を許さぬものだがそれをこうしてドキュメンタリー映画として纏めているのはスタッフ達による編集技術だろう。

まだ語りたいことは沢山あるけど残りは見てのお楽しみということで。

読んでくださった方に感謝します。

○ 海の営み
レビュー内容: 地球には陸上とは別の顔を持った世界が広がっている。

当たり前ですがそんなことを改めて感じました。



これだけ資料的価値の高い映像と生態をカメラに収める為に、

とんでもない労力が注ぎ込まれたことは想像に難くない。

まるで透明の魚にでもなった気分で海中散策ができます。



中でも深海の世界は必見です。未知との遭遇ですねこれは。

もう一つの宇宙の様でそこの生物はまるでエイリアン。

こんな生物を造られた神(自然?)の懐の深さを感じます。



是非大画面で自然にドップリ浸かりたい作品です。

動物の姿に癒されること必至。夏には清涼効果もありそうです。

○ 生き物の躍動こそが芸術
レビュー内容: 僕は芸術、美というものは

生き物の見せる「表現」だと思っています。

そして、この世で一番大切なものが

「表現」だ、とも。

 

この映画の場合、海の生物たちの見せる

厳しい生態系そのものが

「表現」であり、美だと思える。

この世に海や陸しかなかったら

美の概念さえ存在しない。



欧米人よ、捕鯨禁止を匂わせるなら

温暖化の問題にもっと真剣に

取り組んだらどうかね?

地球上のかけがえのない美を

これ以上失いたくないのなら。


posted by はやぶさ じろう at 11:00| 外国映画