2010年10月21日

メイキング

ランク
1位

into the 「G」 (映画『GANTZ』ナビゲートDVD)

二宮和也 , 松山ケンイチ , 吉高由里子 , 本郷奏多 , 夏菜 ,

(まだレビューはありません)







ランク
2位

佐藤寛子-メタモルフォーゼ-映画「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」より [DVD]

佐藤寛子

レビュー数
20
レビュー平均得点
4.0

○ 素晴らしいです☆彡
レビュー内容: 張りのある大きすぎない胸を中心に、生徒会長の色々なところがあらわになります。ローションプレイ、キスシーンなど、アイドルの枠を超えたシーンが満載です。竹中直人に嫉妬を覚えます。普段はありえないですが、一回目で3回抜けました。すごいですね。

○ 素晴らしい裸体!
レビュー内容: 今までヌードになってがっかりした女優はおおかったですが!見てびっくり!さすがグラビアアイドルとても素晴らしい綺麗な裸体です。思わず三発抜いてしまいました、、、、これからがっばってほしい女優です!写真集も買います!ありがとう!

○ ヌードはたった数分です。
レビュー内容: あくまで映画全体のメイキングDVD。そしてヘア全体を覆う大きなボカシ。冒頭から最後までペチャクチャと喋り続ける五月蝿いナレーション。情熱大陸か!! しかしあの佐藤寛子がヌードになり、あんなハゲオヤジと濃厚なキスまでする様になるなんて、これが彼女の女優への道なのか。

セミヌード写真集を出した頃から大分疲れた顔になってしまった彼女ですが、今回も目の下には大量のクマがあり、顔の肌がカサカサな感じでした。今の仕事は精神的にかなり辛そうで、今後彼女がどうなってしまうのかとても心配だ。

○ 内容と価格
レビュー内容: 気になったのは、ナレーション。

ナレーションのオン・オフができたらいいのにと思う。

それと値段。

2千円くらいならいいと思う。

○ 絶対買い!
レビュー内容: 佐藤寛子のゴージャスなヌードが間違いなく拝めます。絶対に買い。
後悔させませんよ。
素晴らしく綺麗な体です。






ランク
3位

妻夫木聡が悪人だったあの2ヶ月 [DVD]

妻夫木聡 , 深津絵里 , 岡田将生 , 満島ひかり , 樹木希林 ,

レビュー数
4
レビュー平均得点
5.0

○ 妻夫木聡が清水祐一へ・・・
レビュー内容: 映画を見て、妻夫木君の演技にかなり引きこまれて、

数日余韻が残り、色々調べてたらこのDVDを見つけて

即買いしちゃいました。

DVDには映画のシーンもかなり多く入っているので

映画を見てから見た方が良いとは思います。

本を読んで、あの祐一を妻夫木君が?!と、最初は思っていたのですが

映画を見て、そんな違和感が消え去ってました。

その役への葛藤なんかが盛りだくさんで、

この金額でこの内容なら、かなり満足できました。

○ 俳優妻夫木聡の情熱と苦闘
レビュー内容: 当然のことながら、俳優妻夫木聡は人を殺していない。

しかし、この架空の事実を自分の真実として、役柄そのものにまさしく一致するための苦闘の2ヶ月間がここには描かれている。

私はまだ彼の完成された映画を観ていないが、彼の演技に賭ける鬼気迫る情熱と誠実さは十分感じ取ることができた。

たぶん、本編でも彼は役名清水祐一その人となって、スクリーンに刻み込まれていると思う。

○ これが 妻夫木くん?役者ってすごい
レビュー内容:  私は 悪人の映画を見てからコレを見ました。



役者妻夫木くんはすごいなぁ・・と感じましたね。

最初は 180度違うタイプにを演じることで話題がありましたが 彼の苦悩はそれどころじゃなかったようです。



それと同時に監督も祐一がつかみきれなかったと言っていたので 監督もすごいなぁ・・・と思いました。



映画は深津さんがフューチャーされていますが妻夫木くんもいいです。



映画を見てからだと どんな場所でどんな気持ちで撮影されていたのがよくわかります。

私はどちらかというとあまりナビゲート的なものは購入しないのですが コレは即買いました。

それほど映画に魅力があったからでしょうね。



実は シナリオも買いましたよ。。。



 自分が住んでいた場所で撮影があったのでここ 写っている・・とか知ってる・・というのも楽しめましたね。。。



私は購入して よかったと思いました。。

失敗ではなかったです。。




○ 映画を観る前でも後でも楽しめると思う
レビュー内容:
値段の割に充実していて長く、内容も濃かったです。



タイトル通り妻夫木聡の役作り過程をメインにおいたDVDですが、クランクインからアップまでを追うので他の役者さんとの絡みやインタビューも出てきて、映画「悪人」のメイキングのようでもあります。



次第に役を作っていく妻夫木聡の表情や目の色が変化していくのが手に取るようにわかって、普通のメイキングよりも興味深く観れる一枚でした。



映画の前でも後でも楽しめると思います。付属で予告編と特報が収録されています。


ランク
4位

(仮)タクミくんシリーズ PURE メイキングDVD 全員ver.

馬場良馬 , 内藤大希 , 三津谷亮 , 小林豊 , 広瀬友祐 ,

(まだレビューはありません)





ランク
5位

BECK IS BORN [DVD]

水嶋ヒロ , 佐藤健 , 桐谷健太 , 忽那汐里 , 中村蒼 ,

レビュー数
3
レビュー平均得点
4.5

○ EVOLUTION!!
レビュー内容: 映画を観て

意外にも感動したので

メイキングが気になって

このDVDを購入しました



できればこの価格なら

もっと長くてもいんじゃない?と

言いたくなったけど。。

(ほかのメイキングDVDってもっと長い気がする。。)



でも、メイキングをみて

役者一人一人がそれぞれの役に

思い入れをちゃんと持って

そこにはすごい熱い情熱と

努力があったんだなと思って嬉しくなった



特に桐谷健太くんが言ってた、

「この一体感があるから音楽も役者もやめられない」

て一言に胸が熱くなった



そう、だから私たちは音楽をやめられないんだ

○ 所謂一つの番宣DVD
レビュー内容: 通して見るとドキュメント風に企画されており、出演者の素顔を垣間見る事ができる作品です。

但し、映画公開前に発売されている事から番宣目的が主だろうと思います。

本来なら、映画版DVDが発売されての特典映像であった方が嬉しかったと感じています。

その事を承知してからの購入ならば、絶版になる前にコレクションする価値はあります。

現時点では、主演の水島ヒロさんは芸能活動をされて居ないので、貴重な作品になるかも知れません。

○ 撮影現場の臨場感、出演者のひたむきさが出ている
レビュー内容: インタビュー&メイキング集

ライブ舞台映像

ストーリーダイジェスト

公開情報(劇場予告映像)



 .インタビュー: 室内で座ってただ答えるのではない。撮影現場などで 制作過程を交えながら、役作りで心掛けたことや、楽器練習の苦労話などあり。

        バンドメンバー5名、プラス紅一点(竜介の妹)真帆役の合計6名のインタビューが、チャプターごとに分かれているので、

        通しで見るのはもちろん、興味あるキャラクターを選んで、という見方も出来る。(が、どれも共演者全員がかかわっている)

        ラップの作詞はだれか、ということや、コユキが顔にメロンパンを押しつけられた際の、パンの細工もわかる。

 .ライブ舞台映像でのライブシーンは、演奏の熱気・感動が伝わり、映画の公開への期待感が高まる。



野外ライブの雨のシーンは、観客役のエキストラが、着用している雨がっぱは自前なのだろうか(そうではないとは思うが)。ストーリーとは関係ないことだが、些細な映像も盛り込まれているので。(俳優が怪我をしない為の、スタッフの配慮なども)



映画を観た後でDVDを見るのも 楽しいだろう。


ランク
6位

(仮)タクミくんシリーズ PURE メイキング 三洲&真行寺ver. [DVD]

馬場良馬 , 内藤大希 ,

(まだレビューはありません)







ランク
7位

メイキング・オブ 「ピカ☆☆ンチ」 [DVD]

大野智 , 櫻井翔 , 相葉雅紀 , 二宮和也 , 松本潤 ,

レビュー数
10
レビュー平均得点
4.5

○ 嵐最高!
レビュー内容: 嵐5人のいろんな個性がでてて、すごくよかった。
3年ぶりの再会で1人1人が成長している感じがすごく出ていた。
また、切ない部分もあり、感動した!そして、最後には5人の絆が強く見られて、すごくきれいな終わり方だった。絶対見る価値ありです。

○ 映画がとても楽しみになります!
レビュー内容: 地方住みで映画を見に行けないので、DVD化されるまでのつなぎとして購入しました☆チュウがリーゼントから黒髪のサラサラヘアに変わってたり、ハルが妙にピチっとした七三分けになってたり・・・とても映画が楽しみになる構成です。
ただインタビューばかりなので、買ってもリピート率は低いかもしれませんね。。。

○ 公開を待て!!
レビュー内容: 『ピカ☆☆ンチ』のメイキング、公開を前にして発売ですね〜!
うれしい!!やった〜!!
メンバーのインタビューとか『ピカ☆ンチ』『ピカ☆☆ンチ』の
ダイジェストとか満載でこざいます!
公開前に自分の中のピカ☆☆ンチ度のUP!!もはかれます。
劇場に行けない方もこれ見て本編のDVD化まで頑張ってください。

これ見るともう公開がよりいっそう待ち遠しくなりますよ〜。
また映画を見た後にもう一回みたらより一層ハマルかも・・・。
あ〜早く見に行きたい!!


○ 帰る場所は、ここにある。
レビュー内容: 〜前作ピカ☆ンチ☆の続編、ピカ☆☆ンチのメイキングです。
映画公開の前にメイキングが発売なのは??って感じでしたがなかなか楽しいDVDでした。
 内容は前作ピカンチから3年後再会した彼らが巻き起こす(巻き込まれる)騒動、ピカンチダブル(団地青春ムービー!?)の撮影中のオフショット、インタビューなどです。
〜〜
仲の良い素の嵐、演技に向かう真剣な嵐とのギャップが見られます。
堤監督、脚本の河原さんのピカンチダブルに対してのコメントも興味深いです。
♪個人的にはハル役の大野くんがハルになると内股になる…のところのインタビューが良かったです。〜

○ 嵐i・Love
レビュー内容: もうサイコー!っていうか・・・・!
ニノカッコイイ!!!!!!!!


ランク
8位

「君へのメロディー」メイキングDVD シュンの鼓動 Beat of 佐々木喜英 [DVD]

佐々木喜英

(まだレビューはありません)




ランク
9位

メイキング オブ タクミくんシリーズ 美貌のディテイル ~タクミとギイ 美貌の瞬間~ [DVD]

浜尾京介 , 渡辺大輔 , 滝口幸広 , 紅葉美緒 , 馬場良馬 ,

レビュー数
2
レビュー平均得点
4.0

○ 成長の後がみえます
レビュー内容: 前作が良かったので、購入してみました。浜尾君の進化が見られます。前作の時はちょっと硬かった?と思ってましたが(それはそれで可愛らしいですが…)メイキングなんですけど、何とも言えない色気が感じられました。本編がとても楽しみです。 渡辺君は少し痩せたかな?より魅力的なギイに仕上がってました。相変わらず声も素敵でした。


○ 期待しちゃう?
レビュー内容: 二つともメイキングDVDを観ました。
こちらの方が断然良かったです。
ギイとタクミの柔らかい仲の良さがたまりません!
本編を期待してます。
もう一つの方は、ちょっとガヤガヤしてたかな!







ランク
10位

小向美奈子 緊縛―映画「花と蛇3」より― [DVD]

小向美奈子

レビュー数
5
レビュー平均得点
2.5

○ メイキング+新作の宣伝
レビュー内容: 映画の舞台裏を紹介しながら、8月28日に公開される『花と蛇3』の宣伝も兼ねると言う作品である。前2作でも同じような作品が作られ、実際にも見ているが、今回の方がオフとオンの対比が強いようで、よくできていると思う。本番中の出演者やスタッフの様子、カットがなされた後の表情、一日の撮影が終わった後の感想等、結構興味深い。



『花と蛇3』は軟禁された貴婦人のSM的調教過程を描くと言うもので、全2作のようにいきなり衆人環視のショーに引きずり出されてしまうようなことはなく、より団鬼六的世界を描いているようである。『花と蛇3』本編の方も楽しみである。



ヘアが映っていないとかの不満はあるだろうが、あくまでメイキングを楽しむための作品として見るべきである。『花と蛇3』本編を見た後に本作を見た方が、より楽しめるかもしれない。

○ 最悪(・_・、)
レビュー内容: 正直、この作品は営業用のDVDで、見せ場が全くありません、濡れ場や絡みを見たい方にはオススメできません、実際に購入して、後悔しましたこのDVDを購入するなら写真集の購入をオススメします。DVDも付録で付いているので迷ってる方は写真集をオススメします

○ 不満
レビュー内容: メイキングとは言え、かなり不満な内容。小向美奈子が薄っぺらく感じるインタビューも頂けない。当然、観ても何も良さは伝わって来ない。映画の封切り迄、待つべきでしょう。レンタルで十分。買って損しました。唯一乳首に鈴を付けられ浮浪者に凌辱されるシーンは見物かと。

○ 短い
レビュー内容: ヘアにはモザイクがかかっていて、ほとんどが小向のインタビューなので、買う価値はありません。

○ 毛出し→追加版
レビュー内容: 事前アピールで週刊誌で毛を見せていました。



毛出し、間違いなし!



映画の前に、写真集、メイキングDVDと商売上手ですね・・・。



どちらも買って映画も観ますよ!

毛出し。

毛だしって、なんか毛がにみたいだな・・・。



毛ガニ。

突然ではありますが、私は毛蟹ではありません!

毛蟹ではなく、ダニなのです!!!



蟹みそは美味しく食べれますが、ダニみそは食えません、おわり。



追加。

☆5個→☆2個評価に変更。

レンタルで確認。

発売よりレンタルの方が早いのはなんでだろ?

それはともかくレンタルで良かったら買うつもりでしたが、やめました・・・。

数箇所、本来なら毛が見えるシーンがありましたが、ボカシあり。

ボカシはレンタルだからかもしれないが、仮に販売の方でボカシがなくても遠めで良くわからない感じ。

これなら写真集だけで充分。

これを買っていたら腹が立ちますね!

大怒りまではいかないけど、ちょっとの怒りより上なので中ぐらいの腹立ちでしょうか。



それでは追加の終わりのお時間です。

ととのいました!

中ぐらいの腹立ちとかけまして、チューリップを食べると、ときます。

そのこころは、中立腹(=ちゅうりっぷく=チューリップ食う)。



なぞかけじゃなくて、ダジャレだね・・・おわり。


タグ:メイキング
posted by はやぶさ じろう at 11:15| 日本映画

2010年09月30日

ヤクザ






ランク
1位

アウトレイジ スペシャルエディション(DVD+ブルーレイ+特典DVD)

ビートたけし , 三浦友和 , 椎名桔平 , 加瀬 亮 ,

レビュー数
11
レビュー平均得点
3.5

○ インパクト
レビュー内容: はっきり言って単純なインパクトだけなんですよ。
でも自分は北野監督がこれだけインパクトのある映画を撮れるとは思ってなかった。
幅広く映画を撮れる人は凄い。さすがです。

暴力描写に力を入れてますが、
絶対にやらないんだけど、たま〜に想像してしまう痛みを映像化した感じ。
それは人道的にやっちゃ駄目でしょ!って事をこの映画では躊躇無く普通にやっちゃう。
凄く単純なんですけど、引きつけられました。

役者のインパクトも凄かったですね。石橋蓮司、國村隼の演技が凄く良かった。
これだけオヤジ達が栄える映画もなかなかありませんね。

賛否両論はっきり出た映画ですが、大好きな作品になりました。
続編期待してます。

○ 北野節暴力ギャグ
レビュー内容: ラーメン、歯医者 コノヤロー すべての場面に味があります 役者の人選がいいですね 某作品のショチョウさんは優しいイメージしか浮かばなかったのにこの作品では腹黒悪い 中華料理店の店長を痛めつける場面で椎名桔平が ニヤニヤ、ニヤニヤしているのが良かった。ゼニゲバの親父役もいい味でまくりでしたけど、本当にいい役者 パンフ、ガイドブックと読みましたがもう北野作品映画に出るということは日本人役者とってはステイタスになっているみたいです 北野監督にお願いします 映画秘宝が20ページくらい特集するような最初から最後までブラザー、アウトレイジのノリで あと味さっぱりの男ぐさい痛快暴力アクション映画がみたい。

○ 鮮烈な痛み!
レビュー内容: はい、マイ・ネーム・イズ・キタニスト(笑です。



これでもう15作目ですか、ほうほう。

「その男、凶暴につき」から、全て観てますが、この映画は、(アイタタタタッ!)と、思いながら観るような純正ヴァイオレンス・ムーヴィーです。



映画館で観ましたが、結構観客入っていて、北野映画=あんま売れない というイメージを払拭しました。

観客の人からも「面白かった」という声が聞こえてきました。



さて、僕の場合ですが・・・。

まあ、良かったかな・・・位でした。



少し、過激さに徹しすぎたかな・・・、正直内容が、入りづらかったかも・・・。

でも、良い所も、勿論あります。

今回、発見できたことは、やはり、本職の役者は凄い、というでした。

北野映画には、たけし軍団のメンバーなど、本職の役者ではない人(北野武自身もそうですが、)が良く出ていますが、やはり、「アウトレイジ」に出ている役者は、存在感が半端じゃなかったです。

(ちなみに、たけし軍団の演技がダメ、というわけではありません、むしろ、たけし軍団の方が好きなのですが、純粋に役者としては、という比較です。)



椎名桔平は、カッコよかった・・・。

役者一本の人の力を見せ付けられました。



しかし、この映画、次の月に観た「借り暮らしのアリエッティ」よりは、良かったです。



北野監督には、ずっと映画を作り続けてほしい!

次回作も観にいきます!!


○ 素晴らしい作品
レビュー内容: この作品をみて日本人に生まれて良かったとつくづく思いました(笑)まず草食系俳優の代表のように思われていた加瀬亮に目が釘付けになり、椎名桔平の目つきの鋭さと愛想の良さに演技と思えない迫力を感じます。音楽も控え目ながら自己主張してるし衣装も俳優さんたちに似合っています。星5個でも足りないくらいすべてが完璧な作品だと思います。

○ ザ・エンターテイメント
レビュー内容: 完全にエンターテイメント。

サクサクとテンポ良く殺し合う。

リアルさや芸術的側面は皆無。



単純明快、わかりやすい映画だと思った。

まさに“全員悪人”コピー通りの映画だ。






ランク
2位

アウトレイジ [DVD]

ビートたけし , 三浦友和 , 椎名桔平 , 加瀬 亮 ,

レビュー数
4
レビュー平均得点
4.0

○ 「ワル」の濃厚ドラマが観たかった
レビュー内容: 残念ながら、今一歩の感。北野監督は大好きな監督なんだけど十分満足というわけにはいきませんでした。

一言で言ってしまうと、ドラマ性が淡白。悪人たちの葛藤するもっと濃厚なドラマを期待していたので。



タイトル通り「極悪非道」、確かに出てくる奴らはワル。殺し方や痛めつけ方はかなりエグイ感じ。

でも、想定の範囲の悪さというか・・・。「悪い奴らだからこれぐらいのことは当たり前にやるわな」

という感じで観ている方も済ませてしまう。例えば、「コイツはきっと親分を裏切るんだろう」と

思って観ていると、実際その通りに裏切る。逆に、「コイツは裏切らない役所なんだろう」と思うと、

やっぱりその通り裏切らない。しかも、ビートたけし扮する大友組・組長と配下の組員たちは、

上の親分たちの思惑に振り回されるだけで、動機において本人たちに「極悪非道」がない。むしろ同情される人たち。

それなら、その部分がドラマチックに描かれているかというと、それほどでもない。



ラストも、今回はどういうふうに持って行くか非常に期待していましたが(というのはこれまでの作品と違う

エンディングを考えるのはなかなか難しいと感じていたので)、「うーん、これか・・・」というのが率直な感想。



俳優陣は、椎名桔平、加瀬亮の評判が特に高かく面白かったですが、個人的には北村総一朗とか石橋蓮司なんて

ベテラン陣がやっぱりしっかりしている印象が強く、とても安心して観ていられました。



私のように期待を膨らましすぎなければ、楽しみどころは結構あると思います。そもそも裏社会モノが好きな方なら

「損した!」はないでしょう。でも北野監督自身も今回の作品は「及第点ギリギリ」と言っていたので、

修正ポイントをしっかり掴んで臨む次回作「アウトレイジ2」は期待大だと思います。

○ 北野バイオレンスの原点に近い作品
レビュー内容: 北野武監督の真骨頂といえば,「バイオレンス」と「静寂」です。

この日本のわびさびにも通ずる独特の世界観に私たちは魅せられます。

これが最も上手く出ていたのが「その男,凶暴につき」から始まる初期の作品群でした。

ただ,監督としてメジャーになった後に撮った「burother」「座頭市」などの作品は,この動と静のコントラストが薄く,若干物足りないものがありました。

しかし,本作品は,久しぶりに北野監督らしい,ヤクザを次々と消していくスカッとするバイオレンス,その間にある静寂の間がなんとも気持ちよく織りなされています。

俳優陣も三浦友和、椎名桔平、杉本哲太,小日向文世、北村総一朗ら実力派俳優が揃っており,演技もとても楽しめます。

個人的には椎名桔平のにやっとした表情や恫喝している表情がよかったですね。

その他,単調だが耳に残る音楽も激しいバイオレンスと静寂を引き立たせてよくマッチしています。

ストーリー自体としては,ヤクザの抗争や同じ組織内での駆け引き等それほど目新しいものではありませんが,全体としては見応えのある作品だと思います。

何度か見たいと思える作品でお勧めです。






○ ヤクザの喧嘩
レビュー内容:
観ているこちら側からすれば、小さな事から始まったただの派手な喧嘩。
でも、彼らにとってはとても大切な事なのでしょう。

かっこいい!泣ける!というシーンはなく、ひたすら殺しあいが続くだけの映画。
グロテスクなシーンが多いので、苦手な方や子供にはオススメしません。

シュールなギャグシーンが所々盛り込まれており、グロとギャグのギャップが面白かったです。
白けてしまう人もいると思いますが。

個人的に一番良かったのが音楽です。
ノイズのような、ラジオのダイヤルを回した時の様な音が癖になります。

オープニングの、明るいようで暗い、これから始まる惨劇(喧嘩)を表しているかの様な不気味なBGMが妙に耳に残りました。

とても面白い映画でした。
流行りの泣ける映画ばかりで刺激が足りない方はどうぞ。

○ ヤクザ
レビュー内容: 色々な殺し方があるが、気に入らないのが機関銃を撃ちまくるシーン … どうも好きになれないんだよな〜 普通じゃん 安っぽく感じてしまう。 でもこの映画はすきだけど…


ランク
3位

アウトレイジ [Blu-ray]

ビートたけし , 三浦友和 , 椎名桔平 , 加瀬 亮 ,

(まだレビューはありません)




ランク
4位

鬼龍院花子の生涯 [DVD]

仲代達矢 , 夏目雅子 , 岩下志麻 , 仙道敦子 , 丹波哲郎 ,

レビュー数
2
レビュー平均得点
5.0

○ 夏目雅子と成田三樹夫
レビュー内容: 土佐の侠客、鬼政一家の顛末と鬼政に翻弄される女たちを描いた本作。

五社の作品は僕はあまり好きではないのでどうかな?と思ったんですが、「櫂」につづきこれは良かった。

「鬼龍院花子の生涯」、「櫂」それに「序の舞」も宮尾登美子原作。

宮尾さんの本は不勉強なもので読んだことがないのでどれくらい原作に忠実なのかわかりませんが、この三作についていうと土佐のおんなの業、情念のようなものを克明に描き出しているかなと。

夏目雅子、お美しい。

あの啖呵は今の女優さんじゃなかなかできる人も少ないんじゃないかな〜。

夏目さんに限らず、昔の女優さんは実に艶っぽいなぁと古い映画を観るたびに思う。

それにこの作品、仲代達矢の変な踊りも見れるし(笑)。

ただ、なぜ僕がこの作品を購入したかというと、我が敬愛する成田三樹夫氏が出ているからなわけで・・。

で、どうかというと三樹夫氏ほんのちょびっとしか出てこない・・。

無念!

○ 名監督、名優たちの黄昏
レビュー内容:  大正7年、松恵(仙道敦子)は、土佐の侠客・鬼龍院政五郎(仲代達矢)のもとへ養女として貰われた。義父鬼政の任侠道の世界、義母で正妻の歌(岩下志麻)と妾との暮らし、実娘・花子の誕生に翻弄されながらも、松恵は理知的で凛とした女性に成長した。昭和12年、女学校の先生をしていた松恵(夏目雅子)は駆け落ちをし大阪へ。子を宿すのだが・・・・・・。



 大正から昭和、土佐・高知の侠客、鬼龍院政五郎の半生を松恵の回想によって綴られた作品。当時の男と女の愛欲・愛憎、親娘の情愛、つまり、男の征服欲や女の性(サガ)、親娘の親愛を五社英雄監督が実存的で芸術的に描いた名作。



 脇で作品を支える俳優陣、仙道敦子のしおらしい演技、岩下志麻、夏木マリ、夏木勲、室田日出男、梅宮辰夫、丹波哲郎たちの劇画的な演技、また、仲代達矢の肉感的で豪放でありながら繊細な演技にほとほと感心してしまう。松恵と鬼政が心をかよわす仲代の演技は感涙を呼び起こし、花子の行動に親として全てを読み愕然とするラストシーンでは“背中が泣く”というものを見事に演じている。シーンの順序が逆になるが、鬼政との和解の場面では名優夏目雅子は胸にしみいる涙を見せてくれる。血の繋がらない侠客の親娘が本物の親娘になることを体現した日本映画史に刻まれし名シーン「なめたら・・・、なめたらいかんぜよっ!!」は風化することなく燦然と輝いている。







ランク
5位

竜二 [DVD]

金子正次 , 永島暎子 , 北公次 , 桜金造 , もも ,

レビュー数
7
レビュー平均得点
4.5

○ 自分らしく生きるとは、本当の幸せとは
レビュー内容: この映画は、ただのヤクザ映画ではない。

真剣に生きている人間が、生きていく上でぶつかってしまうテーマを真っ直ぐに描いている。

「自分らしく生きるとは何か」「本当の幸せとは何か」

自分を見失いそうになった時に、観るべき映画だ。

それと、映像作品としても優れていると思う。
映像でドラマを描いている。
映画監督や脚本家を目指している人には、とても勉強になる作品。

○ 竜二という男の生き様
レビュー内容: 冒頭から緊迫したシーンが続く。やくざが、やくざらしかった時代の映画だ。初めて観たのは高校生の頃だが今、改めて観ると、竜二という人間が理解できるような分からないような。

やくざから足を洗い厳しい現実に直面する時の気持ちは一般人の俺にも、よく分かる。ともあれ金子正次という男が命を懸け作り上げた作品に男は胸を打たれる。

そしてラストシーンで竜二が街の中へ消えていく時、萩原健一の(ララバイ)が更に男の生き様を演出する。とても竜二のようには生きられないが男としては真似できないからこそ、ある意味、憧れるのだ。

○ 渋いよね...
レビュー内容: 旧友と飲んでる時、私が高校の卒業アルバムに「花の都に憧れて飛んで...」と使わせていただいた事が話題になり、懐かしく早速持っていたビデオを見ると、かなり劣化しておりDVDを購入しました。すべてのセリフにオリジナリティがあり、竜二が新宿を肩で風を切って歩く姿、背中を丸めて歩く姿、歩く描写だけでも素晴らしい。竜二の弱気で半端な気持ちも伝わってきます。この映画のカッコいい部分のいいとこ取りの長渕と比べるのもおこがましい。刹那さと本物の男の哀愁を感じることができます。

○ NO.179「り」のつく元気になった邦画2
レビュー内容: <元気コメント>

 家族と暮らすごくありふれた生活の中で感じる暖かい思い。

 だが、抜けようとしても抜けきれない時、それはほろ苦い思い出となる。

○ 永島暎子もよかです。
レビュー内容:
夕刻の商店街。買い物カゴを下げて娘の手を引きコロッケを待つ幸せな主婦。

遠くに、白い背広で固めてトランクを手にする竜二と目が合う。

飛行機の轟音。これでよかったんだわ・・・・無言の涙とともに別れ。

ショーケンの歌が入る。

男がオトコであり続けること。これは、ヤクザだけではない。銀行員

でも小学校の先生でも良いんだ。俺はお前のためにあるんじゃぁナイ。

甘い感傷で生きていけるわけじゃない。



20代の若者に是非見て欲しい、後期青春映画。

俺は、コレを見てから、バーゲンセールに並ばなくなった。

タバコは天井を見て吸うようになった。

長生きしたいと願わなくなった。



こんなカッコイイ役者、もう2度と現れないだろう。

こんなにせつないラスト、誰にも真似できないだろう。










ランク
6位

ソナチネ [DVD]

ビートたけし , 国舞亜矢 , 渡辺哲 , 勝村政信 , 寺島進 ,

レビュー数
19
レビュー平均得点
4.5

○ 国舞亜矢のパイオツカイデー
レビュー内容: 国舞亜矢のパイオツカイデーでゲスな

実に実にカイデーですなぁ

コケるでゲス!

○ 感性
レビュー内容: こういう風にものが観れるひとは少ないですよね


感性 センス ってやつでしょう


立川談志 松本人志 太田光


小さい頃に観てたボクは たけしが銃口付けてニヤリッてするとこで何故かニヤッて笑ってました

今 おもえば危ないガキだけど(笑)


感性でしょうね


「アバター タイタニック おくりびと」 家族や恋人と観るならこのくらいの映画でいいでしょ



○ 堂々とした空虚感。
レビュー内容: ひたすら迫ってくる空虚感と風景の美しさが印象に残っています。中でも、たけしの放つ虚無感が際立っていますね。何か起こっても無反応かつ無感情で、見過ごすだけです。

こんなにも空虚感を抱く映画は初めて観ました。こんなにも感想を発することが難しい映画も。

普段聞こえのいいことばかりを聞かされて育ってきましたが、現実の不条理な壁にぶち当たった時に受けるショックとダメージは想定がほとんどない分、大きかったです。

下手なカタルシスは、現実と離れすぎていると幻滅してしまいます。そういう意味では本作はカタルシスが全くなく、非常に爽快でした。

こんなに人が死んで空虚感ばかりが増す一方なのに、不思議と絶望感は抱きませんでした。

虚しくて、苦しくもあるのに見終わった後、気持ちがいい。本当にすごい映画だと思います。

○ 日本人には難しい?タケシ・キタノの芸術。
レビュー内容: 映画を娯楽の一つだとする人もいれば、芸術と捉える人もいる。恐らく日本人の多くが前者

(どうやら私も)で、芸術としてそのエッセンスを汲み取れる人は少ないのだろう。



誰しも感じたことのある、死ぬまでは生き続けなければならない厭世感とその先にある死。

それらを、沖縄の明るさとヤクザの殺伐さのコントラストで浮き彫りにして見せた。

芸術作品として評すればこんなところであろう。フランスでは今も絶大な評価を受けている

タケシ・キタノ。しかし前述の事情により、日本の一般大衆には今一つ理解されない。

お国柄による評価の違いは、マツダ自動車のアテンザ(ヨーロッパでカーオブザイヤー受賞)

を思わせる。



思うに、日本人を意識した場合のこの人の自己表現方法は他にあるのではなかろうか。

例えば詩あるいは絵画にすれば、伝わり方はまた違ってくるのでは?

「オマエさんなんかに言われたかないね。こっちはそんなもん百も承知でやってんだからヨ。」

ご本人の声が聞こえてきそうだが。

○ ロベール・ブレッソンの映画のような雰囲気
レビュー内容: 終始淡々とした雰囲気が漂っているため初めて鑑賞した際は所々眠気を催したが、全体のストーリー構成を把握した二回目以降の鑑賞時には眠気を催すことは無くなった。淡々としたシーンの数々も、唐突に発生するバイオレンスシーンを引き立てるいい材料だと思う。

淡々とした雰囲気のなかで、たけしが演じる村川の無表情かつなげやりな雰囲気が特に印象に残った。バイオレンスシーンにおいてもなげやりな姿勢を崩さない。たけしの独特な演技によって生まれた独特なキャラクターであり、やはりたけし映画に俳優たけしは欠かせないと感じた。


ランク
7位

実録外伝 大阪電撃作戦 [DVD]

松方弘樹 , 小林旭 , 梅宮辰夫 , 渡瀬恒彦 , 丹波哲郎 ,

(まだレビューはありません)



ランク
8位

緋牡丹博徒 お竜参上 [DVD]

藤純子 , 嵐寛寿郎 , 菅原文太 , 山城新伍 , 若山富三郎 ,

レビュー数
1
レビュー平均得点
5.0

○ 予想以上に面白かった
レビュー内容: 緋牡丹博徒シリーズの中でも最高傑作と言われている加藤泰監督三部作のひとつなので、安くなったのをきっかけに買ってみた



見てみたら予想以上に面白かった



カメラワークもかっこいいし

情景は美しいし

悪人はどこまでも憎たらしいし

血みどろになりながらも勧善懲悪ですっきり?解決するし



菅原文太とか他の役者さんとか若いなぁーとは思いますけど

全然古い感じはないです

美術やカメラワークが逆に今より凝っててかっこいいです、芸術的です

この先二度とこんな映画は撮れないかもと思う映画のひとつですね



でも、まぁなんちゅーても

主役の藤純子さんがすばらしいばい

博多弁がしびれるっす

(たぶんほんとの博多ッ子が聞いたら、なんじゃこりゃーって思うような博多弁なんだろうけど)

雪の降る橋での無言のラブシーンもかっこよかとです

「御伴させてもらいます」

「気持ちはうれしかとですばい、けど、これはさしの勝負じゃけん…」



ただひとつ難点はたぶん差別用語とみなされる部分なんでしょうけど

無音になってました

こういうのは醒めます、実にやってほしくない、作品を傷モノにしてます

松竹なんかのDVDはそのままになっているのに

見習って欲しいです



いやー

このシリーズは他も買いたくなりました

とりあえず加藤泰監督三部作の残り二つを揃えてみたいと思います







ランク
9位

仁義なき戦い 広島死闘篇 [DVD]

菅原文太

レビュー数
20
レビュー平均得点
5.0

○ 女優目的で観た
レビュー内容:  梶芽衣子目的で観ました。このシリーズのファンには怒られそうですが・・・。梶は、無表情な「女囚さそり」シリーズと違い、喜怒哀楽がよく出ていて、違った面を観ることができて良かったです。また、男性陣より広島弁が自然に聞こえたので、やはり女性の方が言葉のマスターは上手ですね。



 実は私、広島出身ですが、都会に出てきて出身地を名乗ると、「“じゃけん”ってしゃべるの?」とか「やくざ多いの?」とかすぐに「仁義なき」の話になります。広島を知らない人にとっては、「広島=仁義なき戦い」なのですね。



 その反発のためか40過ぎる今まで観たことがなかったです。ということで、実際に観てみると深作監督の演出は、非常に勢いがあり、ぐいぐいと引きつけられます。中盤のやくざ同士の乱闘シーンは、普通は混乱して無茶苦茶になりそうなシーンですが、凄まじく迫力があり、よく考えて演出されていると感心ました。



 菅原文太出演シーンが少ないので、文太ファンには物足りないかもしれませんが、出演陣は豪華です。主役と言っていい北大路欣也は、やくざの悲しい一面をよく表していました。脇役ですが成田三樹夫もいい味出していました。小池朝雄は「コロンボ」の声のイメージが強すぎて最初はなじめなかったですが、なかなか好演しています。川谷拓三はかわいそうな役ですが、あの表情に役がマッチしていて意外に印象深いです。



 余談ですが、スラム街が映る時、ちらっと建設中の基町団地が映ります。今も市の中心部に建つ高層住宅で、ちょうど映画が撮影されたころ建設されていました。映画の時代設定が昭和27年から28年なので、本当は、映るとまずいのですが。




○ 番外編だけど濃密
レビュー内容: 番外編だが、個々の役者の細かい演技とシナリオの確かさで優れた作品であることは間違いない。

ただ、山中正治を演じる北大路欣也は、キャストで揉めた上、役柄を十分に演じきっていない。

他の役者に比べると、無骨というより、演技で悲哀を表すことが下手な大根役者であることが歴然。

仁義の墓場の渡の悲哀や鬼気迫る演技に遠く及ばない。ただそれを補う演出の素晴らしさと周りの役者の優秀さ

が光っていたのだろう。その点については、30年以上経った今だからこそ、冷静に評価できるのかもしれない。

○ 戦後日本の抒情詩
レビュー内容: 単なるやくざ映画という範疇を超えた、戦後日本の叙事詩である。いや、山中正治(北大路欣也)という戦争に行き遅れ、死に場所を探すように広島の街で生きる孤高のヒットマンの悲しい抒情詩かもしれない。



戦争で死ぬことを考えていたならず者が、戦後、生きる場を失くしてアウトローの世界に入り、その命知らずの無法さから、名の知れた殺し屋となるという皮肉な人生は、やがて保身を考える組のトップに利用され、使い捨てられる。戦争未亡人であるがゆえに、やくざとの再婚を許されない山中の愛する女性・靖子(梶芽衣子)も、山中同様、戦争に翻弄される人生を送る。組同士の抗争によって一緒に暮らすことができない山中と靖子のロマンスの背後にも、戦後という時代の混沌を見事に写し取っている。



山中が狙う大友勝利(千葉真一)が隠れる「原爆スラム」など、戦後の風景が色濃く残る広島という場所を舞台に織り上げられるこの映画は、戦後日本映画の紛れもない名作である。山中を演じる若き北大路欣也の陰のある演技や、組を支える若頭役の成田三樹夫の存在感も見事である。

○ 血で血を洗う抗争
レビュー内容: 凄い映画です 広島でこういう事が起こっていたことにまずビックリしましたが

それ以前にこの映画の完成度の高さに驚きました アメリカの代表作が「ゴッドファーザー」

なら日本は間違いなくこれでしょう 菅原文太や千葉真一の演技も最高でした

夜の時の映像も見たことのない映像で大満足の作品でした

○ 仁義の最高峰
レビュー内容: 何人かの方が書かれていたが、これこそ最高の「仁義」。広能を中心とした「仁義」のメインストーリーとは関係の薄い外伝風の作品なので、その分評価としては損をしているのかもしれない。

千葉ちゃんのカッコよさ(タランティーノも惚れる訳だ)、文太兄ィの男気、全編侠臭さに溢れかえっている。

しかし作品を引き締め、そこに一抹の哀感を漂わせているのは北大路だ。戦争に行き遅れ、死に遅れたと云う傷を抱えながら戦後を生きた人も多いと思うが(監督の深作自身が正にその世代だ)、予科練の「若鷲の歌」を口ずさみながら殺人鬼と化して行く北大路の姿は、深作が最も思い入れた登場人物であると思う。

普通にストーリーだけを観ても充分面白い作品ではあるが、「若鷲の歌」託されたその背景を知って観なければ、この作品の真の深みは判らない。

戦争の傷は北大路だけでなく、千葉ちゃんも、文太兄ィも、等しく抱えているものなのだ。一作目と本作は、特にその傷が色濃く作品に反映されている。凡百のヤクザ映画と「仁義」を明確に分けている、一つの大きな要素である思う。


ランク
10位

日本暴力列島 京阪神殺しの軍団【DVD】

小林旭 , 梅宮辰夫 ,

(まだレビューはありません)


posted by はやぶさ じろう at 13:00| 日本映画

刑事






ランク
1位

刑事物語 詩シリーズDVD-BOX

武田鉄矢

レビュー数
13
レビュー平均得点
5.0

○ 必殺螳螂拳!炸裂
レビュー内容: この映画は好きで特にパートわんが1番好きです映画黄色いハンカチで共演を約束してくれた高倉けんさんもちょい役でででますし〜口が聞けない主役の女優さんも好きでした。みなさんはご存知ないと思いますがパートわんでは武田鉄矢さんが金ハ先生をやっていた?生活指導か何かの役ででていた方がなんとソープ嬢にふんして見事な巨乳を披露してくれてます。武田さんとの濡れ場ですね〜パートわんが最高です

○ 寅さんに代わるシリーズ化でもいいくらい
レビュー内容: ストーリーはややマンガチック、撮影の手法についてももはや古さは否めない。

だけど何度観ても心に響くものがある。

私が一番好きなのは「りんごの詩」の、片山刑事が愛する人を失う場面。思い出した

だけでももらい泣きしそうです。俳優・武田鉄矢の真骨頂と言ってもいいくらいです。

あと好きなのは「離さんかい、離さんっかい………つ、掴まんかい」ですね。

○ これを傑作と云わずして・・・・・・
レビュー内容: お世辞にも恰好良いとは云えない(失礼!!)純日本人的体型(苦笑)の武田鉄矢が光り輝いて見える非常なる名作シリーズ。武田演じる「片山刑事」は正に理想の男である(断言!!)。否、「漢」か。強くて優しくて、まるで某ハードボイルド小説に登場するあの名セリフの具現であろう。そう云えばこの小説の主人公は探偵であるから、本作品の主人公と被っている様な気がしないでもない(苦笑)。



他評にもある通り、他社から発売されているDVD第1巻用にボックスのスペースがわざわざ設けられており、松竹ビデオの良識が窺える。グッジョブ!!



お話の内容的には、実は結構甘かったりする。「踊る大捜査線」の登場以来、「管理官」の役職が当たり前の如く出て来る様になった「リアル刑事ドラマ路線」に慣れてしまうと、現実味の欠片も無く思えるかも知れない。しかも、地方公務員に過ぎない、いわゆる「ノンキャリア」警察官が日本全国を回っているのだから。



評者は本作のケレン味たっぷりのストーリーが大好きである(勿論「踊る」も傑作であるが)。これは最早理屈では、ない。武田鉄矢を始めとする、キャスト・スタッフの情熱による勝利である。そして、吉田拓郎による、哀愁に満ちた主題歌!!旋律も素晴らしいし、広島弁の歌詞も実に良い。何より、映像と完全にマッチしている。観るたび、聴くたび、落泪を禁じ得ない。勿論、「唇をかみしめて」はカラオケの十八番である。



松竹ビデオに心より敬意を表しつつ、広く御推薦申し上げる次第である。

○ 刑事物語 詩シリーズDVD-BOX
レビュー内容: 改めて作品を見返すと意外な役者さんが出てたり、あの女優さんのデビュー作だったり違う感動もありました。もちろん内容も良いものばかりで今の映画にはない感動があります、今の人が見てもいいのではないでしょうか

○ うれしい!
レビュー内容: 懐かしい、DVD化してくれて嬉しかったです。オリキンも是非DVD化待ってます・・・!







ランク
2位

刑事物語 [DVD]

武田鉄矢 , 田中邦衛 , 西田敏行 , 高倉健 , 樹木希林 ,

レビュー数
21
レビュー平均得点
4.5

○ 刑事物語
レビュー内容: 昔子供心に思ったのとは違う感動がありました、衝動買いでしたが満足しています。

○ 金八先生のイメージを持っている人に・・・、
レビュー内容: 観てもらいたい一作。

シリーズ物では、織部金次郎もありますが、僕はこっちの方が断然好みです。

理由は、武田鉄矢がカッコイイから。



あまり、アクションのイメージが無い、武田鉄矢が、バッサバッサと敵を倒していくのは、とても痛快です。

金八先生の場合、教師ですので、暴力などには基本、反対のイメージです。

まぁ、それも良いのですが、やはり、男たるもの口ばっかじゃなく、拳でも語ってもらいたいと、思うのは僕だけでしょうか?



金八を見ていると、戦って欲しい・・・!などと、考えてしまう僕は、やはり、片山の方が好みみたいです。


○ 娯楽性の高い人情話
レビュー内容: 今だと規模を小さくしてVシネマでやるような題材ですが、当時はこんな規模で劇場作品として作られていたんだな、と感慨深くなりました。



友情出演が高倉健、とか西田敏行とか凄いです。



樹木希林や小林昭二などの脇を固める役者さんも凄い方が多いです。



ヒロイン役の女優さんも、凄く印象的です。

気になって他の作品に出ていないか調べたのですが見当たらなく、今作のみで引退されたとのことです。

この女優さんの演技を見るためだけでも、このDVDは鑑賞の価値があると思います。



役柄の設定、禁止用語の頻出等があり地上波での放送は勿論、封印作品として鑑賞の機会が奪われる作品になりかねないので多くの方が鑑賞されて同様の作品が日の目をみ易い環境となることを望みます。

○ まじで最高
レビュー内容: 何年か振りに見ました。BOXの発売まで待とうかとも思いましたが、我慢出来ませんでした。

この頃の武田鉄也さんは最高です!かなりお薦めですね。






○ シリーズ中最も重厚
レビュー内容: 最後の別れのシーンが好きです。恋人じゃなくて刑事部屋のほうの。「お前とやったことは忘れない」同僚の刑事さんの一言にジーン、2以降はスタンドプレーが多いんですけど本作は同僚と持ちつ持たれつなのが好きですね。主題歌はよろしい、できあいの転用かと思ったら書き下ろしなんですね。吉田さんのベスト3に入ります。いい歌です。本当に。あと仲谷昇さんがすごく精悍です。こういう役もできるんだと認識を改めました。カノッサの屈辱の印象が強いんでアームチェアーが似合いそうな人という印象しかなかったんでさすが昔の役者さんはすごい。







ランク
3位

踊る大捜査線 THE MOVIE [DVD]

織田裕二 , 本広克行 , 柳葉敏郎 , 深津絵里 , 水野美紀 ,

レビュー数
35
レビュー平均得点
4.0

○ 警察組織の縦割り具合を大きく感じさせる
レビュー内容: 大人気のテレビドラマシリーズの劇場版第1弾。

「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」のセリフが有名。



時系列としてはテレビドラマ全11話の後、「歳末特別警戒スペシャル」、

「秋の犯罪撲滅スペシャル」と続き、その続編となる。



今作をはあくまでこれまでの作品を観ている前提であり、

舞台や登場人物はすべてそれらを引き継いでいる。

それぞれのキャラクターや力関係を知らないと面白味がないので

テレビシリーズ+スペシャル2作を事前に観ておく必要がある。



さて、冒頭から複数の事件が同時に発生しつつ、

それぞれがバタバタと進行するのはいつもの「踊る」の雰囲気。



メインとなる事件は警察組織の縦割り具合を大きく感じさせ、

現場から大きく離れた場所で、モニタを見ながらお偉いさんが

やいのやいの言ってくる様子は上下関係を強く意識させる。

それをなんとか突き崩そうとする人たちはやはり魅力的。



残念なのはプロファイリングがキーになる割に

なぜそういう人物像にたどり着くのかの説明がないところ。

そこさえもう少し説得力があればよかった。

○ 1でやめとけば‥
レビュー内容: 踊る大捜査線MOVIE3を観てきました。つまらないとかいうレベルではありませんでした。踊る大捜査線のファンとしては完全に裏切られた感じです。あんなものを作品と言って良いのか疑問です。

とにかく内容が支離滅裂で構成も半ば崩壊‥あれを踊る大捜査線シリーズとして良いのか、今まで積み上げてきたものを完全に台なしにしてしまってました。DVDになったら1円でも絶対に買いません。

何が言いたいかと言えば、踊る大捜査線MOVIE3に比べたら、MOVIE1はアカデミー賞ものの優れた作品です。

○ 官僚制度と演出の面白さ
レビュー内容:  ストーリーは、案外シリアスです。チャットなどネット利用の先駆け的ドラマで、将来起こりうる事件のようで、さらに随所に面白さがあります。

 ひとつは、官僚制度の面白さ。警察官僚は出世が第一。そのためには、事件の処理を利用する。デスクの前でドラマを描き、現場段階の取り調べなどは二の次。事件が終われば、現場のことは興味がない。国民の良識では考えられないところが、面白い。

 もうひとつは、やはり織田裕二さんとその周りの主演者たちのキャラ。まさに、柳葉敏郎さんと織田裕二さんのために作られたシリーズですね。さらに、小泉今日子の存在感も充分でした。




○ 金かけた戯れ
レビュー内容: 日本の映画はここ近年興業的に成功してる映画程質が本当に低い。
それは製作と宣伝にお金をかけれるのがテレビ局で、本当の映画人が携わる映画とは費用の面で上回っているから起きる現象なんだと思う。
本当に質の低い脚本と演出、それに疑問もなく出演を決めるテレビタレント、知名度や宣伝を優先し映画の内容を良くしようとする気は更々無いのが見てとれる作品。
出演者も宣伝の為のテレビ出演の方がはるかに力を入れて頑張る始末。
小規模なドラマの方が全然作品として無理せず成立してるし、楽しめる。
この作品を機にテレビ局のドラマ映画化が促進され、各テレビ局の方向性、糞な俳優もどきの増殖、日本映画の質の低下、話題性だけで見る、見る側の質の低下をも示した意味では、日本映画界の歴史的膿作品に位置出来ると思います。
見た後の不愉快さは本当に他の追随を許さない突き抜けたゴミ作品です。

○ 織田さん、作品選びましょ
レビュー内容: このような映画が大ヒットしてしまうというのはどういうことなんだろう。いくら考えてもよくわからない。







ランク
4位

踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! [DVD]

織田裕二 , 柳葉敏郎 , 深津絵里 , 水野美紀 , ユースケ・サンタマリア ,

レビュー数
180
レビュー平均得点
3.5

○ 日本映画の黒歴史
レビュー内容: こんなのが日本映画歴代興行収入4位なんて・・・。

日本の文化レベルが疑われる・・。

○ 「踊る」最高峰
レビュー内容:  この一連のレビューを見ていると、非情に賛否両論分かれているということが見て取れます。

 確かに、この作品はお祭り映画的要素が強く、詰め込み感が否めないと思います。1でやめておけばよかったのではないかという意見にもうなずけます。1のあのクオリティは別格でしょう。

 しかし、僕は声を大にして言いたい。このTHE MOVIE 2は最高に面白いと。

 終始奔走する青島、現実に葛藤するすみれ、ひたすら耐える室井、これまでにないスタイルの真下、そして、圧倒的な存在感を見せ付ける和久さんなど、キャラクターの魅力は文句なしです。スケール満点のオープニング映像、前作同様に垣間見える社会派な要素、CGで再現されたレインボーブリッジのシーンなど、見所を挙げたらきりがありません。いくら否定されようと、けなされようと、この素晴らしさに対する僕の感動が色あせることは絶対にありません。

 僕はこの作品から「踊る」シリーズに入りましたが、自分にとってこれほど引き込まれる作品はそれまでありませんでした。とにかく、ストーリー、人物、映像、演出のギミック、小ネタなど、あらゆる要素が完璧なのです。

 誰になんと言われようとかまいません。僕はこの作品を愛しています。

 否定的なレビューばかりが前の方に出てしまっているのが残念でなりません。この一連のレビューを見て買うか否か判断しようとされている方は、是非この意見も参考にしてもらいたいです。

 この作品を否定されている方たちに一言言いたい。現在公開中の「3」を見てみてください。あれこそ本当の駄作です。「3」は本当に全てが台無しです。

 「3」を見て、この「2」に対する考え方を変えていただけたら幸いです。

○ 膨大な製作費を投入している割に、あまりにもあまりなデキで非常に残念
レビュー内容: 大人気のテレビドラマシリーズの劇場版第2弾。

このシリーズはテレビ版やスペシャル版など

さまざまな作品で展開されているが、

ストーリーの流れとして今作は「踊る大捜査線 THE MOVIE」の後の話となる。



これまでのすべての作品を観てきたが、この映画版2作目は大ハズレ。

前半部分は「お遊びの要素が過ぎる」状態で

少しシリアスな雰囲気になって欲しい場面でも

所轄の人間の学生みたいな悪ノリが目に付き、どうにも感情移入しにくい。



中盤以降はストレスを感じる展開が多く、カタルシスを感じる見せ場もないので

我らの湾岸署が大活躍する、というスッキリ感がほとんど味わえない。

噛みつき事件や不倫メール事件も必要な要素だったのか疑問だ。



仰々しく登場したネゴシエーターなのに活躍した、という実感もなければ、

アラームが鳴るブービートラップをわざわざ発動させる行為もよくわからない。

青島をはじめとする登場人物の行動意図や

犯人側の言動も意味がわからない部分が多く、

なんだかよくわからないうちにバタバタして終わってしまう。



膨大な製作費を投入している割に、あまりにもあまりなデキで非常に残念。

いくら人気シリーズであっても、

馴染みの登場人物が出てくるというだけで満足できるはずがない。

○ だいすき!
レビュー内容: この映画から見て、踊るにハマりました。最初は正直『ドラマの映画版?…しょーもなさそう…ハリウッド映画の真似したしょぼい刑事ドラマでしょ』

と思ってました。でも見終わった後は完全にファン!劇場へ二回、それから繰り返しもう十数回は見てるかも?

これ見てからテレビ版、Movie1を見てもうどっぷり踊るの世界へ。

主人公はもちろんそれを巡る警察の仲間キャラクターのおもしろさ、つっこみどころは多いかもしれないけど(笑)飽きさせないストーリー展開、

そして何より音楽が素晴らしい!!

笑いあり、男の友情あり、推理、犯罪、恋愛…いろんな要素がつまっためちゃくちゃ楽しい映画!

肩の力を抜いて楽しむにはうってつけの映画です!!

○ 縦割り行政捜査も面白い
レビュー内容:  警察組織も、やはり行政。仕事は、縦割りで行われていますから、捜査は大変ですよね。捜査に当たって、女性キャリアが本部長。所轄は、捜査の一線では動けない。後方部隊みたいなもの?監視カメラシステムで、女性捜査員が犯人に拉致されながら、見逃してしまうショットは、不気味です。

 「レインボーブリッジを封鎖する」というのですが、これは国交省の権限で警察が勝手に封鎖できない?THE MOVIEに続いて、これも織田裕二さんのために製作された映画。しかし、この映画で初めて「交渉人真下正義」が登場。その次は「容疑者室井慎次」。このシリーズは、スピンオフドラマも見ごたえがあります。










ランク
5位

踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! [Blu-ray]

織田裕二 , 柳葉敏郎 , 深津絵里 , 水野美紀 , ユースケ・サンタマリア ,

レビュー数
7
レビュー平均得点
3.0

○ 2010年現在、日本映画(実写)興収No.1作品。
レビュー内容: 本作は興収173億円を叩き出し、2010年現在で文句なしのNo.1ヒット作品である。ブルーレイ発売に伴い久し振りに観たが、画質は物凄く良くなった。個人的には第1作目の方が好きだが、まあ公開当時はイヴェントムーヴィーみたいな扱いだったからね。この頃から「アメリカ映画を観に行ったが満員で入れず、仕方なく日本映画」という風潮は影を潜め、本当に面白く楽しい作品が増加してきた。開局当時から実は映画にも熱心だったフジテレビの戦略が、ようやく受け入れられたということだろう。少なくとも本当にレインボーブリッジ封鎖(しているように見える)のスペクタクル感はハリウッド映画と並べてもヒケをとらないと思う。実際は「スピード」と同じように関西の完成前道路でロケしたそうだが、それ以外にもアクアシティ前の広場での大立ち回りなどは、さすがお台場を仕切る会社だなあと感じる(笑)。芝居では何と言ってもいかりや長介演じる「和久さん」だろう。自身の体調もあって覚悟の演技だったのかもしれないが、全体のおちゃらけムードの中では際立った存在感だった。本作が質量ともに抜群の日本映画であるとは思わないが、ブームに乗って頂点に立った作品としては永く記憶に残るだろう。まだ佐々木蔵之介などはほとんどチョイ役の扱いであり、まさか「ハンチョウ」まで昇格するとは誰も想像していなかったが(笑)、今回の弱さは悪役だと思う。小泉今日子くらいのインパクトがないと、ちょっと辛いということだ。第1作だって単純に少年たちが逮捕されるだけなら、大きく評価も変わっていただろうしね。特典映像はないが、ファンの方には買い替えをお勧めします。星は4つ。

○ 駄作
レビュー内容: 「踊る〜」シリーズはまったく観たことなかったのですが、地上波で放送されていたので試しに観てみました。

でも非常に気分を害したので30分で観るのやめました。

まず「パ〜ッとした事件ないんスか?」などという織田裕二扮する警官のキャラにイラッとしました。

そんな警官いないよ。

おまけに捜査本部の設置(?)に大騒ぎする警官たちというリアリティの欠如した内容をこれでもかと描写する演出にウンザリ。

とどめは「この男を確保しろ」という上司の命で寿司屋の男を捕まえに行く(本庁の警官の接待のためらしい)シーン。



なんだこれ?コメディ映画なのか?でも全然笑えないぞ。

この調子で頭に来るつまらん内容を見せられたのでは時間の無駄だ・・・ということで視聴終了。

最後まで観ずともおそらく駄作だと思います。

大ヒット作必ずしも傑作にあらずといったとこでしょうか。

○ 待ってました!!
レビュー内容: 『3』公開中での発売、待ってました!!

TVで最近も放送されていましたが、やはりBDの映像と音声は素晴らしいです!!!

1&2をBDで見て、また『3』を観に行きたくなりましたよ!!

今後『3』が発売される時にBOX等が発売されるかもしれませんが

ファンでそれまで待てない方は買って損はないと思います!!




○ シリーズ最高のOP&EDを大迫力で堪能!
レビュー内容: 私はこの「踊る大捜査線2」で踊る初体験をしたもので、世間での酷評をよそに楽しみました。



確かに白昼のアクアシティお台場前に、捜査員の雪乃さんを拉致した犯人が登場してくるなど、

「それっておかしくない?」という描写はあるのですが、何よりこの映画はドラマ版の音楽を

まんべんなく使って盛り上げ、各登場人物にそれぞれ見せ場を用意するなど、割とそこらには

気を使った作品となっています。



特にオープニングの完成度は、シリーズ屈指の出来となっており、監視盗聴システム「C.A.R.A.S」の

Scan_001とかいう画面が引いて、一気にタイトルロゴが登場する場面のテンションは最高だと思います。



また改めて見返すと、小西真奈美の登場意義もちゃんとしていて、身辺警護のお礼にコートを

湾岸署へとプレゼントしに来て、それがエンディングで全快した すみれさんとのキャビア食べ

デートに繋がるなど、終わった後に心が温かくなる作りになっています。和久さんが娘を嫁に

出すシーンや、潜水艦事件の描写で青島と室井の絆を描いて締めるなど、なかなかです。

エルディングでかかる主題歌のアレンジや挿入タイミングなども非常に良いです。



それでブルーレイ版の出来ですが、OP&EDの完成度は音楽がDVD版より迫力があるため、

これに期待して購入した自分は大満足の出来でした!ただ最後のレインボーブリッジの

シーンにて、中途半端なザラつき感があるので、そこだけが残念な部分ですね。



ただ総じて悪い画質ではないと思いますので、踊るファンは買って損はありません!


○ なぜだか駄作…
レビュー内容: 個人的に全体の展開や小ネタ、チョーさんは良かった。

それなのに駄作に感じるのは、沖田さん然り、出てる女性キャラクター全員をそれぞれ小馬鹿にしているような描き方に見えているのが、ストーリー全体を台無しにさせてるのだと思う。

他の踊る1やドラマシリーズはお勧めできますが、これはちょっと・・・







ランク
6位

踊る大捜査線 THE MOVIE [Blu-ray]

織田裕二 , 柳葉敏郎 , 深津絵里 , 水野美紀 , いかりや長介 ,

レビュー数
11
レビュー平均得点
3.0

○ 絶対買い、邦画BDのマストアイテムです!!
レビュー内容: 公開中の3のブルーレイが出るまで待とうと思ってましたが、我慢できずに購入してしまいました。 ☆特典映像は皆無にひとしいのですが、DVDと同じくコメンタリーが収録されているのが何よりの救いです。 本編においては、DVDや地デジ放送とはかけ離れた高画質に驚いております。マスターフィルムから起因しているであろうノイズが多々、画面端等に小さくでてきますが、高画質HD映像化された本編に吸い込まれてしまいほとんど気にならないと思います。 ☆音質もPCMとDTSーHDの5.1chで収録され、従来のDVDに無かった音圧やよりグレードアップしたクリアな音質のセリフやサラウンドを楽しめます。 踊るファンなら絶対買いの一枚デス!! 個人的な評価ですが、大満足できたので5つ星をつけさせていただきました。

○ 画質は最上とは言わないけれど、やっぱりオリジナルは面白い。
レビュー内容: 「踊る大捜査線」映画版第1作から12年。ようやく陽の目をみたブルーレイだが、画質・音質はDVD版とは大違い。ただ、最新の作品に比べれば「努力したレストア」というレベルだろう。フジテレビ+東宝+ROBOTという最強トリオで製作されただけあり、全く古さを感じさせないストーリーも抜群。何せ助監督に羽住英一郎が付いている豪華布陣だ。まあ外すことはないわけで・・・。でも12年前は本広監督も羽住助監督もまだ新鋭の映画監督扱いだったから、これはあくまで2010年ならではの感想なのだが。映画撮影時から唯一消滅したロケ地は、横浜ドリームランドだ。もともと松竹が本家を模して横浜郊外(戸塚)に作ったテーマパークで、中味はけっこうアナハイムの本家に似ていた(許可なし)。これがディズニーのご機嫌を損ねて東京(というか千葉)進出が遅れた「いわくつき」遊園地だったのだが、晩年は「クロスファイア」など映画ロケも多かった。日本映画は現在隆盛を誇っているが、1980年〜90年初頭くらいまではひどい状況だった。角川大作や寅さん、それと未だ黒澤映画に頼っていた頃に設立されたのがROBOTであり、この製作会社が1995年に製作した岩井俊二の「Love Letter」が転換期になったと思う。この邦画史に残る大傑作が、後の日本映画を元気にしていった。テレビ局製作映画を揶揄する評論家もいるが、「Love Letter」こそフジテレビ+東宝+ROBOTの記念すべき第1作であり、こういうテレビ局映画部の頑張りも十二分に認める必要はあるだろう。本ブルーレイに特典映像がないのは残念だが、買い換える価値はある1枚だと思う。星は4つです。

○ 作品は好きですが、商品としては?
レビュー内容: やっと発売となったBlu-ray版の「踊る〜」シリーズ劇場版ですが、DVDに収録されていたメイキング等の

特典が全く無いというのは「商品」の方向としては間違ってるんじゃないかと思います。



メイキングなんかはビデオ素材なのでハイビジョン撮影ではないですが、50GBの2層ディスクなら余裕で

収録出来るんじゃないかと・・・。

やっぱりみんなDVD版を持っているから必要無いだろうという傲慢な憶測で商品化されちゃった口ですかね。



今回出た4作品ともDVD版の時はあんなにもサービス精神旺盛な作りになっていたのでちょっとがっかりです。

邦画のBlu-ray作品ってそういう「特典」が少ないという所が玉に傷な感じです。



新録でインタビューとか入れたっていいじゃないですか。



「3」のパッケージ化の際はこの辺りが解消される事を切に願います。

○ 買いでしょ!!
レビュー内容: 踊る映画シリーズのブルーレイ化待っていました

今後TV版や『3』の発売に合わせBOXも出るかもしれませんが

自分は買いました!!

だってファンですから!!!!

映像はDVDと比べるまでもなく綺麗です!

音声もパワーアップしてます!!

これは買いですよ!!!

○ 本編以外に付加価値が欲しかった
レビュー内容: 98年と割と前の作品なのでフィルムの質感が強く、ノイズは無いんですが精細感が乏しく「THE MOVIE2」と比べるとぼんやりとした画質になっています。

散々TVで放送されているので内容に関しては割愛しますが、BDとして新規に発売される物としてはサービスが足りないような印象を受けました。

他の方も書かれていますが、完全版では無く中身はDVD版と同じになっており、TVで完全版が放送された時にあったNGシーンなどの特典映像も皆無です。パッケージの中にも冊子の類は一切無く、本当に本編映像が入ったディスクのみしか入っていません。

音声はDTS-HDで収録されており、DVDと比べても非常に質が上がっているんですが、初期設定ではPCMステレオ2chに固定されているので、サラウンド環境の人は再生前に音声設定を直す必要があります。

画質や音質など満足出来る部分もありますが、映画公開に合わせてBD化しているわけですからTV放送とは違った付加価値を付ける努力を見せて欲しかったですね。手元に置く分には良いですが、数年後に特典満載のトリロジーBOXとかが販売される可能性が大いにあるので、地デジ版の品質で満足されている方は特段急いで買う必要も無いと思います。



ランク
7位

相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿 (期間限定出荷) [DVD]

六角精児 , 萩原聖人 , 市川染五郎 , 紺野まひる , 片桐はいり ,

(まだレビューはありません)



ランク
8位

スケバン刑事 [DVD]

南野陽子 , 相楽晴子 , 吉沢秋絵 , 浅香唯 ,

レビュー数
1
レビュー平均得点
5.0

○ スケバン刑事は、あの時代だけの宝物!
レビュー内容: この劇場盤第1作目は、2代目スケバン刑事(南野陽子さん)が活躍する大ヒット映画です。

要塞から学生達を救助する5人の少女達の活躍を描いた物語で、ビー玉お京(相楽ハル子さん)、雪乃さん(吉沢秋絵さん)、3代目スケバン刑事(浅香唯さん)

と豪華メンバーが総出演で、そこがファンとして嬉しいものです。

観ていても時間が短く感じる映画の一本ですので、作品に引き込まれました。

スケバン刑事は、初代の斉藤由貴さんを含め3代目までが全てだと思います。

申し訳ありませんが、あややは認めたくありません。

映像の技術が進化しても、物語や友情などは全然当時の方が上を行ってます。

「スケバン刑事」は1980年代の宝物だと、ファンは強く思っていますから!








ランク
9位

刑事物語2 りんごの詩 [DVD]

武田鉄矢 , 園みどり , 酒井和歌子 ,

レビュー数
11
レビュー平均得点
4.5

○ 粗は色々目立つが、目立つが  泣ける!!
レビュー内容: 作品の構成は

前半は片山の恋人編

後半は少年育成編

と真っ二つに分かれているので、若干あざとい感じが否めないかも

それでも、泣かせる

泣かせるんだ、片山(こと武田鉄也)が!

脇役が笑わせ、主役が締める

なんだか昔の映画っていいな、と思わせる作品

特典の鉄也さんのインタビューも「1」から振り返って語ってくれるので、実に楽しい

オススメ


○ 俳優・武田鉄矢の真骨頂
レビュー内容: 主人公・片山刑事が愛する人を失う場面、思い出しただけでももらい泣きしちゃいます。

悪い知らせ…現場の状況…何かの間違いだと信じたい…状況が語る真実…それでも信じられない、

信じたくない…信じるものか、信じるわけにいくものか…事実なのか?…事実、なのか……。

人間・片山刑事が、まさに最も人間くさく、愛すべき存在に思える日本映画屈指の名場面です。

私としては、あとのストーリーの展開、特に薄幸の未亡人親子との絡みはあまり情緒的には

捉えられませんでした。少年に「強くなれ」と言うには、強さの意味や教え方が「違うんじゃ

ないかなぁ」と思うのです。特に、「やさしさこそ強さ」を地で行くような片山刑事なればこそ。

○ やはりシリーズ最高傑作!!
レビュー内容: シリーズ最高傑作に偽り無しですね。
全シリーズに名場面や名台詞が必ずある本作ですが、中でもこの二作目のりんごの詩が一番面白く泣ける作品に仕上がっています。

名場面や名台詞が一番多いのも二作目だと俺は思ってますが、概ね皆さんが仰っている場面とラストシーンの「好きやったんよ…」この場面は俺的に外せません。

アクション、脚本、出演者、スタッフ、音楽…全てが最高でしたね。

沢山の人、特に若い世代に観てもらいたい作品ですね。(俺も若い世代なんだろうけども)

○ トラウマになるほど哀しいシーン
レビュー内容: 恋人がバイクに引きずられ重体と知らされ現場に駆けつける片山。



現場には恋人が倒れた状態を示す線がチョークで引かれている。

呆然とする片山に間髪いれず「亡くなったそうだ。」

…。

天を仰いだ片山は、証拠資料となるチョークを踏み消し始める。

上司たちも止めようとしない。

「片山さん!」見かねた後輩が止めに入る。



「死ぬわけねえんだよあの娘が!明日会うって約束したばっかりなんだ!ふざけんな!お前、殺すぞ!バカなこと言うと!死ぬわけねえんだよ!」

しゃがみ込んで手でチョークをすっかり消してしまう片山。「死ぬわけねえんだよ!死ぬわけねえんだよ!」と叫びながら…。それが声にならない

咆哮になり、やがて、下を向いて静かに嗚咽しはじめる…。



20年以上前だと思いますが、たまたま友人の家で、録ってあったビデオでこのシーンを見ました。



あまりの場面に当時若かった私は耐え切れず、席を外してしまい、その後の展開は今日まで分からずじまい…。

それからずっと、この映画が私の中で引っかかっていました。

一度ならず、レンタル屋で見かけたことはありましたが、結局借りることはありませんでした。



今回の発売をたまたま知り、「もし今見て大したことなかったら、俺のいままでの20年は…。」

と躊躇しましたが(実際そういうことが何度かあったので)、購入しました。



杞憂でした。



あのシーンは当時の記憶そのままの素晴らしい、そして哀しい場面でした。

死んでしまう恋人も美しく、そして儚い。



涙なしには見られない映画でした。



後半も充分面白く、素晴らしい出来です。



観ていない人は、是非観てみてください。

○ 武田鉄矢さんが嫌いじゃなければ…是非、観て下さい。
レビュー内容: 「肉食系」です。笑



パート1に続いてンタルも出てくる筈。

まだ、観た事無い方は、是非騙されたと思って観て下さい。

よほど武田さんがきらいじゃなければ観てほしい。

当時を知らない今の人なら、

彼の違った面を見る思いがするかも知れません。



彼は見た目あれでも当時は、かの「坂本竜馬」を演じた人です。笑

ここでもさらに情熱的な演技をみせます。



泣き・笑い・叫ぶ…ありますが「大人」です。

今より時代が「人間味」を持っている感がする…。

皆、心に余裕を感じます。

現代は「短絡的になったなあ」と否応無く感じさせられる。



まだまだ携帯電話の無い時代です。

今の若い人は「古い時代だ」と傲慢にならずに是非一度はハチャメチャ劇を観て欲しい。

きっと「人間として」の得る物が何か有ると思う…



今作もとびきりの美人が登場します。

彼女を見るだけでも観る価値はありますよ!








ランク
10位

あぶない刑事 フォーエヴァーTHE MOVIE [DVD]

舘ひろし , 柴田恭兵 , 浅野温子 , 仲村トオル , ベンガル ,

レビュー数
7
レビュー平均得点
3.5

○ 同窓会・・・?ネタバレも若干
レビュー内容: リターンズは、「まさかの復活!」という点で、楽しくお祭り騒ぎに参加できた。

が、この作品はもはや「出演者とスタッフの同窓会やないか!」と、なかばため息が出た。

ラストは初期3作品の「いつもの(しかも、飽き飽きしてる)」ギャグだし、映画版の前半のTV版で近づく者皆殺しまくった永澤俊矢の親玉が、自分を見捨てた奴らに失望して自殺するなんて、ありえませんわな。

ガチで大銃撃戦して、タンカーもろとも東京湾に火柱を立てて終わるのがスジだわな。

この映画の出来の不満から、「まだまだ」は未見。



わたしが大好きだったあぶ刑事は、もうどこかへ行ってしまったのですね。

初期3作品のような、「本気の刑事アクション」が見たいです。

○ カッコイイ
レビュー内容: 小学校三年生位の時に父と劇場で見ましたが今でも凄く印象に残っています!この2人よりサングラスが似合う男はいないと思う(笑)
肝心の内容はというとやっぱり最高!
自分もこんなオッサンになりたいよ…

○ スケールでかすぎ(*^o^*)
レビュー内容: 全シリーズの中で、一番でかいスケールで描かれたアブデカです。(*^_^*)ルパン三世かぁ?こりゃ。そのくらい、ありえねぇアクションが展開されています。だって・・・進むタンカーを「押して」止めたんですよタカとユージはっ。海に消えた二人の運命は・・・7年後にわかります。加藤雅也も素晴らしい。おもしれえよ。やっぱ。

○ テレビ版の「あぶデカ」は大好きだが・・・
レビュー内容:  劇場版は回を重ねる度に「見て損した」という気にさせられる。最初の劇場版は「マダ」観れるが、これを頂点にドンドン劇場版への関心は無くなっていった。最新作も「どうせまた・・・」と冷めて見る気がナカナカ起きない。

○ 新世代あぶ刑事ファンの気持ち
レビュー内容: この映画が公開された当時、僕は中学1年生。当然のことながら、テレビ時代のあぶ刑事など、見たこともなかった。僕があぶ刑事をはじめて見たのは、TVスペシャル‘98だった。それがあまりに面白くて、このTHE MOVIEも、劇場まで見に行った。そして、いよいよあぶ刑事の魅力から、抜けられなくなった。
とにかくカッコいい。タカとユージ、すなわち舘ひろしさんと柴田恭兵さんの圧倒的なカッコよさ。ハイテンションなアクション、おバカなユーモア、だれも真似できないファッション。
そして、なにがあってもシリアスにならない。どんなヤバイ事件も、すべてジョークの延長で片付けてしまう。いつも笑っている。笑っていながら、それでいて孤独や信念、覚悟といった、ハードボイルドな空気を見せることも忘れない。
古くからのあぶ刑事ファンの間では、『リターンズ』『フォーエヴァー』と続く新しい作品群は、あまり評判が良くないらしい。でも、逆に『フォーエヴァー』から入った新しいあぶ刑事ファンから言わせると、あぶ刑事の魅力は、当初からずっと、変わっていないと思う。敵が何者でも、あぶ刑事はあぶ刑事だ。僕は、『リターンズ』も『フォーエヴァー』も大好きだ。


posted by はやぶさ じろう at 10:00| 日本映画

2010年09月29日

時代劇





ランク
1位

花のあと [DVD]

北川景子 , 甲本雅裕 , 宮尾俊太郎 , 市川亀治郎 , 國村 隼 ,

レビュー数
4
レビュー平均得点
3.0

○ 何だかな〜
レビュー内容: 映画を観た感想としてはかつて綾瀬はるかの「ICHI」という映画があったがそれとなんとなく被る。まず主人公の名前が「いと」で向こうは「いち」な所や相手役の男がひょうきんな所や女性が主役の時代劇な所とか微妙に被っていて新鮮味がなかった。北川景子自体もチャラチャラした役が多いので見ていて違和感あったしエロスを感じるシーンとかもなかったし退屈としかいいようがない作品だった。

○ 北川景子の整形
レビュー内容: 北川景子って、眼と鼻と唇を整形手術していると思う。

以前、雑誌で、北川景子のデビュー前の写真を観たことがある。

まだ北川景子が、十代のグラビアアイドルの卵みたいな写真だったが、

顔が全然違う。いや、眼と鼻と唇だけが微妙に違うのだ。

とくに、眼は完全に一重だったのを、二重にしたようだ。

そんな女優を、偉大な藤沢周平の原作映画に主演させた製作・監督は

何を考えているのか?

時代劇に、整形美人が出てきたら、観る気なくなりますよね。

○ 藤沢周平原作映画にハズレなし!?
レビュー内容: 最初、『少女コミック』から出てきたような美少女剣士然とした北川景子の表情と目、感情のこもらないセリフに、少なからず不安を抱きました。でも、凛とした可愛さはあったし、ダメだと斬り捨てられないものがりました。しばらくすると、脇役の上手さもあってか、段々とぶっきらぼうなセリフ廻しが味に変わります。



彼女がふすまを開けたてするとき、いかにも作法の先生に習ったとおりにやっている感じなのだけれど、それが仲々いじらしくてよかった。これまたちょっとあぶなっかしい感じの宮尾俊太郎(初めて見た。ダンサーでTVドラマでも活躍しているらしい)とのぎごちない出会いの後、北側と宮尾との試合は、殺陣として、けっこう頑張っているように見えたし、クライマックスで、市川亀治郎との決闘シーンで見せる殺陣では、市川亀治郎と互角に渡り合うのが凄い。



脇役が上手いと記しましたが、國村隼、柄本明の上手さはあらためて言うまでもありませんが、市川亀治郎の悪役ぶりがいかにもの「型」を決めているのと、許婚者の片桐を演じる甲本雅裕のとぼけた演技がまたいい。甲本は、物語のちょうど半分くらいまでは気配しか漂わずに、やっと出たと思ったら、カッコ悪いし、出てくる度にむしゃむしゃご飯を食べてるし。(笑) でも、前半の、ある意味悲劇を柔らかくそして優しく包み込むような物語に変えるためには、彼のあの『破顔一笑』というのがピッタリのグシャグシャな笑顔が本当によかった。

ただ、若手で演技のしっかりした伊藤歩の登場シーンが少なかったのはちょっと勿体無かったかな。



これまで映画化された藤沢周平作品は、「男」という印象が強かったのですが、本作は女心を描く映画でした。

主人公の美剣士以登が剣の使い手の孫四郎に一目惚れし、彼の死に疑問を抱いて真相を探るのも一つの愛である。また、以登が許婚の才助に協力を頼み、彼女を信じてひたすらに働く姿を見て次第に才助を見直し心を寄せるのも愛である。



最初はただの多飯喰らいと思っていた才助が、次第に頼りに思えてくるのが面白い。あたたかく、凛とした潔さ、じんわりと幸せな気持ちにさせてくれる作品でした。

鶴岡公園の桜や、玉川寺の見事な庭園、雪の月山など、山形庄内地方の美しい自然が、情景を豊かに表現している。これまで映画化された藤沢周平の作品はたくさんありますが、本作も名作の一つに数えていいと思います。

○ オーソドックスな時代劇を背景に展開する二種類の愛
レビュー内容: 時代小説の名手、藤沢周平原作の映画化。すでに氏の作品では「たそがれ清兵衛」、「武士の一分」、「山桜」などの映画化もあり、本作品にも期待は高まる。ひょんなことから互いにほのかな恋心を抱きながら、家督を粗相なく継いでいかねばならぬという武家のしがらみに絡め取られる男女、孫四郎と以登。そんな彼等が藩政を預かりながら公私において不忠義な重臣と係わりを持ったせいで歩むことになる運命を描いた作品だ。そんなストーリーを以登の父親役の國村隼が多くを語らぬ渋い演技で締める。剣術を能くする女性主人公、以登を演ずるのはかってのオリコン調査で「同性が思わず見惚れてしまう憧れの女優」で一位の座を射止めた北川景子。凛とした女性像を演じている。中盤以後は市川亀次郎演ずる藤井勘解由の暗躍ぶりが物語に鬱々とした暗い影を落とす一方、どこかスマートさのない以登の許婚の婿、才助の飄々とした人物像がなんともいえぬ味わいを見せてほどよいバランスを見せる。これ以上は見てのお楽しみだが、清清しい結末に時代劇の面白さを感じつつ、孫四郎のために激しい情熱を燃やした以登が才助の寄せる激しさとはまた異質の愛情表現に次第に心を開いていく心理描写の心憎さにも拍手を送りたい作品だ。






ランク
2位

花のあと 【初回限定版】 [DVD]

北川景子 , 甲本雅裕 , 宮尾俊太郎 , 市川亀治郎 , 國村 隼 ,

レビュー数
3
レビュー平均得点
2.5

○ いろんな意味でため息の出る作品
レビュー内容: 賛否が分かれるんでしょうね。

北川景子と國村隼が好きで初回限定版を購入しましたが、静かなオープニングで不安になり、北川景子の未熟な剣捌きで更につらくなりました。

剣道経験者は失笑すらすると思います。

時代劇初挑戦と言い訳が無ければまだマシだったと思いますが、モデルあがりの北川景子にハイレベルな演技や殺陣はミスキャストですね。

興行なので数字がとれなきゃ映画はダメでしょうけど、せめて武道経験者を主演に選ぶべきだったと非常に残念。

武士の一分は木村拓哉、たそがれ清兵衛は真田広之とどちらも剣道経験者だっただけに完成度は抜群で、どちらも演技力も最高だと思ったのですが、今作品は原作者も生きていれば残念に思ったはず。

監督が中西健二だったから実現した作品でしょうけど、山田洋次なら主演の北川景子は撮影中毎日泣いてたでしょうね。

北川景子の現代劇の次回作に期待します。

脚本と他の共演者に関してはプロの仕事って感じさせる物に仕上がってるので、北川景子ファンでなければ我慢できないと思います。

我慢できる方にはオススメです。

特典映像のメイキングはナレーションをつけて欲しかった。

殺陣師のインタビューはお世辞しか言ってません。

○ 北川景子の演技力
レビュー内容: 最低です。見ていて可哀相になるくらい‥
花のあとは、北川景子初の時代劇で期待していましたが内容もなんだか分からなく、ストーリーが掴めませんでした。

やっぱりモデルやっていればよかったのにと思いました。

○ 藤沢周平原作映画にハズレなし!?
レビュー内容: 最初、『少女コミック』から出てきたような美少女剣士然とした北川景子の表情と目、感情のこもらないセリフに、少なからず不安を抱きました。でも、凛とした可愛さはあったし、ダメだと斬り捨てられないものがりました。しばらくすると、脇役の上手さもあってか、段々とぶっきらぼうなセリフ廻しが味に変わります。



彼女がふすまを開けたてするとき、いかにも作法の先生に習ったとおりにやっている感じなのだけれど、それが仲々いじらしくてよかった。これまたちょっとあぶなっかしい感じの宮尾俊太郎(初めて見た。ダンサーでTVドラマでも活躍しているらしい)とのぎごちない出会いの後、北側と宮尾との試合は、殺陣として、けっこう頑張っているように見えたし、クライマックスで、市川亀治郎との決闘シーンで見せる殺陣では、市川亀治郎と互角に渡り合うのが凄い。



脇役が上手いと記しましたが、國村隼、柄本明の上手さはあらためて言うまでもありませんが、市川亀治郎の悪役ぶりがいかにもの「型」を決めているのと、許婚者の片桐を演じる甲本雅裕のとぼけた演技がまたいい。甲本は、物語のちょうど半分くらいまでは気配しか漂わずに、やっと出たと思ったら、カッコ悪いし、出てくる度にむしゃむしゃご飯を食べてるし。(笑) でも、前半の、ある意味悲劇を柔らかくそして優しく包み込むような物語に変えるためには、彼のあの『破顔一笑』というのがピッタリのグシャグシャな笑顔が本当によかった。

ただ、若手で演技のしっかりした伊藤歩の登場シーンが少なかったのはちょっと勿体無かったかな。



これまで映画化された藤沢周平作品は、「男」という印象が強かったのですが、本作は女心を描く映画でした。

主人公の美剣士以登が剣の使い手の孫四郎に一目惚れし、彼の死に疑問を抱いて真相を探るのも一つの愛である。また、以登が許婚の才助に協力を頼み、彼女を信じてひたすらに働く姿を見て次第に才助を見直し心を寄せるのも愛である。



最初はただの多飯喰らいと思っていた才助が、次第に頼りに思えてくるのが面白い。あたたかく、凛とした潔さ、じんわりと幸せな気持ちにさせてくれる作品でした。

鶴岡公園の桜や、玉川寺の見事な庭園、雪の月山など、山形庄内地方の美しい自然が、情景を豊かに表現している。これまで映画化された藤沢周平の作品はたくさんありますが、本作も名作の一つに数えていいと思います。






ランク
3位

十三人の刺客 [DVD]

片岡千恵蔵 , 里見浩太朗 , 嵐寛寿郎 , 内田良平 ,

レビュー数
4
レビュー平均得点
5.0

○ 菅貫太郎!最高!!
レビュー内容: 昔々、ビデオで見て、いっぺんで、菅貫太郎さんの大ファンになってしまいました(笑)

○ 必見!モノクロ・クールでハードタッチの硬派集団アクション時代劇!「触れると手が切れるような」全編に終始漲る緊張感が素晴らしい!
レビュー内容: リメイク版鑑賞前にオリジナル版を予習!

三池崇史監督、役所広司主演で再映画化、9月25日(土)より全国ロードショーの映画『十三人の刺客』のオリジナルです。



東映がチャンバラ映画から任侠暴力団映画に移りつつあった中で誕生したという「集団抗争時代劇」。

モノクロ映像に、実録ハードタッチの作風で、全編に渡って終始みなぎる”ひんやりとした”緊張感が素晴らしい!



将軍の弟の悪行に、道義ではなく、あくまでも政治的な対応をする老中たち。

そして抹殺の密命が下り、かくて十三人の武士が選ばれ、襲撃計画が企てられる。

冒頭から、大がかりな屋敷内のセットと、それをクレーンでとらえたカメラがいい。



往年の時代劇スター片岡千恵蔵、嵐寛寿郎に、以前とは打って変わったこのリアルでハードな演技を、させる方も、する方も凄い。

その片岡千恵蔵は、三味線を引くシーンでは唯一、色艶を出しながらも、その中に余裕と凄みを感じさせる。

遊び人の里見浩太郎も、それを見て加勢を決断、精悍さが凛々しい。

プロフェッショナルな武士の西村晃、13人目に加わる山城新悟も真面目で若々しい。

そして、丹波哲郎もそのクールな容姿と貫録で魅せる。

ナレーションは、お馴染み芥川龍之介ですが、後年の人情調ではなく、あくまで堅調な語り口が珍しい。



音楽は、「ゴジラ」など東宝特撮映画でも有名な、伊福部昭先生!

それ以外の映画音楽での功績のほうが重要かもしれませんが、やはり特撮映画の音楽でなじみ深いです。

本作でも、後の特撮映画音楽で有名なフレーズが何度も聞けますが、作風に合わせて出しゃばらずに抑え気味でドラマを引き立てます。



終盤30分に及ぶ「13人対53騎」の壮絶な殺陣は、時代劇映画史上最長!

平安の世の中、武士たちも真剣を交える機会がない時代の戦いは、それまでの型にはまったスタイルの殺陣ではなく、闇雲に必死に剣を振り回したり、のたうちまわるという、まさに命がけの戦闘。

剣を何か所にも隠したり、狭い路地に逃げ込んだり、角で切り返して待ち伏せたりと、理論的な戦術もリアル。

ラストシーン、殺し合いの狂気の末に、武士たちは何を見たのか。



レンタルでも見れるDVD特典映像は、10枚のスチール、特報と予告編(計約5分)収録。

○ 可哀想な西村晃さんの代表的名作
レビュー内容: 黒澤明監督“七人の侍”と小林正樹監督“切腹”を足して2で割ったような作品ですが、やはり東映時代劇を代表する一本だと思います。 封建時代のいい所−武士道とか、観念に殉じて戦うことが出来る−と、悪いところ−ひどい主君に仕えてしまったが最後−がはっきり描かれている脚本が見事です。 戦前からの時代劇の大スター、片岡千恵蔵や嵐寛寿朗、戦後のスター、丹波哲郎、後にTVで大スターになった里見浩太郎や山城新伍という具合に、ほぼ三世代にわたる豪華な顔ぶれのキャスティング。 敵役の明石藩家老、鬼頭半兵衛役の内田良平も見事な熱演(ちょっと顔つきや声が仲代達矢に似ています)で武士の苦衷を表現しています。  とにかくぎっしり中身の詰まったロングショット(引きの画面)が多いのに驚かされます。 引きにした場合、たくさんのものを画面に入れなければならないので撮影は大変ですが、なんと言ってもそれでこそ映画の時代劇!



十三人の中でもひときわ目立っていたのが西村晃さん演じる浪人の剣豪。 西村さんといえば、後にTV水戸黄門の二代目黄門様でお茶の間の人気者になりましたが、当時はほとんどがケチな悪役専門で、この役は一世一代のもうけもの(七人の侍だったら、さしずめ宮口精二演じた久蔵でしょう)だったと思います。 DVDのカバーにも下のほうに刀を持って一人で載っていますし。 にもかかわらず、なぜか映画の終わりの方であの扱い。 未見の方がいらっしゃるでしょうから詳しくは書けませんが、あの扱われ方は一体ナゼ? 気になる方は是非見てください。

○ 適材適所の配役の中でも鬼頭半兵衛の内田良平が印象的
レビュー内容:  工藤栄一監督作品としても、東映集団時代劇としても最高傑作であろう。

 黒澤明の「七人の侍」ほど侍一人一人が丁寧に描かれるわけではないが、片岡知恵蔵、嵐寛寿郎、里見浩太郎、西村晃、山城新伍らの刺客たちの個性的な演技と存在感のみならず、敵方の内田良平の見事な男っぷり、菅貫太郎の馬鹿殿、息子夫婦の敵に変えて通行止を通した月形龍之介の意地、その息子役の若き日の河原崎長一郎、権力側の人間をやらせたら右に出るものはない丹波哲郎など多彩な出演者たちがそれぞれの十八番の役で出ているのも楽しい。特に敵方の知恵袋で剣豪でありながら、どうみても非がある馬鹿殿に命掛けで仕える鬼頭半兵衛(内田良平)の人物像を魅力的に描くことで両者の対立に深味が出た。鬼頭半兵衛を演じる内田良平の演技も素晴らしい。

 そして霧の中、落合宿に明石一行が現れてからの怒涛のチャンバラが凄い。あらゆる作戦と罠を駆使して戦う島田新左衛門(片岡知恵蔵)と十三人の刺客、馬鹿殿と判っていながら必死で守り抜く鬼頭半兵衛。剣の達人である西村晃が刀をなくした時の狼狽ぶりや、ラストを閉めるのが、あまり重要でない役の侍の狂った笑いなのも忘れられない。

 工藤監督の集団時代劇では「大殺陣」「十一人の侍」もDVD化を望む。







ランク
4位

魔界転生 [DVD]

千葉真一 , 沢田研二 , 真田広之 , 緒形拳 , 丹波哲郎 ,

レビュー数
6
レビュー平均得点
4.5

○ 千葉チャン十兵衛がイイ!
レビュー内容: この映画を初めて見たのは子供の時。

おどろおどろしい中で、鮮明に記憶に残ったのはラストの対決。

若山富三郎演じる父・柳生但馬守と千葉真一演じる子・柳生十兵衛の

焼け落ちる城内での一騎討ち。

あれから何本か時代劇映画を見たけど、

あれほど息を詰めて手に汗握る心地良い緊張感の斬り合いは

お目にかかっていません。

○ 最高の邦画!!
レビュー内容: とにかく、ストーリーが素晴らしい。

悪霊として生き返った天草四郎。対して剣豪の柳生十兵衛。

十兵衛役の千葉真一は当たり役。ハマリすぎています。

ホラー映画の要素を持ちつつアクション映画としても評価できます。

妖艶な細川ガラシャも最高!

○ 評価が分かれると思う
レビュー内容: おどろおどろしい設定、ストーリーの割に、なんともあっさりと軽い印象。

怖さ、恐ろしさというものが、ほとんど感じられないからであろう。

もともと、山田風太郎の作風はそうした趣であり、原作の味に忠実といえなくもないが。

深作作品ゆえに、もう少しリアリティのある描写を期待した私としては☆三つの低評価だが、

痛快娯楽活劇を求める人にはプラス☆二つでもおかしくはないと思う。

○ 臨兵闘者皆陣烈在前ッ!
レビュー内容: この映画は沢田研二さんの美しさがクローズアップされますが、あるシーンで仲間を見限るシーンがあり、天草四郎を好きになれませんでした、それに対し千葉真一さん演じる柳生十兵衛が、熱くて強くてかっこよい!そのせいかいまだに柳生十兵衛に憧れる始末、若山富三郎さんの殺陣は神業としか言いようがなく、神聖さを感じました!刀は日本のヒロイックアイテムだと改めて認識させられた作品です!

○ 凄艶なジュリー&真田広之
レビュー内容: 物語性と人間の魔性性を秘めた歴史大作。

怨念で生き返った魔界衆の麗しいこと。

なかでも原作にも登場せず深作監督のオリジナルキャラで出演する若かりし真田広之は己の美しさにまだ気づいていないあどけなさゆえのエロスを秘めている。

当時、話題となった沢田研二と真田広之のキスシーンは息を飲むほどに美しい。

おどろおどろしい内容に一輪の花のごとく咲き乱れ散ってゆく霧丸。

深作監督もベスト3に名をあげるほどお気に入りの名作です。







ランク
5位

十三人の刺客 [DVD]

片岡千恵蔵 , 里見浩太朗 , 嵐寛寿郎 , 丹波哲郎 , 西村晃 ,

レビュー数
17
レビュー平均得点
4.5

○ ドキュメンタリーのような時代劇
レビュー内容:  モノクロの画面、淡々としたナレーション、押さえの利いたクールな演出。あたかもドキュメンタリーを観ているかのようなリアリティが溢れている。大向こうをうならせることに絶対的な重きを置く古典的時代劇にはなかった味わいである。居合いの場面では鋭い刀捌きを見せている侍が、襲撃シーンでは子供のチャンバラのような立ち回りになってしまっているが、道場剣道しかしていなかった者が、実際に真剣で命の遣り取りをする段になるとこのようになってしまうのではないかとも思う。ただ、そのリアルさがかえって、見せ場の襲撃シーンをつまらなくしている感もある。時代劇の立ち回りシーンでお約束の高揚感に乏しいのだ。しかし、一見の価値に値する傑作であることに間違いないだろう。

○ リメイク版が楽しみ
レビュー内容: リメイク版が出来ることを知って、今回初発のオリジナル版を観た。舞台設定はあたかも「風雲たけし城」のよう。



理不尽な藩主への怒りから、暗殺の密議から実行へ、そして大団円へ。こんな面白い時代劇映画があったとは知らなかった。緊迫した1時間半余りの仕込みの時が一気に爆発するラスト30分余りの殺陣と趣向は、(多少首をかしげるシーンはあったものの)寧ろ爽快感に溢れていた。



個人的には、これから旧作時代劇映画の森に分け入っていきたいと思わせた見事な一作である。また、リメイク版との比較も楽しみ。


○ パニック映画の傑作でもある
レビュー内容: 時代劇映画に興味のない若い世代に奨めるならば、「七人の侍」か本作ということになるのだろう。優れた活劇であるとともに、「人を殺したことのない人間が、もしも突如殺し合いの場に立たされたら」という、パニック映画の傑作でもある。内田良平の熱演もさることながら、西村晃の死に様が強烈な印象を残す。9月公開予定のリメイクが、この点を外していなければいいのだが。

○ 「惜しい!」の一言
レビュー内容: 完璧に面白い。途中までは。黒澤映画を超える位に面白い。途中までは…

何が駄目かと言うと、罠が発動した後の斬り合いが全然駄目。
罠の全体像が把握し難くて、何故敵が混乱してるのか分からない。
結果、こっちは、大勢が無闇に刀を振り回すのをポカーンと見てるだけ。それまでのドキドキハラハラを全部削がれてしまう。

だから、その後の含蓄の有りそうなラストも全然乗れずに終わってしまう、非常に残念な映画でした。
リメイクでは改善されるのでしょうか?
あと個人的には、西村晃をカッコイイまま終わらせて欲しかったと思うのです。

○ 東映の試行錯誤の結果生まれた傑作
レビュー内容:  東映の時代劇というとパターンの決まった勧善懲悪ものが多かった。ところが黒澤明監督による「用心棒」「椿三十郎」によってそういう映画は完全に吹き飛んだのである。所謂、「三十郎ショック」と呼ばれるもので、この2作の前には旧来の時代劇は色あせてしまったのだった。そこで、もっとリアルなものということで集団抗争を扱った本作が生まれた。謂わば、東映が今後の方針を探るために市場に問うたのが本作だ。片岡千恵蔵や月形龍之介といった従来のスターも出ているが、以前の面影はなく、二人とも厳しくまたリアルな内容に沿った演技をしている。スタッフも俳優も新しい方向を何とか見出さねばという熱気も感じられる。最後の殺陣のシーンでは手持ちカメラも用いていっそうの臨場感をだそうとしている。

 さて、VHSでは画面の両側が少しトリミングされて、場面によってはよくわからないところがあったが、DVDではスコープ仕様でほぼトリミングのない画面なので、改善されている。

 なお、この作品は例のDVD付き雑誌でも取り上げられていて、詳しい解説付きで価格も安くなっている。







ランク
6位

七人の侍(2枚組)<普及版> [DVD]

三船敏郎;志村喬;稲葉義男;宮口精二;千秋実

レビュー数
37
レビュー平均得点
5.0

○ 言葉では語り尽くせない、観てもらうしかない
レビュー内容: これほどまでに一つの映画に のめり込んだのはいつ以来か。
黒澤映画を初めて観ましたが、陰鬱そうだとか、昔に撮られた単なる時代劇だとか、見当違いな先入観で、この作品を避けていたことを今、後悔しています。
鮮烈にして躍動的な人物描写が、まず素晴らしい。そこから描き出される人間の悲哀、滑稽さ、欲望などが渦巻く重層的な群像劇は3時間超の長さを満足感に変えてくれます。
そして、クライマックスの合戦シーンは圧巻。何万人規模の戦いではなく、七人の侍と村人対四十騎の野武士の対決にしてこの迫力、人生で観た合戦シーン の中で最上であると確信します。

ラストシーンにおける農民と侍との対比も見事。名作や権威に媚びる趣味は全くありませんが、この作品は文句なしの五つ星です。

○ 人間の濃さが詰まった作品
レビュー内容:  フランシス・コッポラ監督が影響を受けたという「七人の侍」をようやく観ることができた。凄い、凄いとは聞いていたがやっぱり凄かった。



 近年流行しているSFXを使った作品(CGなどの特殊技術のことです)は映像としては綺麗だけど、どうも人間らしさが足りないと思っていた。そんなときに「七人の侍」を見ると、まだ白黒のフィルムを使っていながらこれだけの”リアルさ”を出せるのは黒澤監督にしか出来ない業だと納得させられた。人がわらわらと動くのだ。農民は風になびく雑草のようにあっちへ行ったり、こっちへ行ったり、興味があれば驚き、野武士が襲って来れば一目散に逃げ出す。そして三船敏郎演じる菊千代は三国志の張飛を見ているようで、乱暴なのだが人情味に溢れていた。

 DVD二本にわたる大作なのに、ちっとも長さを感じなかった。それはひとえに、良く練られた脚本とリアルな俳優たちの演技が観客に飽きさせる暇を与えなかったからだろう。

 とにかく観るべし! どんなに大金を積んで作った映画でも、「七人の侍」に匹敵する映画などほとんど存在しないに違いない。

○ 利他的であること、共同体として村
レビュー内容: 七人の侍 DVD 1954年



見るのは2度目か3度目か。

やはり凄い、毎回、気がつく点というか奥深さに感動する。

村と言う共同体の多様性(善人もいれば悪人もいる)、利他的な侍(もちろん利己的な侍もいる)、そして農耕と山の幸で生かされる人々。

五月女(田植え娘)のラストシーン、そこに日本の原点があるように思う。

まさに手入れの思想、自然からの恵みと農業が生み出す実り。


○ 全部が含まれている
レビュー内容: 本屋でDVDを買いました。ぬかるみの中で右往左往する馬のひずめの音と足の撮影

は迫力がありました。また馬一頭しか入れないような狭い入り口から敵を一人ずつ

入るようにし掛けて袋ネズミで射止める作戦も面白かったです。



昔風に言えば“水のみxxx”出身の菊千代(三船敏郎)が

盗んだ家系図を見せて由緒ある侍出身を見せかけて演説したり、貧困極まった農民達が、、、

実は貴重な食物を隠していた、また村人達が恐れてかくまっていた娘達が出てきたときの

菊千代の驚きと喜びのシーンも真実味がありました。



一本調子ではなかった、それどころか貧困にあえぐその時代の農民の心情、

浪人たちの状況、ラブストーリー、悲哀、戦争作戦 etc.が名演技と一緒に

映画全体に上手に組み込まれています。



黒澤明は言うまでもなく、三船敏郎のナチュラルで朴訥とした演技とそれでいて

物凄く豪快!と思うととても優しい表情を見せる彼のlooksは世界的に通用します。

○ 名作。
レビュー内容: 「とりあえず観とけ」的映画。



あぁなるほどなぁ。

今の人はこういうのをマネしてるんやなぁ。

と思う場面が随所に登場。

さすがに古臭さは否めないものの、それすら「味」になっているのです。

ただただ完成度の高さに脱帽するのみ。



ストーリーは単純なのに細かく作りこまれていて、登場人物が十分に生きている。

様々なギミックも用意されていて、飽きさせない構成も見事。

月並みながら、「豪快にして繊細」という言葉がピッタリなのです。





「これは俺なんだよぉ」(ミフネの名ゼリフ)は涙ものです。



http://review.btmup.com/dvd_movie/seven-samurai-akira-kurosawa.html







ランク
7位

七人の侍 [Blu-ray]

三船敏郎 , 志村喬 , 稲葉義男 , 宮口精二 , 千秋実 ,

レビュー数
13
レビュー平均得点
3.5

○ 音が良い、これに尽きる。
レビュー内容: 本製品、映画通の厳しい批判の矢を全身に浴びていたが、そういう扱いをされるような酷いものではない。というよりも、画質も音質も今まで鑑賞したことのある同作製品の中では最良と思われるのだ。



確かに「羅生門」の出来は最高だった。画質的にあれ程のきめ細かいレストアをされてしまうと技術者達の仕事に敬意を示さざるを得ない。それに比すると、本作BD版の修復は完全とは言い難いだろう。何よりも時折入るゴミやキズが気になる。ただ、それはあくまでもBDとして「羅生門」並に期待して観た場合であって、古い映画であり、原版の保存状態などを鑑みると、それ程この仕事を批判する気にはなれない。いや、よく修復している方だろう。DVDのレストア物と比較すると、やはりそれなりにキズが控えめになっていることは明らかだ。しかもHD画質の鮮明さでそうなのだから、実際にはかなり目立たなくなっているのであろうと想像される。一部全体の劣化が激しく酷い画像の箇所があるが、技術屋さんも魔法使いではないのでこれを完全に修復するというのは困難だろう。

また、全体的な画像のコントラストや輪郭のシャープさは本製品で初めて得られたのではないかと評価できる程に仕上がっている。俳優の肌の質感が良く分かる。



DVDと比較して進歩がないとおっしゃる方や、劣るとお考えの方は相当厳しい鑑賞眼をお持ちなのか、BDで発売する製品に対してそれなりの高い閾値を求めていらっしゃる方なのだろうと思われる。だが、考えて欲しい、本作は1954年の作品だ。修復してこれだけの鮮鋭度を得られるだけのマスターが残っていた事自体ありがたいような作品だ。「羅生門」がファインプレーなのであって、決して本作が悪い仕事な訳ではないのではなかろうか。





画質の評価はさておき、音質の面では快挙と言えるレベルに達している。旧来の本作の音声は字幕無しで聞き取れるものではなかった。ノイズが異常に多いのに加え、セリフ等の音声が篭ってしまっており、「ザラザラした中にゴニョゴニョと何か話している」と表現せざるを得ないようなものだった。

BD版の快挙は、Dolby TrueHDのリミックス5.1chだろう。字幕無しでセリフが分かるのだ!この感動は「七人の侍」の音にジレンマを感じたことのある諸兄には理解していただけるのではなかろうか。しかも、5.1chではあるものの元がモノラルの物であるので、それ程の立体感がある訳でもなく、元もとの音声の雰囲気は十分に保てている。オリジナルのモノラルLPCM、91年版 2ch LPCMも収録されているが、Dolby TrueHD リミックス5.1chの音の良さには飛び抜けた観がある。



画質云々をおっしゃる方でも、音質面では今までに無かった物を感じられるであろうことは間違いない。個人的に画質も一定の評価をするが、本作BD版は音に尽きる。これもHDの楽しみである。





とはいえ、古い作品である。それを十分に念頭において、そのワビサビも楽しまなくてはもったいない。

○ 不評のようですが
レビュー内容: 皆様のレビュー読み、買うのを躊躇しましたが、良かったです。

平成3年のリバイバル、VHS、DVDと観て来ましたが、

ブルーレイの恩恵は充分受けていると思います。



この位古いモノクロ作品は画像が悪いと

傷入りまくって人の動きも人間離れして見えたりしますが、

表情の細かい部分もよく見え、鮮明です。

コントラストもクッキリして、確かにシーンによっては

傷の雨や靄が全体にかかったような感じもしますが、

かつてこれだけいい画面でこの作品は見れなかったと思います。

逆に最後の雨の決戦シーンは、もっと画面が荒れた方が

生々しく迫力あったのでは、と思える程です。

評判の「羅生門」が欲しくなり購入予定ですが、そちらを体験したら

私の評価も変わるのでしょうか、

しかし普通に考えてこの作品を長く愛する者として

充分堪能するに値する映像と思いました。

○ この槍をとれ!
レビュー内容:  LD、DVDと所有してますが、BDも迷わず購入しました。まさに空前のスケール!画質、音質ともに向上していると思いますが、なにより「休憩」から操作なしで後半が開始するドキドキ感は、BDさまさまです。

 合戦のシーンが素晴らしいのは、三船敏郎の悪戯や独白、志村喬の抜刀での喝、千秋実の憤死と旗など、名シーンの積み重ねの上にあるからでしょう。「侍」と農民を通じて、戦闘の専門家にだけ防衛を任せるのではなく、自分のものは自分で守る気概を持つべきだという、気高く硬派なメッセージも織り交ぜられた、不朽の名作です。

○ 相変わらず
レビュー内容: 作品自体は勿論5つ星。今回のBDは相変わらずクッキリ感のない絵。DVDからの進歩無し。ただ音のサラウンド音声時に多少聞きやすくなっているように感じた。クライテリオン版が出たら買うと思う

○ 今ひとつ納得できない
レビュー内容: 作品の内容に関しては、

数々の素晴らしい評価がありますので、

ここではあえて触れずに、

ブルーレイになった事へのメリットを書きます。



・一枚に207分丸々収録されている

・VHSの再生時のようにヘッド擦れが無いのでノイズが付かない



本当に、 このくらいじゃないでしょうか。

画質はDVDに比べて、

正直そこまで向上しているとは思えません。



特にノイズリダクションが可能な機器は、

2009年現在、全ての傷を自動で取り除く事は不可能なはず。

以前、画像処理の仕事をしていた事もあり、

手作業でほとんど行うため、スタッフの感性で、

その程度が決まります。



例えば、雨のシーンのフイルムの傷を、

雨粒を残して全フレーム消すという事は大変難しい。



なぜなら、

雨全てをCGで消す事が、

まず出来ないのが現状だからです。



なので、今回のブルーレイを見る限りでは、

取り除いたのは目立つ大きな傷のみです。



そもそも、 こんな未完成な作業を巨匠が見たら、

何と言うだろうか。



後は、毎度の事ですが、音全般が聞き取りにくいので、

字幕表示をオンで見ることをオススメします。






ランク
8位

柳生一族の陰謀 [DVD]

萬屋錦之介 , 松方弘樹 , 千葉真一 , 三船敏郎 ,

レビュー数
4
レビュー平均得点
4.0

○ おもしろい
レビュー内容:  この作品は、映画館で見て、レンタルで借りて、やっと買うことができました。千葉真一さん、成田三樹夫さんの演技のすばらしさは、書くまでもありません。ぜひ、見ていただきたい作品です。

○ 成田三樹夫氏の怪演が絶品!
レビュー内容: 名立たる役者さんたちの名を見れば、なんとなくそれぞれの役柄が想像できそうな気がするわけですが、

この作品で故・成田三樹夫氏演ずる最強の公家さんには本当にびっくりでおじゃる!

このキャラクターを独立させてスピンオフ作品を作っても良かったのでは、と思うくらいです。

千葉真一との対決シーンがあっさりとしているのが残念でなりません。

個人的には、本作は「魔界転生」と並び深作監督の奇想天外時代劇の双璧を成す怪作として

後世に語継がれてほしい作品ですねえ。


○ 夢でござぁぁるっ!
レビュー内容: 千葉真一が映画、テレビ、舞台と演じ続けた柳生十兵衛の初出作品です。
若い躍動感にあふれた千葉十兵衛のアクションが素敵です!
十兵衛の妹、柳生茜を演じる志保美も凛々しく
テレ朝の『柳生十兵衛暴れ旅』では、茜が主演になったぐらいのハマり役でした。
もちろん萬屋錦之介の鬼気迫る柳生宗矩役こそがこの作品の真骨頂です。

○ 豪華な出演陣で時代劇俳優・萬屋錦之介がスクリーンに復帰した記念すべき大作!
レビュー内容:  60年代後半から任侠映画、実録ヤクザ映画路線に切り替えて、長らく時代劇を製作していなかった東映が久しぶりに作った大作時代劇。

 監督が深作欣二だし、東映やくざ映画の俳優(松方弘樹、千葉真一、成田三樹夫)が多く出演しているので、陰謀渦巻く群像劇は「仁義なき戦い」のチャンバラ版のような感じでしたが、その中でただ一人正統派時代劇の演技を見せる萬屋錦之介の存在感が圧倒的。この老けの悪役はよかった。この後の「真田幸村の謀略」の悪役・家康も最高だった。

 千葉真一の柳生十兵衛も格好よかったし、成田三樹夫の公家様も面白かったし、志穂美悦子もキマッていた。三船敏郎、山田五十鈴、西郷輝彦、原田芳雄、大原麗子、芦田伸介などオールスター・キャストも壮観だった。

 全体に少し暗い印象はあるが、出演者たちの熱演と史実無視の奇想天外なストーリーで面白い映画になった。







ランク
9位

切腹 [DVD]

仲代達矢 , 岩下志麻 , 石浜朗 , 丹波哲郎 , 三國連太郎 ,

レビュー数
39
レビュー平均得点
4.5

○ こういう作品は今の日本は作れない
レビュー内容: 昨年でしたか、仲代自身が 新聞のインタビューで「時代的にこういう作品は今はもう作れない」というようなことを語っていたのが印象深い。この作品の撮影現場はすごい緊張感がみなぎっていたという。それに比べて、今の日本映画からはテレビドラマのようなものしか出てこない。甘っちょろいものしか作れなくなった日本の映画界。「切腹」を観るにつけ、ため息が出てくる。

○ 竹光切腹のド迫力!
レビュー内容:  重苦しい、辛い、救い様の無いストーリー。緊張感、迫力はあるが、明るい朗らかな場面は一切無い。これを映画館で観たらそうとう後引くだろうなあ。



 題名だけはかねてより知っていたが、みなもと太郎の漫画『風雲児たち』の中で、本作の竹光による切腹シーンが言及されていて、一度見てみたいと思った。



 確かに、目を背けたくなる程のド迫力の名演であった。三國連太郎のセリフで「舌を噛み切らんとせんとは」ってのを聞いて、あの介錯が失敗し中々死ねなかった三島由紀夫の絶命場面とかぶった。



 白黒の時代劇にしては、セリフが意外なほど明瞭でゆっくりとしていて聞き取りやすい。ただ、仲代のセリフはあまりにゆっくり朗々としていて、まるで歌舞伎か詩吟のよう。



 普通の時代劇ではなく、考えさせ、胃にもたれるタイプの映画だ。勅使河原蒼風による題字、武満徹による音楽も作風にぴったりマッチしている。

○ 痛烈
レビュー内容: 武士道とは何か
なんで在るべきか

少なくとも、マニュアル化するべきものでは無く、個々で見い出すべきもので、形式ばった虚飾に満ちたものでもない

この作品において、その武士道をもったものが武士とよばれたものたちではなく、そこから追い出された浪人であったのは、なんとも皮肉である

○ 極上のサスペンス
レビュー内容: この作品はかなり好きで何度も観ているが、全然飽きないし新しい発見もある作品だ。今回も久しぶりに観直して重厚な作風に酔いしれてしまった。

時代劇でありながら、サスペンス風。主人公が何故、井伊家での切腹を申し入れたのか。以前、竹光で切腹させられた男との関係は。切腹の際の介錯人に選んだ3名が何故全員病欠なのか。これらの謎は物語が進むにつれて徐々に紐解かれるところは何ともサスペンス風。

そして、最後に暴かれるのは武士の命とは何か。天下泰平の江戸時代には、それは建前の話なのかを痛烈に描いている。観終わった後、井伊家の家臣の行為は現代社会の建前を重んじるばかりで行われている理不尽な所業を思い出させられて悲痛な感覚を覚えた。

井伊側の三國連太郎と浪人の仲代達也との問答は最初から最後まで緊迫感が持続して作品に重みを与えており最高。仲代達也と丹波哲郎との決闘は強風の中という斬新な設定だが、どうも丹波の殺陣のマズさを今回は発見してしまった(殺陣は圧倒的に仲代の方が上手い)。でも、それはそれでたいした話ではない。

ラストにいたるまでは主人公の思いを成し遂げるサスペンス風で楽しめ、ラストで武家社会に対する批判を現代社会に写した形で締めくくり心に重くのしかかる。単に切腹という海外受けする題材でカンヌ映画祭の賞を取ったのではないことは一目瞭然。海外の賞を総なめにする小林正樹監督の最高傑作と言っても過言ではない。




○ 時代を超えた名画
レビュー内容: あまり知られていない(と思う)が日本映画史上の傑作のひとつに

あげられると思う。

芸術的ともいえる映像美と優れた脚本、仲代達也の卓越した演技。

また、視聴者の先入観を上手にいなす人物設定…と、面白さに

ぐいぐい引き込まれました。



しかし、本作で最も感銘を受けたのは現代にも通じると思われる

社会の矛盾・不条理を見事に暴いた点にあると思う。

圧政に翻弄される人々と形式ばかりを重んじて真実を見たくない(隠す)

権力者。この構図はいま、なお変わらない。







ランク
10位

山桜 [DVD]

田中麗奈 , 篠田三郎 , 檀 ふみ , 東山紀之 , 北条隆博 ,

レビュー数
19
レビュー平均得点
4.5

○ これが良いと思う人は藤沢原作を是非読むべし。
レビュー内容: 藤沢周平原作による短編集『時雨みち』を映画化。



藤沢周平+山田洋次の映画作品については邦画の勢いを作ったともいえる出来で私自身も何度か観ている。あのポップアイコンともいえる『キムタク』を観・れ・るレベルに押し上げた才能は流石。齢77歳の後期高齢者に再度藤沢作品の映画化を望むのはこういった映画を見せられるからだ。



セリフを必要最低限に排した方法が良いか悪いかは問題ではない。演者の技量も問題なら、監督の藤沢作品の理解にも首を傾げたくなる。主演の田中麗奈は言っちゃなんだが、日本的な美の要素にそぐわない気がする。旦那に『見下すような眼でみるな!』と罵倒されるが、個人的には(田中さんのファンにはゴメンナサイ)爬虫類に睨まれているような…。また、剣豪を演じている東山は殺陣こそ美しいが、まるでジャニーズの舞台を演じているよう。自分が如何に格好良く映るかやたらと注文が出ているのではと訝しがってしまう。まぁ撮る側の問題も多いが。この辺をキムタクで撮った『武士の一分』とよく比べてもらいたい。4ヶ月も正座wして全く変わらない表情はジェームス・ボンドも真っ青。また、敵役の村井国夫の情けなさと言ったら…トホホ。



リアルの表現をどう捉えるかは、人それぞれだが、山田作品を観てこれを撮ったあとに監督はどう思ったらだろうか?寅さんで日本の下町という違和感を独自の視点で切り取った御大は日本を良く理解している。



唯一の救いは『栞』をエンディングに披露した一青窈だろうか。『蝉しぐれ』に続き、聞かせてくれる。出来れば彼女のPVで5分程度にこの映画をまとめてくれたら星3つにしたんだけどなぁ。


○ 静かなる日本の伝統美。
レビュー内容: 弥一郎と野江の出会いは一度だけ。

会話はほんの一時、しかも相手への

気持ちを口に出すこともなく。

なのに、二人の想いが痛い程に

伝わってくるのはなぜでしょう。

それにそれぞれの母親も。

言葉は少ないが、我が子らを察し

温かく包みこむような優しさが、

じんわりと伝わってきます。



音楽もそう。

ピアノとバイオリンが、所々で

少ない旋律を奏でるのみ。



表情の裏に隠した想い、美しい所作、

音楽の間、四季を告げる自然の静寂。

それだけで成り立っていると言っても

過言ではありません。

しかも無駄な台詞やシーンは皆無。



男は寡黙を貫き、女は耐え忍ぶ。

西洋ナイズされた現代の我々に

日本の伝統美を思い出させる

本当に美しい日本映画です。

ぜひご覧ください。

そして最後は、素の自分に辿り着いた

野江といっしょに涙して下さい。

○ 藤沢周平さんの原作映画の中では極めて秀作です。
レビュー内容: 藤沢周平さん原作の映画やドラマはほぼすべて見てきていますが、

「蝉しぐれ」や特に「武士の一分」など原作の良さを

うまく出せていない映画が続いていたので、この「山桜」を

あまり期待せず見ていたのですが、予想を大きく裏切られて

とてもよく描かれていて、さわやかな感動がありました。

安心しました。

これからもまだまだ映画化されるだろう藤沢作品を

再び期待して待つことができるようになりました。




○ 矛盾が多い映画
レビュー内容: 本映画の映像は綺麗。また内容も決して決悪ではないが、ラストがどうしてここで終わりという感じです。肩すかしを食わされた思いです。夫に先立たれ、出戻りの主人公が、剣術使いは恐ろしいというイメージで今の優柔不断な夫と一緒になる。しかし本当は好きな剣術使いがいた。ここも剣術使いは恐ろしいが何時心ときめかす男性に変貌したのかの説明も不足。彼と一緒になっておればこの話も無かったのかもしれないし、現実には相思相愛であったのであろうから、ここの辺りの説明が不足している。また夫を拒み続けるならなぜ好きでもない夫と一緒になったのかという矛盾。禄高も主人公の家の方が格が上というのであれば。

最後に上杉鷹山の様な名君のお裁きを期待したがそれも叶わなかった。出演者が持って回った様な判った様な台詞を言うのには良いと評価される方もおられるが、私には出戻りの後に彼との縁談があった際になぜその時に二人を一緒にさせてあげなかったのかといぶかしく思うだけである。それでは映画にならないと言われればそうであるが、矛盾と言えば矛盾であり、主人公が何度も道場を見つめる場面は未練がましい。結局藩主の裁断はどうなるのか、二人はその後どうなるのかそれはあなた方のご想像次第というラストは頂けない。

○ たまらなく美しい作品
レビュー内容: 「はつ恋」の篠原哲雄監督、田中麗奈主演コンビの作品。



またまた、美しさ抜群の出来栄え。



画の美しさ絶品。



ストーリーの気高さ最高。



東山紀之も意外な存在感。



日本の美、ここにあり。必見の名作。


posted by はやぶさ じろう at 00:00| 日本映画