2013年08月27日

牙狼 [GARO]が予約開始



牙狼はこれで見納めな感じですね。集大成です。

7年という月日は短かったのでしょうか、それとも長かったのでしょうか。

ポイントはエンディングです。

未公開の追加エンディングバージョンも含まれているんです。

楽しみですね。ここだけでも。






タグ:牙狼
posted by はやぶさ じろう at 06:48| 日本映画

2010年10月22日

エロス



ランク
1位

BUTTERFLISTA すべては、愛の行為。 [DVD]

叶恭子 , 叶美香 ,

レビュー数
2
レビュー平均得点
3.0

○ 女性の為の官能映画
レビュー内容: 3P,同性愛、SM等…世の中ではダークな部分とされている愛の形も、恭子さんの感性が加わるとこんなにも美しくなるのかと……ビックリです♪ 是非大人の女性に見ていただきたい作品です フェロモン倍増に効きそうですよ♪♪

○ 叶恭子、美香の乳がそれぞれ2秒ほど。後は、メンズの裸ばかり。
レビュー内容: チャプター1で、叶恭子の乳がちらっと写ってました。他の方のレビューで気付きました。

チャプター2で、叶美香の乳が2秒ほど写っただけで、後は、メンズの裸ばかりでした。

叶恭子、叶美香とも、2秒ほどヌードがあった以外は、全て下着姿。



映画の内容は、もちろん、どうでもいい内容なので、買う価値なしです。

かなり期待してたのに、裏切られました。







ランク
2位

ヴァイブレータ スペシャル・エディション [DVD]

寺島しのぶ , 大森南朋 , 田口トモロヲ , 戸田昌宏 , 牧瀬里穂 ,

レビュー数
17
レビュー平均得点
5.0

○ 大人のためのロードムービー
レビュー内容: この映画に共感できない女の人っているのかなぁ

寺島しのぶの倒錯した演技は鳥肌もの

コンビニでバイトしているから

もしかしたら私の見えないところでこんなドラマが起きているのかと思うと

現実って捨てたものじゃないかも

って微笑むことができる

ガソリンスタンドで崩れ落ちる女と

ホテルのバスタブで優しく抱きしめる男と

食堂で別れの予感を受け止める二人

自分の中の自分に殺されそうになる

って感覚よく分かるし

好きだから触りたいと思ってしまうから

だからこそ、岡部が羨ましい

あんな包容力と覚悟の塊みたいな男

そうそういないって

大人とオンナのためのロードムービーでした

はっぴぃえんどの「しんしんしん」

が、染みる

○ ココロが震えるってことはこういうこと。
レビュー内容:
ストーリーは、よくある話しかもしれない。



ただ...



寺島しのぶ嬢の、せつない演技がいい!



誰しもが多かれ少なかれ持つ、誰にもいえない心の底にある

忘れていたい部分。



そこから湧き上がる感情、漏れそうになる声。







大森南朋氏の(基本的に愛してるので)それを愛おしく思う心と

どこか客観視してる部分。





人の肌に触れたい。



この瞬間を失いたくない。



でも...



幸福な時間を重ねることで、それを失った瞬間のさびしさ

への不安。



全ての物事にやってくる“先”、“終わり”への理由のない

ましてや確信のない恐怖感。





どれもワタシがずっと、ずっと抱えていた感情と重なった。







幸せって、永遠じゃなく、瞬間瞬間の積み重ねなんだよね。



それでも無いよりは、有った方が、ずっとまし。





そんなキモチになった。






○ かなり好き
レビュー内容: 最後の玲の表情が見終わった後も頭から離れない。何を想い、何を感じているのか。また明日からは変わらない毎日が待っていると知っている女の顔。いろんな事を考えてしまう映画でした。本物の女優さんって凄いです。

○ 長靴
レビュー内容:
金髪にピアス。

荒っぽい感じの服装に長靴


普段の普通で静かなイメージを覆す大森南朋だったけど、

本能 という動きにはしっくりときた


どんなに悪い話しをされてもどこか色気漂う声で許してしまいたくなる

あんなに優しい男はきっと、この作品にだけ存在するんだろう

出会ってみたいと思った

○ これってカンヌ狙えたんじゃないの?
レビュー内容: 役者、カメラワーク、音楽すべてがこの映画を秀逸にしています!

短い映画だけどシーンの1つ1つが効果的で、2週間で撮影されたとは思えないほど。

冒頭のコンビにのシーンから展開して行くにつれ玲と岡部の距離感が変わっていく様子、食堂での二人の会話、最後のコンビニのシーンで玲が吹く口笛やレジでの表情に込められた想い等など、「これってブンガクだよね〜。カンヌ狙えたんじゃないの?」って個人的に思います。



見終わったあと1つ困ったことが・・・。運転中に岡部みたいなトラッカーいないかって毎日よそ見ばっかして、危ない。

それと、注文して届いたDVDの中に日活ロマンポルノみたいなエロ系DVDの宣伝がいっぱい入っていた。

「だから、違うだろ〜(怒)」

ホント違います。観るたび、切なくなって泣きますもん。玲ほど孤独じゃないのにね。




ランク
3位

花と蛇 [DVD]

杉本彩 , 石橋蓮司 , 野村宏伸 , 遠藤憲一 , 未向 ,

レビュー数
2
レビュー平均得点
2.0

○ うーん、、、前評判が凄かっただけにがっかり、、、、、
レビュー内容: 今世紀最大の話題作!!衝撃シーンの数々!!と豊富な話題で上映された

映画だっただけに期待しましたが、結果はうーん、、、?でした。

他の方々も書いてますが、エロティックというには中途半端だし、

わけのわからないストーリーといい、セレブ達の集まった異様な世界といい、

結局この監督が描きたかったのは「非日常的」とか「狂気」の世界なのでは

ないでしょうか?



私は映画やドラマはストーリー性や心理描写・演技力を楽しむ人間なので、

(普通誰でもそうだと思いますが)

こういう映像を中心にした映画はあまり好きではありません。

そもそも「花と蛇」というSM文学を映像化するのであれば、エロティシズムを

追求しないというのは、ある意味裏切りだと思うのですが?

そんなのは撮る方の勝手だといわれればそれまでですが、

見る方は当然それを期待してるわけですから。



杉本彩があれほど熱演をしているのに、エロティシズムを感じられないのは、

心理描写がほとんど描かれないまま、ただただ映像が流れてるからではないでしょうか?

放尿シーン、レズシーン、磔のシーン、蝋燭責めのシーン、

そして、全体を流れるストーリー、テーマ、いずれも何とも中途半端で

私は何の魅力も感じませんでした。

こんなことを言うと大変失礼なのですが、この映画がよかったという人は、

本当にそう思いましたか?と疑いたくなるほどです。

杉本彩が熱演してるだけに、気の毒な感じさえします。

奇抜な映像や杉本彩の体当たりの演技は、観るべき価値はそれなりにあるかも

しれませんが、★3というところです。

○ 願わくば監督を替えて撮り直しを
レビュー内容:  この石井隆って監督評価高いの?とてもそうは思えんのだが……。

 団鬼六はアンチバイオレンス派だと思うのだが、そんな作者のねちねちした責めは全く見られず安易にバイオレンスに走るのは問題。

 バイオレンスに走りたければ、他の作者の物にしてもらいたい。折角杉本彩が裸になっているのに、女装した男がうろちょろして解説を加えるの目障りかつ耳障りとしか言いようがない。監督は官能という物の意味をもう一度勉強し直すべき。


ランク
4位

白日夢 [DVD]

西条美咲 , 大坂俊介 , 鳥肌 実 , 菅田俊 , 小島可奈子 ,

(まだレビューはありません)







ランク
5位

泪壺 [DVD]

小島可奈子 , いしだ壱成 , 佐藤藍子 , 柄本佑 , 蒼井そら ,

レビュー数
12
レビュー平均得点
4.5

○ 内容がよくつかめない映画でした。
レビュー内容: 動画サイトで、小島可奈子さんを発見し、一目ぼれ。

それで、どうしても映画を見たくて購入しました。

ファンなら、絶対購入するべきですね!

エッチシーン見たらきっと頭から離れないですよ!





ストーリーじたいは、私だけかも知れませんが、現在と過去がちょくちょく入れ替わっていくもので

なんか良くわかりませんでした。

エッチシーンばかり見て、全体を見たのは1度だけなんで、もう1回見てみようと思います。






○ 小島可奈子最高
レビュー内容: 小島さんかわいい?キレイ??かわいいです。女の私も揉みたくなるような胸は最高!話は小島さん演じる朋代サンはかわいそう。でも急に歌い出す所は笑えるなぁ

○ 壱成君大好きo(≧∀≦)o
レビュー内容: これは何度見ても興奮します。大好きな壱成君が大胆なラブシーンをしています。相手の女の人と厚いキスシーンしたり胸を触ったりヤバイ所にアレを入れちゃったり(°o°;;本当には入れてないかもしれないが、やっぱり想像してしまう。恥ずかしい(->_<-)聖者の行進で町田永遠を演じた壱成君が、何か信じられない(・_・、)

○ 原作とは違う新しい物語
レビュー内容: 原作を読んでいた事と、小島可奈子ヌードと言う事で購入しました。

原作とは、設定ストーリーが少し違っていましたが、

本とは違う新しい物語として見る事ができました。

原作は最後ちょっと怖いけど、こちらの方が物語としてはいいと思います。

ヌードはご立派! しかしながら、よく走り、転ぶなぁ・・・

○ 監督の割り切った演出が素晴らしい
レビュー内容: 小島可奈子のヌードを堪能するためだけの映画です。ストーリーや演出は、典型的な日本の90年代以降のピンクで、なんとなく心情やらなんやらを描いても、キャラクターに本当に複雑な人間性やリアリティをもたせると重くなっておっぱいを素直に楽しめなくなるため、ファンタジックにゆるく流すだけです。監督はしっかりそこを理解しておられると思います。また(読んでませんが)渡辺淳一原作ということで、どうせスケベオヤジがせいぜい空想した程度の女性描写ですから、深みなどあるはずもなく、バカバカしいくらい都合よく唐突に泣いたり抱きついたりしてくれて笑わせてくれます。瀬々敬久はさすがにピンクの巨匠だけあって、小島可奈子の体をいい角度から多彩に捉えており、適度に熟した素材の柔らかなエロさとあわせて星3つ。早送り、またはチャプター飛ばしで見ましょう。







ランク
6位

マリッジリング [DVD]

小橋めぐみ , 保阪尚希 , 高橋一生 , 中村麻美 , 矢沢心 ,

レビュー数
7
レビュー平均得点
4.5

○ 指輪を外した男に愛想尽かす女心?
レビュー内容: 原作を読み、小橋めぐみヌード と言う事で購入しました。

大胆なシーンも無くスレンダーな体ながら、小橋めぐみはとても美しいです。

不倫モノで、渡辺淳一ファンなら納得の内容です。

○ よく眠れない?それってもしかして指輪のせいかもしれません・・・
レビュー内容: あなたは、好きな人を

束縛したいってことは

なくはないよね?





じつは、

好きでいるだけでいいじゃん

って気づかせてくれる



この映画は、

ファースト・クラスです!











追伸

物語の変化する場面で



「赤」のモチーフを

使われている構成でした^^



千波がブテイックで

自分を変化させるために

お買い物をする場面や





彼との別れの場面では、

赤のセーターを着こなして・・・





小橋さんは、

赤がとってもお似合い!



洋服の変化を観ているだけでも

彼女の成長を感じられて



ちょっとうれしかったです

○ 小橋めぐみを見直した・・・
レビュー内容: 小橋めぐみの肢体が素晴らしかった。胸はないけど、白くて質感の良い肌はとても見ごたえ有り。できれば、もう少しOL制服姿の全身を写して欲しかった。ビルの屋上で、転がってきたボールを拾い上げる時にチラッと見せるその脚は程よい肉付きで、それだけで催すことが可能。今この年齢で写真集やDVDを出してほしい。

○ せつなく、ただせつなく、そして・・・。
レビュー内容: 小橋めぐみは清楚なイメージ、たたずまいを長い間変わらず維持している女優さん。

あの名作写真集「孵化 fuka」を出してから5年も経ってるんですね。

その小橋が渡辺淳一の描く男女の性愛の世界に実にあっさり融け込んでしまっています。

自分のイメージをただ守る女優ではなく、挑戦を続ける生来の役者なのですね。

冒頭に書いたように、それでも清純なイメージを持ち続けられるのだから、稀有な存在ですね。

小橋の演じる千波という女性が、保阪の演じる上司の桑村との不倫に陥るのも、またそこから

決別しようとするのも、桑村がしていた結婚指輪(マリッジリング)がキーとなっていました。



2回目のデート、ホテルのバーのカウンターで、桑村の左の薬指のリングを千波が人差し指で

なぞるシーンがありますが、この描写がものすごく扇情的でした。この後二人は初めて肌を合わせ

る事になるのですが、男と女が情事に至る伏線のプロットを楽しむ作品だと思います。

終盤は小橋の演技がせつなく、ただせつなく、感情移入してしまいました。

事故にあってデートをすっぽかさざるを得なかった桑村(当人は軽傷だったが)の家に、

千波が始発電車で訪ねる際の駅での演出は、心にグサグサと何かが刺さる様な感覚でしたね。



小橋の大胆なヌードシーンが話題でしたが、それも確かに魅力だけど、映画作品として

私の中に何かがのこった、という感じです。

○ 清楚な女の子が不倫???
レビュー内容: 愛の流刑地のトヨエツとしのぶさんに比べるととても地味でした。淡々としすぎていてイマイチでした。彼氏もいて地味で清楚な女の子がなぜって感じです。恋に落ちる意味が理解できずのめりこめませんでした。二人の距離感もなんだかな〜体だけって感じで不倫ってそんなもんなのかな???結婚指輪をはずした事が妻にばれたろときも大喧嘩にならず淡々としていて終始そんな感じで、でも夫婦間も冷めているから不倫とかになるのかな???







ランク
7位

欲望 [DVD]

板谷由夏 , 村上淳 , 高岡早紀 , 利重剛 , 大森南朋 ,

レビュー数
13
レビュー平均得点
3.0

○ 欲望なのか
レビュー内容: 主人公の「どこまで行くの」が考えさせる

最後の余韻みたいな感じで残された者が

どう生きていくのか未来なのか過去なのか

女は強いということなのかな

○ 三島由紀夫の本を読んでみたい
レビュー内容: 高校時代から仲良し三人組の類子と正巳とあさお(字がわからずすみません)。 理解しあう類子と正巳。事故死してしまうあさお。
「ずっと一緒にいたいね」と映画の最後のほうで言った直後「泳いでくる」と海のなかに入って、戻る気のなかった正巳はひどい人。
戻って来ないと知っていたら類子は絶対海に入らせなかったのに。何しに旅行にきてるんだか。。 類子の気持ちはどうなるの! わたしも類子と泣きたくなった。
その後類子は別人と結婚したから孤独ではないが、結婚したあとも正巳の写真をみてまた泣く。
正巳はいっぱいいっぱいだったのかな。。類子という理解者を得て強く生きて欲しかった。
作中によく出て来る三島由紀夫の本を読んでみたいと思った。
正巳が強く生きてたら五つ星だったけど。。すみません。

○ 板谷由香さんのみが印象的
レビュー内容: もともと、小池真理子さんのファンでもなんでもない(どちらかというと嫌い)な僕の購入理由は、「温泉へ行こう」の温泉宿の女将からこの映画のような日活ロマンポルノ的映画まで、なんでもできる万能女優である板谷由香さんのヌードシーンが見たいためです。しかし、痩身であるがゆえに厭らしい妄想の材料にはならない痛々しい全裸は、ヌードクロッキーのモデルさんのようで非常に美しかった。



板谷さんは大女優にはなれないと思うけれど、今後も重要な役割を担う中堅女優として多彩な役をこなしていくのだろう。この駄作は“これまでのチマチマした役ばかり”だった女優としてチマチマ感をふっきるための重要な作品であったのだろうと思う。



いずれにせよ、ざざっと早送りして見ただけで“つまらない駄作”であるとわかったが、このDVDは「板谷由香記録」として重要な作品であるから中古DVD屋なんかには売らないだろう。と言っても・・・そんな店の汚い棚の端にこっそりと置いてあるというのもこの作品にはふさわしいような気がする。



上げたり下げたりどっちつかずな感想でごめん。

○ 原作を読むべし
レビュー内容: 小池真理子の同名の小説の映画化



原作を読んだものとしては、大変残念な気持ちになる。

R18指定にしている意味もよく分からない。



多様な愛の形があるのであれば、それを映像にするのも多様な形があっても良いとは思うが、原作の凄さがまったく感じられない。



激しい性描写だけが、愛の強度を示す訳ではないのではと思う。

原作者はどう見たのだろうか?






○ 自分にいちばんぐっとくるキャストとロケーションを想像しているだけに、映像は分が悪い
レビュー内容:  レンタルサイトで面白そうと思って、まず本を読んでから、DVD観ました。

本は再読だったのですが、読み返そうという気持ちにさせてくれたので、まずは

面白そうな映画だと思わせてくれたことに敬意をささげようと・・・思います。



 肝心の内容はというと、原作にある静謐で世俗から離れた雰囲気が足りない感が

ありあり。端的にいえば貧相です。いや、70年代なのだから、こっちが勝手に

想像しただけで、精神科医の屋敷のガーデンパーティーなんて、実際はあっちが

本当かもしれない。だからロケーションでなくて。



 キャストにケチをつけよう。

正巳役の俳優、名前を見た時、あの人だよね・・・精神も肉体も美しい青年とは

言い難いような、だけどちょっと異国風の容貌なので、思っているよりも案外良かっ

たりすることに期待できるかと思ったのだけど、足りないでしょう。貧相でしょう。

いちばん違和感を感じたココが、やっぱり問題だったと思います。

 ここで別の人の名前を挙げても、映画を観たあるいは原作を読んだ方が同じように

思うか分からないので難しいですが、職業が庭師ならもっとたくましい体つきでいい

と思うし(高校生までの彼は健やかに過ごしていたし)、他の方もおっしゃる尻の

タトゥーはメイクで消すべきだと思いました。だって正巳には無い!



 阿佐緒役は、メインキャストの中で唯一テレビでよく見かける人なので、

70年代が舞台の映画でなく、テレビドラマのように感じてしまうのですが、それ

を差し引けば、原作ではもっと楚々とした美女・美少女を想像していたけれども、

小池真理子さんはこんな感じをイメージされていたのかも、とも思えました。



 類子は、原作では、スタイルは良いが容貌はあまり華やかではない女性を想像

していたので、板谷由夏さんの美貌に違和感はありましたが、映画を観ていくうち

板谷由夏すげー、と思いました。激しい性描写と広告にあるので、ある程度は・・

と思っていたのですが、文章で読むとやっぱり文学だよ。映像で見るとやっぱり

性交だよ。セックスってこうすんのかー!と熱情を感じる、板谷さんの脱ぎっぷり、

交わりっぷり。ここ久しく日本の情念のドラマってないけど(五社英雄監督!)、

そういうのを演じられる若く美しい女優さんだと思いました。最近おらんやん、

そういう女優さん。すげー。



 キャストの他に、ここを落とすとはなんたることっ、と思ったのが、終盤の

正巳が沖に泳いでいくシーンです。原作もここに魅かれた人が多いと思うのだけど。

最初は沖にゆきすぎて泳いでいるだけ、と思った類子が、危ないからあまり遠くへ

いかないでと呼びかけ、次に目を遣ると、さらに沖へ沖へと泳いでゆく正巳。

青い海と小さくなる正巳の姿に映る美しさと絶望感。これをこそが見たかったのに、

わたしが絶望感を感じました。ここを時間の尺をとって、美しく撮ればいいのに。

もったいない。



 と内容では、原作の補完をしたい(映像美が見たい)と思っていた欲望が満たされ

ずに欲求不満なのですが、原作が良ければ審美眼のレベルも高くなるので、二次

創作は最初から高いものを求められるので分が悪いということにしておきましょう。

そして、いい女優、板谷由夏さんを見つけたことを良しとしましょう。







ランク
8位

人が人を愛することのどうしようもなさ [DVD]

喜多嶋舞; 津田寛治; 永島敏行; 美景; 竹中直人

レビュー数
11
レビュー平均得点
4.5

○ 前半は無理のあるストーリー
レビュー内容: 喜多嶋舞にいろんなエロいシーンをやらせるために作ったストーリーのように感じて、前半は全く面白くなかった。

このままなら☆一つだったが、後半が少し楽しめたので、☆一つ追加、さらにどのパーツも男を知り尽くしたことがわかる喜多嶋舞の少し黒ずんだ体と一生懸命な演技によって☆一つ追加。

喜多嶋舞はなかなかの役者だけど、まだ演技っぽい部分が多少、感じられる。

それでも、テレビに出ている若手"自称"女優などよりは良い。

日本の映画界では、喜多嶋舞のような、脱げる女優にもっと活躍してほしい。

若手では、西条美咲あたりが期待できるか。

○ 喜多嶋舞のDVDはこれ一つあれば充分
レビュー内容: 喜多嶋舞のDVDは全部見ましたがどれもチョビ脱ぎが多いですが

このDVDは凄いハダカのオンパレード僕の大好きな長めの乳首

スタイルの良さマサカここまでやるとは最高です

○ 演技に対する覚悟
レビュー内容: 先日、喜多嶋舞の前夫である大沢樹生氏が、自分の半生を語る著作を出版していました。

その中では、もちろん、喜多嶋舞との出会いと別離の理由が描かれており、お二人に好感の持てる内容になっていました。



そのようなプライベートな生活の経緯も踏まえ、本作品を鑑賞した場合、喜多嶋舞の作品に賭ける真剣さが伝わってきます。



なぜ、ここまで喜多島舞に過酷な演技を求めるのか?その答えは、喜多嶋舞という女優だからこそ、意味があるということなのでしょう。

B級女優をいくら貶めても、途中で飽きてしまう。

一流の女優であり、かつ、覚悟を決めた者であるからこそ、芸術的な堕落がよく似合い、観る者に震えるような衝撃を与えるものなのでしょう。



鑑賞後に、疲労感を覚え、夢でうなされそうな一作です。

※マネージャー役の津田氏が、非常にいいですね。

○ みんながみんな、ただ一人に…
レビュー内容: 深作監督「おもちゃ」の芸者役も大好き。ナイスレスポンス!運動神経すごく良さそう。

舞さんの裸、綺麗。もう、服はいらん。見る側に幻滅させない、稀有な女優さんです。

独白シーンには、賢そうな理屈っぽい表情がハマります。

(若かりし頃に飛び級したとかいう、アメリカの人工おっぱい女優みたいにならないでね。)

産院のダークファンテジー。私も母親だから、分かるところはあります。

成人指定映画、文芸エロスという表現が、しみじみ合うなあ。

「穴だけありゃいい」と隣でホザくヤローを無視して、ラストシーンで泣いてしまった。

名美のすすり泣きが耳にこびりついて離れません…哀しいのに、この明るさはなんなんだろう。

私も岡野を呼びつけたい……


○ “過剰露出”の意味は?
レビュー内容: まず、ミステリアスな“B級エンターテイメント作品”としてはなかなかの出来栄えである。

ネタバレになるのであまり細かいことは書けないが、2重3重の劇中劇というプロットが、巧みで、面白い。ラストに至る展開まで楽しめた。しかも、そうしたプロットを組み立てることによって、この作品そのものの出来にもエクスキューズが与えられる結果にもなっているし…、というのは少々穿った見方というものだろうか?



…で、なにかと話題の、主演女優の“裸体露出”について。

この“余りに過剰な裸体露出”は確かに過激ではあるのだが、そこで製作者(主演女優も含め)が意図したのは、ただ単に観客のスキャンダラスなものに対する猥雑な好奇心を煽り、満足させるということなのか?それとも、主人公の女性の普段は抑圧されている内面的狂気をそれによりさらけ出し、より作品に芸術的深みをあたえようとしたということなのだろうか?

もし前者の場合ならば、その意図は十分に成功しているだろう。いくら18禁とはいえ一般映画でここまでやるか?というポルノチックなシーンのオンパレードだし、それに対し主演女優も「何故に?」と思えるほど応え、とにかく脱ぎまくっている。が、もしそれが後者であるとするならば、製作者は描き方として明らかに努力する方向性を間違えているというのが、私の感想だ。

このぐらいの面白いエンターテイメントを組み立てる力のある監督ならば、(同じ物語であっても)別な表現法でより深く“人が人を愛することのどうしようもない”世界の狂気や悲しみを描けるのではないかという気がするし、異なる見解をお持ちの方もおられると思うが、私にとって本作に見られる“過剰で過激な露出”は、“結果として観客のスキャンダリズムやセンセーショナリズムに対する興味の中に搦めとられてしまうもの”を超える、表現としての必然性も説得力も感じられるものではなかったからである。



ランク
9位

金瓶梅(きんぺいばい) ツインパック [DVD]

若菜ひかる , 上原カエラ , 早川瀬里奈 , 森川由衣 , ウィニー・リョン ,

(まだレビューはありません)




ランク
10位

完全なる飼育 メイド、for you [DVD]

柳浩太郎 , 亜矢乃 , 前田健 , 久野雅弘 , 黒川芽以 ,

レビュー数
2
レビュー平均得点
4.0

○ ファンタージーへの進化
レビュー内容:  アキバ、メイドカフェ、ネットカフェ難民、コスプレ、ホームレス……。リアリティはともかく、現代社会の一面を見事に描いた作品であり、十数年後にこの作品を見ることがあれば「そんな時代だったなあ」と感慨にふけることは間違いない。シリーズ中、最も犯罪性が薄く、(ある意味)ハッピーエンドで終わる初めての作品でもある。

 1作目を除くこれまでのシリーズは「飼育」のシチュエーションとヒロインの「初脱ぎ」にこだわる余り、肝心のラブシーンがおざなりになる傾向があったが、最新作では監禁されたはずのヒロインの方から積極的と言ってもいいアプローチがあり、「初脱ぎ」にもかかわらず亜矢乃のラブシーンは(R-15指定といっても)かなりの力の入れよう。「狂気」や「倒錯」というシリーズの重要な要素は影を潜めたものの、このシリーズの中ではひさびさに刺激的だった。深作健太もなかなかやるではないか。ただし、亜矢乃がメイドカフェのメイドにふさわしいかどうかは実際に行ったことがないのでわからない。

 買って損した気持ちにならなかったことは確かだ。


○ 過去の作品と比べると…
レビュー内容: ストーリーのリアルさ(現実的)には欠ける感は否めなかった様な気がする…私的には深見理絵主演の飼育シリーズが一番リアルだったかなとは思う。でも主演の亜矢乃ちゃんは体を張ってラブシーンはこなしてたね!!今回の容疑者である、柳君もキモい系をまずまずこなしてた。脇役陣では、飼育シリーズレギュラーの竹中直人に今作品初登場の西村雅彦にまえけん(前田健)等も良かった!一つ疑問なのが、監禁された女の子が監禁した男に心を開いていくのかな?とは思ったな…今回の作品は簡単に体を許したって感じがしたのよ…ストーリーから行けば、星4で、ラブシーンは4.5ってところだな。ちなみにラブシーンは伊藤かな主演のがオススメ(笑)


posted by はやぶさ じろう at 10:00| 日本映画

2010年10月21日

ドキュメンタリー






ランク
1位

NHK-DVD ヤノマミ~奥アマゾン 原初の森に生きる~[劇場版]

レビュー数
21
レビュー平均得点
4.0

○ 謙虚な取材姿勢が光るドキュメンタリーフィルム
レビュー内容: アマゾンの奥地で原始時代そのままの生活をする先住民ヤノマミ族を、のべ150日間の共同生活を通じて取材したドキュメンタリー。昨年のNHKスペシャルで観て衝撃を受けたが、このたびテレビでは放送できないシーンも収録したこの劇場版を視聴する機会に恵まれた。



本作の中心となるのは嬰児殺しの習慣の丹念な取材である。精霊信仰を背景に、実に新生児の半数以上が母親の選択で殺され、嬰児の遺体を白蟻に食べさせることで、自然のもとへの帰される。妊娠をした一人の少女を追うことで、この習慣の全体をつまびらかにしていく。現代でもこのような習慣に基づいて生きる人がいることに衝撃を覚える。



他にも、野生動物の解体現場、裸で共同生活を送る日常の描写など、見る者に衝撃を与える映像は多い。ただ本作は、取材対象であるヤノマミからは一定の距離を置き(取材者、撮影者ともに画面に登場しない)彼らの生活を理想化するでもなく、批判的に捉えるでもなく、ありのままに映像化することで、見る者の判断にゆだねる、というスタンスを貫いている。凡百の映像作品のように、無理にお友達になったり心の交流が生まれたり、というお仕着せの感動は切り捨てている。このことが、彼らの独自性や世界の多元的価値、ということを考えさせ、きわめて優れた取材映像として本作を成らしめていると思う。

優れたドキュメンタリーの条件は、見る人それぞれに考えることをおこさせるというものだと思うからだ。



DVDの特典映像で監督が語った取材のスタンスが興味深い。ヤノマミはもともと他民族を人間以下のものとして見下しているが、さらに取材班が高齢だったことで、いわば人畜無害の空気のような存在として集落にいられたことが、結果として様々な映像を撮ることの成功に繋がった、と。心の交流はあまりなかったと話しているのも面白い。この謙虚な取材スタンスが、本作という傑作を生み出したのだと実感させられる。

○ 自己反省の学としての文化人類学という視点が欠けている
レビュー内容: 映像資料としてはとても貴重だと思います。TVの基準で言うと、残酷な映像も収められているので、注意してください。

しかし、最後のナレーションが「原初の森に生きる人間」としてまったくぼくらとちがう人々にヤノマミを神秘化しようとしているように思いました。



このドキュメンタリーのプロットのひとつとして、出産されたこどもを精霊として天に還す(と称して間引きをする)のか、それとも人間として育てるのかという選択権は母親にのみ与えられ、社会はそれに干渉しないというルールが適用される例として、非婚で妊娠した14歳の少女による選択・決断の例がたどられます。もちろん、日本では警察にみつかれば、逮捕されるでしょうし、妊娠は両性の行為の結果なので、間引きに関しては男性も悪いのです。育児は社会全体の責任という観念がないのも悪いでしょう。でも、将来の日本でも、14歳の少女でも、人間関係が希薄化し、社会的善悪からの制裁を受けることもなく、勝手に妊娠し、勝手に間引き(、育児放棄)する性の自己決定権、個人主義、自由放任主義、そして産後間もない親子からとばっちりをうけないためにそれらを放置する事なかれ主義が共同体の安定のために必須の装置として通用してしまうでしょう。間引きの理由が、現代の日本では「遊びたかったから」ではなく、ヤノマミの社会では「天に還せば、死後再会できるから」だからといって、根本的には同じ厄介払いだと思います。

森の中に生きようが、生きまいが、人間はめんどくさがり屋で、自分勝手な理屈を考える文明にして野蛮をもつことに変わりはない、とぼくは思いました。



近代以前の文化人類学が野蛮人を対象化してその逆に自己を文明人と規定するところにその目的があったとすれば、現代の文化人類学は、文明社会の外部にある異文化を見ながら、同時に自分の文明と野蛮とを映し出して確認するところに目的があると思います。

ヤノマミと日本人との同一性を探る視点を取るか、それとも差異を探る視点を取るかという立場のちがいについて言うと、後者の視点のほうからまとめられているので、文化人類学としては古さを感じました。

○ なぜこんなに心を引かれるのか?
レビュー内容: 最初に「ヤノマミ」に出会ったのは、NHKの地上波で放送されたときだった。

たまたまザッピング中に、木にシロアリの巣が吊るされ、雨に濡れている映像が映り(最後の場面だ)、それがなんだか分からないまま、とにかく心がザワついた。

ずっと心に引っかかっていたのだが、これまたたまたま録画していた友人にDVD-Rを借りて見たところ、そこに衝撃的な事実が描かれていた。生まれた子どもを人間として迎えるのか、精霊として森へ返す(殺す)のか、産んだ母親自身が決めなければならない。

わが子を可愛がるのは教育や文化ではなく、人間の本能としてDNAにプログラムされていると思い込んでいた私は、無理やり目を覚まさせられるような気分になった。

人間とはいったいなんなのか?

そんな重い気分にさせながらも、「ヤノマミ」が心に残って離れなくなった。

再放送があればまた見てしまい、映画館での特別上映にも足を運び、DVDも購入した。

なんで、こんなに「ヤノマミ」に心引かれてしまうのだろう?

最初は「子殺し」の衝撃に引っかかっていたのだが、そのうちヤノマミの子どもたちのいきいきとした瞳や笑顔により心が引かれていることに気が付いた。

この作品の監督である国分拓の書いた本「ヤノマミ」を読むと、「子殺し」の現場を見て以降、子どもたちを撮影することに傾倒していったことが書かれていた。

生と死が隣り合わせの世界では、生きることがより輝きを増していくのだろう。

この作品は、ただ特殊な民族を追ったものではなく、人間の生を見事に映し出したドキュメンタリーだと思う。



「ヤノマミ」の本しか読んでいない人はこのDVDを見るべきだし、DVD(番組)しか見ていない人は本も読んでほしい。より「ヤノマミ」に興味が湧くはずだ。



因みに監督の国分拓は、沢木耕太郎著「イルカと墜落」にも登場し、文庫本のあとがきに素晴らしい文章を寄せているので興味のある方はご一読をお勧めする。

○ 現代社会に一石を投じる作品。
レビュー内容: 降りしきる雨の中、女性達が川で黙々と魚を獲るラストシーンが非常に印象的です。

「生きるとはこういうこと」そんな無言のメッセージが聞こえた気がしました。



残酷なシーンも多いですが、ヤノマミにとってそれは日常の風景であり、決して特別なものではないのだと思います。

生きるために自らの手で生き物の命を奪い、捌き、感謝し、そして食らう。

その過程がごっそり抜け落ちてしまっている現代社会に生きる我々にとってはどのシーンも重く考えさせられます。

この辺りは「いのちの食べかた」という作品でも感じたところであり、目を背けずにしっかり見届けなければと思いました。



生と死の狭間に身を起き、常に命と向き合っているヤノマミ。

作品中で最も大きな衝撃を受けるのが、冒頭でも映し出される赤ん坊を蟻塚に葬るシーンです。

人間として育てるか、精霊として天に還すかは母親だけが決めなければならない。

たとえそれが14歳の少女であっても…。



現在ヤノマミはブラジルとベネズエラによって保護されているようですが、本当の意味での保護を考えた場合、ナイフや衣服と言った文明社会の産物を支給するのはどうなのかなと言う疑問が頭をよぎったのも事実です。

この作品の集落でも短パンやサンダルなどを身につけている人がいて、しかも馴染んでいる事に驚きました。

そう言う部分では太古から続く100%純粋なヤノマミとは言えないのかも知れません。

しかし、ヤノマミとしての本質は変わらず、まさに現代に生きるヤノマミの姿そのものだと思います。

また、そういう背景がなければ今回のような長期に渡る取材は不可能だったと思われますし、十分に貴重な映像ではないでしょうか。



色々な思いが渦巻く作品ですが、世界には今でもこのような原始的な営みを守っている人達もいて、私達と同じ時代の同じ地球で生きているという事を知るだけでも意味があると私は感じました。

観る者の心に一石を投じるだけの価値がある、素晴らしい作品だと思います。



尚、このDVDには本編の他に特典映像として監督インタビューが入っていますが、これも含めて一つの作品だと思います。

本編で感じた疑問や撮影時の背景などが語られているので、こちらを先に観るのもいいかも知れません。

○ 2008年のヤノマミ族と精霊のかかわりを淡々と描く
レビュー内容: 普段プラネットアース等の自然番組や歴史ドキュメンタリー等をよく見るのでこの商品をチョイスし

通常の自然ドキュメンタリー的なものかと思い予備知識無しで見たのですが何が何やらでした。

といいますのも作中にて”ヤノマミ族とは何か・どういった歴史があるのか”がほぼ全く語られないからです。

予備知識のある無しで評価が大きく違ってしまう1本かと思います。

※狩り・性生活・精霊信仰におけるあれこれと言った事の説明はあります。

興味がある、ヤノマミ族をよく知らない方はwikipedia等を見てからのほうが良いでしょう。



また商品説明に『アマゾンの奥地で1万年以上に渡り独自の文化と風習を守り続ける「ヤノマミ族」』

とありますが、実際はブラジルとベネズエラの保護を受けており短パンやナイフが普通に出てきます。

その辺の説明も無いのでwikipediaを見るまではやらせかと思い戸惑いました。



その他難点を挙げますと…

・ナレーションがボソボソした声なので聞き取りづらい。

・字幕の字が小さく斜体であり読みにくい。25インチテレビにて視聴、他の番組の字幕は見えます

・スプラッタシーンが多く一般家庭で流すには刺激が強いがそういった注意書きが無い。



歴史を知らないと物事の理解はしづらいものですしこの作品だけではドキュメンタリーとして

やや厳しいと言わざるを得ません。せめて「どういった部族で過去に外部とどういう接触があり

現在はこうなっている」という短い説明でも入っていれば印象は変わったと思います。

予備知識があり大型テレビをお持ちでスプラッタシーンへの耐性がある方は☆3〜4、

該当しない方は☆1〜2と言ったところでしょうか。



なお、「150日間同居」とありますが”のべ150日間”であり、途中時間が飛んでいる箇所もあります。







ランク
2位

犬と猫と人間と [DVD]

ドキュメンタリー映画

レビュー数
7
レビュー平均得点
4.5

○ よく作られた、ドキュメンタリー。しかし映画というには散漫。
レビュー内容: 日本のペット産業の影の部分を、悲観的な現実に引きずられる事なく万人に見られるように作られた力作。

しかし、映画というには監督の視点がフラットすぎて、NHKの作るドキュメンタリーのようにどこか他人事のように感じられてもやもやしたものが残る感じがする。



確かにそのフラットさがこの映画をそれほど悲観的にならずに最後まで見られるという美点でもあるのだが、同時に監督が何を言いたいかが見えてこない。

映画の着地点をどうするか、ペット産業の不の部分の実情を知らぬまま全く手探りで作った事と無関係ではないと思う。



この映画が見せた事実に対して、監督の戸惑いが感じられて、それはそれで取って付けた感動や悲しみの押し付けをしない点もいいのだが、観客としてはもう一歩踏み込んだこの監督ならではの何かを見せて欲しかった。

○ 道徳の勉強に使って欲しい作品です。
レビュー内容: レンタル店にも無かったのでどうしても見たくて購入しました。

決して楽しい内容ではありませんが、絶対に今の子供達に見せたい作品です。

ぜひ学校などの道徳の授業で見せて欲しいです。

命の大切さ、流行で飼うペットの愚かさを痛感しました。

生まれてきたのに殺されてゆく犬や猫が年間何万匹もいる日本。

その反面、ペットブームで血統書付きの犬や猫は増やされていく・・・

これが先進国って言っていいのだろうかと疑問に思わせてくれる作品です。



是非同じ監督の「あしがらさん」もDVD化して欲しいです!!見たい!!


○ 見て欲しいというか、見るべき映画
レビュー内容: 映画館で見て、そしてDVDを買いました。

1人で見るだけではなく、家族や友達とも見たいなと思ったからです。



飯田監督と1人のおばあちゃんとのお話からはじまります。



そして監督は、日本のペットの現状を調べ始めます。

行政に出向いて、日本全国で1日当たり1000匹近くの犬猫が処分されていることを知ります。





そして民間の動物愛護協会、多摩川で動物の世話をしながら写真を撮り続ける夫妻、「犬捨て山」に関わる人々など、多くの人に出会っていきます。





オリの向こうから人懐こく寄り添おうとする犬たち

まだ生まれて間もない小さくてかわいい子猫たち



みんな、次々と殺処分されていきます。

収容されていない犬猫も、病気になったり虐待されたりで長生きできません。





尋常じゃない、と思います。



こうした現実を知らずに、ショッピングモールで売られている血統書つきの子犬や子猫をちやほやするあたしたちはバカだと思いました。





映画を見たとき、監督の舞台挨拶もありました。

監督は控えめなかんじですが、約5年もかけてこの映画を撮ってきたというのですから、その辛抱強さ・意志の強さは一本筋が通っているように思います。





最後に・・・付け足しのようですが、「しろえもん」の訓練の場面は印象に残りました。

なんだか人間みたいだなと思いました。


○ 見れません
レビュー内容:
見ていないのですが…いや、辛すぎて見れないのです。

見るのが怖いのです。

紹介文を読むだけで、もう平常心でいられなくなります。

ですが、向かい合う事も大事だと思います。

○ 理想と現実
レビュー内容: 悲しいですがこれが現状だと思います。臭い物にはフタをするのではなく何故臭いのか?を検証する意義があります。人間の勝手な行動がこのような悲劇に繋がっているのも事実です。安易な商業主義の裏にある動物達の哀しみが伝わって来ます。色々な人に観てもらいたいです。特に役人には観て考えて欲しいです。


ランク
3位

或る音楽 [DVD] [初回特典封入盤]

高木正勝 , 田口晴香、ヤドランカ、松平敬 , 熊澤洋子、金子鉄心、ヤマカミヒトミ , OLAibi、佐藤直子、沢田穣治 ,

(まだレビューはありません)







ランク
4位

精神 [DVD]

ドキュメンタリー映画

レビュー数
5
レビュー平均得点
5.0

○ 声を荒げない怒り
レビュー内容: 「当事者」だけでなく、治療者の側からも、決して声を荒げない怒りが伝わってくる。それは、表面上安定した精神生活を営む「健常者」が計算づくで弄ぶ、怒ってもいない怒りではない。



映画には、比較的安定した状態の精神障害者を撮らざるを得ない制約がある。

だから、映像の表面から、精神障害者と健常者との連続性を主に見るのは間違いだ。



精神障害者と健常者の間には、見えにくくても、境界がある。誰もが、いつでも、その境界の向こうに行く可能性がある、というだけだ。

簡単に超えられてしまう境界は境界ではないと思われるかもしれないが、やはり、境界はあるのだ。



精神科に足を踏み入れたこともない世間知らずの平等論者には分かるまい。映画に出ることを「ゲリラ戦」と呼ぶ当事者の言葉も響くまい。差別を拡大再生産するのは、安全地帯に身を置いて安易な同情を弄ぶ彼らだ。



境界があるから、お互いがお互いを映す鏡になる。

鏡の中には、(おそらくは半ば故意に)他者への理解を怠る自他への怒りが映っている。



その怒りを超えた立ち位置に、山本医師の存在感がある。

(なお、山本医師の取り組みを理解する上では、大熊一夫著『精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本』58〜68ページのトリエステ精神保健局長フランコ・ロテッリ講演抄録が興味深い。)



もう一つ。この映画は、格差を社会の活力源として賛美した小泉-竹中体制を、後世まで静かに告発し続けるだろう。それが昔話になることを望む。

○ 演技じゃないから迫力あります。
レビュー内容: 以前「選挙」を撮られた監督さんです。

独特な時間の流れ、穏やかな緊迫感はあいかわらずです。



猟奇や狂気はこの映画の中にはないです。

少し心が疲れてしまった方々のお話でした。

精神科の先生を信じ、明日を頑張ろうと笑う裏に

ひっそりと、そしてしっかりと組み込まれてしまった病。



加害者、被害者、受験、親の期待、そしてこれからの生活の不安。

誰にでもおこりうる。

決して特別ではないということに気がつかされる映画でした。

○ つよすぎる感受性ゆえに、人は心を病むのだろうか...
レビュー内容: いったい...彼らはなにを語っているのだろうか。

これが、精神を病んだ人間の語りなのだろうか...



カメラを前に、

子どもを死なせてしまったことを、かみしめながら語る女性。

服用している薬ひとつひとつについて説明しながら、

「これは、人が飲む量じゃありません」、と語る女性。

...

「この先生は、自分ひとりのために名古屋まで来てくれた」、と語る男性。

だから、...

「私が頼れるのは、この先生しかいない」...、ではないのです。

「私は、この先生に恩がある」...、なのです。

この言葉は、自分の足でしっかり立っている人間からしかでてこないんです。



カメラの前に出られる状態、語れる状態だった...、たしかにそのとおりです。

しかし、この状態が『ある』のです。まちがいなく、ここに『ある』のです。



...レビュー?

私のレビューよりも、特典映像の中で 彼らが語る言葉...

これを上まわるレビューは、書き得ないでしょう。





あえて、レビューを続けるとしたら... あと、ふたつ。



特典映像の想田監督の言葉。

「昨日(試写会を)観ていただいた方も、途中で帰られた方も、こられなかった方も

いらっしゃいます。<それぞれ>の方から、感想を聴かせていただけたらと思います」

この問いかけは、なにげなくやその場の雰囲気からは、出てこないんです。

この問いかけの深さを、感じてください。



もうひとつは、

特典映像で、山本先生が健常者の若者の相談に応えた言葉です。



・相手がどう思うかよりも、あなた自身がどうしたいのかです。

・3+3=7になってしまう。それはおかしい、それはまちがっている...ではなく、

 どうしてそうなるのかを、その人に聴いてみることです。



この言葉もまた、とてもとても深いのです。





健常者とは、なに者のことなのか?

正気とは?、狂気とは?



しっかりと『人間』と向き合わせてくれる、ずっしりした 観察映画 です。




○ そのままが描かれて、興味深い・・・
レビュー内容: じっとカメラを向けているその先に、さまざまな人の姿が映っている。



人間の中に、通奏低音のごとく「孤独」がべったりとくっついているのではないかと感じされられた。

だた、それは取り除くことができないもので、向き合って生きていくものであることも同時に感じられる作品であると思った。



ただじっとその人を見つめる目のように、自分の心も静かになる感覚。

なんだかミョウに癒された。



心の中がざわつくと思う人、ぜひみてください。

○ 不安定な声に、耳を澄ませる
レビュー内容: 「紙に四角を描いて、その上に丸を3つ、バランスよく描いてください」

と山本先生が授業で言う。

生徒である看護師たちは(そして視聴者も)自分のイメージを紙に描く。

結果、それぞれ描いた四角と丸の組み合わせはバラバラで、驚かされる。



このようなコミュニケーションの齟齬を重ねて、私たちは日々暮らしている。

伝えたはずなのに、伝わらない。理解したつもりでも、わかっていない。

そして、精神障害はその齟齬と同じ地平にあることを、この実験が伝える。

伝えることは難しい。

だからといってその解決は伝えられない人に伝える技術を伸ばす訓練をすることではなく、

聞く人々が、伝えたい人の声を丁寧に聞くことからはじめなければならない。

語り手ではなく聞き手の姿勢、伝える人ではなく、聞く人のコミュニケーション、そこにこの映画の一つの主題がある。



どうせ伝わらないと諦めている人の声に耳を澄ませる。

精神障害は、私たちの隣人であり、私たちの心の一部である。

患者たちの、言葉は一つ一つが不安定だけれど、

四角と丸の図が多様であるように、理解の齟齬とその積み重ねが、コミュニケーションの豊かさを生む。

齟齬や誤解、不安定さがもたらすコミュニケーションの豊かさを楽しむ、そこから少しだけ気持ちが明るくなったり、不安が楽になったりする。

正確さ、誤解のなさ、一貫性、そんな窮屈なコミュニケーションから一歩進んでみる映画です。



ランク
5位

ロック誕生 THE MOVEMENT 70’S~ディレクターズ・カット [DVD]

内田裕也 , ミッキー・カーチス , 近田春夫 , 中村とうよう , 加納秀人 ,

(まだレビューはありません)




ランク
6位

E.YAZAWA ROCK プレミアムエディション (初回生産限定) [DVD]

矢沢永吉

レビュー数
2
レビュー平均得点
5.0

○ ハッキリ言って…
レビュー内容: 本編より、特典DVDの方が面白かった!

Diamond Moonのバーにてマティーニ飲みながら永ちゃんがいろんなコトを熱く語ってます。
酔い具合がサイコーです!!



○ 最高の音楽とは何かを、追求した崖っぷち人生賛歌!!!
レビュー内容: 最高の音楽とは何か?永ちゃんの目標はここだと思います。

 私は、周囲の影響もあり最近ファンになったひとりです。いや、彼ほどライブアルバムを出しているひとはいません。それのどのステージも異なった魅力があります。

 たとえて言えば、大阪城ホールを1983年に最初にいっぱいにした人。91年には、ハーレー30台を横浜球場に持ち込んだ人。95年には、衛生中継で武道館、広島、香港とやってのけた人。「止まらない Ha,Ha」の曲の途中にバイクを乗った人。クラッシクを2回もやった人。なんと言っても、武道館を100回公演をした人等々、書けばきりがありません。

 映画は、矢沢が素直だから出来た映画でしょう。ジョン・マカフィーも知った。自分の曲も何回かカバーした。人にもだまされた。離婚もした。マリアとも出会った。娘とも共演した。など、「アー・ユー・ハッピー?」「イチローとの対談」等。いやーいい本です。平易な表現ながらそれを実践するのは難しいです。

 この映画は、人生の指針というものも数多くあります。「演奏の上手な人が必ずしも成功するとは限らない」「オレは、7,000円のギターで作曲してきた」などなど。

 今は、混迷の時代と言われていますが、この人ほど崖っぷちの人生を歩んできた人はいないでしょう。ジョニーも「夜明け前 第2章」で言っています。「すこしもぶれてなくて、自分の進む道をいっている」と。元の仲間にもこう言わせる人生って素晴らしいじゃありませんか。

 人生に迷っている人、困っている人、悩んでいる人、などなど。矢沢ファンならずとも必見すべき一作でしょう。







ランク
7位

大丈夫であるように-Cocco 終らない旅-(初回限定盤) [DVD]

Cocco

レビュー数
7
レビュー平均得点
4.5

○ リアルな姿が…
レビュー内容: Coccoが好きな人はリアルな姿が見られるので楽しめると思いますが、特に好きではない人にはお勧めしません。

○ 「生きろ」・・・Coccoさんの心の叫び
レビュー内容:  Coccoさんのファンというわけでもなく、デビューした頃に夢中になっていた歌も忘れていたのに、劇場でこの映画を見たときの衝撃が忘れられず、あらためてDVDを買って、またまた感涙がボロボロです。

 Coccoさんの音楽ファンの方々には申し訳ありませんが、彼女の飾らない人柄と深い人間性をとてもよく伝えてくれていて、ファンの皆さんにとっとも理解が深まるのではないでしょうか。偶像化されることはCoccoさんがいちばん嫌ってきたことでしたから。

 2009年8月15日、渋谷で久しぶりにCoccoの歌う姿を目にしたという是枝監督が書き綴ってました。「このドキュメンタリーが記録した「きらきら ライブツアー」の時と同様に、肉体は依然として生きていくこととうまく折り合いをつけられてはいないようだった。しかし、それでも彼女は唄うことで体内に酸素を摂り込み、生命の炎を激しく燃やしていた。」

 10代のころは死を見つめていたCoccoさんが、「生きることに興味を感じる」とつぶやくとき、「生きろ、生きろっ、生きろ―っ!」と叫ぶとき、わたしたちもその声に自分の声を合わせたいと願わずにはいられません。

 ヒロシマで、六ヶ所村で、ひめゆりのおばぁ達が見守るミニライブで、辺野古浜で、ジュゴンたちと一緒の大浦湾で、「終わりない旅」が始まり、そして続きます。いつまでも、受け継がれて。

○ 普遍的な変化と適切なスタンス
レビュー内容: 未見の方に是非お薦めしたいと思い、初めてレビューを書きます。



Coccoの変化をとらえた重要な映画だと思うし、この重要な変化は普遍的だから、1本の映画をささえる主題として強く機能していると感じました。



十代の頃は若い旬の頃に美しく自殺して果ててしまいたいとCoccoも思っていたし、誰もが思っているだろうと、Coccoは語る。でも、歌うことや、生きようとして生きられない人や沖縄とは別の困難を抱えた人たちと出会うことや、子を持つことなどで、死なずに生きることの意味を芯から感じつつある。



僕がデビュー当時のCoccoに感じていたのは、いつでも死んでやるさ、こんなインチキな世の中に正気ではいられないんだからという張り詰めた緊張感とイノセンスの自負のようなものでした。それが、解体しつつあるのだと思いました。



一貫して沖縄の言葉でCoccoは語り続けます。米軍基地の置かれた沖縄のことも原発の置かれた六ヶ所村のことも。沖縄の言葉で考え、語ることは、歴史的な軸から同時代の事柄を考えることにつながっていると思いました。個的な他者の苦しみの発見は確かな社会的思考、歴史的思考につながる。



是枝監督らスタッフは、もっともふさわしい流儀で映画をつくったと思います。手ぶれや障害物ごしの撮影は、クレーンを使ったりせず、観客のひとりの場に視点を限定しますが、そこにまったく不足はない。Coccoの伝えることの不可能性に常にさいなまれるコンサートのパフォーマンスに対して、撮影スタッフは観客を超越する視点から撮ることを選ばなかった。Coccoと観客との関係がすでに一対一、個対個の関係になっているから、それで充分なんだとも言えるでしょう。



個人的には、長田進、堀江博久という馴染みのあるミュージシャンの素顔が見られたのもよかったです。言い尽くせないことは多いけれど、若い世代に是非見てほしいと思い、書きました。

○ やさしい言葉
レビュー内容: COCCOファンで映画館で作品を観る事が出来なかったのでDVDの発売を楽しみにしていた。

ドキュメント映画との事だがコンサート映像とオフショットが断片的に編集されている印象でファンでないと内容を理解するのは難しいだろうなという印象だ。



COCCOの別のドキュメント映像「Heaven's hell」は彼女の事を知らなくても考えや活動が理解できる素晴らしい作品で自身の心の琴線を大きくつま弾いた。

COCCOの考えや活動をファンという内輪に留めるのはもったいないと思うので彼女の事を知らない人も理解できる作品にして欲しかった。



米軍基地が集中している沖縄、原発の再処理工場のある青森六ヶ所村いずれも地方に犠牲を強いる現実。

ひめゆり部隊の生存者のおばあさんがコンサートに来ている経緯。

キャンプシュワブのジュゴンの事などCOCCOの話をもっと聞きたかった。



いずれにしても道で出会った濡れたブーツを片方持って片足が裸足の少女に語りかけるCOCCOの飾らない姿が観られるだけでもファンとしては嬉しい。

作品のタイトル「大丈夫であるように」も安易な励ましや応援の言葉ではない、彼女の人となりがうかがえる優しい言葉だ。

(気がかりは拒食症の事 1ファンより敬愛なるCOCCOへ「大丈夫であるように」)

○ 大丈夫であるようで…
レビュー内容: はっきり言うとファン向けの作品です。Coccoを知らない人が見てもわからないと思う。(そんな人も買わないか…)そのファン向けの作品もきらきら Live tour08/09初回版DISC3のロングバージョンくらいの出来。ただ鳥の歌はCoccoらしいいい曲だったのでCDは損はないかと…







ランク
8位

SOUL RED 松田優作 [DVD]

浅野忠信 , 香川照之 , アンディ・ガルシア , 松田龍平 , 松田翔太 ,

レビュー数
9
レビュー平均得点
4.0

○ もう一度会いたくなります
レビュー内容: すぐそばに優作さんを感じます。

叶わないのは分かっていても、

どうしてももう一度会いたくなりました。



きっと一生、優作さんは胸の中で生き続けるでしょう。

○ We respect Yusaku Matsuda.
レビュー内容: 松田優作の映画人としての魂の記録、そして彼が周囲の関係者や後輩の俳優に与えた影響、そして今の時代に彼の映画に対する姿勢から何を学ばなければならないかをまとめたドキュメンタリー映画の秀作だ。観終わって、彼と同じ時代の空気を吸ったことを誇りに思える。



ブラック・レインのオーディション場面から始まって、後はほぼ年代順に彼の代表作(TV番組を含む)の名場面、彼の肉声、共演監督・俳優、後輩俳優(息子2人を含めて)等のインタビュー、そして彼が手を抜かなかったCF、音楽ライヴの演奏場面までもが、ナレーションが一切ない細切れの映像のつなぎで紹介される。たるみは全く感じない。古い作品の映像もきれいだ。



ただ、映画の構成に関し、3つ疑問がある。



1.特報に登場する優作邸の「大きな花」をなぜ本編に組み込まなかったのか。あの「花」は彼のオーラを凝縮したような凄さがあるのに。

2.吉永小百合のインタビューはなぜ声だけなのか。

3.松田美由紀が出なくていいのか。



その他、出演してほしい人をあげたらキリがない。しかし、本作は高みを目指して疾走した稀代の俳優の足跡を簡潔にまとめており、静かに胸が熱くなる作品だ。

○ 松田優作をリアルタイムで見ていた年代には最高でした
レビュー内容: 30年以上前に少年が憧れる背が高くて足が長く

喧嘩が強いジーパン刑事としてテレビに登場し

出るテレビ、映画は逃さず見て ああいう大人に絶対なりたいと

強く熱望していました。



あまりにも急な死から20年が経ち

気が付いたら優作さんより年上になってしまいましたが

小学生の頃に「太陽にほえろ」を見ていたような

ワクワクした気持でDVDを見ました。

○ 松田優作その人が「惹句」なのかも知れないね。良いドキュメンタリーです。
レビュー内容: 松田優作は生涯で25本の映画を残している。冒頭「ブラックレイン」のオーディションシーンから始まるが、チラッと映る相手役はM・ダグラス本人だ。小林薫が「ステレオタイプ」だと断った佐藤役を受けた時、優作は「三船さんのようなステレオタイプで呼ばれるのではなく、自分自身で勝負したい」というようなことを言っていたが、何にせよ「挑発的」な役者だった。本作を観ると、その小林薫とも仲は良さそうだし、実際に会えばその人柄がわかるのかも知れない。優作はたくさんのTVドラマにも出演しているが(というかブレイクしたのが「太陽にほえろ」)、本ドキュメントで語られるのはひたすら「映画」のことだ。小さなころから日活作品を観て育ってきたことから、石原プロと懇意になったのも頷ける。優作の特徴は、とにかく「固定した」スタッフと仕事をしたことだろう。丸山昇一、仙元誠三、黒澤満、村川透、森田芳光、崔洋一らこれまた「ニューシネマ」派のようなとんがった人間ばかりだったから、結果作品にも個性が出た。香川照之が「優作さんはデビューした瞬間から違っていた」と語っているが、確かに「太陽〜」で石原裕次郎、「人間の証明」でG・ケネディ、「ブラックレイン」でM・ダグラスと年代に関わらず互角に向き合っていたのは凄い。もし病に倒れなければ、少なくとも渡辺謙が今いるポジションにいただろうし、オスカーだって可能性があった。しかしプライズはあくまで結果論。広告コピーを惹句と表現しているのも活動写真業界ぽくっていいが、文章ではなくやはり優作その人が「惹句」なのであった。特典映像は「ア・ホーマンス」のメイキングなどが収録されており、貴重である。星は4つです。

○ この温度の低さは何だ!?
レビュー内容: 優作が逝ってから時が経つほど、優作はますます真剣を突きつけてくる。このドキュメンタリーの惹句のように、「生きているのは、お前か俺か」と。それだけ、今という時代と、今を生きる自分が「ゆるい」からだろう。



1989年11月6日、あの日、朝刊で優作の訃報を初めて知り、あまりのショックに会社を休み、1日喪に服した優作ファンにとっては、『ア・ホーマンス』の制作風景と、ソフト化されていない『大都会PART2』のワンシーンと、俳優である息子2人のインタビューが目新しいから、これはコレクターズ・アイテムにはなり得るだろう。しかし、ファンではない人にとって、今なお新たな若いファンを生み続け夢中にさせている優作の凄みと人間味が伝わる内容になっているとは到底思えない。



できれば、映画製作に命を懸け、40年の人生を、悪役を追うヒーローのように駆け抜けて行った優作と同じ疾走感と熱をもって、優作の生きざまと死にざまを、もっともっと浮き彫りにしてほしかった。だって、エグゼクティブ・プロデューサーの筆頭に美由紀夫人の名があるんだから。



優作急死を受けて作られたテレビの追悼番組(とくにABC制作の「驚き☆ももの木20世紀」)のほうが、ずっと熱かったよ。








ランク
9位

625 DAYS [DVD]

尾崎豊

レビュー数
19
レビュー平均得点
3.5

○ ちょっと残念
レビュー内容: 編集に問題があるとは聞いていたけどちょっと残念でした。
収録曲を減らしてもいいから一曲一曲をすべてフルコーラスにして欲しかったです。
大阪球場のscrap alleyが好きなんですけど2番がなくてショックでした。
あと絶対目によくないと思われる編集がしてある曲があって直視出来なかったです。

○ 輝いてるッ☆
レビュー内容: 新宿ルイードでのデビューライブから始まり、十代の輝いている 最高にカッコイイ尾崎に会えます!
完全収録の曲は少ないもののMCも含めライブ映像が2枚にギッシリ入ってます!!
ルイード、秋田、東京、代々木!全部みれちゃう贅沢ぶりです!!
リハーサル風景、移動に楽屋裏などの見所も満載!!
かっこよすぎてヤバイです♪♪
パワー炸裂です!! 輝いてます!!
尾崎に会いたい(;_;)
ライブ行きたかった〜(>_<)

オザキーo(^o^)o♪

…もう映像でしか会えないけれど、尾崎に元気をたくさんもらえます!
超オススメですっ♪♪♪
ほんの少しでも 尾崎と同じ時代を生きることができた事を光栄に思います。 尾崎豊 最高です!!!

○ もったいない編集。
レビュー内容: 10代の尾崎を収めた貴重な映像なのですが、

皆さん書いておられるように編集が……。

いくら何でももうちょっとやりようがあると思うのですが。

「ここで切るか〜!!」というぐらい、

盛り上がってきたところでブツッと切られているので

若干ストレスが溜まりました。

尾崎は本当に「そのまま」が一番かっこいいと思うので

下手な編集をしないでいただきたい。

この編集の悪度さで−★1です。



最低な編集にイラつきますが、やっぱり尾崎のLIVEは魅力的です。

全身全霊で唄う姿に魅了されました。

(だからこそあの編集が憎たらしい!)

LIVEの合間に見せる素顔の尾崎はたまらなく可愛い!



合間のプライベート映像でおもいきりタバコ吸ってますが、まあオザキなので(笑)



追記ですが私も大阪球場と代々木を是非ノーカット版で出して欲しいに1票。

もちろん変な編集ナシで!

○ 尾崎の魅力を私なりに表現すると
レビュー内容: 尾崎の魅力を私なりに表現すると、尾崎の歌には、“巧く社会に適応できない者の想い”が凝縮して表現されているところにあると思っている。代表曲、I.LOVE.YOUも15の夜も卒業もシェリーも、また、20代以降の歌にも共通しているのは、その思いだ。
その、時には巧く言葉にできない思いを、時には社会からバッシングされながら表現する尾崎はまさに、“自分自身”であり、つまり、彼のファンは、尾崎に、自分自身を投影して、彼を応援することで、自分自身を応援しているのだ。
それが、カリスマと呼ばれた、尾崎の人気の理由だと思う。
その、尾崎の映像ということで、その入門として、このDVDは、相応しいと思う。ただ、編集に、一部難があるのは否めないが。
また、できれば、収録されてる、大阪スタジアム公演とアピアランスの公演の、ノーカットのDVDがなんとしてもほしいなぁ、と思う。
のは、私だけ?。

○ 笑いたい奴は笑え!俺を信じる奴はついて来い!
レビュー内容: 本編行きまーす!この声と共に卒業のプロモが流れる(本編混じりの)尾崎が泣いていた。そして曲終わりギターをガラスにぶつける。かなり見入ってしまう。そしてボーナストラックの早すぎる伝説の最後の曲アイラブユーも引き込まれる!泣きながら笑ったり、のた打ち回ったり、孤独と戦っているのでしょう。演技においてもすごいものがあります!なぜか尾崎のライブを見ると生き急いでいると感じがして少し悲しくもなります。もう自分の命が短いと感じてるように。これでもかと愛を伝える。自分をさらけ出す。もしかしたら尾崎は未来をも感じていたのかもしれません。まさしくこの時代も愛がないからです。だからいつまでも尾崎豊は色褪せないし、今でも新鮮なんでしょう。尾崎は最高のアーティストです。いつまでも愛し続けていきたいアーティストです!そしてボーナストラックの曲は物切りないです。丸々7曲入ってます。買ってよかったと豪語できます!映像が物切りにしてあることに関しては、気になると思いますが、内容が濃いので気にならないでしょう。気になる方は物切りになった曲のCDを買いましょう。デジパックの評価も低いようですが、それで評価を下げるのはいかがなものかと思います。見れればいいと思いますので。いろいろ言いましたが、この作品はオススメです。尾崎と一緒に疾走しましょう!!





ランク
10位

E.YAZAWA ROCK [DVD]

矢沢永吉

レビュー数
3
レビュー平均得点
4.5

○ レンタルされてないのか?
レビュー内容: この作品がリリースされて、

地元のレンタル屋を探しましたが、どこも

レンタルしていませんでした。

公開当時、劇場で観たかったのですが、

地元の映画館でも上映されていなかった。

で、ついに、このDVDを購入。

感想は「矢沢永吉さんのプロモーションビデオ」

を観たという印象。

まず、時間が短い。昔の映像も、もっと豊富に

観れると思っていたが少なかった。少し期待ハズレ。

この作品を作った監督の手腕が問われる?

せっかくの矢沢永吉さんの映画なのに、もっと

時間をかけて練りこんだ作品にしてほしかった。

映画としては駄作。矢沢さんは光ってたけど。

約1時間半は短すぎる。逆に昔の『RUN&RUN』

は長すぎると思った。

○ 最高の音楽とは何かを、追求した崖っぷち人生賛歌!!!
レビュー内容:  最高の音楽とは何か?永ちゃんの目標はここだと思います。

 私は、周囲の影響もあり最近ファンになったひとりです。いや、彼ほどライブアルバムを出しているひとはいません。それのどのステージも異なった魅力があります。

 たとえて言えば、大阪城ホールを1983年に最初にいっぱいにした人。91年には、ハーレー30台を横浜球場に持ち込んだ人。95年には、衛生中継で武道館、広島、香港とやってのけた人。「止まらない Ha,Ha」の曲の途中にバイクを乗った人。クラッシクを2回もやった人。なんと言っても、武道館を100回公演をした人等々、書けばきりがありません。

 映画は、矢沢が素直だから出来た映画でしょう。ジョン・マカフィーも知った。自分の曲も何回かカバーした。人にもだまされた。離婚もした。マリアとも出会った。娘とも共演した。など、「アー・ユー・ハッピー?」「イチローとの対談」等。いやーいい本です。平易な表現ながらそれを実践するのは難しいです。

 この映画は、人生の指針というものも数多くあります。「演奏の上手な人が必ずしも成功するとは限らない」「オレは、7,000円のギターで作曲してきた」などなど。

 今は、混迷の時代と言われていますが、この人ほど崖っぷちの人生を歩んできた人はいないでしょう。ジョニーも「夜明け前 第2章」で言っています。「すこしもぶれてなくて、自分の進む道をいっている」と。元の仲間にもこう言わせる人生って素晴らしいじゃありませんか。

 人生に迷っている人、困っている人、悩んでいる人、などなど。矢沢ファンならずとも必見すべき一作でしょう。

○ 30年経って
レビュー内容: 30年前に、矢沢永吉のナゴヤ球場コンサートを追いかけたドキュメント映画「RUN&RUN」が公開されました。

それから、時間が経ち、矢沢が還暦を迎えた年に、30年前のその映画の素材と、最近の矢沢の比較として何かを浮き彫りに

してみようという映画じゃ無いかと思いました。



RUN&RUNの中で矢沢が言いました。「20代にがんばってないと、30代のパスポートはもらえないんだよ」と。

ROCKの中で矢沢が言います「人間は35歳から45歳の間に、一番力を発揮するのよ」



30年前に「矢沢、昨日30になりまして」と名古屋で叫んだときの気持ち、まだ、経験する事のない未来へのいらだちや不安や期待が入り交じった若造のエネルギーと、それをあっという間に通り過ぎた今の矢沢永吉の気持ち。



一つだけ言えることは、この人は「安定志向」という考え方が全く無い人だ。ということが過去の映像、現在の映像

どちらからも解ります。それはとにかくぶれが無い。



昨今の新入社員は、終身雇用、年功序列を望むそうです。

安定志向という気持ちは生きるということを放棄した状態。



個人にも、企業にも、国にも、何かの組織にも、いつまで経っても安泰ということは、絶対にあり得ない。

だから人は動く。苦しみ、悩むのです。それが生きているということだ。

反撃しろ、攻撃しろ、攻撃することが生きることだ。と矢沢永吉はいいました。はっきり言いはなった日本人は彼だけかも知れない。自分で記録フィルムを回し、その事実を赤裸々に見せてくれた唯一の日本人かもしれません。そういう映画であります。


posted by はやぶさ じろう at 21:00| 日本映画

メイキング

ランク
1位

into the 「G」 (映画『GANTZ』ナビゲートDVD)

二宮和也 , 松山ケンイチ , 吉高由里子 , 本郷奏多 , 夏菜 ,

(まだレビューはありません)







ランク
2位

佐藤寛子-メタモルフォーゼ-映画「ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う」より [DVD]

佐藤寛子

レビュー数
20
レビュー平均得点
4.0

○ 素晴らしいです☆彡
レビュー内容: 張りのある大きすぎない胸を中心に、生徒会長の色々なところがあらわになります。ローションプレイ、キスシーンなど、アイドルの枠を超えたシーンが満載です。竹中直人に嫉妬を覚えます。普段はありえないですが、一回目で3回抜けました。すごいですね。

○ 素晴らしい裸体!
レビュー内容: 今までヌードになってがっかりした女優はおおかったですが!見てびっくり!さすがグラビアアイドルとても素晴らしい綺麗な裸体です。思わず三発抜いてしまいました、、、、これからがっばってほしい女優です!写真集も買います!ありがとう!

○ ヌードはたった数分です。
レビュー内容: あくまで映画全体のメイキングDVD。そしてヘア全体を覆う大きなボカシ。冒頭から最後までペチャクチャと喋り続ける五月蝿いナレーション。情熱大陸か!! しかしあの佐藤寛子がヌードになり、あんなハゲオヤジと濃厚なキスまでする様になるなんて、これが彼女の女優への道なのか。

セミヌード写真集を出した頃から大分疲れた顔になってしまった彼女ですが、今回も目の下には大量のクマがあり、顔の肌がカサカサな感じでした。今の仕事は精神的にかなり辛そうで、今後彼女がどうなってしまうのかとても心配だ。

○ 内容と価格
レビュー内容: 気になったのは、ナレーション。

ナレーションのオン・オフができたらいいのにと思う。

それと値段。

2千円くらいならいいと思う。

○ 絶対買い!
レビュー内容: 佐藤寛子のゴージャスなヌードが間違いなく拝めます。絶対に買い。
後悔させませんよ。
素晴らしく綺麗な体です。






ランク
3位

妻夫木聡が悪人だったあの2ヶ月 [DVD]

妻夫木聡 , 深津絵里 , 岡田将生 , 満島ひかり , 樹木希林 ,

レビュー数
4
レビュー平均得点
5.0

○ 妻夫木聡が清水祐一へ・・・
レビュー内容: 映画を見て、妻夫木君の演技にかなり引きこまれて、

数日余韻が残り、色々調べてたらこのDVDを見つけて

即買いしちゃいました。

DVDには映画のシーンもかなり多く入っているので

映画を見てから見た方が良いとは思います。

本を読んで、あの祐一を妻夫木君が?!と、最初は思っていたのですが

映画を見て、そんな違和感が消え去ってました。

その役への葛藤なんかが盛りだくさんで、

この金額でこの内容なら、かなり満足できました。

○ 俳優妻夫木聡の情熱と苦闘
レビュー内容: 当然のことながら、俳優妻夫木聡は人を殺していない。

しかし、この架空の事実を自分の真実として、役柄そのものにまさしく一致するための苦闘の2ヶ月間がここには描かれている。

私はまだ彼の完成された映画を観ていないが、彼の演技に賭ける鬼気迫る情熱と誠実さは十分感じ取ることができた。

たぶん、本編でも彼は役名清水祐一その人となって、スクリーンに刻み込まれていると思う。

○ これが 妻夫木くん?役者ってすごい
レビュー内容:  私は 悪人の映画を見てからコレを見ました。



役者妻夫木くんはすごいなぁ・・と感じましたね。

最初は 180度違うタイプにを演じることで話題がありましたが 彼の苦悩はそれどころじゃなかったようです。



それと同時に監督も祐一がつかみきれなかったと言っていたので 監督もすごいなぁ・・・と思いました。



映画は深津さんがフューチャーされていますが妻夫木くんもいいです。



映画を見てからだと どんな場所でどんな気持ちで撮影されていたのがよくわかります。

私はどちらかというとあまりナビゲート的なものは購入しないのですが コレは即買いました。

それほど映画に魅力があったからでしょうね。



実は シナリオも買いましたよ。。。



 自分が住んでいた場所で撮影があったのでここ 写っている・・とか知ってる・・というのも楽しめましたね。。。



私は購入して よかったと思いました。。

失敗ではなかったです。。




○ 映画を観る前でも後でも楽しめると思う
レビュー内容:
値段の割に充実していて長く、内容も濃かったです。



タイトル通り妻夫木聡の役作り過程をメインにおいたDVDですが、クランクインからアップまでを追うので他の役者さんとの絡みやインタビューも出てきて、映画「悪人」のメイキングのようでもあります。



次第に役を作っていく妻夫木聡の表情や目の色が変化していくのが手に取るようにわかって、普通のメイキングよりも興味深く観れる一枚でした。



映画の前でも後でも楽しめると思います。付属で予告編と特報が収録されています。


ランク
4位

(仮)タクミくんシリーズ PURE メイキングDVD 全員ver.

馬場良馬 , 内藤大希 , 三津谷亮 , 小林豊 , 広瀬友祐 ,

(まだレビューはありません)





ランク
5位

BECK IS BORN [DVD]

水嶋ヒロ , 佐藤健 , 桐谷健太 , 忽那汐里 , 中村蒼 ,

レビュー数
3
レビュー平均得点
4.5

○ EVOLUTION!!
レビュー内容: 映画を観て

意外にも感動したので

メイキングが気になって

このDVDを購入しました



できればこの価格なら

もっと長くてもいんじゃない?と

言いたくなったけど。。

(ほかのメイキングDVDってもっと長い気がする。。)



でも、メイキングをみて

役者一人一人がそれぞれの役に

思い入れをちゃんと持って

そこにはすごい熱い情熱と

努力があったんだなと思って嬉しくなった



特に桐谷健太くんが言ってた、

「この一体感があるから音楽も役者もやめられない」

て一言に胸が熱くなった



そう、だから私たちは音楽をやめられないんだ

○ 所謂一つの番宣DVD
レビュー内容: 通して見るとドキュメント風に企画されており、出演者の素顔を垣間見る事ができる作品です。

但し、映画公開前に発売されている事から番宣目的が主だろうと思います。

本来なら、映画版DVDが発売されての特典映像であった方が嬉しかったと感じています。

その事を承知してからの購入ならば、絶版になる前にコレクションする価値はあります。

現時点では、主演の水島ヒロさんは芸能活動をされて居ないので、貴重な作品になるかも知れません。

○ 撮影現場の臨場感、出演者のひたむきさが出ている
レビュー内容: インタビュー&メイキング集

ライブ舞台映像

ストーリーダイジェスト

公開情報(劇場予告映像)



 .インタビュー: 室内で座ってただ答えるのではない。撮影現場などで 制作過程を交えながら、役作りで心掛けたことや、楽器練習の苦労話などあり。

        バンドメンバー5名、プラス紅一点(竜介の妹)真帆役の合計6名のインタビューが、チャプターごとに分かれているので、

        通しで見るのはもちろん、興味あるキャラクターを選んで、という見方も出来る。(が、どれも共演者全員がかかわっている)

        ラップの作詞はだれか、ということや、コユキが顔にメロンパンを押しつけられた際の、パンの細工もわかる。

 .ライブ舞台映像でのライブシーンは、演奏の熱気・感動が伝わり、映画の公開への期待感が高まる。



野外ライブの雨のシーンは、観客役のエキストラが、着用している雨がっぱは自前なのだろうか(そうではないとは思うが)。ストーリーとは関係ないことだが、些細な映像も盛り込まれているので。(俳優が怪我をしない為の、スタッフの配慮なども)



映画を観た後でDVDを見るのも 楽しいだろう。


ランク
6位

(仮)タクミくんシリーズ PURE メイキング 三洲&真行寺ver. [DVD]

馬場良馬 , 内藤大希 ,

(まだレビューはありません)







ランク
7位

メイキング・オブ 「ピカ☆☆ンチ」 [DVD]

大野智 , 櫻井翔 , 相葉雅紀 , 二宮和也 , 松本潤 ,

レビュー数
10
レビュー平均得点
4.5

○ 嵐最高!
レビュー内容: 嵐5人のいろんな個性がでてて、すごくよかった。
3年ぶりの再会で1人1人が成長している感じがすごく出ていた。
また、切ない部分もあり、感動した!そして、最後には5人の絆が強く見られて、すごくきれいな終わり方だった。絶対見る価値ありです。

○ 映画がとても楽しみになります!
レビュー内容: 地方住みで映画を見に行けないので、DVD化されるまでのつなぎとして購入しました☆チュウがリーゼントから黒髪のサラサラヘアに変わってたり、ハルが妙にピチっとした七三分けになってたり・・・とても映画が楽しみになる構成です。
ただインタビューばかりなので、買ってもリピート率は低いかもしれませんね。。。

○ 公開を待て!!
レビュー内容: 『ピカ☆☆ンチ』のメイキング、公開を前にして発売ですね〜!
うれしい!!やった〜!!
メンバーのインタビューとか『ピカ☆ンチ』『ピカ☆☆ンチ』の
ダイジェストとか満載でこざいます!
公開前に自分の中のピカ☆☆ンチ度のUP!!もはかれます。
劇場に行けない方もこれ見て本編のDVD化まで頑張ってください。

これ見るともう公開がよりいっそう待ち遠しくなりますよ〜。
また映画を見た後にもう一回みたらより一層ハマルかも・・・。
あ〜早く見に行きたい!!


○ 帰る場所は、ここにある。
レビュー内容: 〜前作ピカ☆ンチ☆の続編、ピカ☆☆ンチのメイキングです。
映画公開の前にメイキングが発売なのは??って感じでしたがなかなか楽しいDVDでした。
 内容は前作ピカンチから3年後再会した彼らが巻き起こす(巻き込まれる)騒動、ピカンチダブル(団地青春ムービー!?)の撮影中のオフショット、インタビューなどです。
〜〜
仲の良い素の嵐、演技に向かう真剣な嵐とのギャップが見られます。
堤監督、脚本の河原さんのピカンチダブルに対してのコメントも興味深いです。
♪個人的にはハル役の大野くんがハルになると内股になる…のところのインタビューが良かったです。〜

○ 嵐i・Love
レビュー内容: もうサイコー!っていうか・・・・!
ニノカッコイイ!!!!!!!!


ランク
8位

「君へのメロディー」メイキングDVD シュンの鼓動 Beat of 佐々木喜英 [DVD]

佐々木喜英

(まだレビューはありません)




ランク
9位

メイキング オブ タクミくんシリーズ 美貌のディテイル ~タクミとギイ 美貌の瞬間~ [DVD]

浜尾京介 , 渡辺大輔 , 滝口幸広 , 紅葉美緒 , 馬場良馬 ,

レビュー数
2
レビュー平均得点
4.0

○ 成長の後がみえます
レビュー内容: 前作が良かったので、購入してみました。浜尾君の進化が見られます。前作の時はちょっと硬かった?と思ってましたが(それはそれで可愛らしいですが…)メイキングなんですけど、何とも言えない色気が感じられました。本編がとても楽しみです。 渡辺君は少し痩せたかな?より魅力的なギイに仕上がってました。相変わらず声も素敵でした。


○ 期待しちゃう?
レビュー内容: 二つともメイキングDVDを観ました。
こちらの方が断然良かったです。
ギイとタクミの柔らかい仲の良さがたまりません!
本編を期待してます。
もう一つの方は、ちょっとガヤガヤしてたかな!







ランク
10位

小向美奈子 緊縛―映画「花と蛇3」より― [DVD]

小向美奈子

レビュー数
5
レビュー平均得点
2.5

○ メイキング+新作の宣伝
レビュー内容: 映画の舞台裏を紹介しながら、8月28日に公開される『花と蛇3』の宣伝も兼ねると言う作品である。前2作でも同じような作品が作られ、実際にも見ているが、今回の方がオフとオンの対比が強いようで、よくできていると思う。本番中の出演者やスタッフの様子、カットがなされた後の表情、一日の撮影が終わった後の感想等、結構興味深い。



『花と蛇3』は軟禁された貴婦人のSM的調教過程を描くと言うもので、全2作のようにいきなり衆人環視のショーに引きずり出されてしまうようなことはなく、より団鬼六的世界を描いているようである。『花と蛇3』本編の方も楽しみである。



ヘアが映っていないとかの不満はあるだろうが、あくまでメイキングを楽しむための作品として見るべきである。『花と蛇3』本編を見た後に本作を見た方が、より楽しめるかもしれない。

○ 最悪(・_・、)
レビュー内容: 正直、この作品は営業用のDVDで、見せ場が全くありません、濡れ場や絡みを見たい方にはオススメできません、実際に購入して、後悔しましたこのDVDを購入するなら写真集の購入をオススメします。DVDも付録で付いているので迷ってる方は写真集をオススメします

○ 不満
レビュー内容: メイキングとは言え、かなり不満な内容。小向美奈子が薄っぺらく感じるインタビューも頂けない。当然、観ても何も良さは伝わって来ない。映画の封切り迄、待つべきでしょう。レンタルで十分。買って損しました。唯一乳首に鈴を付けられ浮浪者に凌辱されるシーンは見物かと。

○ 短い
レビュー内容: ヘアにはモザイクがかかっていて、ほとんどが小向のインタビューなので、買う価値はありません。

○ 毛出し→追加版
レビュー内容: 事前アピールで週刊誌で毛を見せていました。



毛出し、間違いなし!



映画の前に、写真集、メイキングDVDと商売上手ですね・・・。



どちらも買って映画も観ますよ!

毛出し。

毛だしって、なんか毛がにみたいだな・・・。



毛ガニ。

突然ではありますが、私は毛蟹ではありません!

毛蟹ではなく、ダニなのです!!!



蟹みそは美味しく食べれますが、ダニみそは食えません、おわり。



追加。

☆5個→☆2個評価に変更。

レンタルで確認。

発売よりレンタルの方が早いのはなんでだろ?

それはともかくレンタルで良かったら買うつもりでしたが、やめました・・・。

数箇所、本来なら毛が見えるシーンがありましたが、ボカシあり。

ボカシはレンタルだからかもしれないが、仮に販売の方でボカシがなくても遠めで良くわからない感じ。

これなら写真集だけで充分。

これを買っていたら腹が立ちますね!

大怒りまではいかないけど、ちょっとの怒りより上なので中ぐらいの腹立ちでしょうか。



それでは追加の終わりのお時間です。

ととのいました!

中ぐらいの腹立ちとかけまして、チューリップを食べると、ときます。

そのこころは、中立腹(=ちゅうりっぷく=チューリップ食う)。



なぞかけじゃなくて、ダジャレだね・・・おわり。


タグ:メイキング
posted by はやぶさ じろう at 11:15| 日本映画

2010年09月30日

ヤクザ






ランク
1位

アウトレイジ スペシャルエディション(DVD+ブルーレイ+特典DVD)

ビートたけし , 三浦友和 , 椎名桔平 , 加瀬 亮 ,

レビュー数
11
レビュー平均得点
3.5

○ インパクト
レビュー内容: はっきり言って単純なインパクトだけなんですよ。
でも自分は北野監督がこれだけインパクトのある映画を撮れるとは思ってなかった。
幅広く映画を撮れる人は凄い。さすがです。

暴力描写に力を入れてますが、
絶対にやらないんだけど、たま〜に想像してしまう痛みを映像化した感じ。
それは人道的にやっちゃ駄目でしょ!って事をこの映画では躊躇無く普通にやっちゃう。
凄く単純なんですけど、引きつけられました。

役者のインパクトも凄かったですね。石橋蓮司、國村隼の演技が凄く良かった。
これだけオヤジ達が栄える映画もなかなかありませんね。

賛否両論はっきり出た映画ですが、大好きな作品になりました。
続編期待してます。

○ 北野節暴力ギャグ
レビュー内容: ラーメン、歯医者 コノヤロー すべての場面に味があります 役者の人選がいいですね 某作品のショチョウさんは優しいイメージしか浮かばなかったのにこの作品では腹黒悪い 中華料理店の店長を痛めつける場面で椎名桔平が ニヤニヤ、ニヤニヤしているのが良かった。ゼニゲバの親父役もいい味でまくりでしたけど、本当にいい役者 パンフ、ガイドブックと読みましたがもう北野作品映画に出るということは日本人役者とってはステイタスになっているみたいです 北野監督にお願いします 映画秘宝が20ページくらい特集するような最初から最後までブラザー、アウトレイジのノリで あと味さっぱりの男ぐさい痛快暴力アクション映画がみたい。

○ 鮮烈な痛み!
レビュー内容: はい、マイ・ネーム・イズ・キタニスト(笑です。



これでもう15作目ですか、ほうほう。

「その男、凶暴につき」から、全て観てますが、この映画は、(アイタタタタッ!)と、思いながら観るような純正ヴァイオレンス・ムーヴィーです。



映画館で観ましたが、結構観客入っていて、北野映画=あんま売れない というイメージを払拭しました。

観客の人からも「面白かった」という声が聞こえてきました。



さて、僕の場合ですが・・・。

まあ、良かったかな・・・位でした。



少し、過激さに徹しすぎたかな・・・、正直内容が、入りづらかったかも・・・。

でも、良い所も、勿論あります。

今回、発見できたことは、やはり、本職の役者は凄い、というでした。

北野映画には、たけし軍団のメンバーなど、本職の役者ではない人(北野武自身もそうですが、)が良く出ていますが、やはり、「アウトレイジ」に出ている役者は、存在感が半端じゃなかったです。

(ちなみに、たけし軍団の演技がダメ、というわけではありません、むしろ、たけし軍団の方が好きなのですが、純粋に役者としては、という比較です。)



椎名桔平は、カッコよかった・・・。

役者一本の人の力を見せ付けられました。



しかし、この映画、次の月に観た「借り暮らしのアリエッティ」よりは、良かったです。



北野監督には、ずっと映画を作り続けてほしい!

次回作も観にいきます!!


○ 素晴らしい作品
レビュー内容: この作品をみて日本人に生まれて良かったとつくづく思いました(笑)まず草食系俳優の代表のように思われていた加瀬亮に目が釘付けになり、椎名桔平の目つきの鋭さと愛想の良さに演技と思えない迫力を感じます。音楽も控え目ながら自己主張してるし衣装も俳優さんたちに似合っています。星5個でも足りないくらいすべてが完璧な作品だと思います。

○ ザ・エンターテイメント
レビュー内容: 完全にエンターテイメント。

サクサクとテンポ良く殺し合う。

リアルさや芸術的側面は皆無。



単純明快、わかりやすい映画だと思った。

まさに“全員悪人”コピー通りの映画だ。






ランク
2位

アウトレイジ [DVD]

ビートたけし , 三浦友和 , 椎名桔平 , 加瀬 亮 ,

レビュー数
4
レビュー平均得点
4.0

○ 「ワル」の濃厚ドラマが観たかった
レビュー内容: 残念ながら、今一歩の感。北野監督は大好きな監督なんだけど十分満足というわけにはいきませんでした。

一言で言ってしまうと、ドラマ性が淡白。悪人たちの葛藤するもっと濃厚なドラマを期待していたので。



タイトル通り「極悪非道」、確かに出てくる奴らはワル。殺し方や痛めつけ方はかなりエグイ感じ。

でも、想定の範囲の悪さというか・・・。「悪い奴らだからこれぐらいのことは当たり前にやるわな」

という感じで観ている方も済ませてしまう。例えば、「コイツはきっと親分を裏切るんだろう」と

思って観ていると、実際その通りに裏切る。逆に、「コイツは裏切らない役所なんだろう」と思うと、

やっぱりその通り裏切らない。しかも、ビートたけし扮する大友組・組長と配下の組員たちは、

上の親分たちの思惑に振り回されるだけで、動機において本人たちに「極悪非道」がない。むしろ同情される人たち。

それなら、その部分がドラマチックに描かれているかというと、それほどでもない。



ラストも、今回はどういうふうに持って行くか非常に期待していましたが(というのはこれまでの作品と違う

エンディングを考えるのはなかなか難しいと感じていたので)、「うーん、これか・・・」というのが率直な感想。



俳優陣は、椎名桔平、加瀬亮の評判が特に高かく面白かったですが、個人的には北村総一朗とか石橋蓮司なんて

ベテラン陣がやっぱりしっかりしている印象が強く、とても安心して観ていられました。



私のように期待を膨らましすぎなければ、楽しみどころは結構あると思います。そもそも裏社会モノが好きな方なら

「損した!」はないでしょう。でも北野監督自身も今回の作品は「及第点ギリギリ」と言っていたので、

修正ポイントをしっかり掴んで臨む次回作「アウトレイジ2」は期待大だと思います。

○ 北野バイオレンスの原点に近い作品
レビュー内容: 北野武監督の真骨頂といえば,「バイオレンス」と「静寂」です。

この日本のわびさびにも通ずる独特の世界観に私たちは魅せられます。

これが最も上手く出ていたのが「その男,凶暴につき」から始まる初期の作品群でした。

ただ,監督としてメジャーになった後に撮った「burother」「座頭市」などの作品は,この動と静のコントラストが薄く,若干物足りないものがありました。

しかし,本作品は,久しぶりに北野監督らしい,ヤクザを次々と消していくスカッとするバイオレンス,その間にある静寂の間がなんとも気持ちよく織りなされています。

俳優陣も三浦友和、椎名桔平、杉本哲太,小日向文世、北村総一朗ら実力派俳優が揃っており,演技もとても楽しめます。

個人的には椎名桔平のにやっとした表情や恫喝している表情がよかったですね。

その他,単調だが耳に残る音楽も激しいバイオレンスと静寂を引き立たせてよくマッチしています。

ストーリー自体としては,ヤクザの抗争や同じ組織内での駆け引き等それほど目新しいものではありませんが,全体としては見応えのある作品だと思います。

何度か見たいと思える作品でお勧めです。






○ ヤクザの喧嘩
レビュー内容:
観ているこちら側からすれば、小さな事から始まったただの派手な喧嘩。
でも、彼らにとってはとても大切な事なのでしょう。

かっこいい!泣ける!というシーンはなく、ひたすら殺しあいが続くだけの映画。
グロテスクなシーンが多いので、苦手な方や子供にはオススメしません。

シュールなギャグシーンが所々盛り込まれており、グロとギャグのギャップが面白かったです。
白けてしまう人もいると思いますが。

個人的に一番良かったのが音楽です。
ノイズのような、ラジオのダイヤルを回した時の様な音が癖になります。

オープニングの、明るいようで暗い、これから始まる惨劇(喧嘩)を表しているかの様な不気味なBGMが妙に耳に残りました。

とても面白い映画でした。
流行りの泣ける映画ばかりで刺激が足りない方はどうぞ。

○ ヤクザ
レビュー内容: 色々な殺し方があるが、気に入らないのが機関銃を撃ちまくるシーン … どうも好きになれないんだよな〜 普通じゃん 安っぽく感じてしまう。 でもこの映画はすきだけど…


ランク
3位

アウトレイジ [Blu-ray]

ビートたけし , 三浦友和 , 椎名桔平 , 加瀬 亮 ,

(まだレビューはありません)




ランク
4位

鬼龍院花子の生涯 [DVD]

仲代達矢 , 夏目雅子 , 岩下志麻 , 仙道敦子 , 丹波哲郎 ,

レビュー数
2
レビュー平均得点
5.0

○ 夏目雅子と成田三樹夫
レビュー内容: 土佐の侠客、鬼政一家の顛末と鬼政に翻弄される女たちを描いた本作。

五社の作品は僕はあまり好きではないのでどうかな?と思ったんですが、「櫂」につづきこれは良かった。

「鬼龍院花子の生涯」、「櫂」それに「序の舞」も宮尾登美子原作。

宮尾さんの本は不勉強なもので読んだことがないのでどれくらい原作に忠実なのかわかりませんが、この三作についていうと土佐のおんなの業、情念のようなものを克明に描き出しているかなと。

夏目雅子、お美しい。

あの啖呵は今の女優さんじゃなかなかできる人も少ないんじゃないかな〜。

夏目さんに限らず、昔の女優さんは実に艶っぽいなぁと古い映画を観るたびに思う。

それにこの作品、仲代達矢の変な踊りも見れるし(笑)。

ただ、なぜ僕がこの作品を購入したかというと、我が敬愛する成田三樹夫氏が出ているからなわけで・・。

で、どうかというと三樹夫氏ほんのちょびっとしか出てこない・・。

無念!

○ 名監督、名優たちの黄昏
レビュー内容:  大正7年、松恵(仙道敦子)は、土佐の侠客・鬼龍院政五郎(仲代達矢)のもとへ養女として貰われた。義父鬼政の任侠道の世界、義母で正妻の歌(岩下志麻)と妾との暮らし、実娘・花子の誕生に翻弄されながらも、松恵は理知的で凛とした女性に成長した。昭和12年、女学校の先生をしていた松恵(夏目雅子)は駆け落ちをし大阪へ。子を宿すのだが・・・・・・。



 大正から昭和、土佐・高知の侠客、鬼龍院政五郎の半生を松恵の回想によって綴られた作品。当時の男と女の愛欲・愛憎、親娘の情愛、つまり、男の征服欲や女の性(サガ)、親娘の親愛を五社英雄監督が実存的で芸術的に描いた名作。



 脇で作品を支える俳優陣、仙道敦子のしおらしい演技、岩下志麻、夏木マリ、夏木勲、室田日出男、梅宮辰夫、丹波哲郎たちの劇画的な演技、また、仲代達矢の肉感的で豪放でありながら繊細な演技にほとほと感心してしまう。松恵と鬼政が心をかよわす仲代の演技は感涙を呼び起こし、花子の行動に親として全てを読み愕然とするラストシーンでは“背中が泣く”というものを見事に演じている。シーンの順序が逆になるが、鬼政との和解の場面では名優夏目雅子は胸にしみいる涙を見せてくれる。血の繋がらない侠客の親娘が本物の親娘になることを体現した日本映画史に刻まれし名シーン「なめたら・・・、なめたらいかんぜよっ!!」は風化することなく燦然と輝いている。







ランク
5位

竜二 [DVD]

金子正次 , 永島暎子 , 北公次 , 桜金造 , もも ,

レビュー数
7
レビュー平均得点
4.5

○ 自分らしく生きるとは、本当の幸せとは
レビュー内容: この映画は、ただのヤクザ映画ではない。

真剣に生きている人間が、生きていく上でぶつかってしまうテーマを真っ直ぐに描いている。

「自分らしく生きるとは何か」「本当の幸せとは何か」

自分を見失いそうになった時に、観るべき映画だ。

それと、映像作品としても優れていると思う。
映像でドラマを描いている。
映画監督や脚本家を目指している人には、とても勉強になる作品。

○ 竜二という男の生き様
レビュー内容: 冒頭から緊迫したシーンが続く。やくざが、やくざらしかった時代の映画だ。初めて観たのは高校生の頃だが今、改めて観ると、竜二という人間が理解できるような分からないような。

やくざから足を洗い厳しい現実に直面する時の気持ちは一般人の俺にも、よく分かる。ともあれ金子正次という男が命を懸け作り上げた作品に男は胸を打たれる。

そしてラストシーンで竜二が街の中へ消えていく時、萩原健一の(ララバイ)が更に男の生き様を演出する。とても竜二のようには生きられないが男としては真似できないからこそ、ある意味、憧れるのだ。

○ 渋いよね...
レビュー内容: 旧友と飲んでる時、私が高校の卒業アルバムに「花の都に憧れて飛んで...」と使わせていただいた事が話題になり、懐かしく早速持っていたビデオを見ると、かなり劣化しておりDVDを購入しました。すべてのセリフにオリジナリティがあり、竜二が新宿を肩で風を切って歩く姿、背中を丸めて歩く姿、歩く描写だけでも素晴らしい。竜二の弱気で半端な気持ちも伝わってきます。この映画のカッコいい部分のいいとこ取りの長渕と比べるのもおこがましい。刹那さと本物の男の哀愁を感じることができます。

○ NO.179「り」のつく元気になった邦画2
レビュー内容: <元気コメント>

 家族と暮らすごくありふれた生活の中で感じる暖かい思い。

 だが、抜けようとしても抜けきれない時、それはほろ苦い思い出となる。

○ 永島暎子もよかです。
レビュー内容:
夕刻の商店街。買い物カゴを下げて娘の手を引きコロッケを待つ幸せな主婦。

遠くに、白い背広で固めてトランクを手にする竜二と目が合う。

飛行機の轟音。これでよかったんだわ・・・・無言の涙とともに別れ。

ショーケンの歌が入る。

男がオトコであり続けること。これは、ヤクザだけではない。銀行員

でも小学校の先生でも良いんだ。俺はお前のためにあるんじゃぁナイ。

甘い感傷で生きていけるわけじゃない。



20代の若者に是非見て欲しい、後期青春映画。

俺は、コレを見てから、バーゲンセールに並ばなくなった。

タバコは天井を見て吸うようになった。

長生きしたいと願わなくなった。



こんなカッコイイ役者、もう2度と現れないだろう。

こんなにせつないラスト、誰にも真似できないだろう。










ランク
6位

ソナチネ [DVD]

ビートたけし , 国舞亜矢 , 渡辺哲 , 勝村政信 , 寺島進 ,

レビュー数
19
レビュー平均得点
4.5

○ 国舞亜矢のパイオツカイデー
レビュー内容: 国舞亜矢のパイオツカイデーでゲスな

実に実にカイデーですなぁ

コケるでゲス!

○ 感性
レビュー内容: こういう風にものが観れるひとは少ないですよね


感性 センス ってやつでしょう


立川談志 松本人志 太田光


小さい頃に観てたボクは たけしが銃口付けてニヤリッてするとこで何故かニヤッて笑ってました

今 おもえば危ないガキだけど(笑)


感性でしょうね


「アバター タイタニック おくりびと」 家族や恋人と観るならこのくらいの映画でいいでしょ



○ 堂々とした空虚感。
レビュー内容: ひたすら迫ってくる空虚感と風景の美しさが印象に残っています。中でも、たけしの放つ虚無感が際立っていますね。何か起こっても無反応かつ無感情で、見過ごすだけです。

こんなにも空虚感を抱く映画は初めて観ました。こんなにも感想を発することが難しい映画も。

普段聞こえのいいことばかりを聞かされて育ってきましたが、現実の不条理な壁にぶち当たった時に受けるショックとダメージは想定がほとんどない分、大きかったです。

下手なカタルシスは、現実と離れすぎていると幻滅してしまいます。そういう意味では本作はカタルシスが全くなく、非常に爽快でした。

こんなに人が死んで空虚感ばかりが増す一方なのに、不思議と絶望感は抱きませんでした。

虚しくて、苦しくもあるのに見終わった後、気持ちがいい。本当にすごい映画だと思います。

○ 日本人には難しい?タケシ・キタノの芸術。
レビュー内容: 映画を娯楽の一つだとする人もいれば、芸術と捉える人もいる。恐らく日本人の多くが前者

(どうやら私も)で、芸術としてそのエッセンスを汲み取れる人は少ないのだろう。



誰しも感じたことのある、死ぬまでは生き続けなければならない厭世感とその先にある死。

それらを、沖縄の明るさとヤクザの殺伐さのコントラストで浮き彫りにして見せた。

芸術作品として評すればこんなところであろう。フランスでは今も絶大な評価を受けている

タケシ・キタノ。しかし前述の事情により、日本の一般大衆には今一つ理解されない。

お国柄による評価の違いは、マツダ自動車のアテンザ(ヨーロッパでカーオブザイヤー受賞)

を思わせる。



思うに、日本人を意識した場合のこの人の自己表現方法は他にあるのではなかろうか。

例えば詩あるいは絵画にすれば、伝わり方はまた違ってくるのでは?

「オマエさんなんかに言われたかないね。こっちはそんなもん百も承知でやってんだからヨ。」

ご本人の声が聞こえてきそうだが。

○ ロベール・ブレッソンの映画のような雰囲気
レビュー内容: 終始淡々とした雰囲気が漂っているため初めて鑑賞した際は所々眠気を催したが、全体のストーリー構成を把握した二回目以降の鑑賞時には眠気を催すことは無くなった。淡々としたシーンの数々も、唐突に発生するバイオレンスシーンを引き立てるいい材料だと思う。

淡々とした雰囲気のなかで、たけしが演じる村川の無表情かつなげやりな雰囲気が特に印象に残った。バイオレンスシーンにおいてもなげやりな姿勢を崩さない。たけしの独特な演技によって生まれた独特なキャラクターであり、やはりたけし映画に俳優たけしは欠かせないと感じた。


ランク
7位

実録外伝 大阪電撃作戦 [DVD]

松方弘樹 , 小林旭 , 梅宮辰夫 , 渡瀬恒彦 , 丹波哲郎 ,

(まだレビューはありません)



ランク
8位

緋牡丹博徒 お竜参上 [DVD]

藤純子 , 嵐寛寿郎 , 菅原文太 , 山城新伍 , 若山富三郎 ,

レビュー数
1
レビュー平均得点
5.0

○ 予想以上に面白かった
レビュー内容: 緋牡丹博徒シリーズの中でも最高傑作と言われている加藤泰監督三部作のひとつなので、安くなったのをきっかけに買ってみた



見てみたら予想以上に面白かった



カメラワークもかっこいいし

情景は美しいし

悪人はどこまでも憎たらしいし

血みどろになりながらも勧善懲悪ですっきり?解決するし



菅原文太とか他の役者さんとか若いなぁーとは思いますけど

全然古い感じはないです

美術やカメラワークが逆に今より凝っててかっこいいです、芸術的です

この先二度とこんな映画は撮れないかもと思う映画のひとつですね



でも、まぁなんちゅーても

主役の藤純子さんがすばらしいばい

博多弁がしびれるっす

(たぶんほんとの博多ッ子が聞いたら、なんじゃこりゃーって思うような博多弁なんだろうけど)

雪の降る橋での無言のラブシーンもかっこよかとです

「御伴させてもらいます」

「気持ちはうれしかとですばい、けど、これはさしの勝負じゃけん…」



ただひとつ難点はたぶん差別用語とみなされる部分なんでしょうけど

無音になってました

こういうのは醒めます、実にやってほしくない、作品を傷モノにしてます

松竹なんかのDVDはそのままになっているのに

見習って欲しいです



いやー

このシリーズは他も買いたくなりました

とりあえず加藤泰監督三部作の残り二つを揃えてみたいと思います







ランク
9位

仁義なき戦い 広島死闘篇 [DVD]

菅原文太

レビュー数
20
レビュー平均得点
5.0

○ 女優目的で観た
レビュー内容:  梶芽衣子目的で観ました。このシリーズのファンには怒られそうですが・・・。梶は、無表情な「女囚さそり」シリーズと違い、喜怒哀楽がよく出ていて、違った面を観ることができて良かったです。また、男性陣より広島弁が自然に聞こえたので、やはり女性の方が言葉のマスターは上手ですね。



 実は私、広島出身ですが、都会に出てきて出身地を名乗ると、「“じゃけん”ってしゃべるの?」とか「やくざ多いの?」とかすぐに「仁義なき」の話になります。広島を知らない人にとっては、「広島=仁義なき戦い」なのですね。



 その反発のためか40過ぎる今まで観たことがなかったです。ということで、実際に観てみると深作監督の演出は、非常に勢いがあり、ぐいぐいと引きつけられます。中盤のやくざ同士の乱闘シーンは、普通は混乱して無茶苦茶になりそうなシーンですが、凄まじく迫力があり、よく考えて演出されていると感心ました。



 菅原文太出演シーンが少ないので、文太ファンには物足りないかもしれませんが、出演陣は豪華です。主役と言っていい北大路欣也は、やくざの悲しい一面をよく表していました。脇役ですが成田三樹夫もいい味出していました。小池朝雄は「コロンボ」の声のイメージが強すぎて最初はなじめなかったですが、なかなか好演しています。川谷拓三はかわいそうな役ですが、あの表情に役がマッチしていて意外に印象深いです。



 余談ですが、スラム街が映る時、ちらっと建設中の基町団地が映ります。今も市の中心部に建つ高層住宅で、ちょうど映画が撮影されたころ建設されていました。映画の時代設定が昭和27年から28年なので、本当は、映るとまずいのですが。




○ 番外編だけど濃密
レビュー内容: 番外編だが、個々の役者の細かい演技とシナリオの確かさで優れた作品であることは間違いない。

ただ、山中正治を演じる北大路欣也は、キャストで揉めた上、役柄を十分に演じきっていない。

他の役者に比べると、無骨というより、演技で悲哀を表すことが下手な大根役者であることが歴然。

仁義の墓場の渡の悲哀や鬼気迫る演技に遠く及ばない。ただそれを補う演出の素晴らしさと周りの役者の優秀さ

が光っていたのだろう。その点については、30年以上経った今だからこそ、冷静に評価できるのかもしれない。

○ 戦後日本の抒情詩
レビュー内容: 単なるやくざ映画という範疇を超えた、戦後日本の叙事詩である。いや、山中正治(北大路欣也)という戦争に行き遅れ、死に場所を探すように広島の街で生きる孤高のヒットマンの悲しい抒情詩かもしれない。



戦争で死ぬことを考えていたならず者が、戦後、生きる場を失くしてアウトローの世界に入り、その命知らずの無法さから、名の知れた殺し屋となるという皮肉な人生は、やがて保身を考える組のトップに利用され、使い捨てられる。戦争未亡人であるがゆえに、やくざとの再婚を許されない山中の愛する女性・靖子(梶芽衣子)も、山中同様、戦争に翻弄される人生を送る。組同士の抗争によって一緒に暮らすことができない山中と靖子のロマンスの背後にも、戦後という時代の混沌を見事に写し取っている。



山中が狙う大友勝利(千葉真一)が隠れる「原爆スラム」など、戦後の風景が色濃く残る広島という場所を舞台に織り上げられるこの映画は、戦後日本映画の紛れもない名作である。山中を演じる若き北大路欣也の陰のある演技や、組を支える若頭役の成田三樹夫の存在感も見事である。

○ 血で血を洗う抗争
レビュー内容: 凄い映画です 広島でこういう事が起こっていたことにまずビックリしましたが

それ以前にこの映画の完成度の高さに驚きました アメリカの代表作が「ゴッドファーザー」

なら日本は間違いなくこれでしょう 菅原文太や千葉真一の演技も最高でした

夜の時の映像も見たことのない映像で大満足の作品でした

○ 仁義の最高峰
レビュー内容: 何人かの方が書かれていたが、これこそ最高の「仁義」。広能を中心とした「仁義」のメインストーリーとは関係の薄い外伝風の作品なので、その分評価としては損をしているのかもしれない。

千葉ちゃんのカッコよさ(タランティーノも惚れる訳だ)、文太兄ィの男気、全編侠臭さに溢れかえっている。

しかし作品を引き締め、そこに一抹の哀感を漂わせているのは北大路だ。戦争に行き遅れ、死に遅れたと云う傷を抱えながら戦後を生きた人も多いと思うが(監督の深作自身が正にその世代だ)、予科練の「若鷲の歌」を口ずさみながら殺人鬼と化して行く北大路の姿は、深作が最も思い入れた登場人物であると思う。

普通にストーリーだけを観ても充分面白い作品ではあるが、「若鷲の歌」託されたその背景を知って観なければ、この作品の真の深みは判らない。

戦争の傷は北大路だけでなく、千葉ちゃんも、文太兄ィも、等しく抱えているものなのだ。一作目と本作は、特にその傷が色濃く作品に反映されている。凡百のヤクザ映画と「仁義」を明確に分けている、一つの大きな要素である思う。


ランク
10位

日本暴力列島 京阪神殺しの軍団【DVD】

小林旭 , 梅宮辰夫 ,

(まだレビューはありません)


posted by はやぶさ じろう at 13:00| 日本映画

刑事






ランク
1位

刑事物語 詩シリーズDVD-BOX

武田鉄矢

レビュー数
13
レビュー平均得点
5.0

○ 必殺螳螂拳!炸裂
レビュー内容: この映画は好きで特にパートわんが1番好きです映画黄色いハンカチで共演を約束してくれた高倉けんさんもちょい役でででますし〜口が聞けない主役の女優さんも好きでした。みなさんはご存知ないと思いますがパートわんでは武田鉄矢さんが金ハ先生をやっていた?生活指導か何かの役ででていた方がなんとソープ嬢にふんして見事な巨乳を披露してくれてます。武田さんとの濡れ場ですね〜パートわんが最高です

○ 寅さんに代わるシリーズ化でもいいくらい
レビュー内容: ストーリーはややマンガチック、撮影の手法についてももはや古さは否めない。

だけど何度観ても心に響くものがある。

私が一番好きなのは「りんごの詩」の、片山刑事が愛する人を失う場面。思い出した

だけでももらい泣きしそうです。俳優・武田鉄矢の真骨頂と言ってもいいくらいです。

あと好きなのは「離さんかい、離さんっかい………つ、掴まんかい」ですね。

○ これを傑作と云わずして・・・・・・
レビュー内容: お世辞にも恰好良いとは云えない(失礼!!)純日本人的体型(苦笑)の武田鉄矢が光り輝いて見える非常なる名作シリーズ。武田演じる「片山刑事」は正に理想の男である(断言!!)。否、「漢」か。強くて優しくて、まるで某ハードボイルド小説に登場するあの名セリフの具現であろう。そう云えばこの小説の主人公は探偵であるから、本作品の主人公と被っている様な気がしないでもない(苦笑)。



他評にもある通り、他社から発売されているDVD第1巻用にボックスのスペースがわざわざ設けられており、松竹ビデオの良識が窺える。グッジョブ!!



お話の内容的には、実は結構甘かったりする。「踊る大捜査線」の登場以来、「管理官」の役職が当たり前の如く出て来る様になった「リアル刑事ドラマ路線」に慣れてしまうと、現実味の欠片も無く思えるかも知れない。しかも、地方公務員に過ぎない、いわゆる「ノンキャリア」警察官が日本全国を回っているのだから。



評者は本作のケレン味たっぷりのストーリーが大好きである(勿論「踊る」も傑作であるが)。これは最早理屈では、ない。武田鉄矢を始めとする、キャスト・スタッフの情熱による勝利である。そして、吉田拓郎による、哀愁に満ちた主題歌!!旋律も素晴らしいし、広島弁の歌詞も実に良い。何より、映像と完全にマッチしている。観るたび、聴くたび、落泪を禁じ得ない。勿論、「唇をかみしめて」はカラオケの十八番である。



松竹ビデオに心より敬意を表しつつ、広く御推薦申し上げる次第である。

○ 刑事物語 詩シリーズDVD-BOX
レビュー内容: 改めて作品を見返すと意外な役者さんが出てたり、あの女優さんのデビュー作だったり違う感動もありました。もちろん内容も良いものばかりで今の映画にはない感動があります、今の人が見てもいいのではないでしょうか

○ うれしい!
レビュー内容: 懐かしい、DVD化してくれて嬉しかったです。オリキンも是非DVD化待ってます・・・!







ランク
2位

刑事物語 [DVD]

武田鉄矢 , 田中邦衛 , 西田敏行 , 高倉健 , 樹木希林 ,

レビュー数
21
レビュー平均得点
4.5

○ 刑事物語
レビュー内容: 昔子供心に思ったのとは違う感動がありました、衝動買いでしたが満足しています。

○ 金八先生のイメージを持っている人に・・・、
レビュー内容: 観てもらいたい一作。

シリーズ物では、織部金次郎もありますが、僕はこっちの方が断然好みです。

理由は、武田鉄矢がカッコイイから。



あまり、アクションのイメージが無い、武田鉄矢が、バッサバッサと敵を倒していくのは、とても痛快です。

金八先生の場合、教師ですので、暴力などには基本、反対のイメージです。

まぁ、それも良いのですが、やはり、男たるもの口ばっかじゃなく、拳でも語ってもらいたいと、思うのは僕だけでしょうか?



金八を見ていると、戦って欲しい・・・!などと、考えてしまう僕は、やはり、片山の方が好みみたいです。


○ 娯楽性の高い人情話
レビュー内容: 今だと規模を小さくしてVシネマでやるような題材ですが、当時はこんな規模で劇場作品として作られていたんだな、と感慨深くなりました。



友情出演が高倉健、とか西田敏行とか凄いです。



樹木希林や小林昭二などの脇を固める役者さんも凄い方が多いです。



ヒロイン役の女優さんも、凄く印象的です。

気になって他の作品に出ていないか調べたのですが見当たらなく、今作のみで引退されたとのことです。

この女優さんの演技を見るためだけでも、このDVDは鑑賞の価値があると思います。



役柄の設定、禁止用語の頻出等があり地上波での放送は勿論、封印作品として鑑賞の機会が奪われる作品になりかねないので多くの方が鑑賞されて同様の作品が日の目をみ易い環境となることを望みます。

○ まじで最高
レビュー内容: 何年か振りに見ました。BOXの発売まで待とうかとも思いましたが、我慢出来ませんでした。

この頃の武田鉄也さんは最高です!かなりお薦めですね。






○ シリーズ中最も重厚
レビュー内容: 最後の別れのシーンが好きです。恋人じゃなくて刑事部屋のほうの。「お前とやったことは忘れない」同僚の刑事さんの一言にジーン、2以降はスタンドプレーが多いんですけど本作は同僚と持ちつ持たれつなのが好きですね。主題歌はよろしい、できあいの転用かと思ったら書き下ろしなんですね。吉田さんのベスト3に入ります。いい歌です。本当に。あと仲谷昇さんがすごく精悍です。こういう役もできるんだと認識を改めました。カノッサの屈辱の印象が強いんでアームチェアーが似合いそうな人という印象しかなかったんでさすが昔の役者さんはすごい。







ランク
3位

踊る大捜査線 THE MOVIE [DVD]

織田裕二 , 本広克行 , 柳葉敏郎 , 深津絵里 , 水野美紀 ,

レビュー数
35
レビュー平均得点
4.0

○ 警察組織の縦割り具合を大きく感じさせる
レビュー内容: 大人気のテレビドラマシリーズの劇場版第1弾。

「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」のセリフが有名。



時系列としてはテレビドラマ全11話の後、「歳末特別警戒スペシャル」、

「秋の犯罪撲滅スペシャル」と続き、その続編となる。



今作をはあくまでこれまでの作品を観ている前提であり、

舞台や登場人物はすべてそれらを引き継いでいる。

それぞれのキャラクターや力関係を知らないと面白味がないので

テレビシリーズ+スペシャル2作を事前に観ておく必要がある。



さて、冒頭から複数の事件が同時に発生しつつ、

それぞれがバタバタと進行するのはいつもの「踊る」の雰囲気。



メインとなる事件は警察組織の縦割り具合を大きく感じさせ、

現場から大きく離れた場所で、モニタを見ながらお偉いさんが

やいのやいの言ってくる様子は上下関係を強く意識させる。

それをなんとか突き崩そうとする人たちはやはり魅力的。



残念なのはプロファイリングがキーになる割に

なぜそういう人物像にたどり着くのかの説明がないところ。

そこさえもう少し説得力があればよかった。

○ 1でやめとけば‥
レビュー内容: 踊る大捜査線MOVIE3を観てきました。つまらないとかいうレベルではありませんでした。踊る大捜査線のファンとしては完全に裏切られた感じです。あんなものを作品と言って良いのか疑問です。

とにかく内容が支離滅裂で構成も半ば崩壊‥あれを踊る大捜査線シリーズとして良いのか、今まで積み上げてきたものを完全に台なしにしてしまってました。DVDになったら1円でも絶対に買いません。

何が言いたいかと言えば、踊る大捜査線MOVIE3に比べたら、MOVIE1はアカデミー賞ものの優れた作品です。

○ 官僚制度と演出の面白さ
レビュー内容:  ストーリーは、案外シリアスです。チャットなどネット利用の先駆け的ドラマで、将来起こりうる事件のようで、さらに随所に面白さがあります。

 ひとつは、官僚制度の面白さ。警察官僚は出世が第一。そのためには、事件の処理を利用する。デスクの前でドラマを描き、現場段階の取り調べなどは二の次。事件が終われば、現場のことは興味がない。国民の良識では考えられないところが、面白い。

 もうひとつは、やはり織田裕二さんとその周りの主演者たちのキャラ。まさに、柳葉敏郎さんと織田裕二さんのために作られたシリーズですね。さらに、小泉今日子の存在感も充分でした。




○ 金かけた戯れ
レビュー内容: 日本の映画はここ近年興業的に成功してる映画程質が本当に低い。
それは製作と宣伝にお金をかけれるのがテレビ局で、本当の映画人が携わる映画とは費用の面で上回っているから起きる現象なんだと思う。
本当に質の低い脚本と演出、それに疑問もなく出演を決めるテレビタレント、知名度や宣伝を優先し映画の内容を良くしようとする気は更々無いのが見てとれる作品。
出演者も宣伝の為のテレビ出演の方がはるかに力を入れて頑張る始末。
小規模なドラマの方が全然作品として無理せず成立してるし、楽しめる。
この作品を機にテレビ局のドラマ映画化が促進され、各テレビ局の方向性、糞な俳優もどきの増殖、日本映画の質の低下、話題性だけで見る、見る側の質の低下をも示した意味では、日本映画界の歴史的膿作品に位置出来ると思います。
見た後の不愉快さは本当に他の追随を許さない突き抜けたゴミ作品です。

○ 織田さん、作品選びましょ
レビュー内容: このような映画が大ヒットしてしまうというのはどういうことなんだろう。いくら考えてもよくわからない。







ランク
4位

踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! [DVD]

織田裕二 , 柳葉敏郎 , 深津絵里 , 水野美紀 , ユースケ・サンタマリア ,

レビュー数
180
レビュー平均得点
3.5

○ 日本映画の黒歴史
レビュー内容: こんなのが日本映画歴代興行収入4位なんて・・・。

日本の文化レベルが疑われる・・。

○ 「踊る」最高峰
レビュー内容:  この一連のレビューを見ていると、非情に賛否両論分かれているということが見て取れます。

 確かに、この作品はお祭り映画的要素が強く、詰め込み感が否めないと思います。1でやめておけばよかったのではないかという意見にもうなずけます。1のあのクオリティは別格でしょう。

 しかし、僕は声を大にして言いたい。このTHE MOVIE 2は最高に面白いと。

 終始奔走する青島、現実に葛藤するすみれ、ひたすら耐える室井、これまでにないスタイルの真下、そして、圧倒的な存在感を見せ付ける和久さんなど、キャラクターの魅力は文句なしです。スケール満点のオープニング映像、前作同様に垣間見える社会派な要素、CGで再現されたレインボーブリッジのシーンなど、見所を挙げたらきりがありません。いくら否定されようと、けなされようと、この素晴らしさに対する僕の感動が色あせることは絶対にありません。

 僕はこの作品から「踊る」シリーズに入りましたが、自分にとってこれほど引き込まれる作品はそれまでありませんでした。とにかく、ストーリー、人物、映像、演出のギミック、小ネタなど、あらゆる要素が完璧なのです。

 誰になんと言われようとかまいません。僕はこの作品を愛しています。

 否定的なレビューばかりが前の方に出てしまっているのが残念でなりません。この一連のレビューを見て買うか否か判断しようとされている方は、是非この意見も参考にしてもらいたいです。

 この作品を否定されている方たちに一言言いたい。現在公開中の「3」を見てみてください。あれこそ本当の駄作です。「3」は本当に全てが台無しです。

 「3」を見て、この「2」に対する考え方を変えていただけたら幸いです。

○ 膨大な製作費を投入している割に、あまりにもあまりなデキで非常に残念
レビュー内容: 大人気のテレビドラマシリーズの劇場版第2弾。

このシリーズはテレビ版やスペシャル版など

さまざまな作品で展開されているが、

ストーリーの流れとして今作は「踊る大捜査線 THE MOVIE」の後の話となる。



これまでのすべての作品を観てきたが、この映画版2作目は大ハズレ。

前半部分は「お遊びの要素が過ぎる」状態で

少しシリアスな雰囲気になって欲しい場面でも

所轄の人間の学生みたいな悪ノリが目に付き、どうにも感情移入しにくい。



中盤以降はストレスを感じる展開が多く、カタルシスを感じる見せ場もないので

我らの湾岸署が大活躍する、というスッキリ感がほとんど味わえない。

噛みつき事件や不倫メール事件も必要な要素だったのか疑問だ。



仰々しく登場したネゴシエーターなのに活躍した、という実感もなければ、

アラームが鳴るブービートラップをわざわざ発動させる行為もよくわからない。

青島をはじめとする登場人物の行動意図や

犯人側の言動も意味がわからない部分が多く、

なんだかよくわからないうちにバタバタして終わってしまう。



膨大な製作費を投入している割に、あまりにもあまりなデキで非常に残念。

いくら人気シリーズであっても、

馴染みの登場人物が出てくるというだけで満足できるはずがない。

○ だいすき!
レビュー内容: この映画から見て、踊るにハマりました。最初は正直『ドラマの映画版?…しょーもなさそう…ハリウッド映画の真似したしょぼい刑事ドラマでしょ』

と思ってました。でも見終わった後は完全にファン!劇場へ二回、それから繰り返しもう十数回は見てるかも?

これ見てからテレビ版、Movie1を見てもうどっぷり踊るの世界へ。

主人公はもちろんそれを巡る警察の仲間キャラクターのおもしろさ、つっこみどころは多いかもしれないけど(笑)飽きさせないストーリー展開、

そして何より音楽が素晴らしい!!

笑いあり、男の友情あり、推理、犯罪、恋愛…いろんな要素がつまっためちゃくちゃ楽しい映画!

肩の力を抜いて楽しむにはうってつけの映画です!!

○ 縦割り行政捜査も面白い
レビュー内容:  警察組織も、やはり行政。仕事は、縦割りで行われていますから、捜査は大変ですよね。捜査に当たって、女性キャリアが本部長。所轄は、捜査の一線では動けない。後方部隊みたいなもの?監視カメラシステムで、女性捜査員が犯人に拉致されながら、見逃してしまうショットは、不気味です。

 「レインボーブリッジを封鎖する」というのですが、これは国交省の権限で警察が勝手に封鎖できない?THE MOVIEに続いて、これも織田裕二さんのために製作された映画。しかし、この映画で初めて「交渉人真下正義」が登場。その次は「容疑者室井慎次」。このシリーズは、スピンオフドラマも見ごたえがあります。










ランク
5位

踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ! [Blu-ray]

織田裕二 , 柳葉敏郎 , 深津絵里 , 水野美紀 , ユースケ・サンタマリア ,

レビュー数
7
レビュー平均得点
3.0

○ 2010年現在、日本映画(実写)興収No.1作品。
レビュー内容: 本作は興収173億円を叩き出し、2010年現在で文句なしのNo.1ヒット作品である。ブルーレイ発売に伴い久し振りに観たが、画質は物凄く良くなった。個人的には第1作目の方が好きだが、まあ公開当時はイヴェントムーヴィーみたいな扱いだったからね。この頃から「アメリカ映画を観に行ったが満員で入れず、仕方なく日本映画」という風潮は影を潜め、本当に面白く楽しい作品が増加してきた。開局当時から実は映画にも熱心だったフジテレビの戦略が、ようやく受け入れられたということだろう。少なくとも本当にレインボーブリッジ封鎖(しているように見える)のスペクタクル感はハリウッド映画と並べてもヒケをとらないと思う。実際は「スピード」と同じように関西の完成前道路でロケしたそうだが、それ以外にもアクアシティ前の広場での大立ち回りなどは、さすがお台場を仕切る会社だなあと感じる(笑)。芝居では何と言ってもいかりや長介演じる「和久さん」だろう。自身の体調もあって覚悟の演技だったのかもしれないが、全体のおちゃらけムードの中では際立った存在感だった。本作が質量ともに抜群の日本映画であるとは思わないが、ブームに乗って頂点に立った作品としては永く記憶に残るだろう。まだ佐々木蔵之介などはほとんどチョイ役の扱いであり、まさか「ハンチョウ」まで昇格するとは誰も想像していなかったが(笑)、今回の弱さは悪役だと思う。小泉今日子くらいのインパクトがないと、ちょっと辛いということだ。第1作だって単純に少年たちが逮捕されるだけなら、大きく評価も変わっていただろうしね。特典映像はないが、ファンの方には買い替えをお勧めします。星は4つ。

○ 駄作
レビュー内容: 「踊る〜」シリーズはまったく観たことなかったのですが、地上波で放送されていたので試しに観てみました。

でも非常に気分を害したので30分で観るのやめました。

まず「パ〜ッとした事件ないんスか?」などという織田裕二扮する警官のキャラにイラッとしました。

そんな警官いないよ。

おまけに捜査本部の設置(?)に大騒ぎする警官たちというリアリティの欠如した内容をこれでもかと描写する演出にウンザリ。

とどめは「この男を確保しろ」という上司の命で寿司屋の男を捕まえに行く(本庁の警官の接待のためらしい)シーン。



なんだこれ?コメディ映画なのか?でも全然笑えないぞ。

この調子で頭に来るつまらん内容を見せられたのでは時間の無駄だ・・・ということで視聴終了。

最後まで観ずともおそらく駄作だと思います。

大ヒット作必ずしも傑作にあらずといったとこでしょうか。

○ 待ってました!!
レビュー内容: 『3』公開中での発売、待ってました!!

TVで最近も放送されていましたが、やはりBDの映像と音声は素晴らしいです!!!

1&2をBDで見て、また『3』を観に行きたくなりましたよ!!

今後『3』が発売される時にBOX等が発売されるかもしれませんが

ファンでそれまで待てない方は買って損はないと思います!!




○ シリーズ最高のOP&EDを大迫力で堪能!
レビュー内容: 私はこの「踊る大捜査線2」で踊る初体験をしたもので、世間での酷評をよそに楽しみました。



確かに白昼のアクアシティお台場前に、捜査員の雪乃さんを拉致した犯人が登場してくるなど、

「それっておかしくない?」という描写はあるのですが、何よりこの映画はドラマ版の音楽を

まんべんなく使って盛り上げ、各登場人物にそれぞれ見せ場を用意するなど、割とそこらには

気を使った作品となっています。



特にオープニングの完成度は、シリーズ屈指の出来となっており、監視盗聴システム「C.A.R.A.S」の

Scan_001とかいう画面が引いて、一気にタイトルロゴが登場する場面のテンションは最高だと思います。



また改めて見返すと、小西真奈美の登場意義もちゃんとしていて、身辺警護のお礼にコートを

湾岸署へとプレゼントしに来て、それがエンディングで全快した すみれさんとのキャビア食べ

デートに繋がるなど、終わった後に心が温かくなる作りになっています。和久さんが娘を嫁に

出すシーンや、潜水艦事件の描写で青島と室井の絆を描いて締めるなど、なかなかです。

エルディングでかかる主題歌のアレンジや挿入タイミングなども非常に良いです。



それでブルーレイ版の出来ですが、OP&EDの完成度は音楽がDVD版より迫力があるため、

これに期待して購入した自分は大満足の出来でした!ただ最後のレインボーブリッジの

シーンにて、中途半端なザラつき感があるので、そこだけが残念な部分ですね。



ただ総じて悪い画質ではないと思いますので、踊るファンは買って損はありません!


○ なぜだか駄作…
レビュー内容: 個人的に全体の展開や小ネタ、チョーさんは良かった。

それなのに駄作に感じるのは、沖田さん然り、出てる女性キャラクター全員をそれぞれ小馬鹿にしているような描き方に見えているのが、ストーリー全体を台無しにさせてるのだと思う。

他の踊る1やドラマシリーズはお勧めできますが、これはちょっと・・・







ランク
6位

踊る大捜査線 THE MOVIE [Blu-ray]

織田裕二 , 柳葉敏郎 , 深津絵里 , 水野美紀 , いかりや長介 ,

レビュー数
11
レビュー平均得点
3.0

○ 絶対買い、邦画BDのマストアイテムです!!
レビュー内容: 公開中の3のブルーレイが出るまで待とうと思ってましたが、我慢できずに購入してしまいました。 ☆特典映像は皆無にひとしいのですが、DVDと同じくコメンタリーが収録されているのが何よりの救いです。 本編においては、DVDや地デジ放送とはかけ離れた高画質に驚いております。マスターフィルムから起因しているであろうノイズが多々、画面端等に小さくでてきますが、高画質HD映像化された本編に吸い込まれてしまいほとんど気にならないと思います。 ☆音質もPCMとDTSーHDの5.1chで収録され、従来のDVDに無かった音圧やよりグレードアップしたクリアな音質のセリフやサラウンドを楽しめます。 踊るファンなら絶対買いの一枚デス!! 個人的な評価ですが、大満足できたので5つ星をつけさせていただきました。

○ 画質は最上とは言わないけれど、やっぱりオリジナルは面白い。
レビュー内容: 「踊る大捜査線」映画版第1作から12年。ようやく陽の目をみたブルーレイだが、画質・音質はDVD版とは大違い。ただ、最新の作品に比べれば「努力したレストア」というレベルだろう。フジテレビ+東宝+ROBOTという最強トリオで製作されただけあり、全く古さを感じさせないストーリーも抜群。何せ助監督に羽住英一郎が付いている豪華布陣だ。まあ外すことはないわけで・・・。でも12年前は本広監督も羽住助監督もまだ新鋭の映画監督扱いだったから、これはあくまで2010年ならではの感想なのだが。映画撮影時から唯一消滅したロケ地は、横浜ドリームランドだ。もともと松竹が本家を模して横浜郊外(戸塚)に作ったテーマパークで、中味はけっこうアナハイムの本家に似ていた(許可なし)。これがディズニーのご機嫌を損ねて東京(というか千葉)進出が遅れた「いわくつき」遊園地だったのだが、晩年は「クロスファイア」など映画ロケも多かった。日本映画は現在隆盛を誇っているが、1980年〜90年初頭くらいまではひどい状況だった。角川大作や寅さん、それと未だ黒澤映画に頼っていた頃に設立されたのがROBOTであり、この製作会社が1995年に製作した岩井俊二の「Love Letter」が転換期になったと思う。この邦画史に残る大傑作が、後の日本映画を元気にしていった。テレビ局製作映画を揶揄する評論家もいるが、「Love Letter」こそフジテレビ+東宝+ROBOTの記念すべき第1作であり、こういうテレビ局映画部の頑張りも十二分に認める必要はあるだろう。本ブルーレイに特典映像がないのは残念だが、買い換える価値はある1枚だと思う。星は4つです。

○ 作品は好きですが、商品としては?
レビュー内容: やっと発売となったBlu-ray版の「踊る〜」シリーズ劇場版ですが、DVDに収録されていたメイキング等の

特典が全く無いというのは「商品」の方向としては間違ってるんじゃないかと思います。



メイキングなんかはビデオ素材なのでハイビジョン撮影ではないですが、50GBの2層ディスクなら余裕で

収録出来るんじゃないかと・・・。

やっぱりみんなDVD版を持っているから必要無いだろうという傲慢な憶測で商品化されちゃった口ですかね。



今回出た4作品ともDVD版の時はあんなにもサービス精神旺盛な作りになっていたのでちょっとがっかりです。

邦画のBlu-ray作品ってそういう「特典」が少ないという所が玉に傷な感じです。



新録でインタビューとか入れたっていいじゃないですか。



「3」のパッケージ化の際はこの辺りが解消される事を切に願います。

○ 買いでしょ!!
レビュー内容: 踊る映画シリーズのブルーレイ化待っていました

今後TV版や『3』の発売に合わせBOXも出るかもしれませんが

自分は買いました!!

だってファンですから!!!!

映像はDVDと比べるまでもなく綺麗です!

音声もパワーアップしてます!!

これは買いですよ!!!

○ 本編以外に付加価値が欲しかった
レビュー内容: 98年と割と前の作品なのでフィルムの質感が強く、ノイズは無いんですが精細感が乏しく「THE MOVIE2」と比べるとぼんやりとした画質になっています。

散々TVで放送されているので内容に関しては割愛しますが、BDとして新規に発売される物としてはサービスが足りないような印象を受けました。

他の方も書かれていますが、完全版では無く中身はDVD版と同じになっており、TVで完全版が放送された時にあったNGシーンなどの特典映像も皆無です。パッケージの中にも冊子の類は一切無く、本当に本編映像が入ったディスクのみしか入っていません。

音声はDTS-HDで収録されており、DVDと比べても非常に質が上がっているんですが、初期設定ではPCMステレオ2chに固定されているので、サラウンド環境の人は再生前に音声設定を直す必要があります。

画質や音質など満足出来る部分もありますが、映画公開に合わせてBD化しているわけですからTV放送とは違った付加価値を付ける努力を見せて欲しかったですね。手元に置く分には良いですが、数年後に特典満載のトリロジーBOXとかが販売される可能性が大いにあるので、地デジ版の品質で満足されている方は特段急いで買う必要も無いと思います。



ランク
7位

相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿 (期間限定出荷) [DVD]

六角精児 , 萩原聖人 , 市川染五郎 , 紺野まひる , 片桐はいり ,

(まだレビューはありません)



ランク
8位

スケバン刑事 [DVD]

南野陽子 , 相楽晴子 , 吉沢秋絵 , 浅香唯 ,

レビュー数
1
レビュー平均得点
5.0

○ スケバン刑事は、あの時代だけの宝物!
レビュー内容: この劇場盤第1作目は、2代目スケバン刑事(南野陽子さん)が活躍する大ヒット映画です。

要塞から学生達を救助する5人の少女達の活躍を描いた物語で、ビー玉お京(相楽ハル子さん)、雪乃さん(吉沢秋絵さん)、3代目スケバン刑事(浅香唯さん)

と豪華メンバーが総出演で、そこがファンとして嬉しいものです。

観ていても時間が短く感じる映画の一本ですので、作品に引き込まれました。

スケバン刑事は、初代の斉藤由貴さんを含め3代目までが全てだと思います。

申し訳ありませんが、あややは認めたくありません。

映像の技術が進化しても、物語や友情などは全然当時の方が上を行ってます。

「スケバン刑事」は1980年代の宝物だと、ファンは強く思っていますから!








ランク
9位

刑事物語2 りんごの詩 [DVD]

武田鉄矢 , 園みどり , 酒井和歌子 ,

レビュー数
11
レビュー平均得点
4.5

○ 粗は色々目立つが、目立つが  泣ける!!
レビュー内容: 作品の構成は

前半は片山の恋人編

後半は少年育成編

と真っ二つに分かれているので、若干あざとい感じが否めないかも

それでも、泣かせる

泣かせるんだ、片山(こと武田鉄也)が!

脇役が笑わせ、主役が締める

なんだか昔の映画っていいな、と思わせる作品

特典の鉄也さんのインタビューも「1」から振り返って語ってくれるので、実に楽しい

オススメ


○ 俳優・武田鉄矢の真骨頂
レビュー内容: 主人公・片山刑事が愛する人を失う場面、思い出しただけでももらい泣きしちゃいます。

悪い知らせ…現場の状況…何かの間違いだと信じたい…状況が語る真実…それでも信じられない、

信じたくない…信じるものか、信じるわけにいくものか…事実なのか?…事実、なのか……。

人間・片山刑事が、まさに最も人間くさく、愛すべき存在に思える日本映画屈指の名場面です。

私としては、あとのストーリーの展開、特に薄幸の未亡人親子との絡みはあまり情緒的には

捉えられませんでした。少年に「強くなれ」と言うには、強さの意味や教え方が「違うんじゃ

ないかなぁ」と思うのです。特に、「やさしさこそ強さ」を地で行くような片山刑事なればこそ。

○ やはりシリーズ最高傑作!!
レビュー内容: シリーズ最高傑作に偽り無しですね。
全シリーズに名場面や名台詞が必ずある本作ですが、中でもこの二作目のりんごの詩が一番面白く泣ける作品に仕上がっています。

名場面や名台詞が一番多いのも二作目だと俺は思ってますが、概ね皆さんが仰っている場面とラストシーンの「好きやったんよ…」この場面は俺的に外せません。

アクション、脚本、出演者、スタッフ、音楽…全てが最高でしたね。

沢山の人、特に若い世代に観てもらいたい作品ですね。(俺も若い世代なんだろうけども)

○ トラウマになるほど哀しいシーン
レビュー内容: 恋人がバイクに引きずられ重体と知らされ現場に駆けつける片山。



現場には恋人が倒れた状態を示す線がチョークで引かれている。

呆然とする片山に間髪いれず「亡くなったそうだ。」

…。

天を仰いだ片山は、証拠資料となるチョークを踏み消し始める。

上司たちも止めようとしない。

「片山さん!」見かねた後輩が止めに入る。



「死ぬわけねえんだよあの娘が!明日会うって約束したばっかりなんだ!ふざけんな!お前、殺すぞ!バカなこと言うと!死ぬわけねえんだよ!」

しゃがみ込んで手でチョークをすっかり消してしまう片山。「死ぬわけねえんだよ!死ぬわけねえんだよ!」と叫びながら…。それが声にならない

咆哮になり、やがて、下を向いて静かに嗚咽しはじめる…。



20年以上前だと思いますが、たまたま友人の家で、録ってあったビデオでこのシーンを見ました。



あまりの場面に当時若かった私は耐え切れず、席を外してしまい、その後の展開は今日まで分からずじまい…。

それからずっと、この映画が私の中で引っかかっていました。

一度ならず、レンタル屋で見かけたことはありましたが、結局借りることはありませんでした。



今回の発売をたまたま知り、「もし今見て大したことなかったら、俺のいままでの20年は…。」

と躊躇しましたが(実際そういうことが何度かあったので)、購入しました。



杞憂でした。



あのシーンは当時の記憶そのままの素晴らしい、そして哀しい場面でした。

死んでしまう恋人も美しく、そして儚い。



涙なしには見られない映画でした。



後半も充分面白く、素晴らしい出来です。



観ていない人は、是非観てみてください。

○ 武田鉄矢さんが嫌いじゃなければ…是非、観て下さい。
レビュー内容: 「肉食系」です。笑



パート1に続いてンタルも出てくる筈。

まだ、観た事無い方は、是非騙されたと思って観て下さい。

よほど武田さんがきらいじゃなければ観てほしい。

当時を知らない今の人なら、

彼の違った面を見る思いがするかも知れません。



彼は見た目あれでも当時は、かの「坂本竜馬」を演じた人です。笑

ここでもさらに情熱的な演技をみせます。



泣き・笑い・叫ぶ…ありますが「大人」です。

今より時代が「人間味」を持っている感がする…。

皆、心に余裕を感じます。

現代は「短絡的になったなあ」と否応無く感じさせられる。



まだまだ携帯電話の無い時代です。

今の若い人は「古い時代だ」と傲慢にならずに是非一度はハチャメチャ劇を観て欲しい。

きっと「人間として」の得る物が何か有ると思う…



今作もとびきりの美人が登場します。

彼女を見るだけでも観る価値はありますよ!








ランク
10位

あぶない刑事 フォーエヴァーTHE MOVIE [DVD]

舘ひろし , 柴田恭兵 , 浅野温子 , 仲村トオル , ベンガル ,

レビュー数
7
レビュー平均得点
3.5

○ 同窓会・・・?ネタバレも若干
レビュー内容: リターンズは、「まさかの復活!」という点で、楽しくお祭り騒ぎに参加できた。

が、この作品はもはや「出演者とスタッフの同窓会やないか!」と、なかばため息が出た。

ラストは初期3作品の「いつもの(しかも、飽き飽きしてる)」ギャグだし、映画版の前半のTV版で近づく者皆殺しまくった永澤俊矢の親玉が、自分を見捨てた奴らに失望して自殺するなんて、ありえませんわな。

ガチで大銃撃戦して、タンカーもろとも東京湾に火柱を立てて終わるのがスジだわな。

この映画の出来の不満から、「まだまだ」は未見。



わたしが大好きだったあぶ刑事は、もうどこかへ行ってしまったのですね。

初期3作品のような、「本気の刑事アクション」が見たいです。

○ カッコイイ
レビュー内容: 小学校三年生位の時に父と劇場で見ましたが今でも凄く印象に残っています!この2人よりサングラスが似合う男はいないと思う(笑)
肝心の内容はというとやっぱり最高!
自分もこんなオッサンになりたいよ…

○ スケールでかすぎ(*^o^*)
レビュー内容: 全シリーズの中で、一番でかいスケールで描かれたアブデカです。(*^_^*)ルパン三世かぁ?こりゃ。そのくらい、ありえねぇアクションが展開されています。だって・・・進むタンカーを「押して」止めたんですよタカとユージはっ。海に消えた二人の運命は・・・7年後にわかります。加藤雅也も素晴らしい。おもしれえよ。やっぱ。

○ テレビ版の「あぶデカ」は大好きだが・・・
レビュー内容:  劇場版は回を重ねる度に「見て損した」という気にさせられる。最初の劇場版は「マダ」観れるが、これを頂点にドンドン劇場版への関心は無くなっていった。最新作も「どうせまた・・・」と冷めて見る気がナカナカ起きない。

○ 新世代あぶ刑事ファンの気持ち
レビュー内容: この映画が公開された当時、僕は中学1年生。当然のことながら、テレビ時代のあぶ刑事など、見たこともなかった。僕があぶ刑事をはじめて見たのは、TVスペシャル‘98だった。それがあまりに面白くて、このTHE MOVIEも、劇場まで見に行った。そして、いよいよあぶ刑事の魅力から、抜けられなくなった。
とにかくカッコいい。タカとユージ、すなわち舘ひろしさんと柴田恭兵さんの圧倒的なカッコよさ。ハイテンションなアクション、おバカなユーモア、だれも真似できないファッション。
そして、なにがあってもシリアスにならない。どんなヤバイ事件も、すべてジョークの延長で片付けてしまう。いつも笑っている。笑っていながら、それでいて孤独や信念、覚悟といった、ハードボイルドな空気を見せることも忘れない。
古くからのあぶ刑事ファンの間では、『リターンズ』『フォーエヴァー』と続く新しい作品群は、あまり評判が良くないらしい。でも、逆に『フォーエヴァー』から入った新しいあぶ刑事ファンから言わせると、あぶ刑事の魅力は、当初からずっと、変わっていないと思う。敵が何者でも、あぶ刑事はあぶ刑事だ。僕は、『リターンズ』も『フォーエヴァー』も大好きだ。


posted by はやぶさ じろう at 10:00| 日本映画

2010年09月29日

時代劇





ランク
1位

花のあと [DVD]

北川景子 , 甲本雅裕 , 宮尾俊太郎 , 市川亀治郎 , 國村 隼 ,

レビュー数
4
レビュー平均得点
3.0

○ 何だかな〜
レビュー内容: 映画を観た感想としてはかつて綾瀬はるかの「ICHI」という映画があったがそれとなんとなく被る。まず主人公の名前が「いと」で向こうは「いち」な所や相手役の男がひょうきんな所や女性が主役の時代劇な所とか微妙に被っていて新鮮味がなかった。北川景子自体もチャラチャラした役が多いので見ていて違和感あったしエロスを感じるシーンとかもなかったし退屈としかいいようがない作品だった。

○ 北川景子の整形
レビュー内容: 北川景子って、眼と鼻と唇を整形手術していると思う。

以前、雑誌で、北川景子のデビュー前の写真を観たことがある。

まだ北川景子が、十代のグラビアアイドルの卵みたいな写真だったが、

顔が全然違う。いや、眼と鼻と唇だけが微妙に違うのだ。

とくに、眼は完全に一重だったのを、二重にしたようだ。

そんな女優を、偉大な藤沢周平の原作映画に主演させた製作・監督は

何を考えているのか?

時代劇に、整形美人が出てきたら、観る気なくなりますよね。

○ 藤沢周平原作映画にハズレなし!?
レビュー内容: 最初、『少女コミック』から出てきたような美少女剣士然とした北川景子の表情と目、感情のこもらないセリフに、少なからず不安を抱きました。でも、凛とした可愛さはあったし、ダメだと斬り捨てられないものがりました。しばらくすると、脇役の上手さもあってか、段々とぶっきらぼうなセリフ廻しが味に変わります。



彼女がふすまを開けたてするとき、いかにも作法の先生に習ったとおりにやっている感じなのだけれど、それが仲々いじらしくてよかった。これまたちょっとあぶなっかしい感じの宮尾俊太郎(初めて見た。ダンサーでTVドラマでも活躍しているらしい)とのぎごちない出会いの後、北側と宮尾との試合は、殺陣として、けっこう頑張っているように見えたし、クライマックスで、市川亀治郎との決闘シーンで見せる殺陣では、市川亀治郎と互角に渡り合うのが凄い。



脇役が上手いと記しましたが、國村隼、柄本明の上手さはあらためて言うまでもありませんが、市川亀治郎の悪役ぶりがいかにもの「型」を決めているのと、許婚者の片桐を演じる甲本雅裕のとぼけた演技がまたいい。甲本は、物語のちょうど半分くらいまでは気配しか漂わずに、やっと出たと思ったら、カッコ悪いし、出てくる度にむしゃむしゃご飯を食べてるし。(笑) でも、前半の、ある意味悲劇を柔らかくそして優しく包み込むような物語に変えるためには、彼のあの『破顔一笑』というのがピッタリのグシャグシャな笑顔が本当によかった。

ただ、若手で演技のしっかりした伊藤歩の登場シーンが少なかったのはちょっと勿体無かったかな。



これまで映画化された藤沢周平作品は、「男」という印象が強かったのですが、本作は女心を描く映画でした。

主人公の美剣士以登が剣の使い手の孫四郎に一目惚れし、彼の死に疑問を抱いて真相を探るのも一つの愛である。また、以登が許婚の才助に協力を頼み、彼女を信じてひたすらに働く姿を見て次第に才助を見直し心を寄せるのも愛である。



最初はただの多飯喰らいと思っていた才助が、次第に頼りに思えてくるのが面白い。あたたかく、凛とした潔さ、じんわりと幸せな気持ちにさせてくれる作品でした。

鶴岡公園の桜や、玉川寺の見事な庭園、雪の月山など、山形庄内地方の美しい自然が、情景を豊かに表現している。これまで映画化された藤沢周平の作品はたくさんありますが、本作も名作の一つに数えていいと思います。

○ オーソドックスな時代劇を背景に展開する二種類の愛
レビュー内容: 時代小説の名手、藤沢周平原作の映画化。すでに氏の作品では「たそがれ清兵衛」、「武士の一分」、「山桜」などの映画化もあり、本作品にも期待は高まる。ひょんなことから互いにほのかな恋心を抱きながら、家督を粗相なく継いでいかねばならぬという武家のしがらみに絡め取られる男女、孫四郎と以登。そんな彼等が藩政を預かりながら公私において不忠義な重臣と係わりを持ったせいで歩むことになる運命を描いた作品だ。そんなストーリーを以登の父親役の國村隼が多くを語らぬ渋い演技で締める。剣術を能くする女性主人公、以登を演ずるのはかってのオリコン調査で「同性が思わず見惚れてしまう憧れの女優」で一位の座を射止めた北川景子。凛とした女性像を演じている。中盤以後は市川亀次郎演ずる藤井勘解由の暗躍ぶりが物語に鬱々とした暗い影を落とす一方、どこかスマートさのない以登の許婚の婿、才助の飄々とした人物像がなんともいえぬ味わいを見せてほどよいバランスを見せる。これ以上は見てのお楽しみだが、清清しい結末に時代劇の面白さを感じつつ、孫四郎のために激しい情熱を燃やした以登が才助の寄せる激しさとはまた異質の愛情表現に次第に心を開いていく心理描写の心憎さにも拍手を送りたい作品だ。






ランク
2位

花のあと 【初回限定版】 [DVD]

北川景子 , 甲本雅裕 , 宮尾俊太郎 , 市川亀治郎 , 國村 隼 ,

レビュー数
3
レビュー平均得点
2.5

○ いろんな意味でため息の出る作品
レビュー内容: 賛否が分かれるんでしょうね。

北川景子と國村隼が好きで初回限定版を購入しましたが、静かなオープニングで不安になり、北川景子の未熟な剣捌きで更につらくなりました。

剣道経験者は失笑すらすると思います。

時代劇初挑戦と言い訳が無ければまだマシだったと思いますが、モデルあがりの北川景子にハイレベルな演技や殺陣はミスキャストですね。

興行なので数字がとれなきゃ映画はダメでしょうけど、せめて武道経験者を主演に選ぶべきだったと非常に残念。

武士の一分は木村拓哉、たそがれ清兵衛は真田広之とどちらも剣道経験者だっただけに完成度は抜群で、どちらも演技力も最高だと思ったのですが、今作品は原作者も生きていれば残念に思ったはず。

監督が中西健二だったから実現した作品でしょうけど、山田洋次なら主演の北川景子は撮影中毎日泣いてたでしょうね。

北川景子の現代劇の次回作に期待します。

脚本と他の共演者に関してはプロの仕事って感じさせる物に仕上がってるので、北川景子ファンでなければ我慢できないと思います。

我慢できる方にはオススメです。

特典映像のメイキングはナレーションをつけて欲しかった。

殺陣師のインタビューはお世辞しか言ってません。

○ 北川景子の演技力
レビュー内容: 最低です。見ていて可哀相になるくらい‥
花のあとは、北川景子初の時代劇で期待していましたが内容もなんだか分からなく、ストーリーが掴めませんでした。

やっぱりモデルやっていればよかったのにと思いました。

○ 藤沢周平原作映画にハズレなし!?
レビュー内容: 最初、『少女コミック』から出てきたような美少女剣士然とした北川景子の表情と目、感情のこもらないセリフに、少なからず不安を抱きました。でも、凛とした可愛さはあったし、ダメだと斬り捨てられないものがりました。しばらくすると、脇役の上手さもあってか、段々とぶっきらぼうなセリフ廻しが味に変わります。



彼女がふすまを開けたてするとき、いかにも作法の先生に習ったとおりにやっている感じなのだけれど、それが仲々いじらしくてよかった。これまたちょっとあぶなっかしい感じの宮尾俊太郎(初めて見た。ダンサーでTVドラマでも活躍しているらしい)とのぎごちない出会いの後、北側と宮尾との試合は、殺陣として、けっこう頑張っているように見えたし、クライマックスで、市川亀治郎との決闘シーンで見せる殺陣では、市川亀治郎と互角に渡り合うのが凄い。



脇役が上手いと記しましたが、國村隼、柄本明の上手さはあらためて言うまでもありませんが、市川亀治郎の悪役ぶりがいかにもの「型」を決めているのと、許婚者の片桐を演じる甲本雅裕のとぼけた演技がまたいい。甲本は、物語のちょうど半分くらいまでは気配しか漂わずに、やっと出たと思ったら、カッコ悪いし、出てくる度にむしゃむしゃご飯を食べてるし。(笑) でも、前半の、ある意味悲劇を柔らかくそして優しく包み込むような物語に変えるためには、彼のあの『破顔一笑』というのがピッタリのグシャグシャな笑顔が本当によかった。

ただ、若手で演技のしっかりした伊藤歩の登場シーンが少なかったのはちょっと勿体無かったかな。



これまで映画化された藤沢周平作品は、「男」という印象が強かったのですが、本作は女心を描く映画でした。

主人公の美剣士以登が剣の使い手の孫四郎に一目惚れし、彼の死に疑問を抱いて真相を探るのも一つの愛である。また、以登が許婚の才助に協力を頼み、彼女を信じてひたすらに働く姿を見て次第に才助を見直し心を寄せるのも愛である。



最初はただの多飯喰らいと思っていた才助が、次第に頼りに思えてくるのが面白い。あたたかく、凛とした潔さ、じんわりと幸せな気持ちにさせてくれる作品でした。

鶴岡公園の桜や、玉川寺の見事な庭園、雪の月山など、山形庄内地方の美しい自然が、情景を豊かに表現している。これまで映画化された藤沢周平の作品はたくさんありますが、本作も名作の一つに数えていいと思います。






ランク
3位

十三人の刺客 [DVD]

片岡千恵蔵 , 里見浩太朗 , 嵐寛寿郎 , 内田良平 ,

レビュー数
4
レビュー平均得点
5.0

○ 菅貫太郎!最高!!
レビュー内容: 昔々、ビデオで見て、いっぺんで、菅貫太郎さんの大ファンになってしまいました(笑)

○ 必見!モノクロ・クールでハードタッチの硬派集団アクション時代劇!「触れると手が切れるような」全編に終始漲る緊張感が素晴らしい!
レビュー内容: リメイク版鑑賞前にオリジナル版を予習!

三池崇史監督、役所広司主演で再映画化、9月25日(土)より全国ロードショーの映画『十三人の刺客』のオリジナルです。



東映がチャンバラ映画から任侠暴力団映画に移りつつあった中で誕生したという「集団抗争時代劇」。

モノクロ映像に、実録ハードタッチの作風で、全編に渡って終始みなぎる”ひんやりとした”緊張感が素晴らしい!



将軍の弟の悪行に、道義ではなく、あくまでも政治的な対応をする老中たち。

そして抹殺の密命が下り、かくて十三人の武士が選ばれ、襲撃計画が企てられる。

冒頭から、大がかりな屋敷内のセットと、それをクレーンでとらえたカメラがいい。



往年の時代劇スター片岡千恵蔵、嵐寛寿郎に、以前とは打って変わったこのリアルでハードな演技を、させる方も、する方も凄い。

その片岡千恵蔵は、三味線を引くシーンでは唯一、色艶を出しながらも、その中に余裕と凄みを感じさせる。

遊び人の里見浩太郎も、それを見て加勢を決断、精悍さが凛々しい。

プロフェッショナルな武士の西村晃、13人目に加わる山城新悟も真面目で若々しい。

そして、丹波哲郎もそのクールな容姿と貫録で魅せる。

ナレーションは、お馴染み芥川龍之介ですが、後年の人情調ではなく、あくまで堅調な語り口が珍しい。



音楽は、「ゴジラ」など東宝特撮映画でも有名な、伊福部昭先生!

それ以外の映画音楽での功績のほうが重要かもしれませんが、やはり特撮映画の音楽でなじみ深いです。

本作でも、後の特撮映画音楽で有名なフレーズが何度も聞けますが、作風に合わせて出しゃばらずに抑え気味でドラマを引き立てます。



終盤30分に及ぶ「13人対53騎」の壮絶な殺陣は、時代劇映画史上最長!

平安の世の中、武士たちも真剣を交える機会がない時代の戦いは、それまでの型にはまったスタイルの殺陣ではなく、闇雲に必死に剣を振り回したり、のたうちまわるという、まさに命がけの戦闘。

剣を何か所にも隠したり、狭い路地に逃げ込んだり、角で切り返して待ち伏せたりと、理論的な戦術もリアル。

ラストシーン、殺し合いの狂気の末に、武士たちは何を見たのか。



レンタルでも見れるDVD特典映像は、10枚のスチール、特報と予告編(計約5分)収録。

○ 可哀想な西村晃さんの代表的名作
レビュー内容: 黒澤明監督“七人の侍”と小林正樹監督“切腹”を足して2で割ったような作品ですが、やはり東映時代劇を代表する一本だと思います。 封建時代のいい所−武士道とか、観念に殉じて戦うことが出来る−と、悪いところ−ひどい主君に仕えてしまったが最後−がはっきり描かれている脚本が見事です。 戦前からの時代劇の大スター、片岡千恵蔵や嵐寛寿朗、戦後のスター、丹波哲郎、後にTVで大スターになった里見浩太郎や山城新伍という具合に、ほぼ三世代にわたる豪華な顔ぶれのキャスティング。 敵役の明石藩家老、鬼頭半兵衛役の内田良平も見事な熱演(ちょっと顔つきや声が仲代達矢に似ています)で武士の苦衷を表現しています。  とにかくぎっしり中身の詰まったロングショット(引きの画面)が多いのに驚かされます。 引きにした場合、たくさんのものを画面に入れなければならないので撮影は大変ですが、なんと言ってもそれでこそ映画の時代劇!



十三人の中でもひときわ目立っていたのが西村晃さん演じる浪人の剣豪。 西村さんといえば、後にTV水戸黄門の二代目黄門様でお茶の間の人気者になりましたが、当時はほとんどがケチな悪役専門で、この役は一世一代のもうけもの(七人の侍だったら、さしずめ宮口精二演じた久蔵でしょう)だったと思います。 DVDのカバーにも下のほうに刀を持って一人で載っていますし。 にもかかわらず、なぜか映画の終わりの方であの扱い。 未見の方がいらっしゃるでしょうから詳しくは書けませんが、あの扱われ方は一体ナゼ? 気になる方は是非見てください。

○ 適材適所の配役の中でも鬼頭半兵衛の内田良平が印象的
レビュー内容:  工藤栄一監督作品としても、東映集団時代劇としても最高傑作であろう。

 黒澤明の「七人の侍」ほど侍一人一人が丁寧に描かれるわけではないが、片岡知恵蔵、嵐寛寿郎、里見浩太郎、西村晃、山城新伍らの刺客たちの個性的な演技と存在感のみならず、敵方の内田良平の見事な男っぷり、菅貫太郎の馬鹿殿、息子夫婦の敵に変えて通行止を通した月形龍之介の意地、その息子役の若き日の河原崎長一郎、権力側の人間をやらせたら右に出るものはない丹波哲郎など多彩な出演者たちがそれぞれの十八番の役で出ているのも楽しい。特に敵方の知恵袋で剣豪でありながら、どうみても非がある馬鹿殿に命掛けで仕える鬼頭半兵衛(内田良平)の人物像を魅力的に描くことで両者の対立に深味が出た。鬼頭半兵衛を演じる内田良平の演技も素晴らしい。

 そして霧の中、落合宿に明石一行が現れてからの怒涛のチャンバラが凄い。あらゆる作戦と罠を駆使して戦う島田新左衛門(片岡知恵蔵)と十三人の刺客、馬鹿殿と判っていながら必死で守り抜く鬼頭半兵衛。剣の達人である西村晃が刀をなくした時の狼狽ぶりや、ラストを閉めるのが、あまり重要でない役の侍の狂った笑いなのも忘れられない。

 工藤監督の集団時代劇では「大殺陣」「十一人の侍」もDVD化を望む。







ランク
4位

魔界転生 [DVD]

千葉真一 , 沢田研二 , 真田広之 , 緒形拳 , 丹波哲郎 ,

レビュー数
6
レビュー平均得点
4.5

○ 千葉チャン十兵衛がイイ!
レビュー内容: この映画を初めて見たのは子供の時。

おどろおどろしい中で、鮮明に記憶に残ったのはラストの対決。

若山富三郎演じる父・柳生但馬守と千葉真一演じる子・柳生十兵衛の

焼け落ちる城内での一騎討ち。

あれから何本か時代劇映画を見たけど、

あれほど息を詰めて手に汗握る心地良い緊張感の斬り合いは

お目にかかっていません。

○ 最高の邦画!!
レビュー内容: とにかく、ストーリーが素晴らしい。

悪霊として生き返った天草四郎。対して剣豪の柳生十兵衛。

十兵衛役の千葉真一は当たり役。ハマリすぎています。

ホラー映画の要素を持ちつつアクション映画としても評価できます。

妖艶な細川ガラシャも最高!

○ 評価が分かれると思う
レビュー内容: おどろおどろしい設定、ストーリーの割に、なんともあっさりと軽い印象。

怖さ、恐ろしさというものが、ほとんど感じられないからであろう。

もともと、山田風太郎の作風はそうした趣であり、原作の味に忠実といえなくもないが。

深作作品ゆえに、もう少しリアリティのある描写を期待した私としては☆三つの低評価だが、

痛快娯楽活劇を求める人にはプラス☆二つでもおかしくはないと思う。

○ 臨兵闘者皆陣烈在前ッ!
レビュー内容: この映画は沢田研二さんの美しさがクローズアップされますが、あるシーンで仲間を見限るシーンがあり、天草四郎を好きになれませんでした、それに対し千葉真一さん演じる柳生十兵衛が、熱くて強くてかっこよい!そのせいかいまだに柳生十兵衛に憧れる始末、若山富三郎さんの殺陣は神業としか言いようがなく、神聖さを感じました!刀は日本のヒロイックアイテムだと改めて認識させられた作品です!

○ 凄艶なジュリー&真田広之
レビュー内容: 物語性と人間の魔性性を秘めた歴史大作。

怨念で生き返った魔界衆の麗しいこと。

なかでも原作にも登場せず深作監督のオリジナルキャラで出演する若かりし真田広之は己の美しさにまだ気づいていないあどけなさゆえのエロスを秘めている。

当時、話題となった沢田研二と真田広之のキスシーンは息を飲むほどに美しい。

おどろおどろしい内容に一輪の花のごとく咲き乱れ散ってゆく霧丸。

深作監督もベスト3に名をあげるほどお気に入りの名作です。







ランク
5位

十三人の刺客 [DVD]

片岡千恵蔵 , 里見浩太朗 , 嵐寛寿郎 , 丹波哲郎 , 西村晃 ,

レビュー数
17
レビュー平均得点
4.5

○ ドキュメンタリーのような時代劇
レビュー内容:  モノクロの画面、淡々としたナレーション、押さえの利いたクールな演出。あたかもドキュメンタリーを観ているかのようなリアリティが溢れている。大向こうをうならせることに絶対的な重きを置く古典的時代劇にはなかった味わいである。居合いの場面では鋭い刀捌きを見せている侍が、襲撃シーンでは子供のチャンバラのような立ち回りになってしまっているが、道場剣道しかしていなかった者が、実際に真剣で命の遣り取りをする段になるとこのようになってしまうのではないかとも思う。ただ、そのリアルさがかえって、見せ場の襲撃シーンをつまらなくしている感もある。時代劇の立ち回りシーンでお約束の高揚感に乏しいのだ。しかし、一見の価値に値する傑作であることに間違いないだろう。

○ リメイク版が楽しみ
レビュー内容: リメイク版が出来ることを知って、今回初発のオリジナル版を観た。舞台設定はあたかも「風雲たけし城」のよう。



理不尽な藩主への怒りから、暗殺の密議から実行へ、そして大団円へ。こんな面白い時代劇映画があったとは知らなかった。緊迫した1時間半余りの仕込みの時が一気に爆発するラスト30分余りの殺陣と趣向は、(多少首をかしげるシーンはあったものの)寧ろ爽快感に溢れていた。



個人的には、これから旧作時代劇映画の森に分け入っていきたいと思わせた見事な一作である。また、リメイク版との比較も楽しみ。


○ パニック映画の傑作でもある
レビュー内容: 時代劇映画に興味のない若い世代に奨めるならば、「七人の侍」か本作ということになるのだろう。優れた活劇であるとともに、「人を殺したことのない人間が、もしも突如殺し合いの場に立たされたら」という、パニック映画の傑作でもある。内田良平の熱演もさることながら、西村晃の死に様が強烈な印象を残す。9月公開予定のリメイクが、この点を外していなければいいのだが。

○ 「惜しい!」の一言
レビュー内容: 完璧に面白い。途中までは。黒澤映画を超える位に面白い。途中までは…

何が駄目かと言うと、罠が発動した後の斬り合いが全然駄目。
罠の全体像が把握し難くて、何故敵が混乱してるのか分からない。
結果、こっちは、大勢が無闇に刀を振り回すのをポカーンと見てるだけ。それまでのドキドキハラハラを全部削がれてしまう。

だから、その後の含蓄の有りそうなラストも全然乗れずに終わってしまう、非常に残念な映画でした。
リメイクでは改善されるのでしょうか?
あと個人的には、西村晃をカッコイイまま終わらせて欲しかったと思うのです。

○ 東映の試行錯誤の結果生まれた傑作
レビュー内容:  東映の時代劇というとパターンの決まった勧善懲悪ものが多かった。ところが黒澤明監督による「用心棒」「椿三十郎」によってそういう映画は完全に吹き飛んだのである。所謂、「三十郎ショック」と呼ばれるもので、この2作の前には旧来の時代劇は色あせてしまったのだった。そこで、もっとリアルなものということで集団抗争を扱った本作が生まれた。謂わば、東映が今後の方針を探るために市場に問うたのが本作だ。片岡千恵蔵や月形龍之介といった従来のスターも出ているが、以前の面影はなく、二人とも厳しくまたリアルな内容に沿った演技をしている。スタッフも俳優も新しい方向を何とか見出さねばという熱気も感じられる。最後の殺陣のシーンでは手持ちカメラも用いていっそうの臨場感をだそうとしている。

 さて、VHSでは画面の両側が少しトリミングされて、場面によってはよくわからないところがあったが、DVDではスコープ仕様でほぼトリミングのない画面なので、改善されている。

 なお、この作品は例のDVD付き雑誌でも取り上げられていて、詳しい解説付きで価格も安くなっている。







ランク
6位

七人の侍(2枚組)<普及版> [DVD]

三船敏郎;志村喬;稲葉義男;宮口精二;千秋実

レビュー数
37
レビュー平均得点
5.0

○ 言葉では語り尽くせない、観てもらうしかない
レビュー内容: これほどまでに一つの映画に のめり込んだのはいつ以来か。
黒澤映画を初めて観ましたが、陰鬱そうだとか、昔に撮られた単なる時代劇だとか、見当違いな先入観で、この作品を避けていたことを今、後悔しています。
鮮烈にして躍動的な人物描写が、まず素晴らしい。そこから描き出される人間の悲哀、滑稽さ、欲望などが渦巻く重層的な群像劇は3時間超の長さを満足感に変えてくれます。
そして、クライマックスの合戦シーンは圧巻。何万人規模の戦いではなく、七人の侍と村人対四十騎の野武士の対決にしてこの迫力、人生で観た合戦シーン の中で最上であると確信します。

ラストシーンにおける農民と侍との対比も見事。名作や権威に媚びる趣味は全くありませんが、この作品は文句なしの五つ星です。

○ 人間の濃さが詰まった作品
レビュー内容:  フランシス・コッポラ監督が影響を受けたという「七人の侍」をようやく観ることができた。凄い、凄いとは聞いていたがやっぱり凄かった。



 近年流行しているSFXを使った作品(CGなどの特殊技術のことです)は映像としては綺麗だけど、どうも人間らしさが足りないと思っていた。そんなときに「七人の侍」を見ると、まだ白黒のフィルムを使っていながらこれだけの”リアルさ”を出せるのは黒澤監督にしか出来ない業だと納得させられた。人がわらわらと動くのだ。農民は風になびく雑草のようにあっちへ行ったり、こっちへ行ったり、興味があれば驚き、野武士が襲って来れば一目散に逃げ出す。そして三船敏郎演じる菊千代は三国志の張飛を見ているようで、乱暴なのだが人情味に溢れていた。

 DVD二本にわたる大作なのに、ちっとも長さを感じなかった。それはひとえに、良く練られた脚本とリアルな俳優たちの演技が観客に飽きさせる暇を与えなかったからだろう。

 とにかく観るべし! どんなに大金を積んで作った映画でも、「七人の侍」に匹敵する映画などほとんど存在しないに違いない。

○ 利他的であること、共同体として村
レビュー内容: 七人の侍 DVD 1954年



見るのは2度目か3度目か。

やはり凄い、毎回、気がつく点というか奥深さに感動する。

村と言う共同体の多様性(善人もいれば悪人もいる)、利他的な侍(もちろん利己的な侍もいる)、そして農耕と山の幸で生かされる人々。

五月女(田植え娘)のラストシーン、そこに日本の原点があるように思う。

まさに手入れの思想、自然からの恵みと農業が生み出す実り。


○ 全部が含まれている
レビュー内容: 本屋でDVDを買いました。ぬかるみの中で右往左往する馬のひずめの音と足の撮影

は迫力がありました。また馬一頭しか入れないような狭い入り口から敵を一人ずつ

入るようにし掛けて袋ネズミで射止める作戦も面白かったです。



昔風に言えば“水のみxxx”出身の菊千代(三船敏郎)が

盗んだ家系図を見せて由緒ある侍出身を見せかけて演説したり、貧困極まった農民達が、、、

実は貴重な食物を隠していた、また村人達が恐れてかくまっていた娘達が出てきたときの

菊千代の驚きと喜びのシーンも真実味がありました。



一本調子ではなかった、それどころか貧困にあえぐその時代の農民の心情、

浪人たちの状況、ラブストーリー、悲哀、戦争作戦 etc.が名演技と一緒に

映画全体に上手に組み込まれています。



黒澤明は言うまでもなく、三船敏郎のナチュラルで朴訥とした演技とそれでいて

物凄く豪快!と思うととても優しい表情を見せる彼のlooksは世界的に通用します。

○ 名作。
レビュー内容: 「とりあえず観とけ」的映画。



あぁなるほどなぁ。

今の人はこういうのをマネしてるんやなぁ。

と思う場面が随所に登場。

さすがに古臭さは否めないものの、それすら「味」になっているのです。

ただただ完成度の高さに脱帽するのみ。



ストーリーは単純なのに細かく作りこまれていて、登場人物が十分に生きている。

様々なギミックも用意されていて、飽きさせない構成も見事。

月並みながら、「豪快にして繊細」という言葉がピッタリなのです。





「これは俺なんだよぉ」(ミフネの名ゼリフ)は涙ものです。



http://review.btmup.com/dvd_movie/seven-samurai-akira-kurosawa.html







ランク
7位

七人の侍 [Blu-ray]

三船敏郎 , 志村喬 , 稲葉義男 , 宮口精二 , 千秋実 ,

レビュー数
13
レビュー平均得点
3.5

○ 音が良い、これに尽きる。
レビュー内容: 本製品、映画通の厳しい批判の矢を全身に浴びていたが、そういう扱いをされるような酷いものではない。というよりも、画質も音質も今まで鑑賞したことのある同作製品の中では最良と思われるのだ。



確かに「羅生門」の出来は最高だった。画質的にあれ程のきめ細かいレストアをされてしまうと技術者達の仕事に敬意を示さざるを得ない。それに比すると、本作BD版の修復は完全とは言い難いだろう。何よりも時折入るゴミやキズが気になる。ただ、それはあくまでもBDとして「羅生門」並に期待して観た場合であって、古い映画であり、原版の保存状態などを鑑みると、それ程この仕事を批判する気にはなれない。いや、よく修復している方だろう。DVDのレストア物と比較すると、やはりそれなりにキズが控えめになっていることは明らかだ。しかもHD画質の鮮明さでそうなのだから、実際にはかなり目立たなくなっているのであろうと想像される。一部全体の劣化が激しく酷い画像の箇所があるが、技術屋さんも魔法使いではないのでこれを完全に修復するというのは困難だろう。

また、全体的な画像のコントラストや輪郭のシャープさは本製品で初めて得られたのではないかと評価できる程に仕上がっている。俳優の肌の質感が良く分かる。



DVDと比較して進歩がないとおっしゃる方や、劣るとお考えの方は相当厳しい鑑賞眼をお持ちなのか、BDで発売する製品に対してそれなりの高い閾値を求めていらっしゃる方なのだろうと思われる。だが、考えて欲しい、本作は1954年の作品だ。修復してこれだけの鮮鋭度を得られるだけのマスターが残っていた事自体ありがたいような作品だ。「羅生門」がファインプレーなのであって、決して本作が悪い仕事な訳ではないのではなかろうか。





画質の評価はさておき、音質の面では快挙と言えるレベルに達している。旧来の本作の音声は字幕無しで聞き取れるものではなかった。ノイズが異常に多いのに加え、セリフ等の音声が篭ってしまっており、「ザラザラした中にゴニョゴニョと何か話している」と表現せざるを得ないようなものだった。

BD版の快挙は、Dolby TrueHDのリミックス5.1chだろう。字幕無しでセリフが分かるのだ!この感動は「七人の侍」の音にジレンマを感じたことのある諸兄には理解していただけるのではなかろうか。しかも、5.1chではあるものの元がモノラルの物であるので、それ程の立体感がある訳でもなく、元もとの音声の雰囲気は十分に保てている。オリジナルのモノラルLPCM、91年版 2ch LPCMも収録されているが、Dolby TrueHD リミックス5.1chの音の良さには飛び抜けた観がある。



画質云々をおっしゃる方でも、音質面では今までに無かった物を感じられるであろうことは間違いない。個人的に画質も一定の評価をするが、本作BD版は音に尽きる。これもHDの楽しみである。





とはいえ、古い作品である。それを十分に念頭において、そのワビサビも楽しまなくてはもったいない。

○ 不評のようですが
レビュー内容: 皆様のレビュー読み、買うのを躊躇しましたが、良かったです。

平成3年のリバイバル、VHS、DVDと観て来ましたが、

ブルーレイの恩恵は充分受けていると思います。



この位古いモノクロ作品は画像が悪いと

傷入りまくって人の動きも人間離れして見えたりしますが、

表情の細かい部分もよく見え、鮮明です。

コントラストもクッキリして、確かにシーンによっては

傷の雨や靄が全体にかかったような感じもしますが、

かつてこれだけいい画面でこの作品は見れなかったと思います。

逆に最後の雨の決戦シーンは、もっと画面が荒れた方が

生々しく迫力あったのでは、と思える程です。

評判の「羅生門」が欲しくなり購入予定ですが、そちらを体験したら

私の評価も変わるのでしょうか、

しかし普通に考えてこの作品を長く愛する者として

充分堪能するに値する映像と思いました。

○ この槍をとれ!
レビュー内容:  LD、DVDと所有してますが、BDも迷わず購入しました。まさに空前のスケール!画質、音質ともに向上していると思いますが、なにより「休憩」から操作なしで後半が開始するドキドキ感は、BDさまさまです。

 合戦のシーンが素晴らしいのは、三船敏郎の悪戯や独白、志村喬の抜刀での喝、千秋実の憤死と旗など、名シーンの積み重ねの上にあるからでしょう。「侍」と農民を通じて、戦闘の専門家にだけ防衛を任せるのではなく、自分のものは自分で守る気概を持つべきだという、気高く硬派なメッセージも織り交ぜられた、不朽の名作です。

○ 相変わらず
レビュー内容: 作品自体は勿論5つ星。今回のBDは相変わらずクッキリ感のない絵。DVDからの進歩無し。ただ音のサラウンド音声時に多少聞きやすくなっているように感じた。クライテリオン版が出たら買うと思う

○ 今ひとつ納得できない
レビュー内容: 作品の内容に関しては、

数々の素晴らしい評価がありますので、

ここではあえて触れずに、

ブルーレイになった事へのメリットを書きます。



・一枚に207分丸々収録されている

・VHSの再生時のようにヘッド擦れが無いのでノイズが付かない



本当に、 このくらいじゃないでしょうか。

画質はDVDに比べて、

正直そこまで向上しているとは思えません。



特にノイズリダクションが可能な機器は、

2009年現在、全ての傷を自動で取り除く事は不可能なはず。

以前、画像処理の仕事をしていた事もあり、

手作業でほとんど行うため、スタッフの感性で、

その程度が決まります。



例えば、雨のシーンのフイルムの傷を、

雨粒を残して全フレーム消すという事は大変難しい。



なぜなら、

雨全てをCGで消す事が、

まず出来ないのが現状だからです。



なので、今回のブルーレイを見る限りでは、

取り除いたのは目立つ大きな傷のみです。



そもそも、 こんな未完成な作業を巨匠が見たら、

何と言うだろうか。



後は、毎度の事ですが、音全般が聞き取りにくいので、

字幕表示をオンで見ることをオススメします。






ランク
8位

柳生一族の陰謀 [DVD]

萬屋錦之介 , 松方弘樹 , 千葉真一 , 三船敏郎 ,

レビュー数
4
レビュー平均得点
4.0

○ おもしろい
レビュー内容:  この作品は、映画館で見て、レンタルで借りて、やっと買うことができました。千葉真一さん、成田三樹夫さんの演技のすばらしさは、書くまでもありません。ぜひ、見ていただきたい作品です。

○ 成田三樹夫氏の怪演が絶品!
レビュー内容: 名立たる役者さんたちの名を見れば、なんとなくそれぞれの役柄が想像できそうな気がするわけですが、

この作品で故・成田三樹夫氏演ずる最強の公家さんには本当にびっくりでおじゃる!

このキャラクターを独立させてスピンオフ作品を作っても良かったのでは、と思うくらいです。

千葉真一との対決シーンがあっさりとしているのが残念でなりません。

個人的には、本作は「魔界転生」と並び深作監督の奇想天外時代劇の双璧を成す怪作として

後世に語継がれてほしい作品ですねえ。


○ 夢でござぁぁるっ!
レビュー内容: 千葉真一が映画、テレビ、舞台と演じ続けた柳生十兵衛の初出作品です。
若い躍動感にあふれた千葉十兵衛のアクションが素敵です!
十兵衛の妹、柳生茜を演じる志保美も凛々しく
テレ朝の『柳生十兵衛暴れ旅』では、茜が主演になったぐらいのハマり役でした。
もちろん萬屋錦之介の鬼気迫る柳生宗矩役こそがこの作品の真骨頂です。

○ 豪華な出演陣で時代劇俳優・萬屋錦之介がスクリーンに復帰した記念すべき大作!
レビュー内容:  60年代後半から任侠映画、実録ヤクザ映画路線に切り替えて、長らく時代劇を製作していなかった東映が久しぶりに作った大作時代劇。

 監督が深作欣二だし、東映やくざ映画の俳優(松方弘樹、千葉真一、成田三樹夫)が多く出演しているので、陰謀渦巻く群像劇は「仁義なき戦い」のチャンバラ版のような感じでしたが、その中でただ一人正統派時代劇の演技を見せる萬屋錦之介の存在感が圧倒的。この老けの悪役はよかった。この後の「真田幸村の謀略」の悪役・家康も最高だった。

 千葉真一の柳生十兵衛も格好よかったし、成田三樹夫の公家様も面白かったし、志穂美悦子もキマッていた。三船敏郎、山田五十鈴、西郷輝彦、原田芳雄、大原麗子、芦田伸介などオールスター・キャストも壮観だった。

 全体に少し暗い印象はあるが、出演者たちの熱演と史実無視の奇想天外なストーリーで面白い映画になった。







ランク
9位

切腹 [DVD]

仲代達矢 , 岩下志麻 , 石浜朗 , 丹波哲郎 , 三國連太郎 ,

レビュー数
39
レビュー平均得点
4.5

○ こういう作品は今の日本は作れない
レビュー内容: 昨年でしたか、仲代自身が 新聞のインタビューで「時代的にこういう作品は今はもう作れない」というようなことを語っていたのが印象深い。この作品の撮影現場はすごい緊張感がみなぎっていたという。それに比べて、今の日本映画からはテレビドラマのようなものしか出てこない。甘っちょろいものしか作れなくなった日本の映画界。「切腹」を観るにつけ、ため息が出てくる。

○ 竹光切腹のド迫力!
レビュー内容:  重苦しい、辛い、救い様の無いストーリー。緊張感、迫力はあるが、明るい朗らかな場面は一切無い。これを映画館で観たらそうとう後引くだろうなあ。



 題名だけはかねてより知っていたが、みなもと太郎の漫画『風雲児たち』の中で、本作の竹光による切腹シーンが言及されていて、一度見てみたいと思った。



 確かに、目を背けたくなる程のド迫力の名演であった。三國連太郎のセリフで「舌を噛み切らんとせんとは」ってのを聞いて、あの介錯が失敗し中々死ねなかった三島由紀夫の絶命場面とかぶった。



 白黒の時代劇にしては、セリフが意外なほど明瞭でゆっくりとしていて聞き取りやすい。ただ、仲代のセリフはあまりにゆっくり朗々としていて、まるで歌舞伎か詩吟のよう。



 普通の時代劇ではなく、考えさせ、胃にもたれるタイプの映画だ。勅使河原蒼風による題字、武満徹による音楽も作風にぴったりマッチしている。

○ 痛烈
レビュー内容: 武士道とは何か
なんで在るべきか

少なくとも、マニュアル化するべきものでは無く、個々で見い出すべきもので、形式ばった虚飾に満ちたものでもない

この作品において、その武士道をもったものが武士とよばれたものたちではなく、そこから追い出された浪人であったのは、なんとも皮肉である

○ 極上のサスペンス
レビュー内容: この作品はかなり好きで何度も観ているが、全然飽きないし新しい発見もある作品だ。今回も久しぶりに観直して重厚な作風に酔いしれてしまった。

時代劇でありながら、サスペンス風。主人公が何故、井伊家での切腹を申し入れたのか。以前、竹光で切腹させられた男との関係は。切腹の際の介錯人に選んだ3名が何故全員病欠なのか。これらの謎は物語が進むにつれて徐々に紐解かれるところは何ともサスペンス風。

そして、最後に暴かれるのは武士の命とは何か。天下泰平の江戸時代には、それは建前の話なのかを痛烈に描いている。観終わった後、井伊家の家臣の行為は現代社会の建前を重んじるばかりで行われている理不尽な所業を思い出させられて悲痛な感覚を覚えた。

井伊側の三國連太郎と浪人の仲代達也との問答は最初から最後まで緊迫感が持続して作品に重みを与えており最高。仲代達也と丹波哲郎との決闘は強風の中という斬新な設定だが、どうも丹波の殺陣のマズさを今回は発見してしまった(殺陣は圧倒的に仲代の方が上手い)。でも、それはそれでたいした話ではない。

ラストにいたるまでは主人公の思いを成し遂げるサスペンス風で楽しめ、ラストで武家社会に対する批判を現代社会に写した形で締めくくり心に重くのしかかる。単に切腹という海外受けする題材でカンヌ映画祭の賞を取ったのではないことは一目瞭然。海外の賞を総なめにする小林正樹監督の最高傑作と言っても過言ではない。




○ 時代を超えた名画
レビュー内容: あまり知られていない(と思う)が日本映画史上の傑作のひとつに

あげられると思う。

芸術的ともいえる映像美と優れた脚本、仲代達也の卓越した演技。

また、視聴者の先入観を上手にいなす人物設定…と、面白さに

ぐいぐい引き込まれました。



しかし、本作で最も感銘を受けたのは現代にも通じると思われる

社会の矛盾・不条理を見事に暴いた点にあると思う。

圧政に翻弄される人々と形式ばかりを重んじて真実を見たくない(隠す)

権力者。この構図はいま、なお変わらない。







ランク
10位

山桜 [DVD]

田中麗奈 , 篠田三郎 , 檀 ふみ , 東山紀之 , 北条隆博 ,

レビュー数
19
レビュー平均得点
4.5

○ これが良いと思う人は藤沢原作を是非読むべし。
レビュー内容: 藤沢周平原作による短編集『時雨みち』を映画化。



藤沢周平+山田洋次の映画作品については邦画の勢いを作ったともいえる出来で私自身も何度か観ている。あのポップアイコンともいえる『キムタク』を観・れ・るレベルに押し上げた才能は流石。齢77歳の後期高齢者に再度藤沢作品の映画化を望むのはこういった映画を見せられるからだ。



セリフを必要最低限に排した方法が良いか悪いかは問題ではない。演者の技量も問題なら、監督の藤沢作品の理解にも首を傾げたくなる。主演の田中麗奈は言っちゃなんだが、日本的な美の要素にそぐわない気がする。旦那に『見下すような眼でみるな!』と罵倒されるが、個人的には(田中さんのファンにはゴメンナサイ)爬虫類に睨まれているような…。また、剣豪を演じている東山は殺陣こそ美しいが、まるでジャニーズの舞台を演じているよう。自分が如何に格好良く映るかやたらと注文が出ているのではと訝しがってしまう。まぁ撮る側の問題も多いが。この辺をキムタクで撮った『武士の一分』とよく比べてもらいたい。4ヶ月も正座wして全く変わらない表情はジェームス・ボンドも真っ青。また、敵役の村井国夫の情けなさと言ったら…トホホ。



リアルの表現をどう捉えるかは、人それぞれだが、山田作品を観てこれを撮ったあとに監督はどう思ったらだろうか?寅さんで日本の下町という違和感を独自の視点で切り取った御大は日本を良く理解している。



唯一の救いは『栞』をエンディングに披露した一青窈だろうか。『蝉しぐれ』に続き、聞かせてくれる。出来れば彼女のPVで5分程度にこの映画をまとめてくれたら星3つにしたんだけどなぁ。


○ 静かなる日本の伝統美。
レビュー内容: 弥一郎と野江の出会いは一度だけ。

会話はほんの一時、しかも相手への

気持ちを口に出すこともなく。

なのに、二人の想いが痛い程に

伝わってくるのはなぜでしょう。

それにそれぞれの母親も。

言葉は少ないが、我が子らを察し

温かく包みこむような優しさが、

じんわりと伝わってきます。



音楽もそう。

ピアノとバイオリンが、所々で

少ない旋律を奏でるのみ。



表情の裏に隠した想い、美しい所作、

音楽の間、四季を告げる自然の静寂。

それだけで成り立っていると言っても

過言ではありません。

しかも無駄な台詞やシーンは皆無。



男は寡黙を貫き、女は耐え忍ぶ。

西洋ナイズされた現代の我々に

日本の伝統美を思い出させる

本当に美しい日本映画です。

ぜひご覧ください。

そして最後は、素の自分に辿り着いた

野江といっしょに涙して下さい。

○ 藤沢周平さんの原作映画の中では極めて秀作です。
レビュー内容: 藤沢周平さん原作の映画やドラマはほぼすべて見てきていますが、

「蝉しぐれ」や特に「武士の一分」など原作の良さを

うまく出せていない映画が続いていたので、この「山桜」を

あまり期待せず見ていたのですが、予想を大きく裏切られて

とてもよく描かれていて、さわやかな感動がありました。

安心しました。

これからもまだまだ映画化されるだろう藤沢作品を

再び期待して待つことができるようになりました。




○ 矛盾が多い映画
レビュー内容: 本映画の映像は綺麗。また内容も決して決悪ではないが、ラストがどうしてここで終わりという感じです。肩すかしを食わされた思いです。夫に先立たれ、出戻りの主人公が、剣術使いは恐ろしいというイメージで今の優柔不断な夫と一緒になる。しかし本当は好きな剣術使いがいた。ここも剣術使いは恐ろしいが何時心ときめかす男性に変貌したのかの説明も不足。彼と一緒になっておればこの話も無かったのかもしれないし、現実には相思相愛であったのであろうから、ここの辺りの説明が不足している。また夫を拒み続けるならなぜ好きでもない夫と一緒になったのかという矛盾。禄高も主人公の家の方が格が上というのであれば。

最後に上杉鷹山の様な名君のお裁きを期待したがそれも叶わなかった。出演者が持って回った様な判った様な台詞を言うのには良いと評価される方もおられるが、私には出戻りの後に彼との縁談があった際になぜその時に二人を一緒にさせてあげなかったのかといぶかしく思うだけである。それでは映画にならないと言われればそうであるが、矛盾と言えば矛盾であり、主人公が何度も道場を見つめる場面は未練がましい。結局藩主の裁断はどうなるのか、二人はその後どうなるのかそれはあなた方のご想像次第というラストは頂けない。

○ たまらなく美しい作品
レビュー内容: 「はつ恋」の篠原哲雄監督、田中麗奈主演コンビの作品。



またまた、美しさ抜群の出来栄え。



画の美しさ絶品。



ストーリーの気高さ最高。



東山紀之も意外な存在感。



日本の美、ここにあり。必見の名作。


posted by はやぶさ じろう at 00:00| 日本映画

2010年09月28日

戦争






ランク
1位

俺は、君のためにこそ死ににいく [DVD]

岸惠子 , 徳重聡 , 窪塚洋介 , 筒井道隆 , 多部未華子 ,

レビュー数
61
レビュー平均得点
3.5

○ 作戦ではなくこれは狂気
レビュー内容: 勇ましく散った彼らに対する敬意と共に私は誇りさえ感じますが、

特別攻撃隊とはやはり作戦なんかではなく、劣勢に立たされた日本が、

一億玉砕という狂気の内に発した、大本営の破れかぶれな犯罪にも近い

愚行であるとしか思えません。

「死ぬ覚悟で出撃すること」と「死ぬために出撃すること」の間には

とても大きな隔たりがあるのです。



しかし、こうした映画は「日本は愚かだった」と伝える部分と「戦地で戦った

兵士は皆誇り高く勇敢だった」と伝える部分がとても難しそうですね。

そういう意味ではうまくやった方ではないでしょうか。

「兵士は様々な葛藤あれど勇敢だったが、いかんせん大本営が阿呆の狂気だった。」



製作としては、トメさんを演じる岸恵子さんに不満はありませんが、やや石原氏の

「都合」が邪魔をしているように感じました。

よく出来ている映画だと思うので、是非観ていただきたいと思いますし、

後世にも視聴のチャンスを残していってほしいと思います。



特別攻撃隊の戦果、実際は初めて特攻した敷島隊以外はほとんどが、

敵艦に体当たりする前に撃墜されてしまっていた。それを知りながらも大本営は

二千数百名の若者に特攻をさせた。

これにつて全く触れられていなかったので、個人的希望からの減点で☆4つ。

○ 映像の美しさに
レビュー内容: この映画は全体的に良かったと思います。
特攻が存在した事実が忠実に描かれています。
物語のテンポも良く岸さん演じるトメさんは生前の姿が伝わってくるようでした。
そして私が感動したのが映像の美しさ。
全ての場面が美しい!背景がきれいだしアングルが上手い!!
敵艦に突っ込むシーンは息をのむ迫力でした。敵艦の空中弾がいっせいに爆発する所は映画であることを忘れさせるよう!!素晴らしい。

ただ…特攻隊員たちが楽しそう。
死に逝く緊張感が伝わってこないんです。
惜しい。なんてもったいない!!!

○ 制作陣の頭を疑う
レビュー内容: これは特攻と戦争の悲惨さよりも、日本は正義の戦争をして負けたんだ!!という右系効果がミエミエ。



今は亡きおじいちゃんやおばあちゃんから戦争の話を聞いたという人の話によれば、こんな映画みたいなのは有り得なかったとか。



大東亜戦争(つーか、自分達の無責任で起こした戦争全て)が未だに正しいと思う人しか楽しめません。

○ 未来へ受け継いでいきたい作品
レビュー内容: 涙がとまらなかった。
自分はまだ結婚もしていないけど、子や孫ができた時に、伝えたいものがこの中にあると思う。
一生懸命に生きて、僕らのために特攻していった人達がいる。
この事を日本人は忘れたらいけない。

○ 最悪の作戦だとわかっていても、やらねばならぬ時がある。
レビュー内容: いわゆる「神風特攻隊」を取り上げた作品。



まず最初に書いておきたいのは、

軍事作戦としての特攻(自爆攻撃)は「最低最悪の作戦」だと言うこと。



これは昭和天皇や今上陛下(当時の皇太子殿下)も

はっきりと表明されている。

指揮官や実働部隊も同じことを考えていて、

本作品の最初と最後に描かれている。



そこまでをしっかりと理解した上で

「全てを理解した上で、それでもなおやらねばならぬ時がある。」

と覚悟を決めた人たちの思いを理解したい。



本作品は、上記全てをしっかりと描ききっている。

時に残酷に、時に美しく。



目を背けるのは辞めよう。

僕たちは彼らが見た未来を生きているのだから。







ランク
2位

日本のいちばん長い日 [DVD]

三船敏郎 , 加山雄三 , 黒沢年男 , 小林桂樹 , 宮口精二 ,

レビュー数
34
レビュー平均得点
4.5

○ 迫真の演技
レビュー内容: 阿南陸相役の三船敏郎は当然だが畑中少佐役の黒沢年男や古賀少佐役の佐藤充も大汗をかいての熱演でした。当時はエアコンなんか無かったから終戦の詔勅の文書作成のための閣議もあんな密室で文官はスーツ、武官は暑そうな軍装で見ているほうが暑そうだ、たまらんなと思いました。個人的には畑中少佐や井田中佐の言い分にも一理あると思いましたね。「最後の一兵まで戦わずにここで戦いを止めてはこれまで死んでいった将兵を欺くことになる」というのはそうだろうな。

○ 戦争で亡くなった方たちへ胸を張れるような日本人に自分たちはなれたのでしょうか。
レビュー内容: 時間とお金をたっぷりとかけた歴史的超大作です。岡本喜八監督の代表作です。キャスティングもベストです。登場する俳優は東宝オールキャストの豪華版で、一人一人が大俳優、名俳優ばかりです。黒沢映画に出演している人もほとんど出ています。橋本忍氏の脚本もすばらしい。



物語は大きく分けて前編後編に別れています。前編は連合国からのポツダム宣言から、それを受諾するまでの内閣と陸軍内での葛藤。後半はポツダム宣言受諾後、玉音放送をめぐる8月14から15日にかけての陸軍若手参謀たちの反乱です。一億総本土決戦と絶対にあきらめません。登場人物、関係者の全てが実名です。



陸軍大臣を演じる三船敏郎は、まるで本物の阿南陸相ようで、ものすごい迫力です。青年将校役を演じる黒沢年男も迫力ある熱血演技です。戦争続行に向け、泣いたり喚いたり、脅したり口説いたりと、最初から最後まであちこち駆け回り、純粋な軍人を演じ切っています。この役は、まさにこの時の黒沢年男にしか演じることができなかったでしょう。その相棒として中丸忠雄は冷静沈着に彼をサポートしています。鈴木貫太首相郎演じる笠智衆は、いつもひょうひょうとしていますが、閣議では阿南陸相の主張をさえぎり、自ら終戦の決定をする強い意志も見せます。ここはすばらしい名演です。これで日本のポツダム宣言受諾、つまり無条件降伏が決まりました。



若手将校を前に切腹にのぞむ阿南陸相は、この映画のクライマックスです。この先日本はどうなるかわからないが日本は大丈夫だ、君たち若い人たちが新しい日本を作っていきなさいと、世辞の言葉を残して切腹します。この言葉のように、戦争で亡くなった方たちへ胸を張れるような日本人に、今の自分たちはなれたのでしょうか。



最後に、DVD保存版としては切腹シーンのパッケージが不気味で、まるでホラー映画のようです。映画の中身を知らない人、特に若い人はこの絵だけで引いてしまいそうです。せっかくの歴史的超大作がパッケージで観てくれないのでは台無しです。ここは「日本のいちばん長い日」という題字だけでいいのではないでしょうか。この映画を末永く後世に残すものとしてパッケージの改版を望みます。

○ ♪若い血潮の予科練の〜♪
レビュー内容: ポツダム宣言受諾決定から玉音放送までの24時間

自分の為ではなく、日本という国のことを自分自身の頭で真剣に考え、悩み、そして、行動した男たちの物語です。

ポツダム宣言受諾決定を知らず、8月15日午前零時、ゼロ戦で飛び立つ特攻隊たちを、日の丸を振って送り出す地元住民たちの♪若鷲の歌♪が耳に残ります。



若い血潮の予科練の

七つ釦(ぼたん)は桜に錨

今日も飛ぶ飛ぶ霞ヶ浦にゃ

でかい希望の雲が湧く



命惜しまぬ予科練の

意気の翼は勝利の翼

見事轟沈した敵艦を

母へ写真で送りたい

    (作詞 西条八十)




○ 『ヒトラー最期の12日間』と比較すると興味深い
レビュー内容: この映画は何度も観ている。

実際のできごとを題材にした映画は、事実を淡々と描写すれば、

くりかえし観るに値する作品になるといういい例だからだ。

先日『ヒトラー最期の12日間』を観た。

おなじ最後の日をあつかっていながら、その内容のちがいにおどろいた。

『ヒトラー最期の12日間』は、ひたすら頽廃と絶望を描いている。

『日本のいちばん長い日』は、ひたすら敗戦までの手続きを描いている。

これは『ヒトラー最期の12日間』を観て、はじめて気がついたことだ。

原作がそうだからと言えばそれまでだが、このちがいは興味深い。

観るたびに想像をあそばせることのできる映画が好きである。

後年、おなじ原作で8月15日を描いた『歴史の涙』というTBSのテレビドラマは

駄作だった。何人も女優がでてきて、泣いたりわめいたりするからだ。

こういう作品には、想像をあそばせる余地はない。


○ 終わらせることの難しさ
レビュー内容:  8月15日に玉音放送が流れるまでの24時間を追った、緊張感みなぎる傑作。監督・岡本喜八、脚本・橋本忍。そして男汁だくだくだの豪華俳優陣――長尺でも安定感が段違いだ。



 当時首相の鈴木貫太郎(笠智衆)、本土徹底抗戦を訴える陸軍大臣阿南(三船敏郎)、そして国体護持のためにクーデターを画策する青年将校(黒沢年男)、そして昭和天皇――それぞれがそれぞれの立場で国を想い過ぎるがゆえに、意見は平行線を辿り続け、その間にも下界では被害が苛烈さを増してゆく……。



 特に強烈なインパクトを残すのが、ひたすら肩周りにびっしりと汗を染み込ませながら皇居周辺を行き来する青年将校たち。彼らの国を想う気持ちは純粋そのものなんだろうけど、純粋過ぎるゆえにその近視眼っぷりは見るに堪えない。天皇を守ることが任務の近衛兵たちが、玉音放送を阻止するために、宮内庁に銃を向けるのだ――とんでもない妄執だ。結局彼らにとって天皇は絶対であり、絶対ではなかった。よく、戦況が悪化しないうちにどうして戦争を終わらせなかったのか、という声は多い。自分もそう思う。けれども、時の為政者たちは終わらせることの難しさを誰もが知っていた。そして事実、終わらせることはとんでもなく難しかった。これを見るとそう思わざるを得ない。玉音放送によって戦争がすんなり終わったと勘違いしていた自分のような人間に、是非見て欲しい激動の昭和史。







ランク
3位

男たちの大和 / YAMATO [DVD]

反町隆史 , 中村獅童 , 鈴木京香 , 松山ケンイチ , 渡辺大 ,

レビュー数
143
レビュー平均得点
3.5

○ 生き様
レビュー内容: 公開から約5年経った今、思い立って見ることにしました。 わずか15歳で死に直面し儚くも散って行った人々、そして、生き残り死んでいった人々の思いを背負って生きていく姿を通し、改めて生きることの意味を思い知らされました。 こういう時代に生きてきた人がいるからこそ平和な現在があり、自殺や命を粗末にする人が多い今命の大切さを感じました。 話の中で長嶋一茂(役名は不明)が言っていた、 「死ぬのも覚悟、生きるのも覚悟。覚悟するということはとても重いことだ。」 一番印象に残った言葉です。 美化するつもりはありませんが、甘えて生きていた自分にとって非常に感銘を受けました。

○ 所詮は人間ドラマ
レビュー内容: 男たちの友情や生き様等で感動したい人にはお勧めです。

無理やり感動させようとする場面が多々ありますが、お涙頂戴物としては良いと思います。

ただ戦争映画として考えると残念な出来と感じるを得ません。

かの有名なプライベート・ライアンでは、自分が本当にそこにいるような臨場感があり、

戦闘の悲惨さを淡々と流して、見ている人に何を感じてもらうかを委ねる雰囲気があります。

しかし、この作品はそのようなものは無く、事実を捻じ曲げてまで見ている人に「ああ感じてほしい」「こう感じてほしい」という押しつけ感を終始感じさせます。

もう戦争映画なのか男の武勇伝話なのか分らなくなりました。

○ 沖縄の海を見ると思い出す
レビュー内容: 1回目は劇場で観ました。

終戦記念日が近づいてきたので、もう一度DVDで観てみました。

やはり素晴らしい映画だと思います。

この映画に出てくるような、若い10代の人達にこそ、観てほしいと思います。



同じ特攻を題材にした映画で比べると、「俺は君のためにこそ死ににいく」よりも、

こちらの方が戦闘シーンが多いです。というより、「俺は…」はラストまで戦闘シーンは無い。上官による体罰のシーンなどもリアルで、途中、目を伏せたくなることも多いです。

それでも、現実はもしかしたらもっとひどかったんじゃないだろうか…と思うと、

辛いけれど、同じ日本人として、目をそらさないで見なくては…と思いました。



家族や恋人と、乗組員達が最後に会うシーンは、涙が止まりませんでした。

言葉では言えない、感謝の想いだったり、悲しみだったり、乗組員たちは、これで最後とは誰も言わないのに、愛する人たちはそれぞれにそれを悟り、言葉や、眼差しや、表情でいろんな気持ちを語っていて、みなさんすごく良い演技をされてました。

もう、本当に痛いほど気持ちが伝わってきます。



そして、神尾さんが同期の子の実家へ行き、田植えを手伝うシーン…

神尾さんの気持ちも、お母さんの気持ちも、すごく理解出来るので、誰が悪いわけではないんだけれども、苦しかった…。



あんなに若い乗組員たちが、「死に方用意」などと海に向かって家族に最後の想いを叫ばなくてはならなかった歴史が憎いです。

年若い人達を大勢、特攻作戦なんていう非道な作戦に使っておきながら、自分達はのうのうと生きていた「お偉い」人達も憎いです。



日本人は絶対に忘れてはならない歴史だと思います。

○ 何これ?
レビュー内容: レビューを書くにも値しない作品である。

思い出すだけで腹が立つ。

○ 何度も見ると粗が目立つ
レビュー内容: 気になった点を書いていきます。

多いにネタバレです。



最初ですが、内田さんの娘が、「北緯30度22分 東経128度04分」に連れて行ってくれと何度も懇願するシーンがあります。

一度ならいいのですが、何度も何度もこの台詞です。率直に「大和が沈んだ場所」と言ったほうが違和感はありません。



次に、若い水平が大和に乗艦する為に、ボートで大和に近づくシーンがあります。その時にとある水平が、「おい、大和や!」と叫びました。

そこまで近づかないと分からないのですか?かなり巨大な戦艦の筈なのですが。



次に山本五十六が死んで、そのニュースを映画館で放映するという変わったシーンがありました。

その時の、実写映像の周りのCGが陳腐。これは酷い。



更に神尾の母とあの小娘は、機銃掃射されている中を何をしていたのか。死にたいのなら別ですが。



反町が演じていた兵士は何者なんですか?炊事長かと思いきや戦闘にも参加してますし、しかも一人だけ髪が長いのが不自然です。

最後の行動は最早意味不明です。



戦闘シーンはかなり酷い。カメラに水滴がついています。臨場感は皆無です。戦闘機もなんだかなぁ・・・



この映画のキーともなっている、内田さんの短刀は、原作では行方不明になっていたと思いますが。



切腹した兵士の刀が柔らかすぎます。もっと上手く撮れと・・・



もっと変なところは沢山ありました。役者さんはもっとナチュラルな広島弁を練習してください。





まぁこのような粗は、大した問題ではありません。

ストーリー自体はお涙頂戴な展開があまりにも多く、涙どころか逆にイライラしました。

準主役級の兵士が多すぎたせいだと思います。







特別版では「名も無き兵士への鎮魂歌」というショートムービーが入っていました。

「名も無き」って何ですか?死者に対する冒涜としか思えません。





この映画、結局のところ、賞は1つも取れなかったと聞いています。

ま、当然でしょうね。







ランク
4位

真夏のオリオン [DVD]

玉木宏 , 北川景子 , 堂珍嘉邦 , 平岡祐太 , 吉田栄作 ,

レビュー数
30
レビュー平均得点
3.5

○ 色々な評価があるとは思いますが、映画としては楽しめました
レビュー内容: 映画は観てのとおり。コテコテの反戦映画という訳ではなく、登場人物も状況設定の割には身綺麗過ぎるような気もしたが、憎むべき戦争の悲惨さは十分に伝わり、映画の面白さも堪能できた。作品のラスト、両船の邂逅シーンと主人公たちの再会のシーンは観ていて思わず胸が熱くなった。



それにしても、映画の冒頭で鈴木瑞穂演ずる旧乗組員を北川景子が訪れる際の凛とした美しさは素晴らしかった。

○ 子供も一緒にみられる(少し補足)
レビュー内容: 様々なご意見があるようですが、小さい子供と一緒でも大丈夫な内容だったと思います。 私は実は玉木ファンだから見ていたのですが、息子達が途中から加わったために、「戦争がかっこいいと思われたらいかん!!」と、実際はどんな時代だったか、とかいかに戦争が悲惨だったか(潜水艦の恐怖など)等々、その都度補足しました。 戦争映画をみる大人の方は、戦争の悲惨さや不条理さ等を書籍や映像などで知り得ていると思うので、その映画ごとに、視聴者への強いメッセージが一つあればいいのではないでしょうか。回転の乗員を諭した艦長の言葉は、現代にもつながるものがありますし。私はこの言葉で星五つです。
個人的には昭和に作られた作品(テレビ用も含め)はより強く悲惨さや、遠く離れた日本の安全な場所にこもって指示を出すお偉いさんへの怒りなんかがよく描かれていたとは思いますけど。ちなみに、テレビや映画の反響は大きいらしく、悲惨すぎる内容だったりすると自衛隊の入隊減とかに影響するよーなことをチラッと聞いたことがあるので、やはり映画を作る上で、いろんなかねあいがあるんだろうなと思います。かといって戦争美化は監督の本意ではないだろうし。難しいですね。

○ 戦争美談かな?
レビュー内容:  「戦争って、感動的なもの?」・・と、思われるような内容ですね。わかりやすくいえば、戦争に伴う死や悲しみ、残虐性というものは余り出さず、美談として戦争を描いているような感じがします。

 作者のテーマを尊重すると、コンパクトにまとまった映画ですが、残虐な戦争映画を見てきた人や当時戦争を生き抜いてきた世代からすると、艦長の優しい言葉使いだけを取り上げても、やや物足りないと思われる方も多いのでは・・?きっと、物語にはモデルがあったんでしょうね。


○ 「雷撃深度一九・五」の映画化と思わない方がいい
レビュー内容: この映画の原作とされている「雷撃深度一九・五」も史実に基づいたフィクションですが、この映画はその原作を部分的に参考にしている程度の別物です。



「雷撃深度一九・五」を先に読み、その映画化を期待した私には、この映画はストーリーが軽薄に感じられてしまい、「え!?終わっちゃったの!?」という感じのエンディングでした。



「原作とは全く別の映画」という観点で見れば、それなりにストーリーが構成されており、星3つ程度は与えて良いのではないかと思います。



原作を読むことを推薦するとともに、原作に忠実、若しくは原作を超える映画をもう一度撮って欲しいと願ってやみません。



今の時代に第二次大戦を題材にした映画を作ろうという姿勢には拍手を送りたいと思いますが。

○ 8月15日に思うこと
レビュー内容:  「映画館で見たけど、DVDが出たまたみたいな」と思っていたのをレンタルビデオ屋で思い出し、借りた。

 別に計ったわけではないのだが、借りたのが8月13日で、見たのが8月15日、今年で65回目を迎える『終戦記念日』だった。

 

 劇場で見たときもいろいろと考えさせられたが、8月15日に見るとやはり違った見方になってくる。



 そんなにこの種の映画は多く見ているわけではないのだが、他の戦争を描いた作品とは少し違ったとらえ方をしていると、観終わったあとそう感じた。



 戦争を描いた作品というのは、「散り際の美学」を前面にだしたものが多いというイメージを持っている。

 しかし、本作はその傾向がほとんどなく、現に死者もほとんど出なかった。

 本作は「生きることの大切さ」を伝えたかったのではないだろうか。



 それを感じさせられたのが、「回天」に単独で乗り込もうとした部下に対して、倉元艦長が言った言葉だ。



 「いいか、俺たちは死ぬために戦っているんじゃない。

  生きるために戦ってるんだ。

  人間は兵器じゃない。たったひとつの命だ。

  もったいない・・・」



 戦争が終わって65年、日本は戦争のない平和な国のように一見見える。

 しかし、交通事故の死者よりも自殺者のほうが多いという事実もある。

 それを戦争で亡くなった方が見たら何と思うだろう。



 怒り震えるかもしれない、涙が枯れるほど悲しむかもしれない。



 現代に生きる私たちは、そう思われないように戦わなければいけない。

 「たったひとつ」の命なのだから・・・。



 



 



 



 







ランク
5位

ビルマの竪琴 [DVD]

中井貴一 , 石坂浩二 , 川谷拓三 , 渡辺篤 , 小林稔侍 ,

レビュー数
14
レビュー平均得点
4.5

○ 切ない、なのに心暖まる
レビュー内容: 戦争映画の多くは悲しいものや、人間の非道な部分も描かれていますが、この映画の特徴は、登場人物のほとんどが優しくて純粋な人ということです。

日本兵に終戦を伝えるために、英国兵とインド兵が肩を組んで歌を歌い、日本兵もそれに続いて大合唱になるシーンなど特にそう思います。

一人ひとりの優しさ、純真な思いが時に切なく、時に暖かいです。

ビルマ独特の仏教の建物、現地の人々、そして歌にも見所があります。「埴生の宿」は特に心に残りました

○ 言葉がなくともこれほど思いが伝わるものなのか
レビュー内容: 見てしまった、知ってしまったものは無視できない。

何も出来ない無力をかみ締めていたけれども、弔うことだけは出来ると考えてしまったから、帰還の望みも振り払う。

そのような思いが、水島上等兵の足を引き返させたのでしょうか。また彼が隊員との友情から何度も迷っていたことが、逆に思いの強さを物語っていたようです。

最後まで水島上等兵の考えはほとんど語られなくても、その思いが音楽や演技から伝わってきたような気がしました。

子供のころにこの作品を見ていなかったことが、少し悔しいです。とても綺麗で、感動しました。

○ いいですね
レビュー内容: 昔見たことはありましたが(子供の頃)、時代が変わっても

色あせることはなく感動しました。


○ 昔の映画とは思えない
レビュー内容: この映画は、私が小学生の頃見ました。その時、あまりのお互いの思いやりの強さに感動しました。

私が覚えている場面は、ルビーが土の中から出てきて、現地の人から魂だと言われ、涙を流して決心すれシーン。私も小さいながら涙しました。どうしても見てみたいと思って、買ってしまいました。

昔と変わらず映像が綺麗で見やすいです。是非、買うことをオススメします。
俳優さん達が若いですよね。

○ 美しい歌声
レビュー内容: 歌声の美しさは、出色。

対比される戦争のバカバカしさが静かに強く印象付けられる。



石坂浩二、中井貴一、他、好演が光る。



惜しむらくは。

水島上等兵が、何故。

ビルマに一人、残留する理由が。

どうも、釈然としない事。








ランク
6位

激動の昭和史 沖縄決戦 [DVD]

小林桂樹 , 丹波哲郎 , 仲代達矢 , 森幹太 , 睦五郎 ,

レビュー数
14
レビュー平均得点
5.0

○ 当時の思想や雰囲気を伝えている
レビュー内容: 沖縄戦での悲劇を描いた作品は多い。またそのような作品はその悲劇さ、残酷さを強烈に打ち出し、二度と戦争を繰り返さないという教訓めいたものもも多いと思う。また視聴者としてもどこかでそのような(悪い意味でなく)欲求があるのではないか。その意味で考えると戦争ドラマというものも、「悲劇のドラマ」という一種のジャンルになり、エンターテイメント化されつつあるものかもしれない。



この作品は当時の考えや悲劇をごく当たり前として描かれており、戦争という馬鹿げたことを訴えるだけでなく、当時の思想や状況が「戦争というものが当たり前のことで、人ひとりの命は国存亡のためにある」という状況を忠実に伝えてきている。その中で一人ひとりのキャラクターが戦争と国への疑心を言葉ではなく、演技や表現であらわしている部分が素晴らしい。



本作品は右・左という思想ではなく、戦争の必然性や矛盾、またその状況下におかれた人間たちの「自分たちの人生活路はどこにあるのか」という視点で描かれた作品。


○ 公開当時観ました
レビュー内容: 九年前にビデオテープがダメになって以来観ていませんが、この映画は必見です。

公開当時は中学生でしたが、生き延びろろと命じられ狂気を眼に焼き付けていく八原参謀と、ラストシーンの子供が印象的。

世代の違う二人が戦後の日本を作ったのだと感じました。

日本映画嫌いの私ですが、この作品は映画としての役割(どの時代でも受け入れやすく)を考えて限界まで頑張った傑作だと思います。

○ 仲代演じる八原高級参謀の視線を追え
レビュー内容: あらためて見て思います。傑作です。

子供時代、おそらく生まれて初めて映画館で見た

(見につれていってもらった)戦争映画でした。

そうか、脚本は新藤兼人だったのかというのが正直な感想でもあります。



子供の時は、長参謀長役の丹波と、八原高級参謀役の仲代のカッコよさばかり、

目に付きましたが、いま見ると、やはり牛島司令官役の小林桂樹がすごい。

どちらかというと、市井の善人役やコミカルな役どころが多いイメージだが、

この作品では、すさまじい迫力。武人の覚悟、かくのごとき、か。



まったくアプローチは違うけれども、イーストウッド「硫黄島からの手紙」で

栗林司令官を演じた渡辺謙より、遥かに「日本陸軍の司令官」っぽい。

いろいろな意味で。

もっとも、存命した(してしまった?)八原参謀を演じた仲代の最後の

彷徨のシーンこそ、監督や脚本の最大のメッセージなのでしょうね。



それと、脇で、なつかしい名優がいっぱい出てるのが嬉しい。

同じ岡本喜八監督の傑作「日本のいちばん長い日」にも出ていた、

中谷一郎、高橋悦史、井川比佐志、天本英世(!)……(涙)



中でも個人的には、航空参謀役の川津祐介。

たしか当時のパンフレットには、健在だった源田実(元海軍航空参謀)

との2ショットが掲載されていたはず。

それから、軍医役の岸田森。

川津の士官役はともかく、岸田の医師役というのは、すごいキャスティング。

これも今になってわかるけれど、当時、熱い視線で見つめたファンも多かったのでは。



70年代前半の日本映画の(製作も配役も)底力を知る一本。


○ 沖縄県民斯ク戦ヘリ
レビュー内容: アジア・太平洋戦争の末期、日本国内で最大の地上戦の舞台となった沖縄。本作は、沖縄の防衛を担当した第32軍を中心に、軍・官・民をあげて徹底抗戦をした沖縄戦の実相を忠実に描き上げている。



大本営と現地軍の意思疎通は思うようにいかず、第32軍の作戦指導も沖縄県民のことを顧みるものではなかった。また第26代沖縄県知事の泉守紀も「すぐ帰ってきますから」と言いながら本土へ逃亡してしまう。



しかし、その後任の島田叡が命を賭して沖縄県民のために働く姿は涙ぐましいものがあった。また大田実少将が、その島田知事に代わって打電した「沖縄県民斯ク戦ヘリ」の電文も引用され、沖縄県民の激闘についてもよく描かれている。



とりわけ、現在も我々は沖縄に米軍基地の負担を強い続け、島田や大田の「県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」という願いに応えられていないように思う。この歴史を忘れることなく、我々も沖縄のことを真剣に考えていかなければいけないだろう。



なお、沖縄戦に関する2人の県知事について興味を持たれた方には、野里洋『汚名―第二十六代沖縄県知事 泉守紀』(講談社、1993年)と田村洋三『沖縄の島守―内務官僚かく戦えり』(中央公論新社、2003年)をオススメしておく。

○ 日本戦争映画の傑作
レビュー内容: 海軍を描いた映画は数多いが、陸軍のそれも血生臭い地上戦をメインに据えた映画は少ない。その中で、この作品は圧倒的な迫力で観る者の琴線に触れる点では「硫黄島からの手紙」といい勝負だろう。私的には日本戦争映画の最高傑作だと思っている。軍目線でストーリーが展開すること、地上戦に入るとストーリー自体が破綻しつつ最後は滅茶苦茶になって登場人物のほとんどが死に向かって憑かれたように突き進む様は太平洋戦争での帝国陸海軍の姿そのままで、変にリアルな点も興味深い。演出も荒っぽいところも多いが、全体の迫力はそれを補って余りある。当時の軍が、膨大な民間人の犠牲を出しても沖縄を捨て駒とみなしていたのが本当なら(たぶん本当なのだろう)、軍部にとって当時の日本という国は軍のために存在するものであったわけで、昨今の政治を見れば、今の霞が関も同じ体質なのだということに気が付く。結局、根本的なところで日本という国の体質は変わっていないということなのだろう。決して楽しめる映画ではないが、沖縄の現在を理解するためにも是非見ておいたほうが良い作品だ。



ランク
7位

連合艦隊<劇場公開版> [DVD]

小林桂樹 , 永島敏行 , 古手川祐子 , 鶴田浩二 ,

レビュー数
1
レビュー平均得点
4.0

○ なつかしい!
レビュー内容: もうだいぶ以前にテレビで見た内容ですが、あの頃と全く同じ感動を味わえる作品ですので、戦争モノの邦画が好きな方にはお奨めできる作品です。



昔の作品ではあり、演出も幼稚な部分もありますが、今見ても内容はすばらしいです。



戦争のドンパチシーンだけでなく、軍人の苦悩や家族の愛情などが含まれており、見てて飽きません。



また中井貴一をはじめ、当時の俳優もその頃は本当に若いなぁって心底痛感しました。



始めてみる方にも、昔見た方にも買う価値大の作品ですが、もう少し安くなってくれればありがたいんですけどね。







ランク
8位

加藤隼戦闘隊 [DVD]

大河内傳次郎 , 藤田進 , 灰田勝彦 , 黒川弥太郎 ,

レビュー数
10
レビュー平均得点
4.5

○ 軍神・加藤建夫の最期を描く。航空機映画は海軍だけじゃない。
レビュー内容: 本作は昭和19年の3月に公開され、同年のNo.1ヒットを記録した作品だ。軍都・旭川に行くと加藤建夫の展示品が多く見られるが、それもそのはず、加藤は旭川の出身で、当地は未だに陸軍の遺した建物が点在しており、全国でも一番「軍都」の面影を残しているところだ。興味のある方はぜひ訪れて欲しい。陸軍省としては映画の加藤を「神」としたかったのだろうが、山本嘉次郎はあえて「人間」として描いた。よって今観ても違和感のない仕上がりなのだと思う。豪放磊落でカメラ好きという面もきちんと採り入れ、うっかり英語を口にしてしまうエピソードまで映像化されている。陸軍は戦後、もっぱら「鬼の憲兵」「海軍に比べて暗い」「閉鎖的」と悪口を言われるが、本作や木下組の大問題作「陸軍」を検閲で通してしまうセンスは、ある意味で凄い(笑)。国全体の暴走は十分非難されるべきものだが、現代の認識では海軍のムチャが敗戦の糸口になっているし、また関東軍が頑張らなければ今ごろ北海道はロシア領だ。我々もそろそろ正面から歴史を見据えなければいけないね。それにしても「隼」のカッコいいこと!海軍の三菱製・ゼロ戦と陸軍の中島製(現スバル)・隼は、やはり世界に誇る名機だと思う。これをハリウッド帰りの撮影監督・ハリー三村が豪快に撮り上げており、ドッグファイトも凄い迫力だ。特典映像を観ると、敵機も英軍から奪った「ホンモノ」を使用しているとのことで、そりゃ迫力も出るわけだ!加藤役の藤田進は当時の東宝のエースでもあり、黒澤の「姿三四郎」でも主役を張っていた。基地にクリスマスツリーやリースが飾られていたりと、昭和19年なのにかなりお茶目な映像も素敵だ(笑)。映画はもちろん軍神の死で終わるが、大東亜戦争もいよいよ終末に向かう時期であり、そんなことを考えて観ると違う見方が出来るだろう。星は4つです。

○ 加藤隼戦闘隊は心躍らせる名作でした
レビュー内容: 昭和16年ごろを背景とした昭和19年公開の映画であるが、日本映画のレベルの高さを教えられた。

軍隊趣味はあまりないが、戦闘機の戦闘シーンや特攻には感動を覚える者で、何の予備知識もないままこのDVDを手にした。

東映映画のヤクザのような軍人たちと違って、すがすがしい役者たちばかりで戦前の日本人を誇りに思えた。

何よりすごいのが、戦後の映画と違って、本物の戦闘機が登場し、技をお披露目していることだ。

現在もアメリカではプロペラ機の競技があり、テレビで垣間見たことがあるが、違う! 戦闘機ならではの精神的な緊張が心地よく伝わってくる。見てよかった! ゼロ戦の影に隠れてしまいがちだが隼にも注目したくなった。

○ ビデオ版より長い
レビュー内容: 限られたチャンネルだけで発売されていたビデオ版を持っていました。10回以上は観ているので、今更DVD買ってもねと思っていました。が、それは間違いでした。ビデオ版より10分以上長くなっています!!船団上空直援帰還時の夜間飛行や入院中の加藤部隊長の言動など、観た事のないシーンが随所に登場します。パッケージの「昭和19年公開の全長版で初DVD化」とはこういう事だったんですね。ビデオをお持ちの方で、まだDVDをご覧になっていない方、一度ご覧になって下さい。また、音声状態が良くないので、クローズドキャプション方式の字幕も大変有り難い。特にパレンバンに降下した挺身隊員達の台詞等は、DVDで初めて全貌が判りました(ただ、「高度を取って雲の上に出る」は「雲の上に出よ」の間違いでは?←僚機への指示なので)。画質もビデオより良いように思います。「意図の通ずる事多く、部隊長は愉快であるっ!」

○ 一式戦の燕返し(^_^)v
レビュー内容: 一式戦隼の大ファンであります。この映画『加藤隼戦闘隊』でも出てくる一式戦の華麗なる燕返しのモノケロ映像に目が釘付け間違いなし。一式戦というところが抜群です。エンジンナセルに機関銃の銃口二つ。少し盛り上がっているところに、一式戦の魅力が詰まっています。

 レシプロ戦闘機は、近くでは知覧平和記念館で観ることが出来るのですが、小生の産まれる前、60年以上も前に、これを乗りこなし空戦を繰り広げておられた先輩方に畏敬の念をいだきます。

 それにしても、重爆や輸送機もろもろ実機か出てくるだけでもう大感激です。凄いの一言。それに撮影の素晴らしいこと。たいへんなロケが想像されます。映画を越えたものを感じます。

 この物語では、悲観という言葉は相容れない、当時の若者達のひたむきさと優しさ。もう何とも言えない味わいです。コーヒーミルでコーヒーのうんちくをみんなに隊長が談笑されるシーンには、思わず涙です。併せて、水木しげるさんの『ラバウル戦記』も読んで観て欲しいです。

○ 一つのなぞ
レビュー内容: 話の展開といひ、特撮といひ、当時としては見事な映画でせう。特に空中戦の実写映像は他を以て替へられませんね。

それはさうと、映画中で加藤隊長就任(実は再任だけどね)の際に隊員によつて部隊歌(加藤隼戦闘隊の歌)が歌はれるシーンがあります。このシーンは昭和16年4月のことです。この映画の解説でも言及があつて、後に感状を七度受けたと歌はれてゐるのが、この時期ではまだ二度だつたので、歌詞もさうなつてゐるといふ話が出てきます。でもこのときこの加藤部隊に「隼」はまだ配備されてゐないのですよ。配備は16年8月です。映画中でも、加藤隊長就任後数か月を経て最新鋭機「隼」が配備されたといふ話になつてゐます。しかし最初のシーンの部隊歌ですでに「隼は征く、雲の果て」と歌はれてゐます。隼はまだないのに、何ででせうかね。加藤隊長が最初に登場するときも、固定脚の九七戦に乗つてゐるといふのに。







ランク
9位

二百三高地【DVD】

仲代達矢 , あおい輝彦 , 夏目雅子 , 丹波哲郎 , 森繁久弥 ,

レビュー数
7
レビュー平均得点
4.5

○ 丹波哲郎がすばらしい!!
レビュー内容: 児玉源太郎役の丹波哲郎の名演技は迫力があり、すばらしいです
まるで本物の児玉源太郎みたいです

○ 地上波再放送できるかな
レビュー内容: 平成生まれの映画を何回も再放送するよりこういった作品を再放送すべきでしょう(あおい輝彦の一騎打ちシーンが凄惨なのが原因かも)。平成生まれの人に観てもらいたいのは戦争の悲惨さより昭和俳優たちの演技力を判断してほしい点。 注目は新沼謙治で俳優が本業でないからこそあのキャラ設定が生き、まわりの俳優陣にいい相乗効果がでている。脚本家の本骨頂か。 それにしても夏目雅子を超える女優が出てこないのはどういうことなのか。20代半ばで完成された女優、夭折しなければどうなっていたのか、レベルの低い作品に出演しなかったのがよかったのか悩ましい。

○ 日露戦争知るには良い
レビュー内容: 存在意義のある良い作品だと思います。が、あおい輝彦と夏目雅子の色恋沙汰はもう少しライトでも良かったかなとか、防人の詩の歌詞ロールは有り得ないなとか、マイナス面も少なくないです。

○ 本当に戦争を知っている人たちが作った映画
レビュー内容:  近年の薄汚いヒューマニズム戦争映画にはうんざりしていた今日この頃。そろそろ、「自由」「反戦」「平和」が使用され過ぎてまるで死蝋のようである。先日、偶然「二百三高地」の一部を目にする機会があり、その出来の良さに惚れ込み、本編をゲオでレンタルしてしまった。低予算ながら良くできている。人道主義的な哀愁漂う内容は、多分日本人の好みなのだろう。軍歌や演歌も明るい物はあまりないのだから。しかし、その当時の時代背景を正確に模写していることは、素晴らしい。ソース顔のかつての名優達が総力を上げて演じている。伊藤博文、児玉源太郎、乃木希典、明治大帝それぞれそっくりである。秋山好古も少しは出てほしかったかもしれない。

 本日から、NHKは「坂の上の雲」を放送することになっているが、極左活動家によって日本の侵略戦争として描くようにと注文がついたそうだ。敵弾に当たり、銃後のために儚くも散った先人たちの顔に泥を塗るようなことだけは、してはいけないね。

○ 日本版「戦争と平和」
レビュー内容:  国の運命を背負い、政治家として命をかける伊藤。そしてやはり国を背負い友人、私人であることを捨て軍首脳として死力を尽くす児玉(戦争終結8ケ月後に脳溢血で急死)。軍司令としての職責と人としての情の間で苦悩する乃木。司令と部下との間で次第に人から軍人へと変わっていく小賀少尉。運命に逆らえず死んでいく庶民兵の苦しみと意地、したたかさ。そしてそれらを囲む人々の悲しみや憎しみ、愛情。

 この作品は見る時々よって異なるストーリが見えてくる。昔、最初に見たときは単なる残酷で眠い戦争歴史映画。2度目に見たとき乃木への怒り、庶民兵への悲しみ、変わっていく小賀少尉への違和感。3度目に見たときは逆に小賀少尉への共感。そして4度目は望むと望まざると人の上に立つ者、国を背負う者のあり方と苦悩する姿を児玉と乃木そして伊藤に見た。

 そして、それらの人々の中に、理性と感情の戦い、人それぞれに異なる親子の情の姿、個人が個人ではなくなる時、非情の中にある友情が散りばめられている。

 戦果が上がらない乃木にいらだつ国民が乃木の自宅を襲った時、乃木の妻が「好きにさせてあげなさい。こんな家なんかどうなっても構いません」の一言は、武人の妻としての言葉なのかそれとも、息子の死を悲しむことさえできない乃木家への憎しみなのか。

 日本が勝ったはずなのだが、全然、勝った感じがしない。救われるのは生き残った兵士が国で普通の生活に戻った姿と、残された人の悲しみを乗り越えた笑顔、そして平和な山河に溢れる明るい日差しに彩られたエンディングだ。

 戦争というものを単に残酷なものとして扱うだけでなく、また戦争スペクタクルとするでもなく、人にスポットを当て、見れば見るほど一人一人のキャラクターが背負うものを見せる作品だ。

 この戦争をめぐる人の描き方の重厚さは、奇しくも、この映画で人の善性の象徴として登場する「戦争と平和」につながるものを感じる。それにしても良く何度も見たものだ。 








ランク
10位

明日への遺言 特別版 [DVD]

藤田まこと , 富司純子 , ロバート・レッサー , フレッド・マックィーン , リチャード・ニール ,

レビュー数
26
レビュー平均得点
4.0

○ 泣けた。泣けた。不思議な映画
レビュー内容:  この映画は泣ける。そして戦闘シーンは出てこないが、なぜか戦闘シーンのイメージが湧く。すべて会話で話が進む。出てくる人は実はいい人ばかり、なぜ戦わなければならないのか?そしてなぜこのような行動をさせたのか。自分へのけじめとは。人は思い通りには生きられない。そして知を持たなければならない。この映画はそんな気持ちにさせてもらいました。

○ 部下を守り抜いた
レビュー内容: 意外だったのは裁判が結構しっかりしていたこと。判事もほとんど中将の証言をさえぎらない。それから弁護士がかなり本気であの手この手で検察官をてこずらせたこと。

彼にとって何の得も無いでしょうに。自国じゃ非国民あつかいでしょう。

日本が勝ったらああいうことはできたのだろうかと思わずにいられません。検察官の笑顔がよかったですね。勝利の瞬間の無力感に満ちた表情も印象的でした。

藤田さんの声は力強く説得力がありました。もうけっこう弱弱しい感じが漂っているのかもしれないなあと見る前に予想していましたが全体的にそういう雰囲気はありません。

すごい信念の人なんですがそういうのを押し売りするような暑苦しい感じの人ではないという難しい特徴をふまえて演技できる適任者だったのではないでしょうか。

劇中、たぶん兵卒も含まれているでしょう、大浴場で部下たちと一緒に湯船に漬かっていますが果たして戦犯になった将官でああいう風に人が集った方って何人くらいいたのでしょう。

佐官でも怪しいと思いますけど。

最後は部下を全て窮地から拾い上げ、判事の助け舟を拒み、もって己のなした証言すべてを人類への警句と転じた彼の生き方は学ぶには正直立派過ぎて荷が重すぎますが

同時に残された者が崩れないための最期の誇りを残してくれました。有難う。

こういう場合人物像が非常に美化されている危険性がありますが

検事の助命嘆願、部下が一兵卒まで生き残っていること、裁判記録

相当しっかりした証拠の裏付けがありますのでおおむね私は信用することにしました。

ただご本人はこれほど裁判で超然たる覚悟で臨めたのだから

戦中の空気に埋没しないで何かできたんじゃないのかと悩んだのではないでしょうか。

戦争が避けられないとしても裁判で見せたような死を厭わぬ気概で奏上していたら、もっと別のやり方ができたのではないかとふと考えたりはしたと思います。

できなかったからから苦しい、それを他人は責められません。覚悟とは状況にも左右されますから。

そういうことまで考えていただろうなあと第三者に思わせるくらい立派な人格の方だなあと見ていて感じました。


○ 法廷場面中心でやや退屈だが丁寧な作り(蒼井優を観る為のレビュー)
レビュー内容:  蒼井優の出番は裁判の証人役として前半部分に5分間位(計測した訳じゃないので、あくまで感触です) その後30秒飛ばしの機能を使ってジャンプしながら見たが、その他の出演シーンは見つけられなかった。好演してはいたが、優ちゃんだけの目的ならわざわざ観るほどでもない。

 導入部にあたる記録映画的な部分はかなりの訴求力があったが、裁判部分は興味を持続できなかった。軍事法廷に興味があるなら、作りの丁寧さを感じたので一見の価値があるかもしれない。


○ 何となくストレス
レビュー内容: 何となくストレスがたまる作品。

岡田資、賛美一色の作品。

しかし、捕虜斬首は、如何見ても犯罪。

彼らも、命令に従っただけ。

自分は、彼らを許さず、自分の部下の減刑を計るのは、

ダブルスタンダードとしか思えない。

米軍の残虐行為に対する追及も中途半端。



法戦を主題のする割には、杜撰。

何となくストレスの一言。

○ 日本兵はすばらしかったということだ。
レビュー内容: 映画作品としてみました。作品としてみた場合岡田中将の静かな心の内を表現していたのであれば、全体としての雰囲気はよく作られていたと思います。戦勝国による裁判ですから、結局は有罪はハナから確定しているのです。その中で私心を捨てて部下を思い遣り一貫した主張を続けたところに岡田中将の人としての誇の在り方、潔さを感じました。



全編を通して淡淡としていましたので、娯楽としては少し退屈かもしれません。



歴史としてみた場合、冒頭の画像で南京の捏造写真と言われている写真なども見かけたので、史実としては、どこまで正しいものかどうかは分かりませんが、概論としては非常に良いテーマだったかもしれません。いわゆる大東亜戦争に於ける日本の戦犯ですが、とにかくA級戦犯をテーマにしたものが、左右の論戦のテーマになっていて、なかなかB級C級について知る機会が少なかったので、ひとつのきっかけとしてよかったと思います。


posted by はやぶさ じろう at 21:00| 日本映画

特撮





ランク
1位

ガメラ2 レギオン襲来 デジタル・リマスター版 [DVD]

永島敏行 , 水野美紀 , 石橋保 , 吹越満 , 藤谷文子 ,

レビュー数
4
レビュー平均得点
5.0

○ 平成ガメラシリーズ第2弾!にして最高傑作!デジタルリマスターで蘇る!
レビュー内容: 平成ガメラシリーズ第2弾!にして最高傑作!

血湧き肉踊る、怪獣映画の醍醐味を満載!

もちろん大人が見て面白い!!



前作を凌ぐ怪獣災害シュミレーション描写、自衛隊の作戦行動などのリアルさ、

そして、ガメラのデザインのかっこよさ(前作ではまだ、丸っこいかわいらしさがあった)、

新怪獣レギオンの生態とデザインの複雑さ、

そしてもちろん対決シーン他、グレードアップした特撮、

などなど、軽く前作を超えてます。



主演俳優陣も、いかにも自衛官・永島敏行、

青少年科学館の学芸員・水野美紀(役名の穂波碧はどこか綾波レイっぽい?)、



「主の問いに答えて曰く“我はレギオン。我ら大軍なるが故に” 」



・・・と、"群獣"を前に聖書の一説を引用するインテリ自衛官・石橋保、

水野美紀が気がかりなNTT技術者・吹越満、

偶然ガメラと再会し、心が通じない寂しさを感じる藤谷文子(浅黄)、

他、脇役も魅力的。



すり鉢状に壊滅する仙台市、

なかなか離陸できないヘリコプターを守って戦うガメラや、

子供たちの祈りを集めて復活するガメラ、

ガメラに敬礼する自衛隊員(全員は敬礼しないところが超リアル)・・・



ざっと考えただけでも、数々の名場面が思い出される、まさに名作です。

○ ダークナイトと同じく
レビュー内容: ガメラが出てこなくても成立してしまう作品です。

レギオンの生態(宇宙植物との共生関係、電磁波コミュニケーション、珪素を摂取する・・・)と、

それに振り回される国内対応という、前作よりリアルになった描写が、パトレイバー2(劇場版)

を上梓した伊藤脚本の真骨頂だと思います。

ガメラがいなくても・・・とは書いたものの自衛隊の協力、怪獣同士のバトルはさすがこなれた感のある

演出と相俟って「日本沈没(オリジナル版)」的な雰囲気を感じます。

落ちのつけ方も、安直とはいえすっきりとしていて個人的には好きですね。

○ この機会にぜひ
レビュー内容: 既に十年以上前の特撮作品だが、今観ても圧倒的に面白い。三部作の中でもっともバランスの良い作品で、シリアスなテーマを扱いつつも、同時にSF映画として可能な限り綿密に宇宙生物の生態系を描き、人類とガメラ、そしてレギオンの戦いを迫力のある映像で魅せる。



ゴジラシリーズになくてガメラシリーズにあるもの、それはスピード感で、怪獣が猛スピードで空を飛びながら地上に降り立ち、火球を吐く画は圧倒的に格好よく、美しい。レギオンの造形も昨今の怪獣たちの中でも最高レベル。テンポも良いしキャラクターも立っている。エンターテインメント作品としての楽しさと、可能な範囲でリアルに描き切った演出の巧みさ、どちらも兼ね備えた、最高級の特撮映画だ。



三部作で行くと、前作はまだ技術的な部分で少々古臭さを感じたり、まだどこか明るさや軽さを感じるし、3の方は暗すぎるし痛快さは少々足りなく、やや難解に過ぎる。そう考えると、やはり素直にすすめるとしたら「2」を選ぶ。

○ リマスター版でこの価格は嬉しいです。
レビュー内容: 公開当時、いわゆる「平成ガメラシリーズ」に一拍遅れ「2」から劇場に行った私ですが、しっかり楽しめた一篇です。この第2作から観ても「大丈夫」というか、第1作もさぞ面白かったろうと思わせる迫力でグイグイ見せます。後にLDで再見した時の興奮といったら!あの予告篇で”戦闘スイッチ”が入った人は多かったのではないでしょうか(BGMは第1作の「ギャオス逃げ去る」でしたが)。

今作の敵役レギオンと草体の共生関係とか、正直小さな子には理解するのは難しいかなという所もありますが、むしろ脳内補完を促進させるような勢いがあって、それがこの映画の魅力かも知れません。

この作品は人物を良く描いています。個人的にはレギオンの生態解明に奔走したNTTエンジニア:帯津と自衛隊の花谷一尉、対照的な二人が同じ目的のために行動をともにするうち意気投合するくだりにはグッときます。他にも、葛藤の末にガメラ援護を命令する師団長、群レギオンをおびき寄せるため意図的に電波漏れを起こす送信所職員、娘に近づく男には無言の最大圧力をかけるヒロインの父親、等々印象的な登場人物が物語を盛り上げています。もちろん、ガメラとレギオンの戦いも大迫力でした。

折にふれて観返していたLDもプレーヤーが限界を迎え、ブルーレイ機も高いしなァと嘆いていた私にこの価格は嬉しい限りです。BR版の画質、音質の優位は言うまでもありませんが、DVD機のみの家庭ももまだまだ多いはず。廉価で気軽に楽しめるシリーズが発売されるのは、BRかDVDかを選べる、という意味で良いことだと思います。




ランク
2位

ガメラ 大怪獣空中決戦 デジタル・リマスター版 [DVD]

伊原剛志 , 小野寺昭 , 中山忍 , 藤谷文子 , 渡辺裕之 ,

レビュー数
2
レビュー平均得点
2.5

○ 怪獣映画とは
レビュー内容: いろいろなところで書き尽くされてきたことだが、この映画は怪獣映画ありきで育った人が、

その時持てる技術を総動員して(費用・時間的な制限はあれど)正統的に表現した作品。

良くも悪くも当時ゴジラに招聘されなかったスタッフの、怨念めいた粘っこさも感じる。

10年以上前の作品だし、でかい亀だし、演技はアレだし(笑)、総合的に今の目で見るとマイナスはつけますが、日本で怪獣映画を見るのであればマストアイテムであることは間違いない作品だと思います。

○ 低価格はいいのだが
レビュー内容: 低価格はいい。デジタルリマスターも。だがブルーレイ時代が始まりブルーレイ3Dの声も聞く今、デジタルリマスターDVDを出す意味があるのだろうか。特撮系は特にマニアックなマーケットだ。とっくにマニアはブルーレイに乗り換えつつ有ると思うのだが? それだけにマーケティング的に発売するメリットがあるのか非常に疑問である




ランク
3位

ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒 デジタル・リマスター版 [DVD]

中山忍 , 前田愛 , 藤谷文子 , 山咲千里 , 手塚とおる ,

レビュー数
2
レビュー平均得点
5.0

○ ラストの雄叫びが意味するものは・・・
レビュー内容: 「1」で怪獣映画とは、を提示し、

「2」で、主役怪獣がいなくても成立してしまうディザスタームービーに怪獣映画の可能性を見出したあと、

この「G3」は当時ものすごい期待感を持って公開された(一部マニアも含みます)と記憶しています。

怪獣映画に限らず、映画の文脈を知らない子供や、デートに観るようなものではないと言えるくらい

ストーリーも登場人物も複雑に絡み、状況も二転三転します。同じくらい評価も二分されましたし。

しかし純粋に画作りとか、そこから伝わってくる、あるはずのないガメラの感情や感覚など、敵役のイリス側(人間も含む)と、ガメラ側で対比するように見ているとその対極構造が良くわかります。

観終わった後の脱力感と熾火のような高揚感は、ラストバトルに至る一連のシークエンスで、

「単なる娯楽映画じゃないぞ」と言う気概を見せ付けられる、この作品独特のものだと思います。

従来の怪獣映画ではなく、ディザスターMでもなく、怪獣映画のふりをした(陳腐だけど)問題作に

仕上がっている作品だと思います。

劇場公開時ペーペーだった自分が管理職になり、久しぶりに見直したこの作品で、

ファイナルカット、雄叫びをあげる満身創痍のガメラに「漢」を感じない訳にはいきませんでした。

○ 賛否はあるだろうが
レビュー内容: 「2」の後、ファンからは相当な期待を持って迎えられたであろうこの「3」だが、ふたを開けてみると相当な賛否両論だった。それもそのはずで、まずいわゆるアクションシーンが圧倒的に少ないし、過去作のキャラクターを一通り登場させながらさらに新キャラクターも登場し、ガメラの存在や「なぜ日本にばかり怪獣が集まるのか」という疑問など、とにかくてんこ盛りの構成。そこにさらにイリスに関係することになる少女と、少年の物語も加わるわけで、100分程度の作品ではきついのは当たり前だ。



そんなストーリー上の欠陥はありながらも、十年以上たった今改めてみると、それでもやはり観るべき作品であるということがしみじみとわかる。

「1」「2」を経てさらに進化した戦闘描写は短いながらも圧倒的な迫力と美しさだし、特にラストバトルはさながら絵画のようだ。燃え盛る京都の街をバックにたたずむ二体の怪獣。そして京都駅の「中」(!)での屋内バトル。三部作を締めくくるラストバトルをわざわざ狭い室内でやったことに対しては色々な意見があるだろうが、人間たちが入り乱れながら怪獣の戦いも描く為にはこれしかなかっただろうし、最後の最後になっても火球の打ち合いでは終われない。それまでの怪獣映画の限界や定説を覆してきたシリーズ。派手さはないが、痛みと壮絶さが伝わってくる、屈指の名シーンだと私は思う。

渋谷襲撃シーンのさながらパニック映画のような迫力も最高レベルだ。



尻切れトンボなラストは、普通に考えたらありえないが、終末観と、片腕を失くした怪獣の悲壮な、しかし気高い叫び。怪獣映画の中に「ドラマ」を挟んだのではなく、怪獣そのものにドラマを与えた。欠点は色々と抱えているが、それでも尚、語り継ぐべき怪獣映画の最高峰である。いまだに、これを超える作品には出会っていない。







ランク
4位

平成ガメラ Blu-ray BOX

伊原剛志 , 永島敏行 , 中山忍 , 水野美紀 , 前田愛 ,

レビュー数
26
レビュー平均得点
4.0

○ ブルーレイで観るガメラ
レビュー内容: 日本怪獣映画の代表三部作をきれいな画面で見られたいへん満足しております。

○ 作品はもちろん素晴らしいですが、特典映像が大大大不満!!これが本当に「平成ガメラ最終保存版」?
レビュー内容: LD購入後、DVD-BOXは見送っていたので、今回BD発売に飛びついて予約購入しました。

作品の素晴らしさ(もちろん☆5つ)はもう語りつくされたと思うので、今回の製品について。

高画質かどうかも、それほどよいモニタで観ているのではないので、他の方に譲ります。

(私には、際立って高画質になったような感じは受けませんでした。)



しかし、BOXケース裏のコピーで「平成ガメラ最終保存版」とありますが、映像特典が大不満!

特典映像は、各作品の「現在での」スタッフインタビューと特報・予告編・TVスポットのみです。



DVD-BOXはわかりませんが、なぜ、LD-BOXの山のような膨大な映像特典、「当時のメイキング映像」や特番、プロモーション映像などの特典映像をなぜ付けない!

またしても複雑な権利問題か?

作品の素晴らしさに反して、パッケージング、商品化の姿勢に納得がいきませんでした。

本当に本当に本当に残念。

○ ありがとう
レビュー内容: 家にあるだけでこんなに幸せな商品は、なかなかないと思います。

○ 私は 待ってました。
レビュー内容: 画質が ハッキリして無いとイヤって方 購入されると ちょっと残念かな、映画館で見ている感じで、ちょっとザラザラ感の有る画質でした。私は DVD(ガメラ3)を購入していましたが 今回このブルーレイBoxを購入しましたが 良かったですよ 特に ガメラ3でガメラが京都の街へと急降下する場面は、街の灯かり 一つ一つ綺麗に見えて ちょっとビックリでした。 ハッキリ画質に拘らない(最新映画の様に)のであれば 最高の 媒体です。まぁ 画質や 音質には 個人差が有りますからね。

○ DVDより確実に上
レビュー内容: DVDをお持ちの方で買うか迷っているなら買い!やはり差は、ありますね。完璧ではないけど合格点と言えます



ランク
5位

大魔神 デジタル・リマスター版 [DVD]

高田美和 , 青山良彦 , 藤巻潤 , 五味龍太郎 , 橋本力 ,

レビュー数
1
レビュー平均得点
5.0

○ すばらしい画質
レビュー内容: Amazonでリマスター版大魔神3部作のDVDを購入し、鑑賞しました。

まず、画質のすばらしさに驚きました。40年前の作品なのに、現在の映画のように感じました。

ただ残念なのは、旧版のDVDにはメイキングなどの特典が入っていたのですが、このリマスター版には予告編しか入っていませんでした。







ランク
6位

ガンヘッド [DVD]

高嶋政宏 , ブレンダ・バーキ , 円城寺あや , 原田遊人 , 水島かおり ,

レビュー数
30
レビュー平均得点
4.5

○ うれしいサントラ付き
レビュー内容: かつてはYAHOOOオークションで高値が付いていた伝説のサントラCDが付属されているとは!

俺個人的には、これだけでも買う価値充分(^_^)
映画自体の出来も悪くなく戦車のようなガンヘッドと巨大重機のようなエアロボット(三つの単眼がクモのようで不気味)との激しいぶつかり合いの戦闘シーンも当時を考えれば迫力満点!

○ パーティやろうか、ガンヘッド? for ブルーレイディスクへ
レビュー内容: VHS版はテープがすり切れ、カビが生えるまで見ました。

サントラCDを買ったときは小遣いを貯めておいて良かったと思いました。

DVD版は発売と同時に即買いしました。サントラCD付き特典に感動のあまり震えました。

・・・

日本国製の特撮SFリアル指向ロボット映画であり、2010年のコンピュータよりも

超絶な進化を遂げているはずのガンヘッドと主人公の会話(コミュニケーション)が

笑えて泣けるし熱い魂を感じています。



燃料切れで絶体絶命のピンチの際に、諦めかけた主人公へガンヘッドは語りかけ、

一緒に戦おうと説得を続けます、その際の名台詞、

『確率なんか、クソくらえでしょう!』

...。機械が、ロボットが人類に向かってこう言うんですよ...!!!

これで熱くならない漢はいないでしょう。



時が流れ、VHS→DVD→BDへと記録メディアが変遷してゆく中、

特撮SF邦画傑作の映画である『ガンヘッド』に再び光を当てようではないですか!



ブルーレイディスク マイスタークイズ Webサイト(BDA公認)では、

皆様がブルーレイディスクにして欲しいと思っている作品タイトル名の募集と、

そのタイトルへの応援メッセージを2010年現在も募集しております。



「洋画」・「邦画」・「アニメ」・「ミュージック」・「ドラマ、ドキュメンタリー、ノンフィクション、その他」

の5つのジャンルに分けて皆様の熱い思いをBDAがメーカーに届けてくれます。



邦画部門にエントリー中の『ガンヘッド』は、83のコメント数を獲得し、

2010年05月25日(火)現在、1位 / 22 作品中です。



邦画部門投票先URL↓

http://meister.blu-raydisc.com/jp/vote/wantBD/japanese.php?idx=2



この作品に熱き魂を感じるあなた様へ。

あなたの熱きコメントを毎日一票づつ投票してみて下さいm(_ _)m。

※注: お名前と応援推薦文付のみ得票数にカウントされます。

是非是非メーカーへの熱きコメントと、お名前の欄にニックネームを記載して

投票をお願い致します。1日1票を投票出来ます。



ひょっとしたら皆様の応援で、BD化ガンヘッドが世紀を越えて生まれるかもしれません。



ちなみに他の各ジャンル毎にも1日1票ずつ投票できます。

リストにまだ載っていないタイトルは、新たに推薦をすることでリストに登場します。

あなたの意志と行動力が、これからもつづく世界をつくりあげていくのです。



どうか、映画・音楽・映像といった文化を愛している皆様へのお願いでした。


○ 80年代の特撮
レビュー内容: >特撮で頑張った作品。小説のように自由電子レーザー砲も無ければ、ゲームのように飛行機に変形もしないが、ヒトガタ(スタンディングモード)から戦車へと変形するさまは見事。

特撮ゆえか?監督の息子可愛さからか?いらないシーンもいくらかある。

SFなので不自然な事がたくさんあるが、細かい事は気にせずにロボットアクションとサウンドを楽しんで下さい。

好きな人にはたまらない傑作!

○ あの名作をもう一度
レビュー内容: ふと懐かしくなり購入してしまいました。調べてみると、最近になってやっとDVD化したらしいですね。

20年近く前の作品ですので、今のCGバリバリの映画と比べると、模型のアクションが見劣りするところもあります。しかし、等身大ガンヘッドと俳優との絡みは、合成では見られないリアリティがあることも事実です。

そしてこのDVDですが、サントラCD付きでとてもお得です。

○ 特撮は良い
レビュー内容: 導入部でいきなりメインキャラが死んでしまい何かと思った。何に襲われているのか分からんから盛り上がりに欠ける。全体的に説明不足でストーリー展開が分かりずらい。特撮は観る価値有り。







ランク
7位

加藤隼戦闘隊 [DVD]

大河内傳次郎 , 藤田進 , 灰田勝彦 , 黒川弥太郎 ,

レビュー数
10
レビュー平均得点
4.5

○ 軍神・加藤建夫の最期を描く。航空機映画は海軍だけじゃない。
レビュー内容: 本作は昭和19年の3月に公開され、同年のNo.1ヒットを記録した作品だ。軍都・旭川に行くと加藤建夫の展示品が多く見られるが、それもそのはず、加藤は旭川の出身で、当地は未だに陸軍の遺した建物が点在しており、全国でも一番「軍都」の面影を残しているところだ。興味のある方はぜひ訪れて欲しい。陸軍省としては映画の加藤を「神」としたかったのだろうが、山本嘉次郎はあえて「人間」として描いた。よって今観ても違和感のない仕上がりなのだと思う。豪放磊落でカメラ好きという面もきちんと採り入れ、うっかり英語を口にしてしまうエピソードまで映像化されている。陸軍は戦後、もっぱら「鬼の憲兵」「海軍に比べて暗い」「閉鎖的」と悪口を言われるが、本作や木下組の大問題作「陸軍」を検閲で通してしまうセンスは、ある意味で凄い(笑)。国全体の暴走は十分非難されるべきものだが、現代の認識では海軍のムチャが敗戦の糸口になっているし、また関東軍が頑張らなければ今ごろ北海道はロシア領だ。我々もそろそろ正面から歴史を見据えなければいけないね。それにしても「隼」のカッコいいこと!海軍の三菱製・ゼロ戦と陸軍の中島製(現スバル)・隼は、やはり世界に誇る名機だと思う。これをハリウッド帰りの撮影監督・ハリー三村が豪快に撮り上げており、ドッグファイトも凄い迫力だ。特典映像を観ると、敵機も英軍から奪った「ホンモノ」を使用しているとのことで、そりゃ迫力も出るわけだ!加藤役の藤田進は当時の東宝のエースでもあり、黒澤の「姿三四郎」でも主役を張っていた。基地にクリスマスツリーやリースが飾られていたりと、昭和19年なのにかなりお茶目な映像も素敵だ(笑)。映画はもちろん軍神の死で終わるが、大東亜戦争もいよいよ終末に向かう時期であり、そんなことを考えて観ると違う見方が出来るだろう。星は4つです。

○ 加藤隼戦闘隊は心躍らせる名作でした
レビュー内容: 昭和16年ごろを背景とした昭和19年公開の映画であるが、日本映画のレベルの高さを教えられた。

軍隊趣味はあまりないが、戦闘機の戦闘シーンや特攻には感動を覚える者で、何の予備知識もないままこのDVDを手にした。

東映映画のヤクザのような軍人たちと違って、すがすがしい役者たちばかりで戦前の日本人を誇りに思えた。

何よりすごいのが、戦後の映画と違って、本物の戦闘機が登場し、技をお披露目していることだ。

現在もアメリカではプロペラ機の競技があり、テレビで垣間見たことがあるが、違う! 戦闘機ならではの精神的な緊張が心地よく伝わってくる。見てよかった! ゼロ戦の影に隠れてしまいがちだが隼にも注目したくなった。

○ ビデオ版より長い
レビュー内容: 限られたチャンネルだけで発売されていたビデオ版を持っていました。10回以上は観ているので、今更DVD買ってもねと思っていました。が、それは間違いでした。ビデオ版より10分以上長くなっています!!船団上空直援帰還時の夜間飛行や入院中の加藤部隊長の言動など、観た事のないシーンが随所に登場します。パッケージの「昭和19年公開の全長版で初DVD化」とはこういう事だったんですね。ビデオをお持ちの方で、まだDVDをご覧になっていない方、一度ご覧になって下さい。また、音声状態が良くないので、クローズドキャプション方式の字幕も大変有り難い。特にパレンバンに降下した挺身隊員達の台詞等は、DVDで初めて全貌が判りました(ただ、「高度を取って雲の上に出る」は「雲の上に出よ」の間違いでは?←僚機への指示なので)。画質もビデオより良いように思います。「意図の通ずる事多く、部隊長は愉快であるっ!」

○ 一式戦の燕返し(^_^)v
レビュー内容: 一式戦隼の大ファンであります。この映画『加藤隼戦闘隊』でも出てくる一式戦の華麗なる燕返しのモノケロ映像に目が釘付け間違いなし。一式戦というところが抜群です。エンジンナセルに機関銃の銃口二つ。少し盛り上がっているところに、一式戦の魅力が詰まっています。

 レシプロ戦闘機は、近くでは知覧平和記念館で観ることが出来るのですが、小生の産まれる前、60年以上も前に、これを乗りこなし空戦を繰り広げておられた先輩方に畏敬の念をいだきます。

 それにしても、重爆や輸送機もろもろ実機か出てくるだけでもう大感激です。凄いの一言。それに撮影の素晴らしいこと。たいへんなロケが想像されます。映画を越えたものを感じます。

 この物語では、悲観という言葉は相容れない、当時の若者達のひたむきさと優しさ。もう何とも言えない味わいです。コーヒーミルでコーヒーのうんちくをみんなに隊長が談笑されるシーンには、思わず涙です。併せて、水木しげるさんの『ラバウル戦記』も読んで観て欲しいです。

○ 一つのなぞ
レビュー内容: 話の展開といひ、特撮といひ、当時としては見事な映画でせう。特に空中戦の実写映像は他を以て替へられませんね。

それはさうと、映画中で加藤隊長就任(実は再任だけどね)の際に隊員によつて部隊歌(加藤隼戦闘隊の歌)が歌はれるシーンがあります。このシーンは昭和16年4月のことです。この映画の解説でも言及があつて、後に感状を七度受けたと歌はれてゐるのが、この時期ではまだ二度だつたので、歌詞もさうなつてゐるといふ話が出てきます。でもこのときこの加藤部隊に「隼」はまだ配備されてゐないのですよ。配備は16年8月です。映画中でも、加藤隊長就任後数か月を経て最新鋭機「隼」が配備されたといふ話になつてゐます。しかし最初のシーンの部隊歌ですでに「隼は征く、雲の果て」と歌はれてゐます。隼はまだないのに、何ででせうかね。加藤隊長が最初に登場するときも、固定脚の九七戦に乗つてゐるといふのに。


ランク
8位

大魔神怒る デジタル・リマスター版 [DVD]

本郷功次郎 , 藤村志保 , 丸井太郎 , 内田朝雄 , 橋本力 ,

(まだレビューはありません)


ランク
9位

大魔神逆襲 デジタル・リマスター版 [DVD]

二宮秀樹 , 北林谷栄 , 名和宏 , 安部徹 ,

(まだレビューはありません)


ランク
10位

大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス デジタル・リマスター版 [DVD]

本郷功次郎 , 笠原玲子 , 丸井太郎 , 北原義郎 , 夏木章 ,

(まだレビューはありません)


posted by はやぶさ じろう at 11:00| 日本映画

2010年09月27日

ファンタジー






ランク
1位

時をかける少女 【完全生産限定版】 [DVD]

仲 里依紗 , 中尾明慶 ,

レビュー数
17
レビュー平均得点
4.0

○ 続編として、これも一つあり
レビュー内容: 原作は何度も読みました。

理科実験室でガチャンとビーカーの壊れる音がする時のドキドキハラハラ感がいいし、3人でいた空間が2人になって感じる訳の分からぬ切なさみたいなのが好きでした。



原田知世主演の映画も見ましたが、思いの強い作品だけに少々違和感を感じる部分もありましたが、大林監督が真っ当に取り組もうとした熱意や青春時代の瑞々しさを感じさせられる作品でした。



何度かリメイクされているみたいですが、今度は主人公・芳山和子の娘が時をかけるということで、宣伝時から関心を持っていた作品でした。



母の伝言を伝えるという使命があるにせよ、意識不明になっている母親がいるのに娘がかなり呑気にやっているように見えるのが変でしたし、色々なエピソードをてんこ盛りにしてまとめようとするため、流れ的に不自然に感じる部分や、この部分を厚く描く必要があったのか、等という思いがあったのは確かです。



でも、未来から来た現代っ子が見る昭和の風景というのがうまく描けていましたし、私自身は今まで見たことがない仲里依紗と中尾明慶という役者さんが等身大の役柄を自然体で演じていたのがよかったです。

(普段ドラマを滅多に見ないので、実写化された小説をテレビで見て、若手の俳優さんの学芸会かと思うような演技にたまに呆然としてしまう事があったので、それを恐れてましたが、いい意味で裏切られました。)



以下ネタバレあるので、未見の方はご注意を。











芳山和子は大人になって本当に彼と再会する事はあるんだろうかと、考えたことがあるので、自分以外の人間が考える「成長した姿の一つ」と「未来で再会した光景」や、「娘から見る母親の同年代位の姿」を見せてもらえて、興味深かったです。



どうせなら原田知世をお母さん役に据えた方がますます続編という感じが出たのにと思いました。ここら辺もう少し拘りがほしかったかな(笑)。



ちなみに中尾明慶が駅で傘を持って彼女の帰りを待っている後ろ姿や、青木崇高の家で熱く語ったり泣いたりして、彼女を困らせたり呆れさせたりするシーンがなぜか印象に残りました。

本当に表情豊かな女優さんですね。



彼をバスには乗せたけどフィルムを返した点につい設定的な甘さを感じてしまいましたが、喪失感を乗り越えて前向きに生きていこうとする彼女の後ろ姿は、一生懸命その姿を撮っていた彼の想いとも繋がって、なるほどと思うラストになっていたと思います。





書いてる内に長ったらしくなってしまい、失礼しました。

○ ★今度は仲里依紗さんが時をかけてくる!
レビュー内容: 時を遡る昭和の時代。



時間は夕方、場所はNHK。

僕らをくぎ付けにした番組があった。



筒井康隆先生の原作をもとにした

少年ドラマシリーズ「タイムトラベラー」である。



その番組は不運が重なり、

永遠の時間の彼方へと消え去ってしまったが、

名作は原田知世、中本奈奈、南野陽子、内田有紀、

安倍なつみさんと、その時の「旬」の人により

演じ続けられた。



そして今、時のバトンは2006年のアニメ版でも、

声の主演を務めた仲里依紗さんに手渡された。



過去の作品において主人公だった、

芳山和子の娘の物語がここに紡がれてゆく。

あの当時、ラベンダーの香りに誘われた

我々にも見ておかねばならない一作となった。



この映画、平成の芸能界では

仲里依紗さん以外には考えられないキャスティング!。

里依紗さんの「現在」(いま)が、フィルムに

焼きつけられています。



「時かけ」で仲ファンになったあなたには、

いきなりの「ゼブラーマン」は目の毒、気の毒、お気の毒。

鑑賞には、くれぐれも注意されたし。

○ 良かったと思います。
レビュー内容: 「ゼブラーマン」以前に上映した映画だったためまだ仲里依沙に興味があって観た作品。悲しい映画とか観ても涙のでない俺だったが正直ラストにぐっとくるものがあった。それにしても主人公がほとんど制服姿なのにはいろんな意味ではまってしまった。

○ 切ないと言うよりは悲しい
レビュー内容: 本作では仲 里依紗と中尾明慶の演技が光っているが、5点満点で採点すると、

・演出:2

・俳優と演技:4

・ストーリー:3

・値段:2

総合で3点位だろうか。



細かい所で不自然な表現が多々あり、気が散って困った。例えば、お母さんが車にはねられて頭を強打して意識を失い、あかりがお母さんと言ってゆすって頭が揺れるが、絶対安静のはずだし、昔に戻って、まだ若いお母さんやお父さんに出会った時の感慨が表現されていない。また、寒いのにコタツに入って両足を出していたり、あかりが部屋を出るときに鍵を掛ける動作をしない、等々。監督の谷口正晃は注意が足りない感じがする。



主人公役の仲 里依紗は等身大の自然な演技でとてもいい。恋人の涼太役の中尾明慶は切ない情感をよく出している。深町一夫役の石丸幹ニはターミネーターのようで、優しさ不足か。カメラマンで父親役の青木崇高は役どころをよく心得た演技。



物語は、あかりと涼太の淡く切ない想いが中心で、後半のクライマックスでは抱き合って気持ちを確かめ合うものの、例によってその記憶も消されるから、見ている方としては気持ちが宙に浮いてしまう。各シーンは断片的で短いのが連続していて見辛い。感じとしては現実的で、切ないというよりは悲しく、今までの作品にあった青春の甘酸っぱさ、ファンタジーのやさしさがない。時をかけるというテーマをもっと出してほしかった。

○ 初時かけ
レビュー内容: 俺は大林版もアニメ版も観たことがなかったので

これが初の時をかける少女観賞でしたが

1974年の再現度はかなりこだわりを感じました。



ヒロインといい感じになる男も(いい意味で)ダサクて

昭和っぽくていいんじゃないでしょうか。

彼はルーキーズの関川役もやってたりするので

演技の幅が広いなと感じました。

もちろんゼブラクイーンの仲里依紗も凄いけど。



大林版をリアルタイムで観た世代の方が、昔を懐かしみ

ノスタルジーに浸りたい場合はかなり楽しめるのでは

ないかなと思いました。



ランク
2位

時をかける少女 通常版 [Blu-ray]

仲 里依紗 , 中尾明慶 ,

レビュー数
1
レビュー平均得点
4.0

○ 考え直して欲しい販売方法
レビュー内容: 個人的にはもう映画のソフトはDVDとBlu-rayを同梱した通常版と限定版の2種類だけで良いような気がします。

こういう分け方をしてBlu-rayの限定版が出ないので、結局通常版のBlu-rayと限定版のDVDを予約しました。

特典を欲しいと思うコアなファンの方がよりBlu-rayを求めると思うのですが・・・



そんなわけで劇場には3回足を運びましたが★は-1です。




ランク
3位

時をかける少女 通常版 [DVD]

仲 里依紗 , 中尾明慶 ,

レビュー数
2
レビュー平均得点
3.5

○ 胸が締め付けられたラスト数十分の展開
レビュー内容: お恥ずかしい話、宣伝文もロクに読まず、単純にもう大分以前に観た原田知世版「時をかける少女」のリメイクだとばかり思って本作を観たのですが、その期待は非常にいい意味で裏切られ、新たな作品世界を堪能することができました。また一作、青春映画の傑作が誕生したことを素直に寿ぎたいと思います。



本作の良さを語ることは即ちネタばれになってしまうおそれ大なので詳述は避けますが、仲里依紗嬢の闊達な演技そして過去と現在を自在に往還するヒネリの効いた脚本により、本作は「時かけ」の世界を見事に継承し発展させたものとして、永く記憶に残るものになると思います。(確かに、ラベンダー館の存在など原田知世版を観ていないと背景情報が抜け落ちた状態になり、すんなりとストーリーを理解できない(本作の世界に入っていけない)のは事実ですので、その意味では前作を観てから本作の世界に浸るのがベストかと思います。)



それにしても、最後のバス・ターミナルのシーンから自宅での上映会シーンまで、久し振りに胸を締め付けられるような思いを抱きつつ涙を流しました。青春時代に戻りたい、素直にそう思わせてくれた佳作でした。仲里依紗嬢の今後の活躍にも期待しています。


○ 原田知世版を知らないとその内容の連携が理解できない
レビュー内容: 「時をかける少女」というタイトルがつく作品は

もともとの原作小説、1983年公開の原田知世主演の実写映画、

最近、話題になったアニメ作品、そして仲里依紗が主演する今作がある。

すべてタイムリープ(タイムトラベル)を題材にしていることは共通しているが、

内容はそれぞれ異なっている。個人的にはアニメ版をチェックしたのみ。



今作はややこしいことに、アニメ版で主役の声を演じた

仲里依紗が主演しているにも関わらず、

内容はアニメ版には似ても似つかず、原田知世版の流れを受け継いでいるのだ。

つまりアニメ版を気に入った人が声優つながりで観たとしても

原田知世版を知らないとその内容の連携が理解できない。



さて、昭和49年にタイプリープする主人公だが、

その時代の雰囲気は非常にうまく表現されていて、

当時の町並みや登場人物、生活用品を味わえる。



ただ、ストーリーとしてはどうにも淡白で、必死の想いでタイムリープしてきた割に

やけにのんびりと毎日を送っていたり、

目的を達成する手段にしても行き当たりばったりな印象が強い。

未来から所持品として何を持ってきたかもしっかり説明されないため

資金の問題や未来へ戻る手段がクリアされているのかハッキリしない。



終盤に現れる人物に関しても主人公に情をかけたいのか

ルールを守りたいのかがの線引きが甘く、

結局、主人公のタイムリープはなんだったのかという感じだ。

そのあたりを補完するためには1983年の原田知世版を観ている必要があり、

そちらを観ていればもう少し感慨深いのだろうなぁ、と思った。







ランク
4位

空気人形 [DVD]

ぺ・ドゥナ , ARATA , 板尾創路 , オダギリジョー , 高橋昌也 ,

レビュー数
27
レビュー平均得点
3.5

○ 素晴らしい
レビュー内容: ぺ・ドゥナの魅力に尽きます。私は完全に惚れました。

残酷ではあるけどやさしい映画です。

○ 心のすきま
レビュー内容: 人間誰もが感じる心のすきまを、美しい映像と共に表現していた。

空気人形が心を持ち、様々な人間と関わる中で成長し、恋をし、痛みとせつなさを持つようになる。

ラストの空気人形の回想シーンは、彼女の本当の意味で愛されたかったという心の表れであり、現代の人間の満たされない心とリンクしているように感じた。

個人的にはストーリー構成が良いとか悪いとかではなく、せつない心理描写一つ一つで深く考えさせられた映画だった。美しい映像と演出がそれだけ素晴らしかった。

○ 期待以上の映像
レビュー内容: 原作者の業田さんは昔から大好きす。

漫画自体も読んでいたので、それを選んだ監督の感性を信用して、DVDを購入。

(カンヌ映画祭なんて興味ないので、ちょっと遅めの購入です。)

いや、これは久々のヒットです。

ゆっくりと流れる映像に惹き付けられました。

この切なさは何なんでしょうね?

それと、ぺ・ドゥナさんの演技力が凄い凄い!

よくぞ、この女優さんを選んだなと関心しています。

ともかく、心に残る映画でした。

以上


○ ややあざといが現代性の一端を描写している
レビュー内容: 初めに見た時はただぺ・ドゥナのエロティクを含む身体性に圧倒され、また吉野弘の詩に感動した。詩は「生命とは」を引用。 映画は現代的な《私とは一体何者なのか》というthemeをダッチワイフという言わば交換可能な商品を通じて《代用品》として語るのだが、残念なのはぺ・ドゥナを取り巻く人々だろう。 星野真里は拒食と過食を繰り返す《引きこもり》 また高橋昌也は《代用》教員 余貴美子は若い子に嫉妬して《自分の価値を見いだせないOL》…富司純子は孤独に独りで無理矢理《繋がりをみいだそうとする老人》 確かに現代的な人々かもしれないがあまりに《あざとすぎる》言い換えれば《誇張しすぎ》な感が拭えない。 そしてそれらの人々が僅かに触れあうか触れあわないかの関係性の中で物語は終わる。 誰もが抱く虚無感をthemeにしたのはいいが、ドキュメンタリー畑出身の是枝監督らしくないあざとさが気になった。

○ あまり深く考えなければ良映画
レビュー内容: ファンタジー映画なわけで深く考えずに見れば有りなんですが、原作も何も知らなかった僕にはARATAの一件は見過ごす事ができなかったです。ほんわかした映画の中にアクセントをつける為なのか?心を持ってしまった人形なのに、どこか心がないなと。でも悪くはない映画ですね。素敵な映画ではあります







ランク
5位

西の魔女が死んだ [DVD]

サチ・パーカー , 高橋真悠 , りょう , 大森南朋 , 高橋克実 ,

レビュー数
41
レビュー平均得点
4.0

○ 期待はずれ
レビュー内容: 今年初の駄作。

原作は読んでいませんが、タイトルからつい期待してしまいました。

きっとこうゆう作品にしたかったんだろうことは伝わりましたが

(ゆったり、心にじんわり系の作品にしたかったのだろう)

からまわり作品とゆうか観てて鳥肌がたちました。

基本的に出演している役者の演技力に問題もあると思うのですが。

主役の女の子。きっと大成はしないんだろうなと。

観てて悲しくなりました。



「おばぁちゃん大好き」って孫が言うたび

「I know.」って答えるくだり

原作もそうなんですか?

苦笑い通り越してぽかーーんなりました。

何であそこだけ英語なの?w

そもそもおばぁちゃんの日本語にも違和感あるし。

キム兄って演技下手ですよね?この映画に関わらず。

何であんな出てんだ?



あーこんなに生理的に受け付けない映画は久々でした。


○ チープすぎる
レビュー内容: 感動要素が0。

とりあえず主人公の女の子の表情が険しく態度もよくない。

この時点でこの作品が死んでいるが。

登場人物ほぼ全てにおいて、まともな人物が登場しない。

脚本は先が見えすぎで面白みが一切ない。

原作はよいのかもしれないが(読んでないからわからない)

この映画に関しては完全な駄作。

後半ホラーでもよかったんじゃないかな?と思えるくらいつまらなかった。

○ 2回見るコトをおすすめします。
レビュー内容: 私の幼い頃の「死」に対するイメージは“ブラックホール”だった。闇の中、永遠に一人ぼっちで浮かんでいる事を想像して怖くてしょうがなかった。
だから、映画の中でまいが死について話した後に「じゃあ、まいはずっと怖かったですね」とおばあちゃんが言った時すごく感動した。誰かに共感してもらうと安心するんだなと。

初めて見た時は全体的に薄い印象しかなかったのに二度目に見た時は場面のひとつひとつが染み込んできて、ラストシーンから手嶌葵の歌が終わるまで動けなかった。

丁寧に丁寧に撮られた映画だと思う。

○ 心の教科書
レビュー内容: レンタルで借りたDVDを観た時、この映画を劇場で観なかった事を後悔させられました。自然の中で穏やかに優しくでも凛として生きるおばあちゃんの生き方は魔女そのものです。が、昔は誰もが普通にしていた生き方なのでしょうね。孫娘のまいちゃんへの接し方も参考になることが満載です。途中何度も涙し、ラストはおばあちゃんとのさよならにまいちゃんと一緒に号泣してしまいました。女性として母親として、そして何より人間としてずっと忘れたくないおばあちゃんの教えが詰まったこの映画はいつまでも手元に置いて時々読み返したい私の教科書です。

○ いつまでも大切にしたいお話
レビュー内容: 舞の、好きなもの嫌いなものを表現する感受性豊かで、ステキな時間だけでなく、後悔したままの別れもまた、とても現実的で人間らしく共感できた。おばあちゃんの舞に対する距離の置き方、接し方が何ともいえず良く、言葉も丁寧で、本当に勉強させられた。何より、まずは規則正しい生活をする、ということ。当り前に知っていることだけどなかなか出来ないから、自分も背筋がピシっとさせられ、死ぬという概念も目から鱗で、すごく良かった!

おばあちゃんちの家、庭がとても素敵で、最近ハーブに興味を持ち始めた自分にとってはすごく憧れの情景だった。ジャム作りやサンドイッチも美味しそうで。手島葵さんの歌がまたすごく良かった。

映像もお話も本当に良くて、ずっと大事にしたい映画です。







ランク
6位

空気人形 豪華版 [DVD]

ぺ・ドゥナ , ARATA , 板尾創路 , オダギリジョー , 高橋昌也 ,

レビュー数
13
レビュー平均得点
4.5

○ ユーモアで、しかたがない
レビュー内容: (暴露あり)



空気人形のダッチワイフが心もって生きたらという設定のユーモアさ。

少女ようなむっちりをさらしながら、クリンとした風鈴や滴れを確かめるかのように触れようとする窓風景のユーモアさ。

メイド姿で混じって砂遊びの不審さにあきれたかのように子供を連れて行く母親たちのあわただしい後姿のユーモアさ。

空気を吹き込まれながら恍惚な表情で身体を反らすユーモアさ。

卵ご飯で切れるおじさんに一句説教されながら交わされる始末のユーモアさ。



好きな人に告白して自分をささげたら返事は空気入れごっこを求められたというユーモアさ。

そのようなごっこがてんで愛と思いきや、受身でなく初めて与える身分になろうと、なんと腹に穴を開けてやって吹き込み口はどこなのと純粋にたずねる血まみれなユーモアさ。

そして燃えるごみとして丁寧に包んであげてから別れを惜しむユーモアさ。



燃えないごみの集め場を飾ってから自分と心を捨てるかのようにとうとう無機的に動かなくなったのを、ごみ山の部屋に閉じこもって自分の空虚を大食で満たそうとしている干し女が階上から羨望とも受け取れる眼差しで口にしたセリフが「美しい」というユーモアさ。



そうです「ユーモアさ」たまらないほど一杯です。



とくにその「美しい」というセリフに覚えた違和感で、考えさせられました。なにか心を触れるものを目の当たりして「美しい」とかの月並みな形容詞の程度な表現や感銘しか出てこないことに、はしたな滑稽さを自覚したことありませんでしょうか。結局、「空気人形」とあまり変わらない浅はかな心もちではないか。浅はかに交わされたり、交わしたり、殺されたり、殺したりする身に今まで幾ばくあったのではないのかと、思いつかされてぞっとされるところに、最大のブラックユーモアが潜んでいるような気がしてしかたがない。



ただ、これらのユーモアは意図されたものではないと思います。それぐらいの意気込みとか余裕を持ち合わせていたら、豪華版に印刷物なんかをよりも、小型の「空気人形」を同梱せずにいられなかったはずです。そう、商品に作品と同等のユーモアがないのが残念です。

○ 「空気人形」への是枝監督のこだわりなど
レビュー内容: 最初に本編の映像を見たときは、何とも切ない話と思いましたが、特典での監督のこだわりやインタビューなどを見て、改めて見直すと、命への想いがしみじみと伝わってきました。大人のためのファンタジーとしての「空気人形」を充分に楽しませていただいてます。主人公を演じられたペ・ドゥナさんや撮影のリー・ビンビンさんの撮影の様子など、作品を理解するために不可欠だと思います。

吉野弘さんの「生命は」の詩が、響きます。


○ 生命を与え合う交わり
レビュー内容: ペ・ドゥナさんの魅力に満ちた女優映画です。

世界と身体内部を循環する空気を象徴として、息という生命性を帯びた空気が

印象的に描かれています。



ドゥナさんが空気入れを使って自らを膨らませていくシーンでは

女体の完璧なフォルムと輝く美肌に見惚れました。



ドゥナさんの冷たく空っぽの身体が、ARATAさんの臓腑から産み出された

温度と湿度を持った息で満たされていく様子は、ドゥナさんの恍惚と赤らんでいく表情と

艶めかしい女体の生命感が相まって、出色のエロスです。

愛する人の生命で内部を満たされる幸福感が、肉体性を持って表現されています。

欲望をぶつける店長との、互いの内部から空気を抜き合うような空虚さとは対照的ですね。



自分が産まれて来た事に気付き、世界を学び、いずれ死ぬ事を知る。

そして自分が自分である事を意識し、その唯一性を他者に認めて欲しくなり

与える歓びを知る。



観賞後の印象に、閉じられた絶望感を覚えないのは

教訓としての寓話でなく、世界の理としての寓話性を感じたからでしょうか。



監督の生硬なテーマ性に回収されかねない作品構図に

ドゥナさんの肉体が奥行きをもたらし、官能性という縦軸を通しています。

これこそ真の意味で裸となる必然を持った映画です。



ドゥナさんは、作品の核心を掴む知性と、それを肉体表現へと昇華させる

野生の勘を併せ持つ素晴らしい女優ですね。



女体という自然が作りし生命の偉大さを感じると同時に

映画は脚本のテーマ性を越え得る総合芸術なのだと再認識しました。

○ がっかり感
レビュー内容: もともとの内容が気持いのはいいとして、最後まで観て感じたがっかり感は残念。

○ ラストシーン・「空気人形」の流す涙は本物。是枝組の傑作です。
レビュー内容: ひょんなことから「心」を持ってしまった空気人形。純粋無垢な彼女から見た「薄汚れているけど、必死で何かを捜している人間たち」との関わりは、自己の人生や生き方さえ見直させてしまうリアルさで迫ってきた。ペ・ドゥナは「リンダリンダリンダ」の時も素晴らしかったが、現代の日本映画で主役を張って違和感のないアジア人女優は、間違いなく彼女だけだ。生きることの辛さ・楽しさ・儚さをこれだけ見事に表現出来る女優は少ない。自分は性的処理の「代用品」でしかないと思っていたら、人間たちも「替え」のきく人たちばかりだった。ファミレスの店員も教員も、受付嬢も、そして映画に詳しいレンタルビデオ店の店員までがみな「代用可能」。でも必死で毎日を生きている。それだけにラストで皆に誕生日を祝ってもらうシーンで、空気人形の感情が爆発したのだと思う。あれは空気人形ではなく、ペ・ドゥナその人の心からの涙だった。食べることも、泣くこともできなかった人形が「夢」の中でおいしそうに料理を食べて、流した涙は、邦画史に残る名シーンになるだろう。それにしてもこの短編をここまで情緒溢れるシャシンにした是枝監督は凄い!また、リー・ピンビンのカメラワークも最高だ。特典ディスクにはメイキングとカンヌでの風景などが収録されている。撮影前に空気人形にどう空気を入れるかで格闘している監督の姿は、どうみても「あぶない」人だが(笑)、ワンシーン・ワンカットにこだわるスタッフの集中力やこだわりも、映画界を目指す人にはぜひ見てもらいたい。決してハッピーエンドじゃないけれど、なぜか観た後はココロが洗われる作品です。文句なしの5つ星。







ランク
7位

曲がれ!スプーン [DVD]

長澤まさみ , 三宅弘城 , 諏訪雅 , 中川晴樹 , 辻修 ,

レビュー数
20
レビュー平均得点
4.0

○ また見てしまった。はあ。
レビュー内容: 『冬のユリゲラー』が舞台原作の映画化。言わずもがな日本邦画界の戦犯である亀山・本広コンビがどうしようもない映画を送りだす。『踊る〜』一作目の振り逃げ感たっぷりの奇跡はもうないんですよ。



子供の頃、UFOの墜落?を見たことから、超常現象を信じている長澤まさみが何とも残念。

舌っ足らずで異性に媚びるように映る言動や仕草が同姓受けせず、映画やドラマはおろか、CMのにさえ露出が減ってきた昨今、更にダメダメ感たっぷりに提供する今作では前半まで舞台版が努力してきた結果を帳消しにする演技。いや、これは設定や演出サイドの問題か。私は長澤まさみが不憫で仕方がない。いや美人で巨乳だからという理由ではないが…。



声の張り方やセリフの置き方、テンポのとり方など舞台そのまんまの空気を持ちだす役者も(お前ら誰だw)問題だが、本広『面白そうだからいんじゃね?』亀山『まぁ、一本撮っとくか?』とでも言ってそうな舞台侮辱感が画面全体に出ていて吐き気がする(別に私は舞台のことなど何もわかりませんが)



長澤まさみの凱旋が如く善通寺の映像が何度も描写されるのもイミフだが、それ以上に脚本も謎。ヨーロッパ企画が書いているにもかかわらず、ここまで駄作にしてしまうとは。



『踊る〜3』ヒットしたらしいけど、もういい加減、お金儲けに映画を使うのは止めてもらえませんか?…まぁ映画はビジネスだけどね。

○ 面白いが、観る人を選ぶ
レビュー内容: 本広克之監督の「サマータイムマシンブルース(STMB)」、「UDON」に続く香川三部作とも呼べる作品。



年に一度、巷の超能力者が密かに集うカフェでのドタバタ劇。世の不思議を信じるTV局AD(長澤まさみ)は取材する度、偽者に失望させられながらもひょんな事から此のカフェへと辿り着き...。其の能力たるや、どれもせこいかったり、安っぽかったりするが、心優しい彼らは傷心の白雪姫に七人の子人の如く小さな奇跡を起こす。



劇団系の個性的な役者の旨いが空気に馴染めていない演技と、前出二作を見ていないと分からない小ネタ満載で、観る人、観る順番を選びそう。原作舞台「冬のユリゲラー」は'00年初演以来、何度も再演され完成度は高い。しかし、空気感で得られる笑いと銀幕越しとでは文法が違う。役者自身の手探り感と相まってギャグがお寒く感じられるのは其のせいだ。他メディアを映画の作法で如何に観客にお見せするかも監督の腕の見せ所。舞台と映画は別物と割り切って良い。出来、商業的共に悲惨だった前作「少林少女」の後だけに監督自身の弱気(BGMの使い方といい、ラストの見せ方といい)が見え隠れする気がした。長澤の甘ったるい、舌足らずな話し方は好みが別れるが、とてもキュートだし、もっとメインに持って来た方が良かったのではないか?其の方がクリスマスキャロル的なオチが活きたと思う。



ちっこい超能力に、大袈裟なストーリー。ファンタジーなのだから其れぐらい大層で良いのだ。所々らしさを秘めながら名作STMBを越え得ないのが残念。イケメンや見慣れたタレントが溢れかえり其れを売りにする映画の多い中、新鮮ではあった。“「踊る捜査線」以外観るべきもの無し”のレッテルを貼られぬ内、機会が有れば是非、次の本広&ヨーロッパ企画作品に期待したい。

○ 信じることをあきらめてはいけない
レビュー内容:  どんなことでも諦めなければいけないことも出てくるしがない世の中だけど、信じることを諦めてはいけないと思わされた。

 

 『サマータイムマシンブルース』のメンバーが造った映画ということで見てみたが、面白さは甲乙つけがたいほどだったが、本作はそれに加えて感動の要素が強かった。



 『サマータイムマシンブルース』は「昨日に戻って壊れたリモコンを持ってくる」というものが話の主だったので、本作のそれは「桜井米の名刺入れに紛れている毒グモを退治する」ということだと思った。



 この「毒グモを退治する」ためにというのが、とにかく面白い。

 そのために『CAFE・de・念力』に集まる超能力者たちがいろいろな知恵を出し合い、挑戦する。

 その知恵や試みが面白いし、さらに落ちも抜群に面白かった。

 しかし、それが話の主だと思っていたのに落ちが来ても残り時間がかなりあって、「あれ?おかしいぞ」と思った。

 だがいまにしてみると、毒グモ退治は主ではなく、むしろラストの感動のための布石だったのではないか思っている。



 エスパーたちが米を励ますためにとった作戦と、マスターの「心の中のスプーンはなくさないようにね」というマスターの言葉には特に感動させられた。



 「サマータイムマシンブルース」が好きな人は絶対に面白いと思う。

 まだどちらも見ていない人はまず「サマータイムマシンブルース」から入ることをお勧めする。

 そのほうが本作を見たときの面白さが倍増するからだ。

○ メディア批判色があれば良かったが、、、
レビュー内容: 真相とか科学的アプローチは後回しに、

とにかく「ネタと視聴率」につなげようと

するメディアの手法をもっと辛辣に描いたら

作品に深みがでたと思いますが、メディア自らが

そんな告発は不可能ですから、予定調和で終わり

ました。軽妙と言うのでしょうか。










○ とってもハートフル
レビュー内容: この映画を観る方はすでに「サマータイムマシンブルース」と「UDON」を観られた方と思いますが、万一まだ見られてないようでしたらまずそちらを順番に見ていただいてから「曲がれ!スプーン」をご購入の上ご覧ください。そうでないと、あらゆる小ネタを十分に楽しめない恐れがあるからです。

それとロケ地の香川県善通寺、丸亀、坂出などの土地をご存知の方は、ぜひロケ地を訪ねてみてください。

とっても楽しいですよ!

讃岐うどんの名店をも訪ねながらね!







ランク
8位

パコと魔法の絵本 特別版(2枚組) [DVD]

役所広司 , アヤカ・ウィルソン ,

レビュー数
20
レビュー平均得点
4.5

○ すみませんが…ρ(..、)
レビュー内容: 私は夜勤明けの重い足を運んで劇場に観に行きましたが、正直 ハッキリ言って退屈な映画でした。後免なさいヲ内容も詰まらないし、何故こんな映画を皆様方が大絶讃するのか?…解りません。土屋アンナは好きですが、あの看護婦の役柄キャラに嫌悪感を覚え拒絶してしまいました。挙げ句には夜勤明けのせいも有るカモ知れないですが。居眠りをこいてしまいました。m(_ _)mアヤカ・ウィルソンさんが可愛かったので☆3つです。

○ アヤカ・ウィルソンはJ・ガーランドを超えたか?いい映画です。
レビュー内容: 本作は正直言って「クセのある映画」だと思う。ド派手&奇抜なメイクとコスプレで爆裂する日本映画界きっての一級俳優たちに、これまた邦画では珍しい大掛かりなCG合成。舞台劇のような(というか元が舞台なのだが)セリフまわし。このテイストが合わない人は苦手な一本かもしれない。でも恐らくその人は「オズの魔法使」も敬遠していると思う。そう、本作は紛れもなく「オズ」の日本版なのだ。一見本作のラストは悲しく思えるけれど、ひとりの子供が成長して旅立っていくまでのエッセンスは変わらない。アヤカ・ウィルソンはジュディ・ガーランドにあたる訳だが、中島監督がメイキングで「棒読み演技も含めて近年の子役では出色」と言っていた通り、まさに天使のような輝きで映画を引っ張る。この作品は役所演じる偏屈じいさんが、パコとの触れ合いで立ち直っていくことが主軸だが、「ガチボーイ」の如く1日しか記憶の持たないパコにどうしたら「その1日」を楽しんでもらうかに没頭しだす後半は、パッケージにあるまじき(笑)涙なくしては観られないストーリーになる。病院内での舞台劇当日、パコは「オズ」の国に招かれる。そういうイメージで監督も考えたのだろう。実際にメイキングで本読みの時、アヤカが抱えている本が「オズ」だったからね。1939年のジュディの輝きと、現代のアヤカの存在感は単純に比較など出来ないが、少なくとも負けてはいなかったと思う。土屋アンナ、妻夫木、阿部サダヲに女装の國村準まで、楽しそうな芝居も印象的だった。特典ディスクはメイキングがメインになっているが、この世界観を知るには必見だろう。星は5つです。

○ 映画館で買うことを決めました。
レビュー内容: コマーシャルを見て面白そうだなと思い、気軽に見に行ったこの作品。

まさか映画館で号泣することになるとは思ってもみませんでした。



私が映画館へ行ったときには小さな子どもを連れてきている家族づれが多かったのですが、子どもたちはきゃっきゃきゃっきゃと笑い、親がその横で鼻をすすっていました。子どもも大人もどちらも楽しめる、いい作品だと思います。



映画を観終わった瞬間、いつDVDが出るのかと調べたほど気に入っています。

DVDが来てからももう何度も見ているのですが、何度見ても飽きません。ここ最近の作品で一番好きです。

先日、遊びに来た友人にも観せたのですが、家に帰ったら自分も買いたいと泣き笑いしながら言っていました。



大貫がパコのほっぺたに触ったときにパコが必ず言う一言があるのですが、それをパコが言うたびにもうどうしようもない気持ちになります。その言葉を聞くたびに涙が出て、私はそこからほとんどずっと泣きっぱなしです(笑)

「泣ける映画」と宣伝している映画はあまり好きではないんですが、これはとてもおすすめです。

○ カエル苦手で観れない人いたんだろうか(笑)
レビュー内容: 金懸けた舞台…。ただそれだけの印象です。クスッと笑える部分が沢山あるのは全然OKですが、中身がスカスカなだけに面白くなかった。

例えば「お前が私を知ってるってだけで、腹が立つ。気安く私の名を呼ぶな」とクソジジィの台詞。
それが、パコの頬を触りなにかしてあげたいと思い始めるクソジジィ。

クソジジィがパコに出会い泣くまでの感情の経緯は?どんな過去があったの?

そのまま何も分からずラストシーン。

おもちゃの世界が飛び出してきたような映像だけを楽しみたいのなら★5つですが、 ずーっとコメディーで、スカスカな内容だったのになぜ最後だけパコを死なせて泣かせようとしたのか…。


★はあげません(笑)


○ 良い映画
レビュー内容: 邦画の年度NO1ですね。でも笑いはクスクス程度です。

CGの持つ違和感をうまく消化してました。同じ監督作の松子よりもよかったです。







ランク
9位

秘密 [DVD]

広末涼子 , 小林薫 , 岸本加世子 , 徳井優 ,

レビュー数
33
レビュー平均得点
4.0

○ 広末涼子の透明感が心に残る
レビュー内容: 原作を読んで、映画を観ました。多少の設定の違いや脚色はありますが、非常によくできた作品です。

やはり見せ場は、小林薫と岸本加世子の灯台での別れのシーン。このシーンは何度観ても目頭が熱くなります。

キャスティング、テーマソング(竹内まりや)も非常に良く、広末涼子や石田ゆりこがまだまだ透明感を放っていて、スクリーンに輝いて見えます。

滝田洋二郎監督は、この作品で広末涼子をお気に入りになったのでしょう。「おくりびと」で下着が見えるシーンがありましたが、その瞬間この映画のワンシーンが思い浮かびました。

○ 超えられないもの
レビュー内容: 原作を先に読みました。



そして、ずっと気になってた映画版も見ました。

役者さんたちの演技も良かったです。ただ、原作が長いだけにカットされている部分も沢山ありました。



そのせいか、原作を読み終えたときの感動は味わえませんでした。決して悪い作品ではないと思いますが、一度観たら繰り返し見る気は起きませんでした。

むしろ、原作を読み返しました。

私は、やはり原作には勝らないのかなぁと思ってしまいましたね。

なので、評価は☆3です。



この作品を初めて見ようと思う方はまず、こちらを観るほうをお勧めします。

○ 見てよかった
レビュー内容: 原作が好きだったので見てみたが、期待していなかったせいか予想外によかった。

物語の核心部や、盛り上がる部分は外していない。

主演の二人はがんばったなー。

夫婦喧嘩のシーンなど、演技も演出も頑張っているなーといった感じ。

広末良子で売っているため、直子の葛藤も表現されていて、原作とは違った感動がありました。



前半部が明るすぎたり、

小林薫がよい人すぎるというか二人の仲が良好すぎたり、

金子賢がチャラ過ぎたり、

ラストの改編はなかった方がよかったり、

と所々にやはりあらは見えるものの、見てよかったです。


○ 原作を超えられず
レビュー内容: 「秘密」の原作読了後のDVD購入でしたが、映画化するた為にストーリーが変えられ違和感を覚えました。原作の小説が秀逸なだけに、残念です。

○ ただの乗り移り系映画だと思ったら大間違い。さすが東野圭吾原作。広末の演技にも感服
レビュー内容: なんにも前提知識なしに、単に、広末を見たさにこの作品を観た。



最初は、「なぁーんだ、また乗り移り系か」と思って、ちょっとがっかりしたが、

中盤から、とてつもなくオモシロくなってくる。というか、小林薫と同年代の自分として

もう、見てられなくなってくる。



愛している妻、でも体は娘。社会的には大学生の女の子で、当然友達は普通の女子大生だし

ヨット部に入れば、男子学生から口説かれる。しかもその男子学生が伊藤英明だからたちがわるい(笑)。



お父さんの小林薫の情けないことといったらない。手を出したいけど手を出せないもどかしさ。



やきもき、お笑いのパートが終わると、そこからストーリーに変化が訪れる。そして衝撃のラストへ。



こんな難しい状況の役を見事に演じきった広末の才能には感服。ますます広末のファンになってしまう作品でした。














ランク
10位

パコと魔法の絵本 通常版 [DVD]

役所広司 , アヤカ・ウィルソン ,

レビュー数
59
レビュー平均得点
4.0

○ もったいない
レビュー内容: 映像がとても綺麗で、俳優の演技も面白い(上川隆也の弾けっぷりには驚き!)ですが、ストーリーが善良すぎて面白みに欠ける印象を受けました。

○ えげつなさにはまれ
レビュー内容: えげつないほどの色の使い方。でもそれが僕らを魔法の絵本の世界へ導いてくれるのだ。逆に言えば、中島監督のこのえげつなさがなければ、なんということもないストーリーで箸にも棒にもかからない映画なのだ。


○ ターゲットが大人か子供か疑問。
レビュー内容: 下妻物語は、本当にすごくよかったです。

でもこの作品は…なんとか頑張って最後まで見たって感じでした。



CGとか独特な映像があまりに突飛で、話の内容とギャップがありすぎというかチグハグ感が否めませんでした。

ディズニー系の映像と生身の人間の映像を変に混ぜすぎてます。



見ててすごく思ったのが「何歳くらいの方がターゲットなんだろう」でした。

ストーリー自体は結構良いですが、複雑にいろいろな映像が交わり、良くも悪くも捻られているので、子供にちゃんと内容が理解できるか疑問です。また大人だと好みがかなり分かれます。



万人受けする作品ではないと思います。

もう少しシンプル、ストーリーと映像の統一感を持たせて欲しかったです。

○ ハイテンションハチャメチャ感動作品
レビュー内容: 評判のいい映画であるのにオープニングからしばらくの間

超ハイテンションなハチャメチャさにまったく入る事ができなくて、、、

私は時代からずれているのかと思いましたが杞憂でした。



その後の抽象的、舞台劇的展開のために必要なテンション、設定だったようです。

最初はクサイ言葉ともとれる絵本の言葉が

繰り返されるうちに次第に深い意味を持ち始め胸を打ちます。

アヤカ・ウィルソンがお人形さんのように可愛いです。

俳優陣皆さんがやりすぎくらい熱演です。



ただちょっと気になったのは

ティム・バートンの映画の影響を受けすぎな事。

感動シーンにダニー・エルフマンのような曲を使うのはやりすぎかと。

おかげで感動しそこねました。

その点だけマイナスでこの評価です。


○ あまり
レビュー内容: あの独特な世界観に入り込めない。
いかにも笑わせてやろうという感じが見え見えなのが嫌です。
一回見ただけでしまっちゃいました…


posted by はやぶさ じろう at 22:00| 日本映画