2010年10月21日

ドキュメンタリー






ランク
1位

NHK-DVD ヤノマミ~奥アマゾン 原初の森に生きる~[劇場版]

レビュー数
21
レビュー平均得点
4.0

○ 謙虚な取材姿勢が光るドキュメンタリーフィルム
レビュー内容: アマゾンの奥地で原始時代そのままの生活をする先住民ヤノマミ族を、のべ150日間の共同生活を通じて取材したドキュメンタリー。昨年のNHKスペシャルで観て衝撃を受けたが、このたびテレビでは放送できないシーンも収録したこの劇場版を視聴する機会に恵まれた。



本作の中心となるのは嬰児殺しの習慣の丹念な取材である。精霊信仰を背景に、実に新生児の半数以上が母親の選択で殺され、嬰児の遺体を白蟻に食べさせることで、自然のもとへの帰される。妊娠をした一人の少女を追うことで、この習慣の全体をつまびらかにしていく。現代でもこのような習慣に基づいて生きる人がいることに衝撃を覚える。



他にも、野生動物の解体現場、裸で共同生活を送る日常の描写など、見る者に衝撃を与える映像は多い。ただ本作は、取材対象であるヤノマミからは一定の距離を置き(取材者、撮影者ともに画面に登場しない)彼らの生活を理想化するでもなく、批判的に捉えるでもなく、ありのままに映像化することで、見る者の判断にゆだねる、というスタンスを貫いている。凡百の映像作品のように、無理にお友達になったり心の交流が生まれたり、というお仕着せの感動は切り捨てている。このことが、彼らの独自性や世界の多元的価値、ということを考えさせ、きわめて優れた取材映像として本作を成らしめていると思う。

優れたドキュメンタリーの条件は、見る人それぞれに考えることをおこさせるというものだと思うからだ。



DVDの特典映像で監督が語った取材のスタンスが興味深い。ヤノマミはもともと他民族を人間以下のものとして見下しているが、さらに取材班が高齢だったことで、いわば人畜無害の空気のような存在として集落にいられたことが、結果として様々な映像を撮ることの成功に繋がった、と。心の交流はあまりなかったと話しているのも面白い。この謙虚な取材スタンスが、本作という傑作を生み出したのだと実感させられる。

○ 自己反省の学としての文化人類学という視点が欠けている
レビュー内容: 映像資料としてはとても貴重だと思います。TVの基準で言うと、残酷な映像も収められているので、注意してください。

しかし、最後のナレーションが「原初の森に生きる人間」としてまったくぼくらとちがう人々にヤノマミを神秘化しようとしているように思いました。



このドキュメンタリーのプロットのひとつとして、出産されたこどもを精霊として天に還す(と称して間引きをする)のか、それとも人間として育てるのかという選択権は母親にのみ与えられ、社会はそれに干渉しないというルールが適用される例として、非婚で妊娠した14歳の少女による選択・決断の例がたどられます。もちろん、日本では警察にみつかれば、逮捕されるでしょうし、妊娠は両性の行為の結果なので、間引きに関しては男性も悪いのです。育児は社会全体の責任という観念がないのも悪いでしょう。でも、将来の日本でも、14歳の少女でも、人間関係が希薄化し、社会的善悪からの制裁を受けることもなく、勝手に妊娠し、勝手に間引き(、育児放棄)する性の自己決定権、個人主義、自由放任主義、そして産後間もない親子からとばっちりをうけないためにそれらを放置する事なかれ主義が共同体の安定のために必須の装置として通用してしまうでしょう。間引きの理由が、現代の日本では「遊びたかったから」ではなく、ヤノマミの社会では「天に還せば、死後再会できるから」だからといって、根本的には同じ厄介払いだと思います。

森の中に生きようが、生きまいが、人間はめんどくさがり屋で、自分勝手な理屈を考える文明にして野蛮をもつことに変わりはない、とぼくは思いました。



近代以前の文化人類学が野蛮人を対象化してその逆に自己を文明人と規定するところにその目的があったとすれば、現代の文化人類学は、文明社会の外部にある異文化を見ながら、同時に自分の文明と野蛮とを映し出して確認するところに目的があると思います。

ヤノマミと日本人との同一性を探る視点を取るか、それとも差異を探る視点を取るかという立場のちがいについて言うと、後者の視点のほうからまとめられているので、文化人類学としては古さを感じました。

○ なぜこんなに心を引かれるのか?
レビュー内容: 最初に「ヤノマミ」に出会ったのは、NHKの地上波で放送されたときだった。

たまたまザッピング中に、木にシロアリの巣が吊るされ、雨に濡れている映像が映り(最後の場面だ)、それがなんだか分からないまま、とにかく心がザワついた。

ずっと心に引っかかっていたのだが、これまたたまたま録画していた友人にDVD-Rを借りて見たところ、そこに衝撃的な事実が描かれていた。生まれた子どもを人間として迎えるのか、精霊として森へ返す(殺す)のか、産んだ母親自身が決めなければならない。

わが子を可愛がるのは教育や文化ではなく、人間の本能としてDNAにプログラムされていると思い込んでいた私は、無理やり目を覚まさせられるような気分になった。

人間とはいったいなんなのか?

そんな重い気分にさせながらも、「ヤノマミ」が心に残って離れなくなった。

再放送があればまた見てしまい、映画館での特別上映にも足を運び、DVDも購入した。

なんで、こんなに「ヤノマミ」に心引かれてしまうのだろう?

最初は「子殺し」の衝撃に引っかかっていたのだが、そのうちヤノマミの子どもたちのいきいきとした瞳や笑顔により心が引かれていることに気が付いた。

この作品の監督である国分拓の書いた本「ヤノマミ」を読むと、「子殺し」の現場を見て以降、子どもたちを撮影することに傾倒していったことが書かれていた。

生と死が隣り合わせの世界では、生きることがより輝きを増していくのだろう。

この作品は、ただ特殊な民族を追ったものではなく、人間の生を見事に映し出したドキュメンタリーだと思う。



「ヤノマミ」の本しか読んでいない人はこのDVDを見るべきだし、DVD(番組)しか見ていない人は本も読んでほしい。より「ヤノマミ」に興味が湧くはずだ。



因みに監督の国分拓は、沢木耕太郎著「イルカと墜落」にも登場し、文庫本のあとがきに素晴らしい文章を寄せているので興味のある方はご一読をお勧めする。

○ 現代社会に一石を投じる作品。
レビュー内容: 降りしきる雨の中、女性達が川で黙々と魚を獲るラストシーンが非常に印象的です。

「生きるとはこういうこと」そんな無言のメッセージが聞こえた気がしました。



残酷なシーンも多いですが、ヤノマミにとってそれは日常の風景であり、決して特別なものではないのだと思います。

生きるために自らの手で生き物の命を奪い、捌き、感謝し、そして食らう。

その過程がごっそり抜け落ちてしまっている現代社会に生きる我々にとってはどのシーンも重く考えさせられます。

この辺りは「いのちの食べかた」という作品でも感じたところであり、目を背けずにしっかり見届けなければと思いました。



生と死の狭間に身を起き、常に命と向き合っているヤノマミ。

作品中で最も大きな衝撃を受けるのが、冒頭でも映し出される赤ん坊を蟻塚に葬るシーンです。

人間として育てるか、精霊として天に還すかは母親だけが決めなければならない。

たとえそれが14歳の少女であっても…。



現在ヤノマミはブラジルとベネズエラによって保護されているようですが、本当の意味での保護を考えた場合、ナイフや衣服と言った文明社会の産物を支給するのはどうなのかなと言う疑問が頭をよぎったのも事実です。

この作品の集落でも短パンやサンダルなどを身につけている人がいて、しかも馴染んでいる事に驚きました。

そう言う部分では太古から続く100%純粋なヤノマミとは言えないのかも知れません。

しかし、ヤノマミとしての本質は変わらず、まさに現代に生きるヤノマミの姿そのものだと思います。

また、そういう背景がなければ今回のような長期に渡る取材は不可能だったと思われますし、十分に貴重な映像ではないでしょうか。



色々な思いが渦巻く作品ですが、世界には今でもこのような原始的な営みを守っている人達もいて、私達と同じ時代の同じ地球で生きているという事を知るだけでも意味があると私は感じました。

観る者の心に一石を投じるだけの価値がある、素晴らしい作品だと思います。



尚、このDVDには本編の他に特典映像として監督インタビューが入っていますが、これも含めて一つの作品だと思います。

本編で感じた疑問や撮影時の背景などが語られているので、こちらを先に観るのもいいかも知れません。

○ 2008年のヤノマミ族と精霊のかかわりを淡々と描く
レビュー内容: 普段プラネットアース等の自然番組や歴史ドキュメンタリー等をよく見るのでこの商品をチョイスし

通常の自然ドキュメンタリー的なものかと思い予備知識無しで見たのですが何が何やらでした。

といいますのも作中にて”ヤノマミ族とは何か・どういった歴史があるのか”がほぼ全く語られないからです。

予備知識のある無しで評価が大きく違ってしまう1本かと思います。

※狩り・性生活・精霊信仰におけるあれこれと言った事の説明はあります。

興味がある、ヤノマミ族をよく知らない方はwikipedia等を見てからのほうが良いでしょう。



また商品説明に『アマゾンの奥地で1万年以上に渡り独自の文化と風習を守り続ける「ヤノマミ族」』

とありますが、実際はブラジルとベネズエラの保護を受けており短パンやナイフが普通に出てきます。

その辺の説明も無いのでwikipediaを見るまではやらせかと思い戸惑いました。



その他難点を挙げますと…

・ナレーションがボソボソした声なので聞き取りづらい。

・字幕の字が小さく斜体であり読みにくい。25インチテレビにて視聴、他の番組の字幕は見えます

・スプラッタシーンが多く一般家庭で流すには刺激が強いがそういった注意書きが無い。



歴史を知らないと物事の理解はしづらいものですしこの作品だけではドキュメンタリーとして

やや厳しいと言わざるを得ません。せめて「どういった部族で過去に外部とどういう接触があり

現在はこうなっている」という短い説明でも入っていれば印象は変わったと思います。

予備知識があり大型テレビをお持ちでスプラッタシーンへの耐性がある方は☆3〜4、

該当しない方は☆1〜2と言ったところでしょうか。



なお、「150日間同居」とありますが”のべ150日間”であり、途中時間が飛んでいる箇所もあります。







ランク
2位

犬と猫と人間と [DVD]

ドキュメンタリー映画

レビュー数
7
レビュー平均得点
4.5

○ よく作られた、ドキュメンタリー。しかし映画というには散漫。
レビュー内容: 日本のペット産業の影の部分を、悲観的な現実に引きずられる事なく万人に見られるように作られた力作。

しかし、映画というには監督の視点がフラットすぎて、NHKの作るドキュメンタリーのようにどこか他人事のように感じられてもやもやしたものが残る感じがする。



確かにそのフラットさがこの映画をそれほど悲観的にならずに最後まで見られるという美点でもあるのだが、同時に監督が何を言いたいかが見えてこない。

映画の着地点をどうするか、ペット産業の不の部分の実情を知らぬまま全く手探りで作った事と無関係ではないと思う。



この映画が見せた事実に対して、監督の戸惑いが感じられて、それはそれで取って付けた感動や悲しみの押し付けをしない点もいいのだが、観客としてはもう一歩踏み込んだこの監督ならではの何かを見せて欲しかった。

○ 道徳の勉強に使って欲しい作品です。
レビュー内容: レンタル店にも無かったのでどうしても見たくて購入しました。

決して楽しい内容ではありませんが、絶対に今の子供達に見せたい作品です。

ぜひ学校などの道徳の授業で見せて欲しいです。

命の大切さ、流行で飼うペットの愚かさを痛感しました。

生まれてきたのに殺されてゆく犬や猫が年間何万匹もいる日本。

その反面、ペットブームで血統書付きの犬や猫は増やされていく・・・

これが先進国って言っていいのだろうかと疑問に思わせてくれる作品です。



是非同じ監督の「あしがらさん」もDVD化して欲しいです!!見たい!!


○ 見て欲しいというか、見るべき映画
レビュー内容: 映画館で見て、そしてDVDを買いました。

1人で見るだけではなく、家族や友達とも見たいなと思ったからです。



飯田監督と1人のおばあちゃんとのお話からはじまります。



そして監督は、日本のペットの現状を調べ始めます。

行政に出向いて、日本全国で1日当たり1000匹近くの犬猫が処分されていることを知ります。





そして民間の動物愛護協会、多摩川で動物の世話をしながら写真を撮り続ける夫妻、「犬捨て山」に関わる人々など、多くの人に出会っていきます。





オリの向こうから人懐こく寄り添おうとする犬たち

まだ生まれて間もない小さくてかわいい子猫たち



みんな、次々と殺処分されていきます。

収容されていない犬猫も、病気になったり虐待されたりで長生きできません。





尋常じゃない、と思います。



こうした現実を知らずに、ショッピングモールで売られている血統書つきの子犬や子猫をちやほやするあたしたちはバカだと思いました。





映画を見たとき、監督の舞台挨拶もありました。

監督は控えめなかんじですが、約5年もかけてこの映画を撮ってきたというのですから、その辛抱強さ・意志の強さは一本筋が通っているように思います。





最後に・・・付け足しのようですが、「しろえもん」の訓練の場面は印象に残りました。

なんだか人間みたいだなと思いました。


○ 見れません
レビュー内容:
見ていないのですが…いや、辛すぎて見れないのです。

見るのが怖いのです。

紹介文を読むだけで、もう平常心でいられなくなります。

ですが、向かい合う事も大事だと思います。

○ 理想と現実
レビュー内容: 悲しいですがこれが現状だと思います。臭い物にはフタをするのではなく何故臭いのか?を検証する意義があります。人間の勝手な行動がこのような悲劇に繋がっているのも事実です。安易な商業主義の裏にある動物達の哀しみが伝わって来ます。色々な人に観てもらいたいです。特に役人には観て考えて欲しいです。


ランク
3位

或る音楽 [DVD] [初回特典封入盤]

高木正勝 , 田口晴香、ヤドランカ、松平敬 , 熊澤洋子、金子鉄心、ヤマカミヒトミ , OLAibi、佐藤直子、沢田穣治 ,

(まだレビューはありません)







ランク
4位

精神 [DVD]

ドキュメンタリー映画

レビュー数
5
レビュー平均得点
5.0

○ 声を荒げない怒り
レビュー内容: 「当事者」だけでなく、治療者の側からも、決して声を荒げない怒りが伝わってくる。それは、表面上安定した精神生活を営む「健常者」が計算づくで弄ぶ、怒ってもいない怒りではない。



映画には、比較的安定した状態の精神障害者を撮らざるを得ない制約がある。

だから、映像の表面から、精神障害者と健常者との連続性を主に見るのは間違いだ。



精神障害者と健常者の間には、見えにくくても、境界がある。誰もが、いつでも、その境界の向こうに行く可能性がある、というだけだ。

簡単に超えられてしまう境界は境界ではないと思われるかもしれないが、やはり、境界はあるのだ。



精神科に足を踏み入れたこともない世間知らずの平等論者には分かるまい。映画に出ることを「ゲリラ戦」と呼ぶ当事者の言葉も響くまい。差別を拡大再生産するのは、安全地帯に身を置いて安易な同情を弄ぶ彼らだ。



境界があるから、お互いがお互いを映す鏡になる。

鏡の中には、(おそらくは半ば故意に)他者への理解を怠る自他への怒りが映っている。



その怒りを超えた立ち位置に、山本医師の存在感がある。

(なお、山本医師の取り組みを理解する上では、大熊一夫著『精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本』58〜68ページのトリエステ精神保健局長フランコ・ロテッリ講演抄録が興味深い。)



もう一つ。この映画は、格差を社会の活力源として賛美した小泉-竹中体制を、後世まで静かに告発し続けるだろう。それが昔話になることを望む。

○ 演技じゃないから迫力あります。
レビュー内容: 以前「選挙」を撮られた監督さんです。

独特な時間の流れ、穏やかな緊迫感はあいかわらずです。



猟奇や狂気はこの映画の中にはないです。

少し心が疲れてしまった方々のお話でした。

精神科の先生を信じ、明日を頑張ろうと笑う裏に

ひっそりと、そしてしっかりと組み込まれてしまった病。



加害者、被害者、受験、親の期待、そしてこれからの生活の不安。

誰にでもおこりうる。

決して特別ではないということに気がつかされる映画でした。

○ つよすぎる感受性ゆえに、人は心を病むのだろうか...
レビュー内容: いったい...彼らはなにを語っているのだろうか。

これが、精神を病んだ人間の語りなのだろうか...



カメラを前に、

子どもを死なせてしまったことを、かみしめながら語る女性。

服用している薬ひとつひとつについて説明しながら、

「これは、人が飲む量じゃありません」、と語る女性。

...

「この先生は、自分ひとりのために名古屋まで来てくれた」、と語る男性。

だから、...

「私が頼れるのは、この先生しかいない」...、ではないのです。

「私は、この先生に恩がある」...、なのです。

この言葉は、自分の足でしっかり立っている人間からしかでてこないんです。



カメラの前に出られる状態、語れる状態だった...、たしかにそのとおりです。

しかし、この状態が『ある』のです。まちがいなく、ここに『ある』のです。



...レビュー?

私のレビューよりも、特典映像の中で 彼らが語る言葉...

これを上まわるレビューは、書き得ないでしょう。





あえて、レビューを続けるとしたら... あと、ふたつ。



特典映像の想田監督の言葉。

「昨日(試写会を)観ていただいた方も、途中で帰られた方も、こられなかった方も

いらっしゃいます。<それぞれ>の方から、感想を聴かせていただけたらと思います」

この問いかけは、なにげなくやその場の雰囲気からは、出てこないんです。

この問いかけの深さを、感じてください。



もうひとつは、

特典映像で、山本先生が健常者の若者の相談に応えた言葉です。



・相手がどう思うかよりも、あなた自身がどうしたいのかです。

・3+3=7になってしまう。それはおかしい、それはまちがっている...ではなく、

 どうしてそうなるのかを、その人に聴いてみることです。



この言葉もまた、とてもとても深いのです。





健常者とは、なに者のことなのか?

正気とは?、狂気とは?



しっかりと『人間』と向き合わせてくれる、ずっしりした 観察映画 です。




○ そのままが描かれて、興味深い・・・
レビュー内容: じっとカメラを向けているその先に、さまざまな人の姿が映っている。



人間の中に、通奏低音のごとく「孤独」がべったりとくっついているのではないかと感じされられた。

だた、それは取り除くことができないもので、向き合って生きていくものであることも同時に感じられる作品であると思った。



ただじっとその人を見つめる目のように、自分の心も静かになる感覚。

なんだかミョウに癒された。



心の中がざわつくと思う人、ぜひみてください。

○ 不安定な声に、耳を澄ませる
レビュー内容: 「紙に四角を描いて、その上に丸を3つ、バランスよく描いてください」

と山本先生が授業で言う。

生徒である看護師たちは(そして視聴者も)自分のイメージを紙に描く。

結果、それぞれ描いた四角と丸の組み合わせはバラバラで、驚かされる。



このようなコミュニケーションの齟齬を重ねて、私たちは日々暮らしている。

伝えたはずなのに、伝わらない。理解したつもりでも、わかっていない。

そして、精神障害はその齟齬と同じ地平にあることを、この実験が伝える。

伝えることは難しい。

だからといってその解決は伝えられない人に伝える技術を伸ばす訓練をすることではなく、

聞く人々が、伝えたい人の声を丁寧に聞くことからはじめなければならない。

語り手ではなく聞き手の姿勢、伝える人ではなく、聞く人のコミュニケーション、そこにこの映画の一つの主題がある。



どうせ伝わらないと諦めている人の声に耳を澄ませる。

精神障害は、私たちの隣人であり、私たちの心の一部である。

患者たちの、言葉は一つ一つが不安定だけれど、

四角と丸の図が多様であるように、理解の齟齬とその積み重ねが、コミュニケーションの豊かさを生む。

齟齬や誤解、不安定さがもたらすコミュニケーションの豊かさを楽しむ、そこから少しだけ気持ちが明るくなったり、不安が楽になったりする。

正確さ、誤解のなさ、一貫性、そんな窮屈なコミュニケーションから一歩進んでみる映画です。



ランク
5位

ロック誕生 THE MOVEMENT 70’S~ディレクターズ・カット [DVD]

内田裕也 , ミッキー・カーチス , 近田春夫 , 中村とうよう , 加納秀人 ,

(まだレビューはありません)




ランク
6位

E.YAZAWA ROCK プレミアムエディション (初回生産限定) [DVD]

矢沢永吉

レビュー数
2
レビュー平均得点
5.0

○ ハッキリ言って…
レビュー内容: 本編より、特典DVDの方が面白かった!

Diamond Moonのバーにてマティーニ飲みながら永ちゃんがいろんなコトを熱く語ってます。
酔い具合がサイコーです!!



○ 最高の音楽とは何かを、追求した崖っぷち人生賛歌!!!
レビュー内容: 最高の音楽とは何か?永ちゃんの目標はここだと思います。

 私は、周囲の影響もあり最近ファンになったひとりです。いや、彼ほどライブアルバムを出しているひとはいません。それのどのステージも異なった魅力があります。

 たとえて言えば、大阪城ホールを1983年に最初にいっぱいにした人。91年には、ハーレー30台を横浜球場に持ち込んだ人。95年には、衛生中継で武道館、広島、香港とやってのけた人。「止まらない Ha,Ha」の曲の途中にバイクを乗った人。クラッシクを2回もやった人。なんと言っても、武道館を100回公演をした人等々、書けばきりがありません。

 映画は、矢沢が素直だから出来た映画でしょう。ジョン・マカフィーも知った。自分の曲も何回かカバーした。人にもだまされた。離婚もした。マリアとも出会った。娘とも共演した。など、「アー・ユー・ハッピー?」「イチローとの対談」等。いやーいい本です。平易な表現ながらそれを実践するのは難しいです。

 この映画は、人生の指針というものも数多くあります。「演奏の上手な人が必ずしも成功するとは限らない」「オレは、7,000円のギターで作曲してきた」などなど。

 今は、混迷の時代と言われていますが、この人ほど崖っぷちの人生を歩んできた人はいないでしょう。ジョニーも「夜明け前 第2章」で言っています。「すこしもぶれてなくて、自分の進む道をいっている」と。元の仲間にもこう言わせる人生って素晴らしいじゃありませんか。

 人生に迷っている人、困っている人、悩んでいる人、などなど。矢沢ファンならずとも必見すべき一作でしょう。







ランク
7位

大丈夫であるように-Cocco 終らない旅-(初回限定盤) [DVD]

Cocco

レビュー数
7
レビュー平均得点
4.5

○ リアルな姿が…
レビュー内容: Coccoが好きな人はリアルな姿が見られるので楽しめると思いますが、特に好きではない人にはお勧めしません。

○ 「生きろ」・・・Coccoさんの心の叫び
レビュー内容:  Coccoさんのファンというわけでもなく、デビューした頃に夢中になっていた歌も忘れていたのに、劇場でこの映画を見たときの衝撃が忘れられず、あらためてDVDを買って、またまた感涙がボロボロです。

 Coccoさんの音楽ファンの方々には申し訳ありませんが、彼女の飾らない人柄と深い人間性をとてもよく伝えてくれていて、ファンの皆さんにとっとも理解が深まるのではないでしょうか。偶像化されることはCoccoさんがいちばん嫌ってきたことでしたから。

 2009年8月15日、渋谷で久しぶりにCoccoの歌う姿を目にしたという是枝監督が書き綴ってました。「このドキュメンタリーが記録した「きらきら ライブツアー」の時と同様に、肉体は依然として生きていくこととうまく折り合いをつけられてはいないようだった。しかし、それでも彼女は唄うことで体内に酸素を摂り込み、生命の炎を激しく燃やしていた。」

 10代のころは死を見つめていたCoccoさんが、「生きることに興味を感じる」とつぶやくとき、「生きろ、生きろっ、生きろ―っ!」と叫ぶとき、わたしたちもその声に自分の声を合わせたいと願わずにはいられません。

 ヒロシマで、六ヶ所村で、ひめゆりのおばぁ達が見守るミニライブで、辺野古浜で、ジュゴンたちと一緒の大浦湾で、「終わりない旅」が始まり、そして続きます。いつまでも、受け継がれて。

○ 普遍的な変化と適切なスタンス
レビュー内容: 未見の方に是非お薦めしたいと思い、初めてレビューを書きます。



Coccoの変化をとらえた重要な映画だと思うし、この重要な変化は普遍的だから、1本の映画をささえる主題として強く機能していると感じました。



十代の頃は若い旬の頃に美しく自殺して果ててしまいたいとCoccoも思っていたし、誰もが思っているだろうと、Coccoは語る。でも、歌うことや、生きようとして生きられない人や沖縄とは別の困難を抱えた人たちと出会うことや、子を持つことなどで、死なずに生きることの意味を芯から感じつつある。



僕がデビュー当時のCoccoに感じていたのは、いつでも死んでやるさ、こんなインチキな世の中に正気ではいられないんだからという張り詰めた緊張感とイノセンスの自負のようなものでした。それが、解体しつつあるのだと思いました。



一貫して沖縄の言葉でCoccoは語り続けます。米軍基地の置かれた沖縄のことも原発の置かれた六ヶ所村のことも。沖縄の言葉で考え、語ることは、歴史的な軸から同時代の事柄を考えることにつながっていると思いました。個的な他者の苦しみの発見は確かな社会的思考、歴史的思考につながる。



是枝監督らスタッフは、もっともふさわしい流儀で映画をつくったと思います。手ぶれや障害物ごしの撮影は、クレーンを使ったりせず、観客のひとりの場に視点を限定しますが、そこにまったく不足はない。Coccoの伝えることの不可能性に常にさいなまれるコンサートのパフォーマンスに対して、撮影スタッフは観客を超越する視点から撮ることを選ばなかった。Coccoと観客との関係がすでに一対一、個対個の関係になっているから、それで充分なんだとも言えるでしょう。



個人的には、長田進、堀江博久という馴染みのあるミュージシャンの素顔が見られたのもよかったです。言い尽くせないことは多いけれど、若い世代に是非見てほしいと思い、書きました。

○ やさしい言葉
レビュー内容: COCCOファンで映画館で作品を観る事が出来なかったのでDVDの発売を楽しみにしていた。

ドキュメント映画との事だがコンサート映像とオフショットが断片的に編集されている印象でファンでないと内容を理解するのは難しいだろうなという印象だ。



COCCOの別のドキュメント映像「Heaven's hell」は彼女の事を知らなくても考えや活動が理解できる素晴らしい作品で自身の心の琴線を大きくつま弾いた。

COCCOの考えや活動をファンという内輪に留めるのはもったいないと思うので彼女の事を知らない人も理解できる作品にして欲しかった。



米軍基地が集中している沖縄、原発の再処理工場のある青森六ヶ所村いずれも地方に犠牲を強いる現実。

ひめゆり部隊の生存者のおばあさんがコンサートに来ている経緯。

キャンプシュワブのジュゴンの事などCOCCOの話をもっと聞きたかった。



いずれにしても道で出会った濡れたブーツを片方持って片足が裸足の少女に語りかけるCOCCOの飾らない姿が観られるだけでもファンとしては嬉しい。

作品のタイトル「大丈夫であるように」も安易な励ましや応援の言葉ではない、彼女の人となりがうかがえる優しい言葉だ。

(気がかりは拒食症の事 1ファンより敬愛なるCOCCOへ「大丈夫であるように」)

○ 大丈夫であるようで…
レビュー内容: はっきり言うとファン向けの作品です。Coccoを知らない人が見てもわからないと思う。(そんな人も買わないか…)そのファン向けの作品もきらきら Live tour08/09初回版DISC3のロングバージョンくらいの出来。ただ鳥の歌はCoccoらしいいい曲だったのでCDは損はないかと…







ランク
8位

SOUL RED 松田優作 [DVD]

浅野忠信 , 香川照之 , アンディ・ガルシア , 松田龍平 , 松田翔太 ,

レビュー数
9
レビュー平均得点
4.0

○ もう一度会いたくなります
レビュー内容: すぐそばに優作さんを感じます。

叶わないのは分かっていても、

どうしてももう一度会いたくなりました。



きっと一生、優作さんは胸の中で生き続けるでしょう。

○ We respect Yusaku Matsuda.
レビュー内容: 松田優作の映画人としての魂の記録、そして彼が周囲の関係者や後輩の俳優に与えた影響、そして今の時代に彼の映画に対する姿勢から何を学ばなければならないかをまとめたドキュメンタリー映画の秀作だ。観終わって、彼と同じ時代の空気を吸ったことを誇りに思える。



ブラック・レインのオーディション場面から始まって、後はほぼ年代順に彼の代表作(TV番組を含む)の名場面、彼の肉声、共演監督・俳優、後輩俳優(息子2人を含めて)等のインタビュー、そして彼が手を抜かなかったCF、音楽ライヴの演奏場面までもが、ナレーションが一切ない細切れの映像のつなぎで紹介される。たるみは全く感じない。古い作品の映像もきれいだ。



ただ、映画の構成に関し、3つ疑問がある。



1.特報に登場する優作邸の「大きな花」をなぜ本編に組み込まなかったのか。あの「花」は彼のオーラを凝縮したような凄さがあるのに。

2.吉永小百合のインタビューはなぜ声だけなのか。

3.松田美由紀が出なくていいのか。



その他、出演してほしい人をあげたらキリがない。しかし、本作は高みを目指して疾走した稀代の俳優の足跡を簡潔にまとめており、静かに胸が熱くなる作品だ。

○ 松田優作をリアルタイムで見ていた年代には最高でした
レビュー内容: 30年以上前に少年が憧れる背が高くて足が長く

喧嘩が強いジーパン刑事としてテレビに登場し

出るテレビ、映画は逃さず見て ああいう大人に絶対なりたいと

強く熱望していました。



あまりにも急な死から20年が経ち

気が付いたら優作さんより年上になってしまいましたが

小学生の頃に「太陽にほえろ」を見ていたような

ワクワクした気持でDVDを見ました。

○ 松田優作その人が「惹句」なのかも知れないね。良いドキュメンタリーです。
レビュー内容: 松田優作は生涯で25本の映画を残している。冒頭「ブラックレイン」のオーディションシーンから始まるが、チラッと映る相手役はM・ダグラス本人だ。小林薫が「ステレオタイプ」だと断った佐藤役を受けた時、優作は「三船さんのようなステレオタイプで呼ばれるのではなく、自分自身で勝負したい」というようなことを言っていたが、何にせよ「挑発的」な役者だった。本作を観ると、その小林薫とも仲は良さそうだし、実際に会えばその人柄がわかるのかも知れない。優作はたくさんのTVドラマにも出演しているが(というかブレイクしたのが「太陽にほえろ」)、本ドキュメントで語られるのはひたすら「映画」のことだ。小さなころから日活作品を観て育ってきたことから、石原プロと懇意になったのも頷ける。優作の特徴は、とにかく「固定した」スタッフと仕事をしたことだろう。丸山昇一、仙元誠三、黒澤満、村川透、森田芳光、崔洋一らこれまた「ニューシネマ」派のようなとんがった人間ばかりだったから、結果作品にも個性が出た。香川照之が「優作さんはデビューした瞬間から違っていた」と語っているが、確かに「太陽〜」で石原裕次郎、「人間の証明」でG・ケネディ、「ブラックレイン」でM・ダグラスと年代に関わらず互角に向き合っていたのは凄い。もし病に倒れなければ、少なくとも渡辺謙が今いるポジションにいただろうし、オスカーだって可能性があった。しかしプライズはあくまで結果論。広告コピーを惹句と表現しているのも活動写真業界ぽくっていいが、文章ではなくやはり優作その人が「惹句」なのであった。特典映像は「ア・ホーマンス」のメイキングなどが収録されており、貴重である。星は4つです。

○ この温度の低さは何だ!?
レビュー内容: 優作が逝ってから時が経つほど、優作はますます真剣を突きつけてくる。このドキュメンタリーの惹句のように、「生きているのは、お前か俺か」と。それだけ、今という時代と、今を生きる自分が「ゆるい」からだろう。



1989年11月6日、あの日、朝刊で優作の訃報を初めて知り、あまりのショックに会社を休み、1日喪に服した優作ファンにとっては、『ア・ホーマンス』の制作風景と、ソフト化されていない『大都会PART2』のワンシーンと、俳優である息子2人のインタビューが目新しいから、これはコレクターズ・アイテムにはなり得るだろう。しかし、ファンではない人にとって、今なお新たな若いファンを生み続け夢中にさせている優作の凄みと人間味が伝わる内容になっているとは到底思えない。



できれば、映画製作に命を懸け、40年の人生を、悪役を追うヒーローのように駆け抜けて行った優作と同じ疾走感と熱をもって、優作の生きざまと死にざまを、もっともっと浮き彫りにしてほしかった。だって、エグゼクティブ・プロデューサーの筆頭に美由紀夫人の名があるんだから。



優作急死を受けて作られたテレビの追悼番組(とくにABC制作の「驚き☆ももの木20世紀」)のほうが、ずっと熱かったよ。








ランク
9位

625 DAYS [DVD]

尾崎豊

レビュー数
19
レビュー平均得点
3.5

○ ちょっと残念
レビュー内容: 編集に問題があるとは聞いていたけどちょっと残念でした。
収録曲を減らしてもいいから一曲一曲をすべてフルコーラスにして欲しかったです。
大阪球場のscrap alleyが好きなんですけど2番がなくてショックでした。
あと絶対目によくないと思われる編集がしてある曲があって直視出来なかったです。

○ 輝いてるッ☆
レビュー内容: 新宿ルイードでのデビューライブから始まり、十代の輝いている 最高にカッコイイ尾崎に会えます!
完全収録の曲は少ないもののMCも含めライブ映像が2枚にギッシリ入ってます!!
ルイード、秋田、東京、代々木!全部みれちゃう贅沢ぶりです!!
リハーサル風景、移動に楽屋裏などの見所も満載!!
かっこよすぎてヤバイです♪♪
パワー炸裂です!! 輝いてます!!
尾崎に会いたい(;_;)
ライブ行きたかった〜(>_<)

オザキーo(^o^)o♪

…もう映像でしか会えないけれど、尾崎に元気をたくさんもらえます!
超オススメですっ♪♪♪
ほんの少しでも 尾崎と同じ時代を生きることができた事を光栄に思います。 尾崎豊 最高です!!!

○ もったいない編集。
レビュー内容: 10代の尾崎を収めた貴重な映像なのですが、

皆さん書いておられるように編集が……。

いくら何でももうちょっとやりようがあると思うのですが。

「ここで切るか〜!!」というぐらい、

盛り上がってきたところでブツッと切られているので

若干ストレスが溜まりました。

尾崎は本当に「そのまま」が一番かっこいいと思うので

下手な編集をしないでいただきたい。

この編集の悪度さで−★1です。



最低な編集にイラつきますが、やっぱり尾崎のLIVEは魅力的です。

全身全霊で唄う姿に魅了されました。

(だからこそあの編集が憎たらしい!)

LIVEの合間に見せる素顔の尾崎はたまらなく可愛い!



合間のプライベート映像でおもいきりタバコ吸ってますが、まあオザキなので(笑)



追記ですが私も大阪球場と代々木を是非ノーカット版で出して欲しいに1票。

もちろん変な編集ナシで!

○ 尾崎の魅力を私なりに表現すると
レビュー内容: 尾崎の魅力を私なりに表現すると、尾崎の歌には、“巧く社会に適応できない者の想い”が凝縮して表現されているところにあると思っている。代表曲、I.LOVE.YOUも15の夜も卒業もシェリーも、また、20代以降の歌にも共通しているのは、その思いだ。
その、時には巧く言葉にできない思いを、時には社会からバッシングされながら表現する尾崎はまさに、“自分自身”であり、つまり、彼のファンは、尾崎に、自分自身を投影して、彼を応援することで、自分自身を応援しているのだ。
それが、カリスマと呼ばれた、尾崎の人気の理由だと思う。
その、尾崎の映像ということで、その入門として、このDVDは、相応しいと思う。ただ、編集に、一部難があるのは否めないが。
また、できれば、収録されてる、大阪スタジアム公演とアピアランスの公演の、ノーカットのDVDがなんとしてもほしいなぁ、と思う。
のは、私だけ?。

○ 笑いたい奴は笑え!俺を信じる奴はついて来い!
レビュー内容: 本編行きまーす!この声と共に卒業のプロモが流れる(本編混じりの)尾崎が泣いていた。そして曲終わりギターをガラスにぶつける。かなり見入ってしまう。そしてボーナストラックの早すぎる伝説の最後の曲アイラブユーも引き込まれる!泣きながら笑ったり、のた打ち回ったり、孤独と戦っているのでしょう。演技においてもすごいものがあります!なぜか尾崎のライブを見ると生き急いでいると感じがして少し悲しくもなります。もう自分の命が短いと感じてるように。これでもかと愛を伝える。自分をさらけ出す。もしかしたら尾崎は未来をも感じていたのかもしれません。まさしくこの時代も愛がないからです。だからいつまでも尾崎豊は色褪せないし、今でも新鮮なんでしょう。尾崎は最高のアーティストです。いつまでも愛し続けていきたいアーティストです!そしてボーナストラックの曲は物切りないです。丸々7曲入ってます。買ってよかったと豪語できます!映像が物切りにしてあることに関しては、気になると思いますが、内容が濃いので気にならないでしょう。気になる方は物切りになった曲のCDを買いましょう。デジパックの評価も低いようですが、それで評価を下げるのはいかがなものかと思います。見れればいいと思いますので。いろいろ言いましたが、この作品はオススメです。尾崎と一緒に疾走しましょう!!





ランク
10位

E.YAZAWA ROCK [DVD]

矢沢永吉

レビュー数
3
レビュー平均得点
4.5

○ レンタルされてないのか?
レビュー内容: この作品がリリースされて、

地元のレンタル屋を探しましたが、どこも

レンタルしていませんでした。

公開当時、劇場で観たかったのですが、

地元の映画館でも上映されていなかった。

で、ついに、このDVDを購入。

感想は「矢沢永吉さんのプロモーションビデオ」

を観たという印象。

まず、時間が短い。昔の映像も、もっと豊富に

観れると思っていたが少なかった。少し期待ハズレ。

この作品を作った監督の手腕が問われる?

せっかくの矢沢永吉さんの映画なのに、もっと

時間をかけて練りこんだ作品にしてほしかった。

映画としては駄作。矢沢さんは光ってたけど。

約1時間半は短すぎる。逆に昔の『RUN&RUN』

は長すぎると思った。

○ 最高の音楽とは何かを、追求した崖っぷち人生賛歌!!!
レビュー内容:  最高の音楽とは何か?永ちゃんの目標はここだと思います。

 私は、周囲の影響もあり最近ファンになったひとりです。いや、彼ほどライブアルバムを出しているひとはいません。それのどのステージも異なった魅力があります。

 たとえて言えば、大阪城ホールを1983年に最初にいっぱいにした人。91年には、ハーレー30台を横浜球場に持ち込んだ人。95年には、衛生中継で武道館、広島、香港とやってのけた人。「止まらない Ha,Ha」の曲の途中にバイクを乗った人。クラッシクを2回もやった人。なんと言っても、武道館を100回公演をした人等々、書けばきりがありません。

 映画は、矢沢が素直だから出来た映画でしょう。ジョン・マカフィーも知った。自分の曲も何回かカバーした。人にもだまされた。離婚もした。マリアとも出会った。娘とも共演した。など、「アー・ユー・ハッピー?」「イチローとの対談」等。いやーいい本です。平易な表現ながらそれを実践するのは難しいです。

 この映画は、人生の指針というものも数多くあります。「演奏の上手な人が必ずしも成功するとは限らない」「オレは、7,000円のギターで作曲してきた」などなど。

 今は、混迷の時代と言われていますが、この人ほど崖っぷちの人生を歩んできた人はいないでしょう。ジョニーも「夜明け前 第2章」で言っています。「すこしもぶれてなくて、自分の進む道をいっている」と。元の仲間にもこう言わせる人生って素晴らしいじゃありませんか。

 人生に迷っている人、困っている人、悩んでいる人、などなど。矢沢ファンならずとも必見すべき一作でしょう。

○ 30年経って
レビュー内容: 30年前に、矢沢永吉のナゴヤ球場コンサートを追いかけたドキュメント映画「RUN&RUN」が公開されました。

それから、時間が経ち、矢沢が還暦を迎えた年に、30年前のその映画の素材と、最近の矢沢の比較として何かを浮き彫りに

してみようという映画じゃ無いかと思いました。



RUN&RUNの中で矢沢が言いました。「20代にがんばってないと、30代のパスポートはもらえないんだよ」と。

ROCKの中で矢沢が言います「人間は35歳から45歳の間に、一番力を発揮するのよ」



30年前に「矢沢、昨日30になりまして」と名古屋で叫んだときの気持ち、まだ、経験する事のない未来へのいらだちや不安や期待が入り交じった若造のエネルギーと、それをあっという間に通り過ぎた今の矢沢永吉の気持ち。



一つだけ言えることは、この人は「安定志向」という考え方が全く無い人だ。ということが過去の映像、現在の映像

どちらからも解ります。それはとにかくぶれが無い。



昨今の新入社員は、終身雇用、年功序列を望むそうです。

安定志向という気持ちは生きるということを放棄した状態。



個人にも、企業にも、国にも、何かの組織にも、いつまで経っても安泰ということは、絶対にあり得ない。

だから人は動く。苦しみ、悩むのです。それが生きているということだ。

反撃しろ、攻撃しろ、攻撃することが生きることだ。と矢沢永吉はいいました。はっきり言いはなった日本人は彼だけかも知れない。自分で記録フィルムを回し、その事実を赤裸々に見せてくれた唯一の日本人かもしれません。そういう映画であります。


posted by はやぶさ じろう at 21:00| 日本映画