2010年09月27日

ファンタジー






ランク
1位

時をかける少女 【完全生産限定版】 [DVD]

仲 里依紗 , 中尾明慶 ,

レビュー数
17
レビュー平均得点
4.0

○ 続編として、これも一つあり
レビュー内容: 原作は何度も読みました。

理科実験室でガチャンとビーカーの壊れる音がする時のドキドキハラハラ感がいいし、3人でいた空間が2人になって感じる訳の分からぬ切なさみたいなのが好きでした。



原田知世主演の映画も見ましたが、思いの強い作品だけに少々違和感を感じる部分もありましたが、大林監督が真っ当に取り組もうとした熱意や青春時代の瑞々しさを感じさせられる作品でした。



何度かリメイクされているみたいですが、今度は主人公・芳山和子の娘が時をかけるということで、宣伝時から関心を持っていた作品でした。



母の伝言を伝えるという使命があるにせよ、意識不明になっている母親がいるのに娘がかなり呑気にやっているように見えるのが変でしたし、色々なエピソードをてんこ盛りにしてまとめようとするため、流れ的に不自然に感じる部分や、この部分を厚く描く必要があったのか、等という思いがあったのは確かです。



でも、未来から来た現代っ子が見る昭和の風景というのがうまく描けていましたし、私自身は今まで見たことがない仲里依紗と中尾明慶という役者さんが等身大の役柄を自然体で演じていたのがよかったです。

(普段ドラマを滅多に見ないので、実写化された小説をテレビで見て、若手の俳優さんの学芸会かと思うような演技にたまに呆然としてしまう事があったので、それを恐れてましたが、いい意味で裏切られました。)



以下ネタバレあるので、未見の方はご注意を。











芳山和子は大人になって本当に彼と再会する事はあるんだろうかと、考えたことがあるので、自分以外の人間が考える「成長した姿の一つ」と「未来で再会した光景」や、「娘から見る母親の同年代位の姿」を見せてもらえて、興味深かったです。



どうせなら原田知世をお母さん役に据えた方がますます続編という感じが出たのにと思いました。ここら辺もう少し拘りがほしかったかな(笑)。



ちなみに中尾明慶が駅で傘を持って彼女の帰りを待っている後ろ姿や、青木崇高の家で熱く語ったり泣いたりして、彼女を困らせたり呆れさせたりするシーンがなぜか印象に残りました。

本当に表情豊かな女優さんですね。



彼をバスには乗せたけどフィルムを返した点につい設定的な甘さを感じてしまいましたが、喪失感を乗り越えて前向きに生きていこうとする彼女の後ろ姿は、一生懸命その姿を撮っていた彼の想いとも繋がって、なるほどと思うラストになっていたと思います。





書いてる内に長ったらしくなってしまい、失礼しました。

○ ★今度は仲里依紗さんが時をかけてくる!
レビュー内容: 時を遡る昭和の時代。



時間は夕方、場所はNHK。

僕らをくぎ付けにした番組があった。



筒井康隆先生の原作をもとにした

少年ドラマシリーズ「タイムトラベラー」である。



その番組は不運が重なり、

永遠の時間の彼方へと消え去ってしまったが、

名作は原田知世、中本奈奈、南野陽子、内田有紀、

安倍なつみさんと、その時の「旬」の人により

演じ続けられた。



そして今、時のバトンは2006年のアニメ版でも、

声の主演を務めた仲里依紗さんに手渡された。



過去の作品において主人公だった、

芳山和子の娘の物語がここに紡がれてゆく。

あの当時、ラベンダーの香りに誘われた

我々にも見ておかねばならない一作となった。



この映画、平成の芸能界では

仲里依紗さん以外には考えられないキャスティング!。

里依紗さんの「現在」(いま)が、フィルムに

焼きつけられています。



「時かけ」で仲ファンになったあなたには、

いきなりの「ゼブラーマン」は目の毒、気の毒、お気の毒。

鑑賞には、くれぐれも注意されたし。

○ 良かったと思います。
レビュー内容: 「ゼブラーマン」以前に上映した映画だったためまだ仲里依沙に興味があって観た作品。悲しい映画とか観ても涙のでない俺だったが正直ラストにぐっとくるものがあった。それにしても主人公がほとんど制服姿なのにはいろんな意味ではまってしまった。

○ 切ないと言うよりは悲しい
レビュー内容: 本作では仲 里依紗と中尾明慶の演技が光っているが、5点満点で採点すると、

・演出:2

・俳優と演技:4

・ストーリー:3

・値段:2

総合で3点位だろうか。



細かい所で不自然な表現が多々あり、気が散って困った。例えば、お母さんが車にはねられて頭を強打して意識を失い、あかりがお母さんと言ってゆすって頭が揺れるが、絶対安静のはずだし、昔に戻って、まだ若いお母さんやお父さんに出会った時の感慨が表現されていない。また、寒いのにコタツに入って両足を出していたり、あかりが部屋を出るときに鍵を掛ける動作をしない、等々。監督の谷口正晃は注意が足りない感じがする。



主人公役の仲 里依紗は等身大の自然な演技でとてもいい。恋人の涼太役の中尾明慶は切ない情感をよく出している。深町一夫役の石丸幹ニはターミネーターのようで、優しさ不足か。カメラマンで父親役の青木崇高は役どころをよく心得た演技。



物語は、あかりと涼太の淡く切ない想いが中心で、後半のクライマックスでは抱き合って気持ちを確かめ合うものの、例によってその記憶も消されるから、見ている方としては気持ちが宙に浮いてしまう。各シーンは断片的で短いのが連続していて見辛い。感じとしては現実的で、切ないというよりは悲しく、今までの作品にあった青春の甘酸っぱさ、ファンタジーのやさしさがない。時をかけるというテーマをもっと出してほしかった。

○ 初時かけ
レビュー内容: 俺は大林版もアニメ版も観たことがなかったので

これが初の時をかける少女観賞でしたが

1974年の再現度はかなりこだわりを感じました。



ヒロインといい感じになる男も(いい意味で)ダサクて

昭和っぽくていいんじゃないでしょうか。

彼はルーキーズの関川役もやってたりするので

演技の幅が広いなと感じました。

もちろんゼブラクイーンの仲里依紗も凄いけど。



大林版をリアルタイムで観た世代の方が、昔を懐かしみ

ノスタルジーに浸りたい場合はかなり楽しめるのでは

ないかなと思いました。



ランク
2位

時をかける少女 通常版 [Blu-ray]

仲 里依紗 , 中尾明慶 ,

レビュー数
1
レビュー平均得点
4.0

○ 考え直して欲しい販売方法
レビュー内容: 個人的にはもう映画のソフトはDVDとBlu-rayを同梱した通常版と限定版の2種類だけで良いような気がします。

こういう分け方をしてBlu-rayの限定版が出ないので、結局通常版のBlu-rayと限定版のDVDを予約しました。

特典を欲しいと思うコアなファンの方がよりBlu-rayを求めると思うのですが・・・



そんなわけで劇場には3回足を運びましたが★は-1です。




ランク
3位

時をかける少女 通常版 [DVD]

仲 里依紗 , 中尾明慶 ,

レビュー数
2
レビュー平均得点
3.5

○ 胸が締め付けられたラスト数十分の展開
レビュー内容: お恥ずかしい話、宣伝文もロクに読まず、単純にもう大分以前に観た原田知世版「時をかける少女」のリメイクだとばかり思って本作を観たのですが、その期待は非常にいい意味で裏切られ、新たな作品世界を堪能することができました。また一作、青春映画の傑作が誕生したことを素直に寿ぎたいと思います。



本作の良さを語ることは即ちネタばれになってしまうおそれ大なので詳述は避けますが、仲里依紗嬢の闊達な演技そして過去と現在を自在に往還するヒネリの効いた脚本により、本作は「時かけ」の世界を見事に継承し発展させたものとして、永く記憶に残るものになると思います。(確かに、ラベンダー館の存在など原田知世版を観ていないと背景情報が抜け落ちた状態になり、すんなりとストーリーを理解できない(本作の世界に入っていけない)のは事実ですので、その意味では前作を観てから本作の世界に浸るのがベストかと思います。)



それにしても、最後のバス・ターミナルのシーンから自宅での上映会シーンまで、久し振りに胸を締め付けられるような思いを抱きつつ涙を流しました。青春時代に戻りたい、素直にそう思わせてくれた佳作でした。仲里依紗嬢の今後の活躍にも期待しています。


○ 原田知世版を知らないとその内容の連携が理解できない
レビュー内容: 「時をかける少女」というタイトルがつく作品は

もともとの原作小説、1983年公開の原田知世主演の実写映画、

最近、話題になったアニメ作品、そして仲里依紗が主演する今作がある。

すべてタイムリープ(タイムトラベル)を題材にしていることは共通しているが、

内容はそれぞれ異なっている。個人的にはアニメ版をチェックしたのみ。



今作はややこしいことに、アニメ版で主役の声を演じた

仲里依紗が主演しているにも関わらず、

内容はアニメ版には似ても似つかず、原田知世版の流れを受け継いでいるのだ。

つまりアニメ版を気に入った人が声優つながりで観たとしても

原田知世版を知らないとその内容の連携が理解できない。



さて、昭和49年にタイプリープする主人公だが、

その時代の雰囲気は非常にうまく表現されていて、

当時の町並みや登場人物、生活用品を味わえる。



ただ、ストーリーとしてはどうにも淡白で、必死の想いでタイムリープしてきた割に

やけにのんびりと毎日を送っていたり、

目的を達成する手段にしても行き当たりばったりな印象が強い。

未来から所持品として何を持ってきたかもしっかり説明されないため

資金の問題や未来へ戻る手段がクリアされているのかハッキリしない。



終盤に現れる人物に関しても主人公に情をかけたいのか

ルールを守りたいのかがの線引きが甘く、

結局、主人公のタイムリープはなんだったのかという感じだ。

そのあたりを補完するためには1983年の原田知世版を観ている必要があり、

そちらを観ていればもう少し感慨深いのだろうなぁ、と思った。







ランク
4位

空気人形 [DVD]

ぺ・ドゥナ , ARATA , 板尾創路 , オダギリジョー , 高橋昌也 ,

レビュー数
27
レビュー平均得点
3.5

○ 素晴らしい
レビュー内容: ぺ・ドゥナの魅力に尽きます。私は完全に惚れました。

残酷ではあるけどやさしい映画です。

○ 心のすきま
レビュー内容: 人間誰もが感じる心のすきまを、美しい映像と共に表現していた。

空気人形が心を持ち、様々な人間と関わる中で成長し、恋をし、痛みとせつなさを持つようになる。

ラストの空気人形の回想シーンは、彼女の本当の意味で愛されたかったという心の表れであり、現代の人間の満たされない心とリンクしているように感じた。

個人的にはストーリー構成が良いとか悪いとかではなく、せつない心理描写一つ一つで深く考えさせられた映画だった。美しい映像と演出がそれだけ素晴らしかった。

○ 期待以上の映像
レビュー内容: 原作者の業田さんは昔から大好きす。

漫画自体も読んでいたので、それを選んだ監督の感性を信用して、DVDを購入。

(カンヌ映画祭なんて興味ないので、ちょっと遅めの購入です。)

いや、これは久々のヒットです。

ゆっくりと流れる映像に惹き付けられました。

この切なさは何なんでしょうね?

それと、ぺ・ドゥナさんの演技力が凄い凄い!

よくぞ、この女優さんを選んだなと関心しています。

ともかく、心に残る映画でした。

以上


○ ややあざといが現代性の一端を描写している
レビュー内容: 初めに見た時はただぺ・ドゥナのエロティクを含む身体性に圧倒され、また吉野弘の詩に感動した。詩は「生命とは」を引用。 映画は現代的な《私とは一体何者なのか》というthemeをダッチワイフという言わば交換可能な商品を通じて《代用品》として語るのだが、残念なのはぺ・ドゥナを取り巻く人々だろう。 星野真里は拒食と過食を繰り返す《引きこもり》 また高橋昌也は《代用》教員 余貴美子は若い子に嫉妬して《自分の価値を見いだせないOL》…富司純子は孤独に独りで無理矢理《繋がりをみいだそうとする老人》 確かに現代的な人々かもしれないがあまりに《あざとすぎる》言い換えれば《誇張しすぎ》な感が拭えない。 そしてそれらの人々が僅かに触れあうか触れあわないかの関係性の中で物語は終わる。 誰もが抱く虚無感をthemeにしたのはいいが、ドキュメンタリー畑出身の是枝監督らしくないあざとさが気になった。

○ あまり深く考えなければ良映画
レビュー内容: ファンタジー映画なわけで深く考えずに見れば有りなんですが、原作も何も知らなかった僕にはARATAの一件は見過ごす事ができなかったです。ほんわかした映画の中にアクセントをつける為なのか?心を持ってしまった人形なのに、どこか心がないなと。でも悪くはない映画ですね。素敵な映画ではあります







ランク
5位

西の魔女が死んだ [DVD]

サチ・パーカー , 高橋真悠 , りょう , 大森南朋 , 高橋克実 ,

レビュー数
41
レビュー平均得点
4.0

○ 期待はずれ
レビュー内容: 今年初の駄作。

原作は読んでいませんが、タイトルからつい期待してしまいました。

きっとこうゆう作品にしたかったんだろうことは伝わりましたが

(ゆったり、心にじんわり系の作品にしたかったのだろう)

からまわり作品とゆうか観てて鳥肌がたちました。

基本的に出演している役者の演技力に問題もあると思うのですが。

主役の女の子。きっと大成はしないんだろうなと。

観てて悲しくなりました。



「おばぁちゃん大好き」って孫が言うたび

「I know.」って答えるくだり

原作もそうなんですか?

苦笑い通り越してぽかーーんなりました。

何であそこだけ英語なの?w

そもそもおばぁちゃんの日本語にも違和感あるし。

キム兄って演技下手ですよね?この映画に関わらず。

何であんな出てんだ?



あーこんなに生理的に受け付けない映画は久々でした。


○ チープすぎる
レビュー内容: 感動要素が0。

とりあえず主人公の女の子の表情が険しく態度もよくない。

この時点でこの作品が死んでいるが。

登場人物ほぼ全てにおいて、まともな人物が登場しない。

脚本は先が見えすぎで面白みが一切ない。

原作はよいのかもしれないが(読んでないからわからない)

この映画に関しては完全な駄作。

後半ホラーでもよかったんじゃないかな?と思えるくらいつまらなかった。

○ 2回見るコトをおすすめします。
レビュー内容: 私の幼い頃の「死」に対するイメージは“ブラックホール”だった。闇の中、永遠に一人ぼっちで浮かんでいる事を想像して怖くてしょうがなかった。
だから、映画の中でまいが死について話した後に「じゃあ、まいはずっと怖かったですね」とおばあちゃんが言った時すごく感動した。誰かに共感してもらうと安心するんだなと。

初めて見た時は全体的に薄い印象しかなかったのに二度目に見た時は場面のひとつひとつが染み込んできて、ラストシーンから手嶌葵の歌が終わるまで動けなかった。

丁寧に丁寧に撮られた映画だと思う。

○ 心の教科書
レビュー内容: レンタルで借りたDVDを観た時、この映画を劇場で観なかった事を後悔させられました。自然の中で穏やかに優しくでも凛として生きるおばあちゃんの生き方は魔女そのものです。が、昔は誰もが普通にしていた生き方なのでしょうね。孫娘のまいちゃんへの接し方も参考になることが満載です。途中何度も涙し、ラストはおばあちゃんとのさよならにまいちゃんと一緒に号泣してしまいました。女性として母親として、そして何より人間としてずっと忘れたくないおばあちゃんの教えが詰まったこの映画はいつまでも手元に置いて時々読み返したい私の教科書です。

○ いつまでも大切にしたいお話
レビュー内容: 舞の、好きなもの嫌いなものを表現する感受性豊かで、ステキな時間だけでなく、後悔したままの別れもまた、とても現実的で人間らしく共感できた。おばあちゃんの舞に対する距離の置き方、接し方が何ともいえず良く、言葉も丁寧で、本当に勉強させられた。何より、まずは規則正しい生活をする、ということ。当り前に知っていることだけどなかなか出来ないから、自分も背筋がピシっとさせられ、死ぬという概念も目から鱗で、すごく良かった!

おばあちゃんちの家、庭がとても素敵で、最近ハーブに興味を持ち始めた自分にとってはすごく憧れの情景だった。ジャム作りやサンドイッチも美味しそうで。手島葵さんの歌がまたすごく良かった。

映像もお話も本当に良くて、ずっと大事にしたい映画です。







ランク
6位

空気人形 豪華版 [DVD]

ぺ・ドゥナ , ARATA , 板尾創路 , オダギリジョー , 高橋昌也 ,

レビュー数
13
レビュー平均得点
4.5

○ ユーモアで、しかたがない
レビュー内容: (暴露あり)



空気人形のダッチワイフが心もって生きたらという設定のユーモアさ。

少女ようなむっちりをさらしながら、クリンとした風鈴や滴れを確かめるかのように触れようとする窓風景のユーモアさ。

メイド姿で混じって砂遊びの不審さにあきれたかのように子供を連れて行く母親たちのあわただしい後姿のユーモアさ。

空気を吹き込まれながら恍惚な表情で身体を反らすユーモアさ。

卵ご飯で切れるおじさんに一句説教されながら交わされる始末のユーモアさ。



好きな人に告白して自分をささげたら返事は空気入れごっこを求められたというユーモアさ。

そのようなごっこがてんで愛と思いきや、受身でなく初めて与える身分になろうと、なんと腹に穴を開けてやって吹き込み口はどこなのと純粋にたずねる血まみれなユーモアさ。

そして燃えるごみとして丁寧に包んであげてから別れを惜しむユーモアさ。



燃えないごみの集め場を飾ってから自分と心を捨てるかのようにとうとう無機的に動かなくなったのを、ごみ山の部屋に閉じこもって自分の空虚を大食で満たそうとしている干し女が階上から羨望とも受け取れる眼差しで口にしたセリフが「美しい」というユーモアさ。



そうです「ユーモアさ」たまらないほど一杯です。



とくにその「美しい」というセリフに覚えた違和感で、考えさせられました。なにか心を触れるものを目の当たりして「美しい」とかの月並みな形容詞の程度な表現や感銘しか出てこないことに、はしたな滑稽さを自覚したことありませんでしょうか。結局、「空気人形」とあまり変わらない浅はかな心もちではないか。浅はかに交わされたり、交わしたり、殺されたり、殺したりする身に今まで幾ばくあったのではないのかと、思いつかされてぞっとされるところに、最大のブラックユーモアが潜んでいるような気がしてしかたがない。



ただ、これらのユーモアは意図されたものではないと思います。それぐらいの意気込みとか余裕を持ち合わせていたら、豪華版に印刷物なんかをよりも、小型の「空気人形」を同梱せずにいられなかったはずです。そう、商品に作品と同等のユーモアがないのが残念です。

○ 「空気人形」への是枝監督のこだわりなど
レビュー内容: 最初に本編の映像を見たときは、何とも切ない話と思いましたが、特典での監督のこだわりやインタビューなどを見て、改めて見直すと、命への想いがしみじみと伝わってきました。大人のためのファンタジーとしての「空気人形」を充分に楽しませていただいてます。主人公を演じられたペ・ドゥナさんや撮影のリー・ビンビンさんの撮影の様子など、作品を理解するために不可欠だと思います。

吉野弘さんの「生命は」の詩が、響きます。


○ 生命を与え合う交わり
レビュー内容: ペ・ドゥナさんの魅力に満ちた女優映画です。

世界と身体内部を循環する空気を象徴として、息という生命性を帯びた空気が

印象的に描かれています。



ドゥナさんが空気入れを使って自らを膨らませていくシーンでは

女体の完璧なフォルムと輝く美肌に見惚れました。



ドゥナさんの冷たく空っぽの身体が、ARATAさんの臓腑から産み出された

温度と湿度を持った息で満たされていく様子は、ドゥナさんの恍惚と赤らんでいく表情と

艶めかしい女体の生命感が相まって、出色のエロスです。

愛する人の生命で内部を満たされる幸福感が、肉体性を持って表現されています。

欲望をぶつける店長との、互いの内部から空気を抜き合うような空虚さとは対照的ですね。



自分が産まれて来た事に気付き、世界を学び、いずれ死ぬ事を知る。

そして自分が自分である事を意識し、その唯一性を他者に認めて欲しくなり

与える歓びを知る。



観賞後の印象に、閉じられた絶望感を覚えないのは

教訓としての寓話でなく、世界の理としての寓話性を感じたからでしょうか。



監督の生硬なテーマ性に回収されかねない作品構図に

ドゥナさんの肉体が奥行きをもたらし、官能性という縦軸を通しています。

これこそ真の意味で裸となる必然を持った映画です。



ドゥナさんは、作品の核心を掴む知性と、それを肉体表現へと昇華させる

野生の勘を併せ持つ素晴らしい女優ですね。



女体という自然が作りし生命の偉大さを感じると同時に

映画は脚本のテーマ性を越え得る総合芸術なのだと再認識しました。

○ がっかり感
レビュー内容: もともとの内容が気持いのはいいとして、最後まで観て感じたがっかり感は残念。

○ ラストシーン・「空気人形」の流す涙は本物。是枝組の傑作です。
レビュー内容: ひょんなことから「心」を持ってしまった空気人形。純粋無垢な彼女から見た「薄汚れているけど、必死で何かを捜している人間たち」との関わりは、自己の人生や生き方さえ見直させてしまうリアルさで迫ってきた。ペ・ドゥナは「リンダリンダリンダ」の時も素晴らしかったが、現代の日本映画で主役を張って違和感のないアジア人女優は、間違いなく彼女だけだ。生きることの辛さ・楽しさ・儚さをこれだけ見事に表現出来る女優は少ない。自分は性的処理の「代用品」でしかないと思っていたら、人間たちも「替え」のきく人たちばかりだった。ファミレスの店員も教員も、受付嬢も、そして映画に詳しいレンタルビデオ店の店員までがみな「代用可能」。でも必死で毎日を生きている。それだけにラストで皆に誕生日を祝ってもらうシーンで、空気人形の感情が爆発したのだと思う。あれは空気人形ではなく、ペ・ドゥナその人の心からの涙だった。食べることも、泣くこともできなかった人形が「夢」の中でおいしそうに料理を食べて、流した涙は、邦画史に残る名シーンになるだろう。それにしてもこの短編をここまで情緒溢れるシャシンにした是枝監督は凄い!また、リー・ピンビンのカメラワークも最高だ。特典ディスクにはメイキングとカンヌでの風景などが収録されている。撮影前に空気人形にどう空気を入れるかで格闘している監督の姿は、どうみても「あぶない」人だが(笑)、ワンシーン・ワンカットにこだわるスタッフの集中力やこだわりも、映画界を目指す人にはぜひ見てもらいたい。決してハッピーエンドじゃないけれど、なぜか観た後はココロが洗われる作品です。文句なしの5つ星。







ランク
7位

曲がれ!スプーン [DVD]

長澤まさみ , 三宅弘城 , 諏訪雅 , 中川晴樹 , 辻修 ,

レビュー数
20
レビュー平均得点
4.0

○ また見てしまった。はあ。
レビュー内容: 『冬のユリゲラー』が舞台原作の映画化。言わずもがな日本邦画界の戦犯である亀山・本広コンビがどうしようもない映画を送りだす。『踊る〜』一作目の振り逃げ感たっぷりの奇跡はもうないんですよ。



子供の頃、UFOの墜落?を見たことから、超常現象を信じている長澤まさみが何とも残念。

舌っ足らずで異性に媚びるように映る言動や仕草が同姓受けせず、映画やドラマはおろか、CMのにさえ露出が減ってきた昨今、更にダメダメ感たっぷりに提供する今作では前半まで舞台版が努力してきた結果を帳消しにする演技。いや、これは設定や演出サイドの問題か。私は長澤まさみが不憫で仕方がない。いや美人で巨乳だからという理由ではないが…。



声の張り方やセリフの置き方、テンポのとり方など舞台そのまんまの空気を持ちだす役者も(お前ら誰だw)問題だが、本広『面白そうだからいんじゃね?』亀山『まぁ、一本撮っとくか?』とでも言ってそうな舞台侮辱感が画面全体に出ていて吐き気がする(別に私は舞台のことなど何もわかりませんが)



長澤まさみの凱旋が如く善通寺の映像が何度も描写されるのもイミフだが、それ以上に脚本も謎。ヨーロッパ企画が書いているにもかかわらず、ここまで駄作にしてしまうとは。



『踊る〜3』ヒットしたらしいけど、もういい加減、お金儲けに映画を使うのは止めてもらえませんか?…まぁ映画はビジネスだけどね。

○ 面白いが、観る人を選ぶ
レビュー内容: 本広克之監督の「サマータイムマシンブルース(STMB)」、「UDON」に続く香川三部作とも呼べる作品。



年に一度、巷の超能力者が密かに集うカフェでのドタバタ劇。世の不思議を信じるTV局AD(長澤まさみ)は取材する度、偽者に失望させられながらもひょんな事から此のカフェへと辿り着き...。其の能力たるや、どれもせこいかったり、安っぽかったりするが、心優しい彼らは傷心の白雪姫に七人の子人の如く小さな奇跡を起こす。



劇団系の個性的な役者の旨いが空気に馴染めていない演技と、前出二作を見ていないと分からない小ネタ満載で、観る人、観る順番を選びそう。原作舞台「冬のユリゲラー」は'00年初演以来、何度も再演され完成度は高い。しかし、空気感で得られる笑いと銀幕越しとでは文法が違う。役者自身の手探り感と相まってギャグがお寒く感じられるのは其のせいだ。他メディアを映画の作法で如何に観客にお見せするかも監督の腕の見せ所。舞台と映画は別物と割り切って良い。出来、商業的共に悲惨だった前作「少林少女」の後だけに監督自身の弱気(BGMの使い方といい、ラストの見せ方といい)が見え隠れする気がした。長澤の甘ったるい、舌足らずな話し方は好みが別れるが、とてもキュートだし、もっとメインに持って来た方が良かったのではないか?其の方がクリスマスキャロル的なオチが活きたと思う。



ちっこい超能力に、大袈裟なストーリー。ファンタジーなのだから其れぐらい大層で良いのだ。所々らしさを秘めながら名作STMBを越え得ないのが残念。イケメンや見慣れたタレントが溢れかえり其れを売りにする映画の多い中、新鮮ではあった。“「踊る捜査線」以外観るべきもの無し”のレッテルを貼られぬ内、機会が有れば是非、次の本広&ヨーロッパ企画作品に期待したい。

○ 信じることをあきらめてはいけない
レビュー内容:  どんなことでも諦めなければいけないことも出てくるしがない世の中だけど、信じることを諦めてはいけないと思わされた。

 

 『サマータイムマシンブルース』のメンバーが造った映画ということで見てみたが、面白さは甲乙つけがたいほどだったが、本作はそれに加えて感動の要素が強かった。



 『サマータイムマシンブルース』は「昨日に戻って壊れたリモコンを持ってくる」というものが話の主だったので、本作のそれは「桜井米の名刺入れに紛れている毒グモを退治する」ということだと思った。



 この「毒グモを退治する」ためにというのが、とにかく面白い。

 そのために『CAFE・de・念力』に集まる超能力者たちがいろいろな知恵を出し合い、挑戦する。

 その知恵や試みが面白いし、さらに落ちも抜群に面白かった。

 しかし、それが話の主だと思っていたのに落ちが来ても残り時間がかなりあって、「あれ?おかしいぞ」と思った。

 だがいまにしてみると、毒グモ退治は主ではなく、むしろラストの感動のための布石だったのではないか思っている。



 エスパーたちが米を励ますためにとった作戦と、マスターの「心の中のスプーンはなくさないようにね」というマスターの言葉には特に感動させられた。



 「サマータイムマシンブルース」が好きな人は絶対に面白いと思う。

 まだどちらも見ていない人はまず「サマータイムマシンブルース」から入ることをお勧めする。

 そのほうが本作を見たときの面白さが倍増するからだ。

○ メディア批判色があれば良かったが、、、
レビュー内容: 真相とか科学的アプローチは後回しに、

とにかく「ネタと視聴率」につなげようと

するメディアの手法をもっと辛辣に描いたら

作品に深みがでたと思いますが、メディア自らが

そんな告発は不可能ですから、予定調和で終わり

ました。軽妙と言うのでしょうか。










○ とってもハートフル
レビュー内容: この映画を観る方はすでに「サマータイムマシンブルース」と「UDON」を観られた方と思いますが、万一まだ見られてないようでしたらまずそちらを順番に見ていただいてから「曲がれ!スプーン」をご購入の上ご覧ください。そうでないと、あらゆる小ネタを十分に楽しめない恐れがあるからです。

それとロケ地の香川県善通寺、丸亀、坂出などの土地をご存知の方は、ぜひロケ地を訪ねてみてください。

とっても楽しいですよ!

讃岐うどんの名店をも訪ねながらね!







ランク
8位

パコと魔法の絵本 特別版(2枚組) [DVD]

役所広司 , アヤカ・ウィルソン ,

レビュー数
20
レビュー平均得点
4.5

○ すみませんが…ρ(..、)
レビュー内容: 私は夜勤明けの重い足を運んで劇場に観に行きましたが、正直 ハッキリ言って退屈な映画でした。後免なさいヲ内容も詰まらないし、何故こんな映画を皆様方が大絶讃するのか?…解りません。土屋アンナは好きですが、あの看護婦の役柄キャラに嫌悪感を覚え拒絶してしまいました。挙げ句には夜勤明けのせいも有るカモ知れないですが。居眠りをこいてしまいました。m(_ _)mアヤカ・ウィルソンさんが可愛かったので☆3つです。

○ アヤカ・ウィルソンはJ・ガーランドを超えたか?いい映画です。
レビュー内容: 本作は正直言って「クセのある映画」だと思う。ド派手&奇抜なメイクとコスプレで爆裂する日本映画界きっての一級俳優たちに、これまた邦画では珍しい大掛かりなCG合成。舞台劇のような(というか元が舞台なのだが)セリフまわし。このテイストが合わない人は苦手な一本かもしれない。でも恐らくその人は「オズの魔法使」も敬遠していると思う。そう、本作は紛れもなく「オズ」の日本版なのだ。一見本作のラストは悲しく思えるけれど、ひとりの子供が成長して旅立っていくまでのエッセンスは変わらない。アヤカ・ウィルソンはジュディ・ガーランドにあたる訳だが、中島監督がメイキングで「棒読み演技も含めて近年の子役では出色」と言っていた通り、まさに天使のような輝きで映画を引っ張る。この作品は役所演じる偏屈じいさんが、パコとの触れ合いで立ち直っていくことが主軸だが、「ガチボーイ」の如く1日しか記憶の持たないパコにどうしたら「その1日」を楽しんでもらうかに没頭しだす後半は、パッケージにあるまじき(笑)涙なくしては観られないストーリーになる。病院内での舞台劇当日、パコは「オズ」の国に招かれる。そういうイメージで監督も考えたのだろう。実際にメイキングで本読みの時、アヤカが抱えている本が「オズ」だったからね。1939年のジュディの輝きと、現代のアヤカの存在感は単純に比較など出来ないが、少なくとも負けてはいなかったと思う。土屋アンナ、妻夫木、阿部サダヲに女装の國村準まで、楽しそうな芝居も印象的だった。特典ディスクはメイキングがメインになっているが、この世界観を知るには必見だろう。星は5つです。

○ 映画館で買うことを決めました。
レビュー内容: コマーシャルを見て面白そうだなと思い、気軽に見に行ったこの作品。

まさか映画館で号泣することになるとは思ってもみませんでした。



私が映画館へ行ったときには小さな子どもを連れてきている家族づれが多かったのですが、子どもたちはきゃっきゃきゃっきゃと笑い、親がその横で鼻をすすっていました。子どもも大人もどちらも楽しめる、いい作品だと思います。



映画を観終わった瞬間、いつDVDが出るのかと調べたほど気に入っています。

DVDが来てからももう何度も見ているのですが、何度見ても飽きません。ここ最近の作品で一番好きです。

先日、遊びに来た友人にも観せたのですが、家に帰ったら自分も買いたいと泣き笑いしながら言っていました。



大貫がパコのほっぺたに触ったときにパコが必ず言う一言があるのですが、それをパコが言うたびにもうどうしようもない気持ちになります。その言葉を聞くたびに涙が出て、私はそこからほとんどずっと泣きっぱなしです(笑)

「泣ける映画」と宣伝している映画はあまり好きではないんですが、これはとてもおすすめです。

○ カエル苦手で観れない人いたんだろうか(笑)
レビュー内容: 金懸けた舞台…。ただそれだけの印象です。クスッと笑える部分が沢山あるのは全然OKですが、中身がスカスカなだけに面白くなかった。

例えば「お前が私を知ってるってだけで、腹が立つ。気安く私の名を呼ぶな」とクソジジィの台詞。
それが、パコの頬を触りなにかしてあげたいと思い始めるクソジジィ。

クソジジィがパコに出会い泣くまでの感情の経緯は?どんな過去があったの?

そのまま何も分からずラストシーン。

おもちゃの世界が飛び出してきたような映像だけを楽しみたいのなら★5つですが、 ずーっとコメディーで、スカスカな内容だったのになぜ最後だけパコを死なせて泣かせようとしたのか…。


★はあげません(笑)


○ 良い映画
レビュー内容: 邦画の年度NO1ですね。でも笑いはクスクス程度です。

CGの持つ違和感をうまく消化してました。同じ監督作の松子よりもよかったです。







ランク
9位

秘密 [DVD]

広末涼子 , 小林薫 , 岸本加世子 , 徳井優 ,

レビュー数
33
レビュー平均得点
4.0

○ 広末涼子の透明感が心に残る
レビュー内容: 原作を読んで、映画を観ました。多少の設定の違いや脚色はありますが、非常によくできた作品です。

やはり見せ場は、小林薫と岸本加世子の灯台での別れのシーン。このシーンは何度観ても目頭が熱くなります。

キャスティング、テーマソング(竹内まりや)も非常に良く、広末涼子や石田ゆりこがまだまだ透明感を放っていて、スクリーンに輝いて見えます。

滝田洋二郎監督は、この作品で広末涼子をお気に入りになったのでしょう。「おくりびと」で下着が見えるシーンがありましたが、その瞬間この映画のワンシーンが思い浮かびました。

○ 超えられないもの
レビュー内容: 原作を先に読みました。



そして、ずっと気になってた映画版も見ました。

役者さんたちの演技も良かったです。ただ、原作が長いだけにカットされている部分も沢山ありました。



そのせいか、原作を読み終えたときの感動は味わえませんでした。決して悪い作品ではないと思いますが、一度観たら繰り返し見る気は起きませんでした。

むしろ、原作を読み返しました。

私は、やはり原作には勝らないのかなぁと思ってしまいましたね。

なので、評価は☆3です。



この作品を初めて見ようと思う方はまず、こちらを観るほうをお勧めします。

○ 見てよかった
レビュー内容: 原作が好きだったので見てみたが、期待していなかったせいか予想外によかった。

物語の核心部や、盛り上がる部分は外していない。

主演の二人はがんばったなー。

夫婦喧嘩のシーンなど、演技も演出も頑張っているなーといった感じ。

広末良子で売っているため、直子の葛藤も表現されていて、原作とは違った感動がありました。



前半部が明るすぎたり、

小林薫がよい人すぎるというか二人の仲が良好すぎたり、

金子賢がチャラ過ぎたり、

ラストの改編はなかった方がよかったり、

と所々にやはりあらは見えるものの、見てよかったです。


○ 原作を超えられず
レビュー内容: 「秘密」の原作読了後のDVD購入でしたが、映画化するた為にストーリーが変えられ違和感を覚えました。原作の小説が秀逸なだけに、残念です。

○ ただの乗り移り系映画だと思ったら大間違い。さすが東野圭吾原作。広末の演技にも感服
レビュー内容: なんにも前提知識なしに、単に、広末を見たさにこの作品を観た。



最初は、「なぁーんだ、また乗り移り系か」と思って、ちょっとがっかりしたが、

中盤から、とてつもなくオモシロくなってくる。というか、小林薫と同年代の自分として

もう、見てられなくなってくる。



愛している妻、でも体は娘。社会的には大学生の女の子で、当然友達は普通の女子大生だし

ヨット部に入れば、男子学生から口説かれる。しかもその男子学生が伊藤英明だからたちがわるい(笑)。



お父さんの小林薫の情けないことといったらない。手を出したいけど手を出せないもどかしさ。



やきもき、お笑いのパートが終わると、そこからストーリーに変化が訪れる。そして衝撃のラストへ。



こんな難しい状況の役を見事に演じきった広末の才能には感服。ますます広末のファンになってしまう作品でした。














ランク
10位

パコと魔法の絵本 通常版 [DVD]

役所広司 , アヤカ・ウィルソン ,

レビュー数
59
レビュー平均得点
4.0

○ もったいない
レビュー内容: 映像がとても綺麗で、俳優の演技も面白い(上川隆也の弾けっぷりには驚き!)ですが、ストーリーが善良すぎて面白みに欠ける印象を受けました。

○ えげつなさにはまれ
レビュー内容: えげつないほどの色の使い方。でもそれが僕らを魔法の絵本の世界へ導いてくれるのだ。逆に言えば、中島監督のこのえげつなさがなければ、なんということもないストーリーで箸にも棒にもかからない映画なのだ。


○ ターゲットが大人か子供か疑問。
レビュー内容: 下妻物語は、本当にすごくよかったです。

でもこの作品は…なんとか頑張って最後まで見たって感じでした。



CGとか独特な映像があまりに突飛で、話の内容とギャップがありすぎというかチグハグ感が否めませんでした。

ディズニー系の映像と生身の人間の映像を変に混ぜすぎてます。



見ててすごく思ったのが「何歳くらいの方がターゲットなんだろう」でした。

ストーリー自体は結構良いですが、複雑にいろいろな映像が交わり、良くも悪くも捻られているので、子供にちゃんと内容が理解できるか疑問です。また大人だと好みがかなり分かれます。



万人受けする作品ではないと思います。

もう少しシンプル、ストーリーと映像の統一感を持たせて欲しかったです。

○ ハイテンションハチャメチャ感動作品
レビュー内容: 評判のいい映画であるのにオープニングからしばらくの間

超ハイテンションなハチャメチャさにまったく入る事ができなくて、、、

私は時代からずれているのかと思いましたが杞憂でした。



その後の抽象的、舞台劇的展開のために必要なテンション、設定だったようです。

最初はクサイ言葉ともとれる絵本の言葉が

繰り返されるうちに次第に深い意味を持ち始め胸を打ちます。

アヤカ・ウィルソンがお人形さんのように可愛いです。

俳優陣皆さんがやりすぎくらい熱演です。



ただちょっと気になったのは

ティム・バートンの映画の影響を受けすぎな事。

感動シーンにダニー・エルフマンのような曲を使うのはやりすぎかと。

おかげで感動しそこねました。

その点だけマイナスでこの評価です。


○ あまり
レビュー内容: あの独特な世界観に入り込めない。
いかにも笑わせてやろうという感じが見え見えなのが嫌です。
一回見ただけでしまっちゃいました…


posted by はやぶさ じろう at 22:00| 日本映画