2010年09月20日

西部劇





ランク
1位

ダンス・ウィズ・ウルブス [DVD]

ケビン・コスナー , メアリー・マクドネル , グレアム・グリーン , ロドニー・A・グラント , モーリー・チェイキン ,

レビュー数
4
レビュー平均得点
5.0

○ 失われていくものへの賛歌
レビュー内容: どの時代にも滅びいくものがあるが、内部的な理由と外部的なものがある。本作は、後者であり、映画はそうしたものへの暖かさを感じる。

比較的長いのが、見終わるのが惜しいと思ってしまうなかなかの傑作。見るとしたら、真冬に観賞すると、一段と身にしみる。




○ 自然界の名優たちに乾杯!
レビュー内容:
 自然描写と動物たち(特に狼とバッファロー)の動きがじつに素晴らしく



 ドキュメンタリーを見ているような感覚に襲われました。 



 大自然に生きる「名優」たちと彼らの魅力を最大限に生かしたスタッフ陣に



 心からの敬意を払いたいです。

○ 敬意を込めて「インディアン」と呼びたい
レビュー内容: 一時、「アメリカインディアンの教え」という本が流行りました。この作品で彼らは

環境問題・温暖化・食糧問題などを抱える現代人に、人としての生き方そのものを

問いかけてきます。こうしたメディアでそれを喚起できてることも踏まえると、なかなか

現代の文明社会そのものを否定するのも難しいのですが、仮に世界が彼らのような

生き方をすれば、地球はもっと健康な状態になるんだろうなぁって思います。

今や誰もが携帯電話を持たない生活が考えられないような風潮の中、文明そのものを

知らない彼らが、決して不便や退屈を感じて生きてはいなかったであろうことに、

今後の人類の進むべき方向のヒントがあるように思います。

エンド間際、“風になびく髪”が“狼と踊る男”を見送るシーンに、男性同士の友情って

ステキだなぁ…って、胸が熱くなる思いでした。“風になびく髪”…大好きです。



追記:メニュー画面での字幕選択では6種類だけ表示されますが、実際には8種類あって、

プレイヤー側の操作で8番目の項目を選択すれば日本語吹き替え版用の字幕が選択できます。

この場合、ラコタ語部分や英語のスーパー部分(冒頭のシーンとか)で日本語字幕が

表示されます。

○ 異文化交流で深まる絆
レビュー内容: 異質な文化背景を持つ人と人の交流は,時として嫌悪につながり排他的な争いに発展する。しかし,心と心が通い合うとき,異質であるからこそお互いにわかり合って強い絆となる。この映画に描かれているのはその両者。3時間は決して長くない。広大なアメリカの自然を美しく残してくれた。主役であり監督のケビン・コスナーが最高に輝いていた時期の作品。







ランク
2位

ウエスタン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

ヘンリー・フォンダ , クラウディア・カルディナーレ , ジェイソン・ロバーズ ,

レビュー数
11
レビュー平均得点
5.0

○ 西部劇との決別
レビュー内容: レオーネが念願のアメリカで撮った、最後の西部劇(ギャング達は西部劇ではないし、製作のノーボディはノーカウント)

フォードが愛したモニュメントバレーを、まるでレオーネ自身が首を回して見回してるかのような、ゆったりとした長い長いパン一つで収めたシーンや

ジルが駅から街に入って行くワンカット撮影は、観客に世界を体感させる旨の演出であり、またレオーネのプライベートフィルムを見ているかのよう。

狂おしいまでの長回しに、愛すべき西部の世界を永遠にフィルムに焼き付けたいという想いを感じる。

盛り上げるのはお馴染みモリコーネの楽曲。こちらもスローテンポな曲が多い。

今作のラストカットは「続夕陽」と非常に酷似しているが、意味合いは全く違う。

颯爽と去っていくイーストウッドとは対照的にブロンソンは、情けなく事切れた友の死体を抱え、資材が散乱し雑然とした荒野にトボトボと消えていく。

鉄道の開通と共にヒーローの時代は終わり、これからは労働者の時代が始まる。

男達に酒を届けるジルは、かなり遠くから望遠ズームされて映されている。

あれはレオーネ自身の主観と自分は見受けている。あの輪の中に、女性を排斥してヒーローを描いてきたレオーネはカメラを持って入れないのだ。



今作辺りからレオーネは、それまでの単純娯楽作とは違い、様々な解釈が可能な深い意味合いを持った味わい深い映画を撮っていく。

今作のラストは、それまでの自分のスタイル=痛快娯楽西部劇との決別なのである。

世間的な知名度や評価はイマイチだが、自信をもってお薦めする傑作西部劇。

○ これは!
レビュー内容: 『ワンス・アプオン・ア・タイム・イン・アメリカ』のセルジオ・レオーネ監督による『ワンス・アプオン・ア・タイム・イン・ザ・ウエスト』、つまり西部劇の集大成とも呼べる名作ですね。そしてこれは、ほんとうに名作の名に相応しい映画だとあらためて感心。



なにしろレオーネ監督の演出が素晴らしい。冒頭の長い長い前置きのある決闘のシーンは決闘そのものはあっという間に終わってしまうという余韻とアクションとのコントラストが心憎い。ヒロイン、流れ者、悪漢、小悪党らの主要人物たちが、これまた長い長い時間をかけて交差していくプロットもいやがうえにも作品に重厚さを加えています。どのシーンをとっても画的に美しく、加えてほどよい緊張とスリルが持続します。また、エンニオ・モルリコーネによる音楽が適材適所に配されていて、映画的情緒を盛り上げているさまも見事。西部を舞台にしたオペラともいえるようなスケールと品格が全編を貫いています。



元をただせば個人的な復讐劇というスケールの小さな骨子を、西部開拓に不可欠な鉄道の利権争いという背景で肉付けし、見応えのある叙事詩に仕上げているあたりもうまい。それにつけてもこの配役の妙は何なのでしょう。アメリカの良識であるヘンリー・フォンダが悪役とは!しかし、これはフォンダにしてみれば名演中の名演。黒ずくめの冷酷なガンマンを不気味に好演。しかし、さすがはフォンダ、ただの悪役ではなくどこかロマンティックな風格を漂わせます。対するは、男気の塊、チャールズ・ブロンソン。いつもの映画と変わらぬ演技で変わらぬ存在感を見せつけます。ひげの無いブロンソンもいいね。この二人の間に割って入るクラウディア・カルディナーレとジェーソン・ロバーズも魅力的。カルディナーレの強がりぶりは返ってそれがチャーミングですし、小悪党ロバーズのやせ我慢しながらの男ぶりも好ましい。しかも、嬉しいことに超脇役にジャック・イーラムやウッディ・ストロードを起用しているあたり、西部劇ファンとしてはたまらないプレゼントですね。



三時間弱にもおよぶ長尺ですが、もっと観ていたいと思うくらい素晴らしい作品。レオーネ監督はだてに長い映画を作るわけではないことに納得。久しぶりに観て、今更ながら「これは!」と思える傑作です。

○ レオーネの頂点
レビュー内容: 先ず他の人も言ってますが、オープニング。 ここまで見事なものはない。「夕陽のガンマン」、「続 夕陽のガンマン」(のオープニング)で試行錯誤していただけあって、絵画の様な美しさを放っている。

内容は他愛ない復讐モノだが、キャラクターの描き方が実に丁寧で一切無駄がない。 どのキャラクターを主役にしても良いはずだ。

そして、エンニオ・モリコーネの音楽。 僕は「続 夕陽のガンマン」の音楽を一番だと思っていたのだが、今では今作が最高傑作だと声を大にして言いたい。 音楽が場面を、キャラクターを、映画の空気を、説明している。 まさに、音楽無しに語れない作品。

レオーネのアメリカ西部劇に対するオマージュも面白い。 ネタはばらさないので、自分で探すのが一興。


最後に、この映画は「レオーネらしさ」溢れるレオーネの最高傑作。 全編を埋め尽くさんばかりのレオーネ美学を是非!

何故この名作が一般認知されてないんだ…(泣)

○ レオーネの最高傑作、西部劇の「古典」
レビュー内容: アメリカではイメージギャップがでかすぎて不評だったヘンリー・フォンダの強烈な悪役ぶりが圧巻で、彼の最高傑作と断言できる名演。もちろん、映画は連繋プレーだから、ジェーソン・ロバーツ、クラウディア・カルディナーレ、そしてブロンソンの、どれも個性的に過ぎるほどに個性的な名演があっての作品。カルディナーレは、この作品で、単なるグラマー女優などではない、奥行きのあるイタリアの大女優であることが分かる。音楽は、現代のプッチーニと言いたくなる名匠モリコーネ。有名なハモニカのメロディーは「マカロニ・ウエスタン」名曲の集大成とも言える名作だが、むしろメインテーマが圧倒的で、イタリア・オペラの名曲に並べても全く遜色のない「クラッシク」。後年、レオーネの葬儀において聖チェチーリア教会で、モリコーネ自身がオルガンで奏でた印象深い作品でもある。で、映画だが、上記の名曲と共に展開される静かだが、圧倒的な迫力の逃げも隠れもしない「決闘西部劇」。色んな過去の西部劇の名場面をモチーフに取り入れながら、古典絵画のようなしっかりした構図のカットの連続は、単なる娯楽映画の域を遥かに越えている。クライマックスのためにあるような映画ではあるが、それにもたれかからない多面的な面白さがあって、それも上記の名優たちのなせる業だ。レオーネの最高傑作であることは間違いなく、唯一比肩できるのは、彼の「夕陽のギャングたち」だけだと思う。イーストウッド人気で他の諸作がより有名だが、本作品を見れば、恐らく全員この作品を推すと思う。結局、マカロニウエスタン最後の作品だが、その集大成的存在で且つ、全西部劇の集大成と思える。

○ 体感型ウエスタン・ムービー
レビュー内容: 面白すぎる◎
都会からやって来た美しく強かな女、ジル。
正義のヒーローみたいな雰囲気の極悪人、フランク。
人間味溢れる粋な悪党、シャイアン。
そして、あまりにもミステリアスすぎる主人公、ハーモニカ。
魅力的なキャラクターたちが織り成す、雄大な物語。
セルジオ・レオーネ監督独特のリズムが最高。
じぃ〜っくり、ゆったぁ〜り物語を観せながらも、クライマックスの決闘には恐ろしい程に観る者の感情を盛り上げてくれる。
そして、観た後には、何だか元気が湧く。
エンニオ・モリコーネの音楽も最高だし。
これはイイよ☆


ランク
3位

ダンス・ウィズ・ウルブス [Blu-ray]

ケビン・コスナー , メアリー・マクドネル , グレアム・グリーン , ロドニー・A・グラント , モーリー・チェイキン ,

(まだレビューはありません)







ランク
4位

デッドマン スペシャル・エディション [DVD]

ジョニー・デップ , ロバート・ミッチャム , ランス・ヘンリクセン , ジョン・ハート , ガブリエル・バーン ,

レビュー数
7
レビュー平均得点
4.5

○ neither maybe nor not-maybe
レビュー内容: 明日来たると共に新たに生まれ

明日去れると共に新たに死す。



日々に生まれ日々に死す。



maybe or not-maybe, that shall never be a question

○ 脚本も音楽も脇役もいい。
レビュー内容: 全編モノクローム作品であり、題名からして「暗い」イメージがあって、今まで見たことがなかった。

だが、映画の冒頭からこの不思議な世界観に引き込まれた。

まず、映像が美しい。音楽もいい。脚本も秀逸。脇役もいい。

異色作品で、J・デップ本人がお気に入りの作品ということだけは知っていたが、こんなに良いとは正直想像していなかった。登場人物の設定も面白い。徹底的に乾いた演出だが、ところどころ笑わせられる。

R・ミッチャム、J・ハートも渋いし笑わせてくれた。

会計士W・ブレイク(J・デップ)が、新しい職に就くために、西部の終着駅の町にやってくる。時は西部開拓時代、荒くれ者の町に降り立つブレイクは風変りな格好のやさ男。訪ねた先の工場の社長が、R・ミッチャム。重役がJ・ハート。ブレイクは、ひょんなことから極悪非道人にされ、賞金がかかった「お尋ね者」にされてしまう。

胸を撃たれたブレイクの命を助けるネイティヴ・アメリカン「Nobody」の存在感と演技が素晴らしい。

彼は不思議な男、彼(ネイティヴ・アメリカン)が持つ「生と死」への達観、自然と霊と魂に対する感覚がラストまで美しく語られる。

前半と後半のJ・デップの表情が全く違う、いい演技をしている。徐々に弱っていき、「死」に近づきつつあるブレイクの顔に、「Nobody」がネイティヴ・アメリカンの化粧をほどこすと、一夜明けた後は生まれ変わったように、「何か」が彼の魂に宿る。

一番美しいと感じたのは、森の中、一頭の撃たれて死んだ小鹿にJ・デップが身を寄りそい、体を横たえるシーン。

ラストシーンも非常に美しい。

J・デップの母は、ネイティブ・アメリカン。自分自身の血のルーツであるネイティヴ・アメリカン達への、尊敬の念と愛が感じられた。


○ 芸術系の作品です
レビュー内容: 妖艶な個性派俳優、ジョニー・デップを主役に据えた、ジャームッシュ監督の「死」を題材とした芸術系の映画です。



この作品はモノクローム映画なのですが、黒と白の、たったの二色だからこそ作り出せる、乾いた空気感や映像美をもっています。

即興でつけられた音楽も素晴らしく、虚無感や絶望感、悲壮感などを抱いた登場人物たちの心の内を、激しく、時に静かに表現しています。川のせせらぎや、木の葉の揺れる音、火の燃える音といった、自然の音もBGMになっているといえます。

ジョニー・デップが持つ雰囲気、容姿、静かで落ち着いた繊細な演技も素晴らしく、「死」を美しく妖しく表しています。



暗く重いテーマのはずなのに、小さな笑いが所々にあるので、それをあまり感じずに軽い心持ちで鑑賞できました。



是非、ご覧になってみて下さい。

○ 2年に1回くらい見たくなる
レビュー内容:  さあぁ、今回こそは、最期まで居眠りをせずにみるぞぉーと思っていても、きっと、どこかで必ず、眠ってしまう。疲れているせいなのか、ニール・ヤングがギターをかき鳴らさないちょうど切れ間だったのかはわからぬが・・・。

 でも、好きなんですよね。ジョニー・デップもへんてこな格子柄のスーツで現れて、ロバート・ミッチャムも熊に向かって話すし、めちゃくちゃなんだけど、実は映像はとてもシャープ。(ロビー・ミュラーのカメラはさえ渡る)

 「ダウン・バイ・ロー」と「ストレンジャー・ザン・パラダイス」と「デッド・マン」の3本は、いつになっても、いや、いくつになっても、きっと、ときどき見続けていく、そんな3本です。

 

○ ラストジャーニー
レビュー内容: 軽く見れる作品だが内容はそれなりに深くもとれる。またモノクロでこその映画だと思う。
私は特に小鹿とのシーンとラストらへんのシーンが好きで、映像的にも美しい。
死に向かう男の数日が、最後になって分かる。
★4なのは凄い興奮があるというほどではないため。




ランク
5位

許されざる者 [Blu-ray]

クリント・イーストウッド , ジーン・ハックマン , モーガン・フリーマン , リチャード・ハリス ,

レビュー数
2
レビュー平均得点
5.0

○ 観るべし!
レビュー内容: ぼくは、いわゆる「西部劇」とシャーロックホームズ、それに水木しげるの妖怪漫画に、「スポ根」モノのテレビ漫画という四本立てで子供時代を過ごした。なかでも「西部劇」については、ハリウッドのものから「マカロニ」まで、およそ機会があればなんでも観たし、サウンドトラックも小遣いを貯めては収集していた。しかし、その後残念なことに、ハリウッドはほとんど「西部劇」で勝負しなくなった。『許されざる者』は、かつてマカロニ時代にぼくのヒーローであったC・イーストウッドが主演と製作をともに担った久しぶりの西部劇大作だ。筋立て、キャスト、音響効果、カメラワーク、脚本、全てがいい。筋肉質。まばゆい陽光、乾いた大地、夜の闇、雷雨の中をゆくイーストウッド−老いた凄腕ガンマン、という役−の苦みばしった顔。これこそハードボイルドである。脇を固める俳優陣、女優陣がまた、すこぶるよろしい。イーストウッド相棒役には重厚なM・フリーマン、敵役の強面保安官にG・ハックマン、落ちぶれた英国人ガンマン(イングリッシュ・ボブ)にR・ハリスなどなど、とにかくよろしい。イーストウッドは、S・コネリーとともに、老境に入りますます魅力を放つ俳優の代表格。とにかく観るべし、の映画である。

○ 充実してました
レビュー内容: ブルーレイで初めて観たのでDVDがどうだったのかは知りませんが、画質はかなり良かったです。

多少は粒子がざらついていますが、おそらくDVDと比べれば格段にきれいになっていると思います。

廉価版が出たのを機に買い替えを考えている人は買って損はないでしょう。

特典も充実していました。暗い映画の割にメイキングは朗らかで観ていて楽しく、

クリント・イーストウッドのドキュメンタリーでは、彼が関わった作品が

かなり昔のものから1つ1つ丁寧に紹介されていて見ごたえがありました。




ランク
6位

真昼の用心棒 [DVD]

フランコ・ネロ , ジョージ・ヒルトン , ニーノ・カステルヌォーヴォ , ジョン・マクダグラス , リナ・フランケッティ ,

レビュー数
2
レビュー平均得点
3.0

○ 画面サイズに残念
レビュー内容: 発売前にはこちらで16:9と書かれていたと思ったのですが、

結局は以前発売していたモノと全く同じでした。

バージョンアップされていることを期待したのですがね・・・。

こちらでもいつの間にか2.35:1と書かれているし。

以前発売していたモノをお持ちの方は買い換える必要一切無しです。

○ うおおっ!ついに来た!
レビュー内容: マカロニウエスタンの中でも、異色中の異色である本作がついに再販だ!

吹き替え付きかは知らないけど、とりあえず低価格で発売をしてくれた事には素直に感謝!
再販してくれるだけでも嬉しいので。

アクロバティックな銃撃を披露するフランコ・ネロ、かっこいいぜ!

「シェルブールの雨傘」が有名なニーノ・カステルヌオーヴォのドSっぷりにも要注目!







ランク
7位

夕陽のガンマン アルティメット・エディション [DVD]

クリント・イーストウッド , リー・ヴァン・クリーフ , ジャン・マリア・ヴォロンテ ,

レビュー数
10
レビュー平均得点
4.5

○ これが夕陽のガンマンだ!
レビュー内容: ドル箱3部作と呼ばれる2作目ですが3作目の続夕陽と関連性はありません。

続夕陽も素晴らしい作品ですが、タイトルの翻訳が作品と合ってない…
この作品こそ夕陽のガンマンです

2人の賞金稼ぎが協力し合って総額20000$以上の強盗一味の命を狙うクールな作品です

この作品で注目すべきはリー・ヴァン・クリフ演じるモーティマー大佐

普段は静けさを漂わせる男ですが最後の決闘時に見せた表情は胸を打ちました

続夕陽よりバトルシーンは多く、荒野の用心棒よりストーリーはオリジナリティが高いので両作品を見た人にもオススメします

○ こりゃ、かっこいい!
レビュー内容: レオーネにしては抑え気味の本編。プロットも入り組んでいないぶん淡白に感じられるかもしれません。しかし、その分登場人物たちのかっこよさが際立っている作品です。



趣味のいいいでたちでいかにもプロフェッショナルのガンマンとおぼしきモルティモア大佐。ポンチョ姿の流れ者モンコ。双方とも立派な賞金稼ぎです。ともに10000ドルの賞金のかかった極悪人インディオをターゲットにしたときから、二人の運命が交差します。大佐の計画どおり動くふりをしてなんとか出し抜こうとするモンコ。その上をいく大佐。そして、さらにその上をいく凶暴な策士インディオ。このあたりの丁々発止がおもしろい。それぞれを、クリント・イーストウッドが飄々と、リー・ヴァン・クリーフが渋く、ジャン・マリア・ボロンテが冷酷に好演。



特に、リー・ヴァン・クリーフがかっこいい。生き抜くための要領を知り尽くした大人の男の魅力が炸裂。これまで、傍役しか与えられてこなかったクリーフですが、この映画でおいしいところを持っていき、ようやく開花。レオーネ監督は『荒野の用心棒』でのイーストウッドのときもしかり、本当に先見の明がある人です。パイプが、口ひげが、ベルトバックル横に傾いたホルスターの位置が、彼のトレードマークになったのはこのとき。こりゃもう、『荒野の用心棒』のイーストウッド、『ウェスタン』のチャールズ・ブロンソンと並ぶマカロニウェスタンが生んだスターの華々しい誕生の瞬間です。この役の候補に挙がっていたヘンリー・フォンダ、ロバート・ライアン、リー・マービンらが演じる大佐も見てみたかったですが、やっぱりリー・ヴァン・クリーフにこの役がいってよかった。人間辛抱すれば、かならずいいことが訪れるということです。



下手な水増しにたよらず、登場人物がじっくり描けている点、映画として魅力的な仕上がり。また、決闘シーンや山場も適材適所に配置されており、全体としてバランスがいいのもこの作品の強みです。もちろんイーストウッドはお茶目で魅力的ですし、エンニオ・モリコーネの音楽も耳についてはなれないほど効果的です。ほんとに、こりゃかっこいい映画。

○ 2カ所の不自然な切れ目
レビュー内容: 最初にレンタルで観てから、ものすごく面白かったので購入しました。本商品は2枚組で、日本語吹き替えが入っているのと、特典映像でイーストウッド自身が出演しているなど、いろいろ楽しめるものとなっています。ただ、本編に2箇所ほど場面の繋ぎ目のところで、レンタルの時には気がつかなかったような不自然な切れ目があり、やや違和感を感じました。なぜかよく分からないのですが、何回も同じ所なので、私の再生機のせいではないと思いますが・・・。本編だけなら、一枚組のほうが音も良いような気がしました。

○ 怪優リー・ヴァン・クリーフ
レビュー内容: 夕陽のガンマンはリー・ヴァン・クリーフ、続夕陽のガンマンはイーライ・ウォラックが実の主役だと思っている。それなのにクリント・イーストウッドの存在感はぴか一である。こういう俳優(映画)も珍しい。この映画のリー・ヴァン・クリーフは実に格好よろしい。最後に一銭もとらずに去る姿は実に格好よろしおます。その逆に賞金のかかった悪者の死体を乗せた荷車(それも何人も載せている)を御して去っていくクリント・イーストウッドの姿はすごいです。まあアメリカの西部劇にはなかった切り口であったことは確かですわな・・・。

○ NO.76「ゆ」のつく元気になった洋画
レビュー内容: <元気コメント>

 渋柿は嫌いである。

 だが、男の人生にとって渋さは一つの終着点であると思う。

 いい見本があるとつい意識してしまう。 







ランク
8位

セルジオ・レオーネ生誕80周年記念 夕陽コレクターズBOX (日本語吹替完声版) [DVD]

レビュー数
15
レビュー平均得点
4.0

○ 見事な代役をつとめた多田野曜平さんに感謝
レビュー内容: このBOXの楽しみは何と言っても日本語吹替完声版でしょう!夕陽のガンマン・シリーズは以前のアルティメット・エディションも購入してましたから欠落部分のシーンはわかっていました。そうでなければイーストウッドのセリフは多田野曜平さんが山田康雄さんに今どっちがアテてるんだ!?て判別が困難なほどソックリで擬似再現に成功しています。ウチのおふくろには絶対に区別がつきません!(笑)。多田野曜平さんは山田康雄さんのテアトル・エコーでの後輩で生前に面識もあったそうです。納谷悟朗さんの声の衰えに批難が集中してますがそれは氏自信が一番解っているはず。三十年以上の歳月を越え敢えて再録に挑んだ納谷さんにいじらしさと心意気を感じました。氏が健在で現役でいる限りリー・ヴァン・クリーフとチャールトン・ヘストンとジョン・ウェインとロバート・ライアン銭形警部に沖田十三そしてショッカーの首領の声は納谷悟朗さんでなければならないのです!続・夕陽のガンマン地獄の決闘なんてブルーレイ・ソフトは日本語が不完全なままです(178分のうち半分ぐらい字幕オリジナル音声に切り替わる)このDVD・BOXにプレミアが着いてしまう前に購入をお勧めします。

○ オリジナル声優の落差に涙
レビュー内容: 完声版、と名うって販売する以上、購入者は吹き替えを目当てで手にする人が大半だと思います。しかし、それだからこそ声優の声の衰えに失望大です。特に納谷悟朗はひどい。彼の実績は素晴らしいし、コンバットの頃から吹き替えに馴染んできた者にとって、憧れの声だったのですが。夕陽や続夕陽の冒頭あたり、いきなりすっとんきょうな老人声(年老いた銭形警部?)が出てきたと思ったら画面が変わった瞬間とてつもなくニヒルで深い声に。この違和感。映画の雰囲気にも馴染まず楽しめません。悲しくなります。制作者の熱意やこだわりは解らなくは無いですが、やはり吹き替えで楽しんでもらいたいということならば、オリジナルキャストにこだわらず、あくまで声質にこだわって欲しかった。それにしても、かつてのいろんな名吹き替えのオリジナルテープが存在しない現状にもやるせない気持ちです。

○ 時の流れの残酷さ・・・・
レビュー内容: 吹替えの件でコメントします。

やはり心配していた通りの結果でした。

テレビ放映時、カットされていた部分を同じ配役で新規吹替えですが、

夕陽のギャングが最初に発売された時に感じた事、

かつてのテレビ放映時の頃の小林清志さんのアクが強く張りのある声質とは

違い、かなり老け役的な声質に「あれ〜?・・・」と感じたものでした。

そういった思いが今回のコレクターズにもあった訳で、

ズバリ的中してしまった衝撃があります。

納谷悟朗さんにおけるリーバン・クリーフの追加録音。

あの端正で張りのあった声質が無残な形で新規録音されてます。

両氏の声に他にも随所、随所、不満と突っこみどころがありますが、

やはり時のながれには叶いません。

それでもノーカット吹替え完成版と云った今回のような企画は大賛成です。

なんとなく10年遅かった企画でしたね。

○ 力作。でも旧アルティメットも手放せない!
レビュー内容: 「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン」のテレビ初放送時、主要ボイスキャストは40歳前後で脂ののりきった演技でした。それから36年後の追加収録ですから、声量や演技の変化は不問にしたいと思います。いま作っておかなければ残せない完声版の製作スタッフに、まず感謝と敬意を表します。また「続・夕陽のガンマン」でトゥーコが縛り首になる前後のシークエンス、酔どれ大尉との会話などがテレビ初回放送時に復元されているのは感動ものでした。



しかし演出の疑問も若干あります。「夕陽のガンマン」の最後の決闘での「あんたも油断してたようだな」の部分的編集、「続・夕陽のガンマン」での最後のせりふの再録音など細かい修正がありました。可能な部分は全部旧版のままにしておいて欲しかった。日本語版にトコトンこだわる皆さんは、旧アルティメットも絶対手元に残しておきましょう。



追記)

「夕陽のガンマン」には、山路和弘・有川弘版の5.1ch日本語音声も収録されています。

○ 敢えて物申す。
レビュー内容: いくら生誕80周年記念で日本語吹替完全収録だからって何か今さら感だけが残るような気がする。

真のレオーネファンなら『荒野の用心棒』も含んだ米版BOX買ってまっせ。



吹替に特別にこだわりがある人は買いなんでしょうけどそれ以外のファンの方だったら用事は無いでしょう。

はっきり言って今度のFOXジャパンのしてる事は単なるぼったくりとしか思えません。







ランク
9位

シェーン [DVD] FRT-094

アラン・ラッド , ジーン・アーサー , ヴァン・ヘフリン , ブランドン・デ・ワイルド ,

レビュー数
15
レビュー平均得点
4.0

○ ひどかった
レビュー内容: ケースから出すのに硬くてDVDが取り出せない。何とか出そうとしているうちにDVDが割れてしまい見ずじまいでゴミ箱へ。残念でした

○ デジタルリストア版にして欲しいNO1作品!!
レビュー内容: 2度のアカデミー監督賞を受賞しているジョージ・スティーヴンス監督作品。



スティーヴァンス監督といえば、『陽のあたる場所』『ジャイアンツ』『アンネの日記』『偉大な生涯の物語』

など映画史に残る傑作を生み出している名匠。



それだけに本作は他の西部劇とは一線を画している。



LD版が発売された時に、VHS版では見えない場面が話題となったが、

本作こそデジタルレストア版にして欲しいNo1作品。



主役のアラン・ラッドは当時大根役者と言われたが、本作により一躍有名に!

その後、低迷により自殺に至る結末はあるが、彼曰く「アカデミー男優賞を受賞するかどうかは役者の力量ではなく監督の手腕によるものだ。」ということだ。



それだけに本作のスティーヴァンス監督は素晴らしい。

最後の数秒のシーンをどう観るかは、観客の主観に委ねられている。

○ 少年に観察され、惚れられ、そして去っていくガンマン。
レビュー内容: 「シェーン、カムバック!」

これを 叫んだ少年の心がわかる。

少年はシェーンと自称する不思議なガンマンを観察しつづけた。

シェーンは、少年の父とそのグループが対峙している敵との闘争に冷静に介入。そして、勝つ。

またしても彼は犯罪者の大物になったのか。

彼は去らないといけない。少年の叫びを背にして彼は去っていく。

素敵な男が泣く映画である。


○ シェーンは、子供の頃の僕にとっても間違いなくヒーローの一人でした。
レビュー内容: 古典的名作の枠を越えて、傑作と呼ぶに相応しい作品です。シンプルなストーリーの中にも映画に必要な全てが描き尽くされています。正に映画の教科書と言っても良いかも知れない。アラン・ラッド以外に知っている俳優と言ったら、ジャック・パランス位しか居ないけれど、それでも、間違いなく20世紀最高傑作の内の一本です。



時代考証も、細かい処まで非常に丁寧に仕上げてあると思います。ホロを外した状態の幌馬車というのが出てくる西部劇というのも数少ないと思うし、短気な南部出身の開拓仲間が、ジャック・パランスの挑発に乗って、撃ち殺されるシーンの閑散とした町並みと、雨でグチョグチョにぬかるんだ通りのリアリティ。雄大でのどかと思える大自然の中でも、当時の開拓の人々は、日々必死になって生きていたんだと伺わせます。

後からやって来た開拓者を追い出そうと、様々な嫌がらせを仕掛けてくる頑固で昏迷な老人の側にも、それなりの哲学とか通りとかがあって、人を殺す、法を犯す事には最後まで抵抗を持っています。シェーンが仄かな思いを寄せる開拓者の妻は、絶世の美人というわけでは無いけれども、夫と子供を思っている、誠実で母性愛に溢れた典型的なプロテスタントです。

全てを飲み込んで進むラストシーンで、シェーンは悪玉の老人に向かって語り出します。

「あんたは、あまりにも長生きし過ぎた。あんたも俺も去り行く側の人間だ。だけれども俺は、自分がどうやって去り行くべきかを知っている」と…。



因みに、この映画が製作されたのが1953年。あの名作、「ローマの休日」と共に、アカデミー賞の作品賞にノミネートされています。黒澤明の「七人の侍」も「用心棒」も、それから「椿三十郎」も、この作品の後に製作されているので、影響を受けていたのは、むしろ黒澤明の方だったと言えるでしょう。

○ パブリック・ドメインのソフト
レビュー内容: 映画そのものは名作であり、申し分ない。ただし、この作品は日本では何故か「正式ソフト」がない。同時期の「ローマの休日」と同じなのに。(パラマウント作品)そして買ってみたら、画質は悪いし、冒頭の映画会社のマークもカットされ、肝心の音楽の冒頭部分も同時にカットとなり、がっかりしたことを覚えている。以後、この手のソフトに手を出すのをためらっている。正式ルートからのソフトが出ないか、待ちの状態である。







ランク
10位

砂漠の流れ者/ケーブル・ホーグのバラード 特別版 [DVD]

ジェイソン・ロバーズ , ステラ・スティーブンス , デヴィッド・ワーナー ,

レビュー数
7
レビュー平均得点
5.0

○ ステラ・スティーブンス!
レビュー内容: ジェイソン・ロバーズという人を余り好きになれないので、残念ですが、なかなか良い映画でした。ガルシアの首のウォーレン・オーツの雰囲気をちょっと思い出します。



砂漠で水場を見つけ、ゼロから財をなす・・・アメリカ人の開拓者魂は、すごいと思います。



牧師があんなふうにイカサマに生きていけるのも、キリスト教が幅を利かせているから、だと思うし、駅馬車のお客が気取っているのも、自由平等の国、と言いながら、昔から格差意識があるのがアメリカの社会なんだ・・・と思います。



で、主人公が惚れる娼婦のヒルディを演じている女優さんが素敵なので、誰かなー、と思ったら・・・なんと、ステラ・スティーブンスなんですね!60年代にキュートな映画にいろいろ出ていた女優さんです!懐かしいなー。彼女が素敵な歳のとり方をしているので、この映画が愛情深いものになったと思います。



ステラ・スティーブンス、コニー・スティーブンス、バーバラ・イーデンの3人が、当時の3大キューティー・ブロンドです!私のなかでは。

○ サム・ペキンパーによる西部劇への鎮魂歌的作品
レビュー内容: これは本当に掘り出し物でした。



まずオープニングタイトルにやられました。

特に本ストーリに切り替わる前のタイトルが超カッコよく、ラス・メイヤー的タイトル好きにはたまらないものがありました。



映像、音楽、登場人物すべてにおいてよかったです。

特に美しい砂漠のシーン、後半部分がよかったです。

難を言えば時々不自然なコメディ調のシーンがあり(特に町中のシーン)それが全く面白くない上に妙に浮いていて全体の調和を乱す結果に。(主演女優ステラ・スティーブンスの特典インタビューによるとペキンパー自身はコメディ映画を取っていたつもりだったとか。)



70年代に制作されたもので一見、西武劇のようですが美しい映像、時間の捉え方、登場人物の距離感、ソフトロック調のしっとりしたフォークソングなど私の大好きな70年代のB級ヒッピー的もしくはロードムービー的なにおいがする作品です。



映画の最後の方で車が登場、馬社会から車社会への移行、そして主人公のお葬式とともに西部劇時代の終わりを告げます。

サム・ペキンパーの西部劇への鎮魂歌ともとれる作品です。

全体に流れるトーンは静かな明るさがあっていわゆるペキンパー的な緊張感とか神経にくる恐怖感とかなく(一番最初のオープニングシーンと街の登記所の職員がハエを殺すシーンぐらい。)今まで見たペキンパーの作品とは異質な感じがしました。



過去の作品でもまだまだ掘り出し物ってあるんだなとうれしくなります。

○ ヒルディ〜
レビュー内容: ペキンパー大好き!ヒルディよかったぁ。黒の綿ストッキングや主人公が女の脚を語るシーンなどペキンパーのフェチが垣間見られたのでございます。もちろん本編の泣ける内容も素敵!日本では絶対無理(製作がね)な映画ですねぇ。

○ 荒野を漂う一人の男
レビュー内容: サム・ペキンパーと言えば血が噴出すところをスローモーションで見せるバイオレンス映画が多いですが

今回はまったりとした話 復讐する物語だけど男が待ち続けるという話

荒野を歩く男の物語砂漠で必要なのは銃などではなく水だと言っている所が面白い

ギターとあの愉快な音楽が心地よかった

○ 砂漠の流れ者・・・。
レビュー内容:  この映画を観ると何か勇気づけられるような、人に優しくなれるような、あったかい気持ちになれるような・・・。きっと主人公ケイブル・ホーグの人懐こい笑顔や、隣人たち(?)への友情、娼婦ヒルディへの一途な想い、砂漠やらすべてのものへの愛情が観るものに伝染してくるからなのでしょう。うまく言葉では表せませんが、何というか愛に溢れているといったらいいのでしょうか?でもそんな甘ったるい映画じゃないし・・・。この映画、ペキンパーのうちに秘めた心情が、普段見せている顔の裏返しでおもいっきり現れた作品なのではと思います。特典映像としてステラ・スティーブンスのインタビューが付いています。ペキンパーを語るところが特に興味深かったです。評論家による音声解説、TV放映時の日本語吹替え(小原乃梨子さん!)も付いています。


posted by はやぶさ じろう at 14:00| 外国映画